目次骨格系関節系筋肉系消化器系呼吸器系胸郭泌尿器系生殖器系腹腔と骨盤腔内分泌腺心脈管系リンパ系神経系感覚器外皮

Peripheral nervous system; PNS(末梢神経系;神経系末梢部)Pars peripherica; Systema nervosum periphericum

Peripheral nervous system; PNS(末梢神経系;神経系末梢部)Pars peripherica; Systema nervosum periphericum まっしょうしんけいけい;しんけいけいまっしょうぶ Feneis: 316 01; 403 01

[A14_2_00_001] →(末梢神経系は脳神経および脊髄神経から根束をなして末梢に行く神経の末梢部分。神経節・感覚神経・自律神経そして神経線維を派出する神経叢を含む。その内部には疎性結合組織に囲まれた個々の神経線維(軸索)が多数含まれる。脳神経は12対存在し、いずれもが脳からでて頭蓋底の諸孔を貫いて走り、頭頚部に達して達している。ただし第10番脳神経である迷走神経だけは、頭頚部以外に胸腹部にも分布する。脊髄神経は31対存在する。これらは脊髄をでてから脊柱の椎間孔を通り、末梢に達する。どの高さの椎間孔を通るかによって、脊髄神経を8対の頸神経、12対の胸神経、5対の腰神経、5対の仙骨神経、1対の尾骨神経に分類する。頸椎 の数が7個しかないのに頸神経が8対存在することと、尾椎の数が4個にも関わらず尾骨神経は1対のみであることなどに注意を要する。発育過程における脊髄の伸長速度は、脊髄を収容している脊柱管のそれよりも小さいので、発育を終えた成人での脊髄下端が第1腰椎体の下縁に位置している。この伸長差を補うために、脊髄を出てから脊椎管壁の椎間孔に至る脊髄神経前・後根の走行距離が回の脊髄神経ほど長くなる。すなわち上部頸神経の前・後根は脊髄を離れてからほぼ水平に向かう短いものであるが、腰神経や仙骨神経の前・後根は脊髄下端を越えて垂直に下行してから初めて目的の椎間孔に達する。このような下行根群の全体は馬の尾に似た形であるために、馬尾とよばれる。すべての脊髄神経は2つの根、すなわち前根と後根をもって脊髄と結合している。前根は中枢神経から末梢に向かう刺激を伝える神経線維(遠心性線維)で構成されるが、これらの線維の内で骨格筋に達して収縮を引き起こすものは運動線維とよばれる。運動線維の起始細胞体は脊髄の前角に存在する。後根は末梢から中枢神経系に向かう刺激を伝える神経線維(求心性線維)で構成される。この種の線維は触覚、痛覚、温度覚、振動覚を伝えることから感覚線維と称される。感覚線維の起始細胞体は後根の膨隆部をなす脊髄後根神経節の内部に位置している。頸椎 から尾椎に至までの各レベルでの椎間孔内で前根と後根とは合一して脊髄神経を形成する。その合一地点で運動線維と感覚線維が混ざり合うために、脊髄神経はすべて領主線維の混合したものをふくむことになる。脊髄神経は椎間孔を出るとすぐに前枝と後枝(前枝が後枝よりも太い)に分かれる。後枝は脊柱をめぐって後方に走り、体幹背側部の筋と皮膚とに分布する。一方、前枝は前方にすすみ、体幹の側方部と前方部、それに上下肢の全部の筋と皮膚に分布する。前枝、後枝のほかに、細い1本の硬膜枝が脊髄神経から出て脊椎や脊髄被膜に達している。胸髄から発する脊髄神経(すなわち第1~12脳神経)からは、自律神経系の交感神経とのあいだの線維の乗り入れを行うために必要な白交通枝も出る。上下肢の基部では脊髄神経前枝が相集まって複雑な形をした神経叢を形成するのが認められる。上肢の基部には頚神経叢と腕神経叢、下肢の基部には腰神経層と仙骨神経叢がそれぞれ存在する。上で述べたような神経系の中枢神経系と末梢神経毛への区分は全く人工的なものであって、ただ記載の便宜上行うに過ぎないことを明記すべきである。実際、これら2神経系の間をニューロンの突起は自由に通過するのである。例を示すならば、脊髄の第1胸髄節の高さの前角内に細胞体がある一つのニューロンの軸索突起は第一胸髄の前根内、腕神経叢内を経て上腕および前腕部では尺骨神経の中を通り、最後に手の小筋内の数個の筋線維の表面で運動終板を作る。この場合には軸索突起の長さが約90cmとなっており、この長い突起が中枢神経系と末梢神経系の両方にまたがって存在することになる。さらに1例をあげるなら、足の小趾外側の皮膚の触覚を伝える感覚性の軸索(樹状突起とも称される)は脊髄の第1仙髄節に所属するものなのであるが、これは腓腹神経、脛骨神経、坐骨神経の中を順次通りながら下肢の基部で腰仙骨神経叢に達してから、さらに第1仙骨神経の後根運神経節内に入り、そこの神経細胞外にまで達する。同じ神経細胞から出て中枢に向かう軸索が今度は脊髄に入ってから延髄まで上行して、そこの薄束核にまで達するのであるが、足の小趾のところからここまでの神経経路の総長は約1.5mとなっている。すなわち、この場合には極めて長い一つのニューロンが中枢と末梢両神経系にまたがって存在することになる。上の2つの例により、単一ニューロンがどれくらいの長さを示すかが理解されるであろう。)

General terminology(一般用語(末梢神経系の))Nomina generalia いっぱんようご(まっしょうしんけいけいの) [A14_2_00_001_2]

Ganglion(神経節)Ganglion しんけいせつ Feneis: 403 10

[A14_2_00_002] →(末梢神経系にみられる神経細胞体の集合をさす)

Capsule of ganglion(神経節被膜)Capsula ganglii しんけいせつひまく Feneis: 403 11 [A14_2_00_003]

Stroma of ganglion(神経節支質)Stroma ganglii しんけいせつしひつ Feneis: 403 12 [A14_2_00_004]

Craniospinal sensory ganglion(脳脊髄神経節;感覚性脳脊髄神経節)Ganglia craniospinalia sensorium のうせきずいしんけいせつ;かんかくせいのうせきずいしんけいせつ Feneis: 403 13 [A14_2_00_005]

Spinal ganglion; Spinal sensory ganglion; Dorsal root ganglion(脊髄神経節;感覚性脊髄神経節)Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale せきずいしんけいせつ;かんかくせいせきずいしんけいせつ Feneis: 330 07

