革命的民主主義 (57-58)

最終更新日:2002年05月09日 船戸和弥のホームページ

哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)から引用:括弧内は参照頁。

 革命の遂行をもって民主主義の実現をめざし、共和国の樹立をはかる立場。資本主義の確立のために、旧制度である封建制を革命によって変革して、民主主義を実施しして共和国をたてる運動だった18世紀末のフランス革命は、革命的民主主義の実例であり、また19世紀のなかばのロシアの思想家、ベリンスキー、そのほかは、革命的民主主義者としてふるまった。しかしその後、資本主義社会の発展においては<ブルジュアジーの支配は、真に革命的な、真の民主主義とは相容れないものだ、ということに帰着する。20世紀には、資本主義国では、社会主義に向かってすすむことをおそれては、革命的民主主義者であることはできない>(レーニン《さしせまる破局、それとどうたたかうか》)といわれているようにその立場に大きな転化をみる必要がある。