民主集中制(民主主義的中央集権制) democratic centralism (461-2)

最終更新日:2002年05月09日 船戸和弥のホームページ

哲学事典(森 宏一編集、青木書店 1981増補版)から引用:括弧内は参照頁。

 共産主義によって組織された政党、社会主義国が組織原則にするもの。民主主義は各人と人格を尊重し、人びと相互の平等と自由とをもとにして成り立つ政治的支配の形態であるが、共産党その他の立場と同じ組織では、この民主主義の原則を生かしながら、組織を固めてまとまりのある統一した方針と実行を保証して、社会の革命的変革、社会主義の建設、共産主義への進展を実現するために、集中制をとる。すなわち、それらの組織は上部機関と下部機関および各成員とのあいだの関係を緊密なもとしながら、それら相互に意見の交換、討論を活発におこない、それらを尊重して、そこから定められた方針を、少数は多数にしたがうという民主主義の原則により、整然とした一致の行動にでることをたてまえとする。したがって、この組織原則は、個人による指導をしりぞけて集団的指導のもとに、周知をあつめ集約して、生活力ある統一体の活動をつくりあげる。