[A14_2_00_006] →(脊髄神経の後根に存在する神経細胞体の集団を脊髄神経節(時に後根神経節と別称)という。これらの神経細胞体は知覚性ニューロンの物であり、その樹状突起は線維状を呈して長く、皮膚・筋・腱・関節包・内臓などに分布する。また細胞体から中枢側に向かう神経突起は後根内を走り脊髄に入る。)

Spinal ganglion of 2nd cervical nerve; Second spinal ganglion(脊髄神経節(第2頚神経の);第2脊髄神経節)Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale (Nervus cervicalis II) [A14_2_00_006_102]→
Spinal ganglion of 5th cervical nerve; Fifth spinal ganglion(脊髄神経節(第5頚神経の);第5脊髄神経節)Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale (Nervus cervicalis V) せきずいしんけいせつ(だい5けいしんけいの);だい5せきずいしんけいせつ [A14_2_00_006_105]→
Spinal ganglion of 6th cervical nerve; Sixth spinal ganglion(脊髄神経節(第6頚神経の);第6脊髄神経節)Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale (Nervus cervicalis VI) せきずいしんけいせつ(だいろくけいしんけいの);だいろくせきずいしんけいせつ [A14_2_00_006_106]→
Spinal ganglion of 1st lumbar nerve; First lumbar spinal ganglion(脊髄神経節(第1腰神経の))Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale (Nervus lumbalis I) せきずいしんけいせつ(だいごきょうしんけいの) [A14_2_00_006_301]→
Spinal ganglion of 5th lumbar nerve; Fifth lumbar spinal ganglion(脊髄神経節(第5腰神経の))Ganglion sensorium nervi spinalis; Ganglion spinale (Nervus lumbalis V) [A14_2_00_006_305]→
Spinal ganglion cell(脊髄神経節細胞)Neuron sensorium ganglii spinalis [A14_2_00_006a]→

Cranial sensory ganglion(脳神経の感覚神経節;脳神経の感覚性神経節)Ganglion sensorium nervi cranialis のうしんけいのかんかくしんけいせつ;のうしんけいのかんかくせいしんけいせつ Feneis: 403 15 [A14_2_00_007]

Autonomic ganglion(自律神経節)Ganglion autonomicum じりつしんけいせつ Feneis: 403 16 [A14_2_00_008]

Preganglionic nerve fibres(節前線維;節前神経線維)Neurofibrae preganglionicae せつぜんせんい;せつぜんしんけいせんい Feneis: 403 17

[A14_2_00_009] →(節前神経線維は脊髄や脳幹の自律神経核に位置する細胞体からの線維で、軸索突起は自律神経節に終わる。交感性あるいは副交感性の線維を含む。)

Postganglionic nerve fibres(節後神経線維;節後線維)Neurofibrae postganglionicae せつごしんけいせんい;せつごせんい Feneis: 403 18

[A14_2_00_010] →(節後神経線維は自律神経節に細胞体が位置し、ここから出る線維で、平滑筋・心筋・腺上皮などに分布する。交感性あるいは副交感性に関係する。)

Sympathetic ganglion(交感神経節)Ganglion sympathicum こうかんしんけいせつ Feneis: 403 19 [A14_2_00_011]

Parasympathetic ganglion(副交感神経節)Ganglion parasympathicum ふくこうかんしんけいせつ Feneis: 403 22 [A14_2_00_012]

Nerve(神経)Nervus しんけい Feneis: 403 02

[A14_2_00_013] →(脳や脊髄における神経路と比較すると、神経は末梢の神経路といえる。有髄・無髄あるいは多くの場合、混合神経線維束の1本または数本からなる。神経のなかには神経線維の束が集まっている。知覚神経線維と運動神経線維の両方を含む神経、つまり異なる種類の神経腺を含む神経は、混合神経とよばれる。これに対し、基本的に運動神経線維のみ、あるいは知覚神経線維のみを含む神経は純知覚性神経と呼ばれる。異なる線維成分が異なる場所で神経から枝分かれしているので、(異なる)標的器官に至るまでの間に神経線維の組成は少しずつ変化していく。)

Endoneurium(神経内膜)Endoneurium しんけいないまく Feneis: 403 03 [A14_2_00_014]

Perineurium(神経周膜;神経外膜)Perineurium しんけいしゅういまく;しんけいがいまく Feneis: 403 04 [A14_2_00_015]

Epineurium(神経上膜;神経外膜)Epineurium しんけいじょうまく;しんけいがいまく Feneis: 403 05

[A14_2_00_016] →(末梢神経束の最外側を包む膜で細網線維の凝縮によってつくれれているきわめて厚い結合組織である。神経束全体を包む束上膜と束内を細分する束間膜とに区別される。神経内膜・神経周膜とともに末梢神経を包む間質として働いている)

Afferent nerve fibres(求心性神経線維;求心性線維)Neurofibrae afferentes きゅうしんせいしんけいせんい;きゅうしんせいせんいい Feneis: 403 06

[A14_2_00_017] →(求心性神経線維はインパルスを神経節または脳や脊髄の中枢神経系へ伝達する神経線維)

Efferent nerve fibres(遠心性神経線維;遠心性線維)Neurofibrae efferentes えんしんせいしんけいせんい;えんしんせいせんい Feneis: 403 07

[A14_2_00_018] →(遠心性神経線維は末梢で効果器(筋と腺)に命令を伝える神経線維。特定の細胞群を刺激する神経線維で、1つの細胞群について用いられる。)

Somatic nerve fibres(体性神経線維;体性線維)Neurofibrae somaticae たいせいしんけいせんい;たいせいせんい Feneis: 403 08

[A14_2_00_019] →(体性神経線維は体腔外すなわち体壁に分布する求心性遠心性神経の総称。求心性神経の大部分は感覚を中枢に送ってよこし遠心性線維は体性筋(随意筋、横紋筋、骨格筋)を刺激する。)

Autonomic nerve fibres(自律性神経線維;自律性線維;内臓性神経線維;内臓性線維)Neurofibrae autonomicae じりつせいしんけいせんい;じりつせいせんい;ないぞうせいしんけいせん;ないぞうせいせんい Feneis: 403 09

[A14_2_00_020] →(自律性神経線維は節前線維・節後線維の総称で、交感・副交感など末梢神経の自律性部分の線維。)

Motor nerve(運動神経)Nervus motorius うんどうしんけい Feneis: 404 09 [A14_2_00_021]

