知覚perception

最終更新日:2002年05月10日 船戸和弥のホームページ

哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)(p302)から引用

 感覚諸器官に直接に作用する外界の対象のさまざまな性質や関係をまとまった像としてとらえたもの。感覚諸器官は視・聴・触などを通じて、対象のここの側面をあたえ、これは感覚といわれる。これらの諸側面は、外的対象において統一して存在しているのであり、この統一のもとでるのが感覚であって、ただ書簡閣をよせあつめたにすぎないのではなく、まとまった新しい質としての外界の対象の反映である。そこで知覚には、外界諸事物の個別的・偶然的なものも、普遍的・必然的なものも合わせふくんでいるが、これらはまだ区別してとらえるまでにはいたっていない。区別してとらえるその働きは、思考がすることである。しかし知覚が形成される場合には、ある程度、過去の記憶や思考が、それに参加しているものである。