一般解剖学

系統解剖学



最終更新日: 12/05/16

funalogo.gif (2604 バイト)












funalogo.gif (2604 バイト)

Alimentary system; Digestive system(消化器;消化器系)Systema digestorium

[A05_0_00_000] →(栄養分を取りこむ器官系で、言い換えれば、身体の成長に必要な物質と身体の活動を支えるためのエネルギー源とを取り入れるのが消化器の役割である。消化器は口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸などから構成された「消化管」とこれに開く唾液腺・肝臓・膵臓などの「消化腺」とから出来ている。)

Fauces(口峡;咽峡)Fauces こうきょう;いんきょう Feneis: 116 02

[A05_2_01_001] →(口峡は口腔から咽頭への通路となる部分を口峡とよび、天井は軟口蓋(口蓋帆)、底は舌根である。左右の側壁がヒダを作り、そのため口峡が最も狭くなる部分が口峡峡部で、前方口腔側のヒダを口蓋舌弓、後方咽頭側のヒダを口蓋咽頭弓とよぶ。それぞれの弓は、内部に同名の筋が走る。両弓の間の陥凹が扁桃窩で、口蓋扁桃がここに位置し、口蓋扁桃が腫脹するときは、両弓よりも強く口峡内へ張り出す。口蓋咽頭弓は軟口蓋後縁の延長とみなしてよく、ヒト以外の哺乳類ではふつう軟口蓋後縁とともに喉頭蓋をとりかこむ形となって、気道を確保するが、ヒトでは喉頭の位置が低いため、口蓋咽頭弓の意義がはっきりしなくなる。時間隆起の前方部から軟口蓋の鼻腔面へのびるヒダがある場合、これを耳管口蓋ヒダとよぶ。)

口腔の諸壁と口峡 (9/10) 口角のところから水乎方向に頬を切断して,口をなるべく大きく開いたもの.

Isthmus of fauces; Oropharyngeal isthmus(口峡峡部;口咽頭峡部)Isthmus faucium こうきょうきょうぶ;こういんとうきょうぶ Feneis: 116 03

[A05_2_01_002] →(口蓋咽頭弓の付近は、口峡の中でも特に狭いので口峡峡部という。)

Soft palate(軟口蓋;口蓋帆)Palatum molle; Velum palatinum なんこうがい;こうがいはん Feneis: 116 04

[A05_2_01_003] →(軟口蓋は口と口腔咽頭、口腔咽頭と鼻咽頭の間に不完全な中隔を形成する口蓋の後方筋肉部分。骨性支柱を欠き、厚い結合組織板(口蓋腱膜と筋(口蓋筋)とが基礎をつくり、その表面を粘膜が被ってできる。軟口蓋、とくにその後部を口蓋帆といい、その正中部は後下方に垂れ突出して口蓋垂となる。軟口蓋を後上方に挙上し咽頭口壁に向かって圧する作用は燕下を始めると時にみられる。この働きによって口腔と咽頭鼻部とは遮断され、食塊は口腔から鼻腔にはいることなく、咽頭に向かっておくられる。また作用は発声の場合にもみられる(音声が鼻腔にぬけないようにする)。)

硬口蓋と軟口蓋(9/10) 左側では粘膜を剥ぎとってある.

Uvula of palate(口蓋垂)Uvula palatina こうがいすい Feneis: 116 05

[A05_2_01_004] →(口蓋垂は軟口蓋の後縁から垂れる。)

Palatoglossal arch; Anterior pillar of fauces; Glossopalatine arches(口蓋舌弓;口峡前ヒダ;舌口蓋弓)Arcus palatoglossus; Plica anterior faucium; Arcus glosopalatinus こうがいぜつきゅう;こうきょうぜんひだ;ぜつこうがいきゅう Feneis: 116 06

[A05_2_01_005] →(口蓋舌弓は口蓋扁桃窩の前方にあり、口蓋から舌へ張る粘膜のヒダ。その下を同名の筋が走る。)

Palatopharyngeal arch; Posterior pillar of fauces(口蓋咽頭弓;口峡後ヒダ;咽頭口蓋弓)Arcus palatopharyngeus; Plica posterior faucium こうがいいんとうきゅう;こうきょうこうひだ;いんとうこうがいきゅう Feneis: 116 07