Sensory nerve(感覚神経;知覚神経)Nervus sensorius かんかくしんけい;ちかくしんけい Feneis: 404 10

[A14_2_00_022] →(神経終末装置から中枢神経への求心性線維を含む。ドイツ語でのSensorischとSenibelの区別は解剖学用で採用されていない。ドイツ語でSensorischという表現は一定の部位、たとえば鼻、眼、側頭骨錐体、味覚野からの求心性線維を指す。(Feneis))

Mixed nerve(混合神経)Nervus mixtus こんごうしんけい Feneis: 404 05 [A14_2_00_023]

Cutaneous nerves(皮神経)Nervus cutaneus ひしんけい Feneis: 404 06 [A14_2_00_023_1]

Cutaneous branch of mixed nerve(皮枝;皮膚枝(混合神経の))Ramus cutaneus nervus mixti ひし;ひふし(こんごうしんけいの) Feneis: 404 06

[A14_2_00_024] →(混合神経の皮枝は個うん号脊髄神経の枝で皮膚に分布する神経枝。大部分は体性感覚性であるが、内臓運動性の交感性節後線維で血管壁や立毛筋支配の者も含まれている。)

Articular nerve(関節神経)Nervus articularis かんせつしんけい Feneis: 404 07 [A14_2_00_024_1]

Articular branch(関節枝(混合神経の))Ramus articularis nervus mixti かんせつし(こんごうしんけいの) Feneis: 404 07 [A14_2_00_025]

Muscular nerve(筋神経)Nervus muscularis きんしんけい Feneis: 404 08 [A14_2_00_025_1]

Muscular branch of spinal nerve(筋枝(脊髄神経の);筋枝(混合神経の))Ramus muscularis nervus spinalis きんし(せきずいしんけいの);きんし(こんごうしんけいの) Feneis: 404 08 [A14_2_00_026]

Spinal nerves(脊髄神経(前根、後根))Nervus spinalis (Radix ventralis, dorsalis) せきずいしんけい(ぜんこん、こうこん) Feneis: 403 23

[A14_2_00_027] →(脊髄から出る神経。31対あり、頚神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対に分けられる。それぞえ前根(運動根)、後根(知覚根)として脊髄から出る。後根には膨隆部すなわち脊髄神経節がある。2根は椎間孔で合流し混合脊髄神経となるが、すぐに前枝と後枝に別れる。前枝は体壁の前外側部と四肢に、後枝は前枝に比べると著しく細く、固有背筋と背部の皮膚に分布する。)

Rootlets of spinal nerve(根糸;根線維(脊髄神経の))Fila radicularia こんし;こんせんい(せきずいしんけいの) Feneis: 330 04

[A14_2_00_028] →(脊髄神経の根糸は脊髄よりでる細い根線維。脊髄神経の前根および後根へと束になる。)

Rootlets of first cervical nerve(根糸(第1頚神経の))Fila radicularia nervus cervicalis I 

[A14_2_00_028_1]→

Posterior root fibers; Dorsal root fibers(後根根糸;後根線維)Fila radicularia posterioris; Fila radicularia radicis posterioris こうこんこんし;こうこんせんい

[A14_2_00_028a]→

Anterior root fibers; Ventral root fibers(前根根糸;前根線維(運動性の))Fila radicularia anterioris; Fila radicularia radicis anterioris ぜんこんこんし;ぜんこんせんい(うんどうせいの)

[A14_2_00_028b]→

Anterior root of spinal nerve; Motor root; of spinal nerve; Ventral root of spinal nerve(前根;運動根;腹側根(脊髄神経の))Radix anterior; Radices ventrales; Radix motoria (Nervus spinalis) ぜんこん;うんどうこん;ふくそくこん(せきずいしんけいの) Feneis: 330 05

[A14_2_00_029] →(脊髄神経の前根は脊髄の前角にある運動ニューロンの神経線維(運動線維)と側角にある自律神経系ニューロンの線維とからなる。いずれも遠心性線維である。)

Ventral root of 1st cervical nerve; Ventral root of first thoracic nerve(前根;腹側根(第1頚神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus cervicalis I) ぜんこん;ふくそくこん(だいいちけいしんけいの) [A14_2_00_029_101]→
Anterior roots of thoracic nerves; Motor roots of thoracic nerves; Ventral roots of thoracic nerves(前根;運動根;腹側根(胸神経の))Radices anterior; Radix ventrales (Nervi thoracicae) [A14_2_00_029_200]→
Ventral root of 1st thoracic nerve; Ventral root of first thoracic nerve(前根;腹側根(第1胸神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus thoracica I) ぜんこん;ふくそくこん(だいいちきょうしんけいの) [A14_2_00_029_201]→
Ventral root of 2nd thoracic nerve; Ventral root of second thoracic nerve(前根;腹側根(第2胸神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus thoracica II) [A14_2_00_029_202]→
Ventral root of 12th thoracic nerve; Ventral root of twelfth thoracic nerve(前根;腹側根(第12胸神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus thoracica XII) ぜんこん;ふくそくこん(だい12きょうしんけいの)[A14_2_00_029_212]→
Ventral root of 5th lumbar nerve; Ventral root of fifth lumbar nerve(前根;腹側根(第5腰神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus lumbalium V) ぜんこん;ふくそくこん(だい5けいしんけいの)[A14_2_00_029_305]→
Ventral root of 5th sacral nerve; Ventral root of fifth sacral nerve(前根;腹側根(第5仙骨神経の))Radix anterior; Radix ventralis (Nervus sacralis V) ぜんこん;ふくそくこん(だい12きょうしんけいの)[A14_2_00_029_405]→

Posterior root of spinal nerve; Sensory root of spinal nerve; Dorsal root of spinal nerve(後根;感覚根;背側根(脊髄神経の))Radix posterior; Radix dorsalis; Radices dorsalis; Radix sensoria (Nervus spinalis) こうこん;かんかくこん;はいそくこん(せきずいしんけいの) Feneis: 330 06

[A14_2_00_030] →(脊髄神経の後根は脊髄神経節の神経芽細胞の中枢性の突起が集まってできる。後根の線維は脊髄にはいると長い上行枝と短い下行枝に分ける。上行枝と下行し共に灰白質の細胞とシナプス結合する。上行枝の一部は延髄の楔状束核(Burdach核)と薄束核(Goll核)に終止する。)

