論理主義 1) logism 2) logicism (530)

最終更新日:2002年05月10日 船戸和弥のホームページ

哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)から引用:括弧内は参照頁。

 心理主義にたいして主張される立場。心理学的分析では事柄を十分に明らかにすることができないとして、論理的に問題を解明していこうとするもの。新カント学派は一般にこの傾向をもっていたし、現象学を創始するにいたるフッサールも初期にはそうであった(《理論研究》)。2) logicism 数学基礎論における三大潮流のひとつ。ヒルベルト(D. Hibert, 1862~1943, ドイツの数学者)らの形式主義、ブラウアーらの直観主義とならんで、ラッセルやラムジー(F.P. Ramsey, 1903~30、イギリスの数学者)らのとった立場。数学を論理学のうえに基礎づけようとするもので、つまり、数学と論理学とは同じものであり、数学は論理学に還元できると主張する立場である。この主張が成立しないことがやがてわかって、今日では人気がない。