[A05_2_01_007] →(口蓋咽頭弓は口蓋扁桃窩の後方にある口蓋と喉頭壁の間の粘膜ヒダ。その下を同名の筋が走る。)

Palatine tonsil(口蓋扁桃)Tonsilla palatina こうがいへんとう Feneis: 116 09

[A05_2_01_011] →(口蓋扁桃は舌口蓋弓と咽頭口蓋弓の間にある。扁桃中もっとも大きく、よく発達した扁桃である。肉眼解剖学的には、アーモンドの種の形に似ていて、組織学的には重層扁平上皮がおおっているが、この上皮が深く落ち込んでいて、十数個の陰窩cryptsを形成している。これらの陰窩に沿って、上皮の下層の固有層にリンパ小節が並んでいる。扁桃窩は発生上は第2鰓嚢のなごりとみなされる。扁桃窩の前方部には、三角ヒダが口蓋舌弓から張り出し、上方では口蓋舌弓と口蓋咽頭弓を半月ヒダが結ぶ。扁桃窩の上部に残された口蓋扁桃に占有されない扁桃窩の部分を扁桃上窩という。口蓋扁桃の表面に認められる小小陥凹が扁桃小窩で、これは扁桃の上皮が陥入してつくる扁桃陰窩の上皮表面への開口部を示す。 )

上下の口蓋扁桃 概観像

Tonsillar pits(扁桃小窩)Fossulae tonsillae palatini へんとうしょうか Feneis: 116 10

[A05_2_01_014] →(扁桃小窩は表面に見える扁桃陰窩の開口。)

Tonsillar crypts(扁桃陰窩)Cryptae tonsillares palatini へんとういんか Feneis: 116 11

[A05_2_01_015] →(扁桃陰窩は扁桃小窩から扁桃内へのポケット状の上皮弯入。)

Tonsillar capsule(扁桃被膜)Capsula tonsillae; Capsula tonillaris へんとうひまく Feneis: 116 12 [A05_2_01_012]

Tonsillar cleft; Intratonsillar cleft(扁桃裂;扁桃内裂)Fissura tonsillaris; Fissura intratonsillaris へんとうれつ;へんとうないれつ [A05_2_01_013]

Semilunar fold(半月ヒダ(口峡の))Plica semilunaris faucium はんげつひだ Feneis: 116 14

[A05_2_01_008] →(半月ヒダは口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間にある弓状のヒダ。扁桃窩の上の境をなす。)

Triangular fold(三角ヒダ)Plica triangularis さんかくひだ Feneis: 116 13

[A05_2_01_006] →(三角ヒダは口蓋扁桃の前にあり、口蓋舌弓から起こる三角形のヒダ。)

Tonsillar sinus; Tonsillar fossa; Tonsillar bed(扁桃窩;扁桃洞;扁桃床)Fossa tonsillaris; Sinus tonsillaris へんとうか;へんとうどう;へんとうしょう Feneis: 116 15

[A05_2_01_009] →(扁桃窩は口蓋舌弓と口蓋咽頭弓から、また三角ヒダと半月ヒダから境される陥凹で、口蓋扁桃をいれる。)

Supratonsillar fossa(扁桃上窩)Fossa supratonsillaris へんとうじょうか Feneis: 116 16

[A05_2_01_010] →(扁桃上窩は最上部にある陰窩でとくに広い。)

Muscles of soft palate and fauces(口蓋筋;口蓋および口峡の筋)Musculi palati mollis et faucium こうがいきん;こうがいおよびこうきょうのきん Feneis: 116 17

[A04_1_06_001] →(口蓋筋は口蓋に起始、停止を有する筋の総称で、燕下、発音などの際に軟口蓋(口蓋帆)の働きに関与する。口蓋帆張筋、口蓋帆挙筋、口蓋垂筋、口蓋舌筋、口蓋咽頭筋を含む。)

咽頭と口蓋の諸筋と耳管 咽頭腔の方から剖出.(5/7).左側では口蓋帆張筋を示すために耳管軟骨の下半と咽頭挙筋の起始部を切りとってある.