Posteror roots of cervical nerve; Dorsal roots of cervical nerve(後根;背側根(頚神経の))Radices dorsales; Radices posterior (Nervi cervicales) こうこん;はいそくこん(けいしんけいの)[A14_2_00_030_100]→
Dorsal root of 1st cervical nerve; Dorsal root of first cervical nerve(後根;背側根(第1頚神経の))Radix dorsalis; Radix posterior (Nervus cevicalis I) こうこん;はいそくこん(だいいちけいしんけいの)[A14_2_00_030_101]→
Dorsal root of 2nd cervical nerve; Dorsal root of second cervical nerve(後根;背側根(第2頚神経の))Radix dorsalis; Radix posterior (Nervus cevicalis II) [A14_2_00_030_102]→
Dorsal root of 4th cervical nerve; Dorsal root of fourth cervical nerve(後根;背側根(第4頚神経の))Radix dorsalis; Radix posterior (Nervus cevicalis IV) [A14_2_00_030_104]→
Ventral root and dorsal root of coccygeal nerve(前根および後根(尾骨神経の))Radices anterior et posterior nervus coccygei [A14_2_00_030_500]→
Spinal ganglion; Dorsal root ganglion(脊髄神経節;感覚性脊髄神経節)Ganglion sensorium nervi spinalis せきずいしんけいせつ;かんかくせいせきずいしんけいせつ Feneis: 330 07

[A14_2_00_030_5] →(脊髄神経の後根に存在する神経細胞体の集団を脊髄神経節(時に後根神経節と別称)という。これらの神経細胞体は知覚性ニューロンの物であり、その樹状突起は線維状を呈して長く、皮膚・筋・腱・関節包・内臓などに分布する。また細胞体から中枢側に向かう神経突起は後根内を走り脊髄に入る。)

Trunk of spinal nerve(脊髄神経幹)Truncus nervi spinalis せきずいしんけいかん Feneis: 330 08 [A14_2_00_031]

Meningeal branch of spinal nerve; Recurrent branch of spinal nerve(硬膜枝;反回枝(脊髄神経の))Ramus meningeus nervus spinalis; Ramus recurrens nervus spinalis せきずいし;はんかいし(せきずいしんけいの)Luschka, Recurrent nerve of Feneis: 330 12

[A14_2_00_032] →(脊髄神経の硬膜枝は脊髄神経の混合基部から出ると反転して椎間孔から脊柱管に戻り脊髄硬膜・後縦靱帯・椎間板の後外側縁・椎骨の骨膜に分布する。)

Ramus communicans of spinal nerve(交通枝(脊髄神経の))Ramus communicans nervus spinalis こうつうし(せきずいしんけいの) Feneis: 330 11, 404 11

[A14_2_00_033] →(脊髄神経と交感神経幹の連絡路。鉤環神経線維は脊髄(おもに胸髄)から起こり、前根から脊髄神経に入ったのち、分かれて交感神経幹に向かう。このように、脊髄神経と交感神経幹とのあいだに位置する連絡路を脊髄神経交通枝という。(イラスト解剖学))

Anterior ramus of spinal nerve; Ventral ramus of spinal nerve(前枝;腹側枝(脊髄神経の))Ramus anterior nervus spinalis ぜんし;ふくそくし(せきずいしんけいの) Feneis: 330 09

[A14_2_00_034] →(脊髄神経の太い枝。周囲のものと合し大きい神経叢をつくる。胸郭では肋間神経となる。 (Feneis))

Posterior ramus of spinal nerve; Dorsal ramus of spinal nerve; Dorsal branch of spinal nerve(後枝;背側枝(脊髄神経の))Ramus posterior nervus spinalis こうし;はいそくし(せきずいしんけいの) Feneis: 330 10

[A14_2_00_035] →(脊髄神経の細い枝。背部の皮膚および固有背筋群へ分布。 (Feneis))

Cauda equina(馬尾)Cauda equina ばび Feneis: 330 13

[A14_2_00_036] →(caudaは、「尾」を意味するラテン語であり、equinaは、「馬」を意味するラテン語equusの形容詞である。 第一または第二腰椎より下方へ向かう脊髄神経根線維のすべてで、終止の周囲をとりまいている腰仙骨神経根をひとまとめにして馬尾と呼ぶ。)

Spinal nerve plexus(脊髄神経叢)Plexus nervorum spinalium せきずいしんけいそう Feneis: 403 24

[A14_2_00_037] →(脊髄神経叢は隣接脊髄神経から起こる線維束が交錯し、網目構造をなすもの。主な神経叢は頚神経叢、腕神経叢、腰仙骨神経叢である。)

Cranial nerves(脳神経)Nervus cranialis のうしんけい Feneis: 404 01

[A14_2_00_038] →(脊柱を出入りする脊髄神経に対して頭蓋底をでる末梢神経を脳神経とよぶ。嗅神経[CN I]、視神経[CN II]、動眼神経[CN III]、滑車神経[CN IV]、三叉神経[CN V]、外転神経[CN VI]、顔面神経[CN VII]、内耳神経[CN VIII]、舌咽神経[CN IX]、迷走神経[CN X]、副神経[CN XI]、舌下神経[CN XII]の12対の他に、最近ではCN 0の終神経を含むことがある。CN 0はヒトで確認することは難しい。)

Autonomic nerve(自律神経)Nervus autonomicus じりつしんけい Feneis: 404 12

[A14_2_00_039] →([臨床]自律神経の活動を調節するための種々の薬剤や外科的処置がある。例えば血圧を少し降下させるために、交感神経ブロックにより末梢血管を拡張させる作用をもつ薬剤が投与される。下肢の主動脈が強い病変を起こしているとき、下肢全体を救うために血管に分布する交感神経を外科的に切断することがある。これにより血管拡張が得られ、動脈側副路を通じて血流が十分に得られることができるようになる。)

Autonomic branch(自律神経枝)Ramus autonomicus nervi autonomici じりつしんけいし Feneis: 404 12 [A14_2_00_040]

Autonomic plexus(自律神経叢)Plexus autonomicus じりつしんけいそう Feneis: 404 13

[A14_2_00_041] →(自律神経叢は血管と内臓を支配する神経叢で、その構成神経線維は、交感・副交感神経と知覚神経線維。)

Visceral plexus; Visceral nerve plexus(内臓神経叢)Plexus nervosus visceralis ないぞうしんけいそう

[A14_2_00_042] →(内臓神経叢すなわち自律神経叢は血管と内臓を支配する神経叢で、その構成神経線維は、交感・副交感神経と知覚神経線維。)

