(三)小脳の機能

 小脳は大脳と脊髄との間を走る伝導路の途中に介在するもので、錐体外路糸の一つの重要な中枢をなしている。その機能は主として運動および平衡の調節中枢をなしている。これは身体の運動を円滑に行わせるための自動調節器とも言うべきもので、個々の筋肉および筋肉群に伸縮や緊張度を巧みに調節し、全体として身体の平衡関係を保ちつつ歩行、跳躍などをはじめいろいろな複雑な運動を行わしめる。従って小脳が傷つけられると、この調節が失われて運動がぎこちなく不確実なものになる(酒に酔ったときの如し)。ただし、生命には絶対的に必要というわけではない。

最終更新日:2012年06月04日