Palatine aponeurosis(口蓋腱膜)Aponeurosis palatina こうがいけんまく Feneis: 116 18

[A05_2_01_101] →(口蓋腱膜は口蓋筋が集まる部位の腱。口蓋帆張筋の腱によって主に形成される。)

Levator veli palatini muscle(口蓋帆挙筋)Musculus levator veli palatini こうがいはんきょきん Feneis: 116 19

[A05_2_01_102] →(口蓋帆挙筋は、口蓋帆張筋の後に位置し、側頭骨錐体部下面で頚動脈管の前部および耳管軟骨から起始する。口蓋帆挙筋は耳管に沿って斜め前・下方へ走り、軟口蓋にはいる。両側の口蓋帆挙筋の腱線維はからみ合って、高さが調節できる筋性ワナを形成する。)

Tensor veli palatini muscle(口蓋帆張筋)Musculus tensor veli palatini こうがいはんちょうきん Feneis: 116 20

[A05_2_01_103] →(口蓋帆張筋は舟状窩、蝶形骨大翼下面の細い帯および耳管の膜性外壁から起始する。翼突窩のレベルで口蓋帆張筋はすでに腱に移行し、腱は翼突鈎をめぐって方向を転じて、水平に口蓋腱膜へ放射する。口蓋帆張筋は燕下swallowing or deglutionの時に耳管を開く作用がある。)

Uvulae muscle; Uvular muscle(口蓋垂筋)Musculus uvulae こうがいすいきん Feneis: 116 21

[A05_2_01_104] →(口蓋垂筋は有対性に軟口蓋の腱膜から起こる。ときには口蓋骨水平板の後縁、鼻棘の両側からも起始する。有対の起始は単一の筋性円錐を形成し、収縮すると口蓋垂が短縮する。)

Palatoglossus muscle(口蓋舌筋;舌口蓋筋)Musculus palatoglossus; Musculus glossopalatinus こうがいぜつきん;ぜつこうがいきん Feneis: 116 22

[A05_1_04_110] →(口蓋舌筋は横舌筋の線維束に継続して前口蓋弓に入って、口蓋腱膜に至る。)

Palatopharyngeus muscle; Palatopharyngeal muscle(口蓋咽頭筋;咽頭口蓋筋)Musculus palatopharyngeus; Musculus pharyngopalatinus こうがいいんとうきん;いんとうこうがいきん Feneis: 116 23

[A05_2_01_105] →(口蓋咽頭筋はもっとも強力な咽頭の挙筋である。口蓋腱膜と翼状突起から放射状に始まり、大部分は口蓋咽頭弓の中を通って咽頭収縮筋の内面を下っていく。線維の一部は甲状軟骨の後縁に停止するが、一部は咽頭縫線を越えて咽頭の下部で対側の筋と吊り紐を形成する。吊り紐が短縮すると咽頭の背側壁は袋状に持ち上げられる。上咽頭収縮筋の内腔面を走る口蓋咽頭筋の付加的な筋束がほぼ円弧状に咽頭の後壁に達する。)

Anterior fascicle of palatopharyngeus(前束;前筋束(口蓋咽頭筋の))Fasciculus anterior Musculuspalatopharyngei ぜんそく;ぜんきんそく(こうがいいんとうきんの) Feneis:

[A05_2_01_106] →(口蓋咽頭筋の前束は口蓋咽頭弓の太い方の筋束で、口蓋帆挙筋と張筋の間の前方を通り硬口蓋後部と口蓋腱膜に付着するが、その間に少数の筋線維は正中線を越えて対側の筋に嵌入する。)

Posterior fascicle of palatopharyngeus; Palatopharyngeal sphincter; Palatopharyngeal sphincter muscle(後束(口蓋咽頭筋の);口蓋咽頭括約筋)Fasciculus posterior muscle palatopharyngei; Musculus sphincter palatopharyngeus こうそく(こうがいいんとうきんの);こうがいいんとうかつやくきん Feneis:

[A05_2_01_107] →(口蓋咽頭筋の後束は口蓋咽頭弓の細いほうの筋束で、正中で対側の筋が嵌入しているところから起こり、口蓋帆挙筋の後ろを通って縦走する咽頭筋群に合流する。一種の括約筋として働き口蓋咽頭弓の口峡狭部を締め付ける。)

funalogo.gif (2604 バイト)