Vascular plexus; Vascular nerve plexus(血管神経叢)Plexus nervosus vascularis けっかんしんけいそう [A14_2_00_043]

Periarterial plexus; Periarterial nerve plexus(動脈周囲神経叢)Plexus nervosus periarterialis どうみゃくしゅういしんけいそう Feneis: 404 14

[A14_2_00_044] →(自律神経の末梢枝は錯綜した走行を示していあゆる自律神経叢を形成することが追いが、そのような神経叢が動脈壁をとりまく場合、これを動脈周囲神経叢という。交感神経も副交感神経もともに動脈周囲神経叢の形成にあずかるが、どちらかといえば交感神経性の神経千二が動脈周囲神経叢の主体をなすのが普通である。また動脈周囲神経層内にも、他の自律神経叢内におけると道央に神経節が散在する。動脈周囲に自律神経叢がきわめてしばしば形成されることの意味としては、動脈自体が自律神経の強い支配を受けること、および動脈壁を一つの通り道として自律神経が末梢器官に到達する場合が多いことがあげられる。)

Vascular nerves(脈管の神経)Nervi vasorum みゃくかんのしんけい Feneis: 404 15 [A14_2_00_045]

Cranial nerves(脳神経)Nervi craniales のうしんけい Feneis: 316 02

[A14_2_01_001] →(脊柱を出入りする脊髄神経に対して頭蓋底をでる末梢神経を脳神経とよぶ。嗅神経[CN I]、視神経[CN II]、動眼神経[CN III]、滑車神経[CN IV]、三叉神経[CN V]、外転神経[CN VI]、顔面神経[CN VII]、内耳神経[CN VIII]、舌咽神経[CN IX]、迷走神経[CN X]、副神経[CN XI]、舌下神経[CN XII]の12対の他に、最近ではCN 0の終神経を含むことがある。CN 0はヒトで確認することは難しい。)

Terminal nerve [0](終神経;第0脳神経)Nervus terminalis [0] しゅうしんけい;だいぜろのうしんけい Feneis: 348 27

[A14_2_01_002] →(終神経は第0番脳神経である。嗅神経に混じて、鼻粘膜に分布する神経で、特に鋤鼻器およびその付近の粘膜と密接な関係を有するといわれる。この神経はJNAでは視神経のかわりに第2脳神経としてあげらたものであるが、PNAでは自律神経として取り扱われている。それはこの神経がその走行中に散在性の自律性神経細胞を有し、しかもこれが密集して嗅球の近くで終神経節をつくる。この神経はヌタウナギをのぞくすべて脊椎動物に存するが、むしろヒトでは退化し、嗅神経とともに篩骨篩板を通って前頭蓋窩には入り、通常数条の細い線維束に分かれ、直回の脳軟膜の中を通り、、嗅三角の内側部またはその近くで脳実質に入るが、一部の線維は視床下部のあたりまで追求されるという。)

Terminal ganglion(終神経節)Ganglion terminale しゅうしんけいせつ Feneis: 348 28 [A14_2_01_003]

Olfactory nerve [I](嗅神経[脳神経I])Nervi olfactorius [I] きゅうしんけい[のうしんけい1] Feneis: 316 03

[A14_2_01_004] →(嗅神経は嗅覚を伝える脳神経で、多数ある鼻粘膜嗅部の上皮層中にある双極性の嗅細胞から出る細い無髄軸索からなる細長い小束線維で、細い(0.2μ)軸索の束からなる。内外2列(各16-24本)の神経線維束として篩骨篩板の孔を通って頭蓋腔中に入り、嗅球に終わる。このようにその突起を直接中枢に送る感覚細胞は下等動物では珍しいものではない。)

Olfactory nerves(嗅神経糸;嗅糸;嗅神経)Fila olfactoria きゅうしんけいし;きゅうし;きゅうしんけい

[A14_2_01_005] →(嗅糸は本来の嗅神経で一般にその総称として嗅神経(第一脳神経)とよばれている。)

Optic nerve [II](視神経;視束[脳神経II])Nervus opticus [II] ししんけい[のうしんけい2] Feneis: 316 04

[A14_2_01_006] →(視神経は脳神経の1つとして扱われてはいるが、実は前脳胞の延長部である。眼球網膜の第8層である神経細胞層中にある多極神経細胞から出る神経線維が集まって出来る神経である。すなわち杆状体細胞および錐体状細胞よりの興奮は網膜の内顆粒層の双極細胞に伝わり、それがさらに神経細胞層の細胞に連絡し、この神経細胞の出す神経突起である線維はまず眼球の後極よりやや内下方の一ヶ所に集まって、視神経円板を作り、強大な神経幹となり、網膜の続きである視神経鞘に囲まれて後内側に向かう。眼球から約15~20mm隔ったたところで、眼動脈の枝である網膜中心動脈およびこれに伴う静脈が外側から入り込み、その中軸を通って網膜に分布する。左右両側の視神経は眼窩後端の視神経管を通って頭蓋腔に入り、次第に相近づいて蝶形骨体上の視神経溝でほぼ半交叉をして視交叉を作り、そのつづきは視索と名が変わって間脳の外側膝状体および中脳の上丘などの第一次視覚中枢に達して、ここで終わる。網膜が眼胚から発達するので経路に相応する。ヒトの視神経は眼球網膜の神経細胞層中にある多極神経細胞から出る100万本以上の神経線維からなる。すなわち、杆状体細胞および錐体状細胞よりの興奮は網膜の内顆粒層の双極細胞に伝わり、それがさらに神経細胞層の細胞に連絡し、この神経細胞の出す神経突起である線維はまず眼球の後極よりやや内下方の一ヶ所に集まって、視神経円板を作り、強大な神経幹となり、網膜の続きである視神経鞘に囲まれて後内側に向かう。眼球から約15~20mm隔ったたところで、眼動脈の枝である網膜中心動脈およびこれに伴う静脈が外側から入り込み、その中軸を通って網膜に分布する。左右両側の視神経は眼窩後端の視神経管を通って頭蓋腔に入り、次第に相近づいて蝶形骨体上の視神経溝でほぼ半交叉をして視交叉を作り、そのつづきは視索と名が変わって間脳の外側膝状体および中脳の上丘などの第一次視覚中枢に達して、ここで終わる。)

Oculomotor nerve [III](動眼神経[脳神経III])Nervus oculomotorius [III] どうがんしんけい[のうしんけい3] Feneis: 316 05

