制度institution (257)

最終更新日:2002年05月09日 船戸和弥のホームページ

哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)から引用:括弧内は参照頁。

 家族制度をはじめ政治制度・法律制度・教育制度をはじめ政治制度・法律制度・教育制度など、人間の諸関係を一定の目的のもとに規定する組織をさす。これは歴史的に規定されたものであって、基本的にはそれぞれの時代の生産様式をもとにしてできる。したがって制度は、社会の経済的構造のうえにたつ上部構造である。それは、各制度を維持するための精神上の規律をもつとともに(家族制度で愛情をもつこと、政治制度ならこれに忠誠であること、および上下の礼節とか条文とかがある)、それだけでなく、その成立には物質的な条件がととのえられていなければならない(たとえば、家族制度のためには家屋が、政治制度や法律制度のためには裁判所や刑務所など)。