(一)小脳の外景

 小脳は中央部の虫部とその左右に広がる小脳半球からなる。小脳の表面には多数の横走する小脳溝と各溝間が隆起した小脳回を備える。小脳は小脳溝のうち特に深い切れ込みによって3葉に分かれる。

anatomy16b-2-2.jpg (28737 バイト)
anatomy16b-2-1.jpg (22438 バイト)
1,Flocculus(片葉)Flocculus、Nodulus(小節)Nodulus

 小脳の下面を占める狭い部で、前葉と後葉の間に挟まる。虫部後方の小節とその両側半球部の片葉からなる。これらは系統発生的に最も古い小脳部で、原始小脳ともいう。

2,Lobus anterior cerebelli(小脳前葉)Anterior lobe of cerebellum

 小脳の前半部を占めており、上面の小脳第1裂によって後葉と境される。これらは系統発生的に比較的古い小脳部で、古小脳ともいう。

3,Lobus posterior cerebelli(小脳後葉)Posterior lobe of cerebellum

 小脳の後半部を占めており、小脳第1裂と片葉、小節によって前葉と境される。後葉のうち虫部下部をなす虫部垂と虫部錐体は古小脳に属する。小脳下面の虫部垂の両側には小脳扁桃がある。

anatomy16b-2-7.jpg (20484 バイト)

最終更新日:2012年06月04日