[A14_2_01_007] →(動眼神経の主成分は動眼神経主核から出る体性運動性のもので外側直筋および上斜筋以外の眼筋を支配する。このほかに副交感性の動眼神経副核[Edinger-Westphal核]から出る線維が加わる。以上の2核から出る線維は多数の根をつくって大脳脚内側溝から出て1神経幹となり、滑車神経、外転神経および眼神経とともに、蝶形骨体の両側にある海綿静脈洞の上壁に沿ってすすみ、上眼窩裂を通って眼窩内に入り、上下の2枝に分かれる。上枝は上瞼挙筋および上直筋に、下枝は内側直筋、下直筋および下斜筋に分布する。また下枝からはきわめて短い動眼神経からの根が出て、毛様体神経節に入るが、これは動眼神経副核から出て、下枝を通って毛様体神経節に入る副交感線維にほかならない。)

Root of oculomotor nerve(動眼神経根)Radix nervi oculomotorii どうがんしんけいこん

[A14_2_01_007_1]→

Superior branch of oculomotor nerve(上枝(動眼神経の))Ramus superior (Nervus oculomotorus) じょうし(どうがんしんけいの) Feneis: 316 06

[A14_2_01_008] →(動眼神経の上枝は上直筋および下眼瞼挙筋を支配する。)

Inferior branch of oculomotor nerve(下枝(動眼神経の))Ramus inferior (Nervus oculomotorius) かし(どうがんしんけいの) Feneis: 316 07

[A14_2_01_009] →(動眼神経の下枝は運動枝を内側直筋・下直筋・下斜筋に送り、副交感神経節前枝をその根部から毛様体神経節に送る。)

Branch to cliary ganglion; Parasympathetic root of ciliary ganglion; Oculomotor root of cilary ganglion; Branch of oculomotor nerve to cliary ganglion(毛様体神経節への枝;毛様体神経節副交感根)Ramus ad ganglion ciliare; radix parasympathica ganglii ciliaris; radix oculomotoria ganglii ciliare もうようたいしんけいせつへのえだ;もうおうたいしんけいせつふくこうかんこん [A14_2_01_010]

Trochlear nerve [IV](滑車神経[脳神経IV])Nervus trochlearis [IV] かっしゃしんけい[のうしんけいIV] Feneis: 316 13

[A14_2_01_011] →(滑車神経は脳神経中最少のもので、滑車神経核からでて上斜筋を支配する鈍体性運動性神経である。この神経は脳の背側から脳をでる唯一の脳神経で、下丘のすぐ後方で、上小脳脚と上髄帆小帯との間から出て、大脳脚をめぐり、(側頭骨)錐体尖の近くで硬膜を貫いて海綿静脈洞の上壁に達し、動眼神経の外側から上側に向かって前進し、上眼窩裂を通って眼窩内に入り、上直筋、上眼瞼挙筋起始部の上を前内側にすすんで、上斜筋に分布する。)

Root of trochlear nerve(滑車神経根)Radix nervi trochlearis かっしゃしんけいこん [A14_2_01_011_1]→

Trigeminal nerve [V](三叉神経[脳神経V])Nervus trigeminus [V] さんさしんけい[のうしんけい5] Feneis: 316 15

[A14_2_01_012] →(三叉神経は知覚部と運動部とからなる混合神経で脳神経中もっとも大きい。その知覚部は頭部および顔面の大部分に分布し、運動部は深頭筋、咀嚼筋、顎舌骨筋および顎二腹筋の前腹を支配する。その核は菱脳中に位置し、体性運動性の三叉神経運動核、知覚性の三叉神経主知覚核および三叉神経脊髄路核ならびに咬筋の筋知覚を司るといわれる三叉神経中脳路核などに分けられるが、これから出る線維のなかで、知覚神経線維は集まって知覚根[大部]を作り、運動神経線維は集まって運動根[小部]を作り、橋と中小脳脚との移行部において脳を去る。知覚根は側頭骨錐体部の三叉神経圧痕の上で大きい三叉神経節[半月神経節]を作り、これを出てから眼神経、上顎神経、下顎神経の3枝に分かれる。運動根は三叉神経節の下面の内側に沿って前進し下顎神経に合する。三叉神経は3枝に分かれた後にも各々の神経節を有し、眼神経には毛様体神経節、上顎神経には翼口蓋神経節、下顎神経には耳神経節および顎下神経節がある。これらのうち三叉神経節は脊髄神経節と同じ構造で体性神経系に属するが、他の神経節はその構造上から自律神経系に属するものである。)

Sensory root of trigeminal nerve(感覚根;知覚性根;知覚根;大部(三叉神経の))Radix sensoria; Portio major かんかくこん;ちかくせいこん;ちかくこん;たいぶ(さんさしんけいの) Feneis: 316 16

[A14_2_01_013] →(三叉神経の知覚根は体性感覚線維で三叉神経の大部に相当し、橋に入り、三叉神経主感覚核と三叉神経脊髄路核に分布する。)

Trigeminal ganglion(三叉神経節;半月神経節)Ganglion trigeminale さんさしんけいせつ;はんげつしんけいせつGasserian ganglion Feneis: 316 17

[A14_2_01_014] →(ガッセル神経節またはガッサー神経節とよばれる。三叉神経の大きい扁平な知覚神経節で、中頭蓋窩の正中部分に沿った静脈洞に密接して脳硬膜の三叉神経腔にある。オーストラリアの解剖学者Johann Laurentius Gasser (1723-1765頃)によって報告された。彼自身についてはよく判っていない。)

Motor root of trigeminal nerve(運動根;運動性根;小部(三叉神経の))Radix motoria; Portio minor うんどうこん;うんどうせいこん;しょうぶ(さんさしんけいの) Feneis: 316 18

[A14_2_01_015] →(三叉神経の運動根は三叉神経の小根で、三叉神経運動核から出ている線維からなる。大きい知覚根の内側に位置して、橋から出て下顎神経に接続し咀嚼筋へ運動と固有受容の線維を送る。すなわち第一鰓弓に由来する筋で4種の咀嚼筋、おとがい舌骨筋、顎二腹筋の前腹、鼓膜張筋および口蓋帆張筋である。)

Ophthalmic nerve; Ophthalmic division [Va; V1](眼神経 [三叉神経第一枝])Nervus ophthalmicus [Va; V1] がんしんけい[さんさしんけいだい1し] Feneis: 316 19

[A14_2_01_016] →(眼神経は第五脳神経の第一枝(CN V1)。蝶形骨体上の海綿静脈洞の外側に沿って前方にすすみ、上眼窩裂を通って眼窩に入る。つぎの枝(①涙腺神経、②前頭神経、③鼻毛様体神経)に分かれる。また眼筋にいたる動眼、滑車、外転の3神経および交感神経との間に交通がある。)

Tentorial nerve of ophthalmic nerve; Meningeal branch of ophthalmic nerve(テント枝;硬膜枝(眼神経の))Ramus tentorii; Ramus meningicus (Nervus opthalmicus) てんとし;こうまくし(がんしんけいの)Arnold's nerve Feneis: 316 20

[A14_2_01_017] →(頭蓋内で分かれて後方に走り、小脳テント(横静脈洞、直静脈洞、上錐体静脈洞)に分布する知覚枝で、三叉神経の他の硬膜枝および迷走神経の硬膜枝などとともに、頭痛の発生に関係を持つといわれる。)

Lacrimal nerve; *Lacrimal branch of ophthalmic nerve(涙腺神経)Nervus lacrimalis るいせんしんけい Feneis: 316 21

[A14_2_01_018] →(眼窩の上外縁を前進し涙腺枝を出した後に、上眼瞼外側部に分布する。頬骨神経との交通枝を出す。)

Communicating branch with zygomatic nerve; Communicating branch of lacrimal nerve with zygomatic nerve(頬骨神経との交通枝(涙腺神経の))Ramus communicans cum nervus zygomatico; Ramus communicans nervus lacrimalis cum nervus zygomatico きょうこつしんけいとのこうつうし(るいせんしんけいの) Feneis: 316 22 [A14_2_01_019]

Frontal nerve; *Frontal branch of ophthalmic nerve(前頭神経;前頭枝(眼神経の))Nervus frontalis; Ramus frontalis (Nervus ophthalmicus) ぜんとうしんけい;ぜんとうし(がんしんけいの) Feneis: 316 23

[A14_2_01_020] →(眼窩上壁に沿って前進し、眼窩上神経と滑車上神経の2枝に分かれる。眼窩上神経はもまく外側枝および内側枝に分かれ、それぞれ眼窩上孔(または切痕)および前頭切痕(または孔)を通って前頭部に現われ、また滑車上神経は滑車の上を通って皮下に現われ、いずれもその付近の前頭部、上眼瞼、結膜および鼻背皮膚に分布する。なお滑車上神経の1枝は鼻毛様体神経から出る滑車下神経と交通する。)

Supra-orbital nerve(眼窩上神経)Nervus supraorbitalis がんかじょうしんけい Feneis: 316 24

[A14_2_01_021] →(眼窩上神経は眼窩上縁の眼窩上孔(切痕)を通り前頭部に出て結膜、上眼瞼、前頭洞および前額の皮膚に分布する前頭神経の太い枝である。)

Lateral branch of supra-orbital nerve(外側枝(眼窩上神経の))Ramus lateralis (Nervus supraorbitalis) がいそくし(がんかじょうしんけいの) Feneis: 316 25

[A14_2_01_022] →(眼窩上神経の外側枝は眼窩上切痕を通り内側方へいたる枝。(Feneis))

Medial branch of supra-orbital nerve(内側枝(眼窩上神経の))Ramus medialis (Nervus supraorbitalis) ないそくし(がんかじょうしんけいの) Feneis: 316 26

[A14_2_01_023] →(眼窩上神経の内側枝は眼窩上切痕を通り内側方へいたる枝。(Feneis))

Supratrochlear nerve(滑車上神経)Nervus supratrochlearis かっしゃじょうしんけい Feneis: 316 27

[A14_2_01_024] →(細い内側の枝。内眼角より上下方向に分かれる。(Feneis))

Nasociliary nerve; *Nasociliary branch of ophthalmic nerve(鼻毛様体神経)Nervus nasociliaris びもうようたいしんけい Feneis: 318 01

[A14_2_01_025] →(眼球、類の、鼻粘膜の一部および鼻背皮膚に分布する鈍知覚神経で、上眼窩裂を通って眼窩に入り視神経と上直筋との間を通って斜めに前内側にすすみ、前篩骨孔のあたりで滑車下神経と前篩骨神経とに分かれる。その経過中に出す枝はつぎのようである。)

Communicating branch with ciliary ganglion; Sensory root of ciliary ganglion; Nasociliary root of ciliary ganglion; Communicating branch of nasociliary nerve with ciliary ganglion(毛様体神経節との交通枝;毛様体神経節の感覚根;毛様体神経節の鼻毛様体根)Ramus communicans cum ganglio ciliari; Radix sensoria ganglii ciliaris; Radix nasociliaris ganglii ciliaris; もうようたいしんけいせつとのこうつうし;もうようたいしんけいせつのかんかくこん;もうようたいしんけいせつのびもうようたいこん Feneis: 316 12; 318 02 [A14_2_01_026]

Long ciliary nerves(長毛様体神経)Nervi ciliares longi ちょうもうようたいしんけい Feneis: 318 03

[A14_2_01_027] →(通常2本あって、毛様体神経節から出る短毛様体神経とともに視神経の付近で眼球に入り、強膜を貫いて、これと脈絡膜の間を前にすすみ、毛様体と虹彩にいたる鈍知覚枝である。)

Ciliary nerves(毛様体神経)Nervi ciliares もうようたいしんけい

[A14_2_01_027_0]→

Ciliary ganglionic plexus(毛様体神経節神経叢)Plexus gangliosus ciliaris; Plexus nervosus gangliosus ciliaris もうようたいしんけいえつしんけいそう

[A14_2_01_027_1]→

Posterior ethmoidal nerve(後篩骨神経)Nervus ethmoidalis posterior こうしこつしんけい Feneis: 318 04

[A14_2_01_028] →(鼻毛様体神経の枝で、後篩骨孔を通って、覚枝を後篩骨洞および蝶形骨洞に送る。)

Anterior meningeal branch of posterior ethmoidal nerve(前硬膜枝(後篩骨神経の))Ramus meningeus anterior nervus ethmoidalis posterioris ぜんこうまくし(こうしこつしんけいの) [A14_2_01_029]

Anterior ethmoidal nerve(前篩骨神経)Nervus ethmoidalis anterior ぜんしこつしんけい Feneis: 318 05

[A14_2_01_030] →(前篩骨孔を通って頭蓋腔に入り、篩板の上を前進し、さらに鼻孔に入って内鼻枝と外鼻枝とに分かれる。前者は鼻粘膜の前上部に分布し、後者は鼻骨後面の篩骨神経溝を通り、鼻骨と鼻軟骨の間で鼻背に出て皮膚に分布する。)

Internal nasal branches of anterior ethmoidal nerve(内鼻枝(前篩骨神経の))Rami nasales interni (Nervus ethmoidalis anterior) ぜんしこつしんけいのないびし Feneis: 318 07

[A14_2_01_031] →(前篩骨神経の内鼻枝は鼻粘膜の前部および鼻中隔の前部へ分布する。)

Lateral nasal branches of anterior ethmoidal nerve; Lateral internal nasal branches of anterior ethmoidal nerve(外側鼻枝;外側前鼻枝(前篩骨神経の))Rami nasales interni laterales; Rami nasales anterior laterales がいそくびし;がいそくぜんびし(ぜんしこつしんけいの) Feneis: 318 08

[A14_2_01_032] →(前篩骨神経の外側鼻枝は鼻毛様体神経の枝で鼻腔壁に分布する。)

Medial nasal branches; Medial internal nasal branches of anterior ethmoidal nerve(内側鼻枝;中隔前鼻枝(前篩骨神経の))Rami nasales mediales; Rami nasales anterior septi ないそくびし;ちゅうかくぜんびし(ぜんしこつしんけいの) Feneis: 318 09

[A14_2_01_033] →(前篩骨神経の内側鼻枝は鼻毛様体神経の枝で鼻中隔前部に分布する。)

External nasal nerve; External nasal branch of anterior ethmoidal nerve(外鼻枝;外鼻神経(前篩骨神経の))Ramus nasales (Nervus ethmoidalis anterior); Nervus nasalis externus がいびし;がいびしんけい(ぜんしこつしんけいの) Feneis: 318 10

[A14_2_01_034] →(鼻の先端部および鼻翼へ分布する。尾骨の篩骨溝を通る。(図解解剖学辞典 319 B))

Infratrochlear nerve(滑車下神経)Nervus infratrochlearis かっしゃかしんけい Feneis: 318 11

[A14_2_01_035] →(上斜筋の下を通り眼窩内側壁を前進し、滑車上神経内側枝と結合して神経弓を作り、これから眼瞼枝を出し上、下眼瞼および内眼角の皮膚と涙嚢に分布する。)

Palpebral branches of infratrochlear nerve(眼瞼枝(滑車下神経の))Rami palpebrales nervus infratrochlearis がんけんし(かっしゃかしんけいの) Feneis: 318 12

[A14_2_01_036] →(滑車下神経の眼瞼枝は上下眼瞼の内側部の皮膚に分布する。)

Maxillary nerve; Maxillary division [Vb; V2](上顎神経[三叉神経第二枝])Nervus maxillaris [Vb; V2] じょうがくしんけい[さんさしんけいだい2し] Feneis: 318 13

[A14_2_01_037] →(三叉神経の第2枝で蝶形骨大翼の正円孔を通って頭蓋腔を去り、翼口蓋窩で頬骨神経および翼口蓋神経を出した後、眼窩下神経となって眼窩下裂を経て眼窩に入り、顔面まで達する。知覚枝は下眼瞼の皮膚と結膜、上唇と頬の皮膚と粘膜、口蓋、上顎歯と歯肉、上顎洞、鼻翼および鼻腔の後下部に分布する)

Meningeal branch of maxillary nerve(硬膜枝;中硬膜枝(上顎神経の))Ramus meningeus (Nervus maxillaris) こうまくし;ちゅうこうまくし(じょうがくしんけいの) Feneis: 318 14

[A14_2_01_038] →(上顎神経の硬膜枝は頭蓋内で分かれ、中硬膜動脈とともに分布して脳硬膜にいたる知覚枝で、下顎神経の硬膜枝と交通する。)

Ganglionic branches to pterygopalatine ganglion; Sensory root of pterygopalatine ganglion(翼口蓋神経節への神経節枝;翼口蓋神経節感覚根)Rami ganglionares ad ganglion pterygopalatio; Radix sensoria ganglii pterygopalatini よくこうがいしんけいせつへのしんけいせつし;よくこうがいしんけいせつかんかくこん Feneis: 318 15

[A14_2_01_039] →(翼口蓋窩で分かれて下行する2~3条の細枝で上顎神経幹の内側にある翼口蓋神経節に知覚根を送るほか、一部はこの神経節を通過して口蓋神経につづく。)

Orbital branches of maxillary nerve(眼窩枝(上顎神経の))Rami omentales arteria gastroomentalis nervus maxillaris がんかし(じょうがくしんけいの) Feneis: 318 17

[A14_2_01_040] →(上顎神経の眼窩枝は2~3本の細い神経で下眼窩裂を経て眼窩に入り、さらに後篩骨孔を通って篩骨洞および蝶形骨洞の粘膜に分布する。)

Posterior superior lateral nasal branches of maxillary nerve(外側上後鼻枝(上顎神経の))Rami nasales posteriores superiores laterales nervus maxillaris がいそくじょうこうびし(じょうがくしんけいの) Feneis: 318 18

[A14_2_01_041] →(上顎神経の外側上後鼻枝は約10本程度の細い線維で、蝶口蓋孔を通り上・中鼻甲介、上・中鼻道や後篩骨洞を含む鼻腔の上後外側壁に分布する翼口蓋神経節の枝。)

Posterior superior medial nasal branches of maxillary nerve(内側上後鼻枝(上顎神経の))Rami nasales posteriores superiores mediales nervus maxillaris ないそくじょうごびし(じょうがくしんけいの) Feneis: 318 19

[A14_2_01_042] →(上顎神経の内側上後鼻枝は通常は鼻口蓋神経の枝で、蝶口蓋孔をでて鼻中隔の上部へいたる2ないし3本の枝で鼻中隔後上部に分布する翼口蓋神経節の枝。)

Nasopalatine nerve(鼻口蓋神経)Nervus nasopalatinus びこうがいしんけいScarpa's nerve Feneis: 318 20

[A14_2_01_043] →(鼻中隔の骨膜と粘膜の間を通り、さらに切歯管を通り口腔粘膜前部および上切歯の歯肉へ分布。 (Feneis))

Pharyngeal nerve(咽頭枝(鼻口蓋神経の);咽頭神経)Nervus pharyngeus いんとうし(びこうがいしんけいの);いんとうしんけい Feneis: 318 21

[A14_2_01_044] →(翼口蓋神経節の後部より起こり翼突管を通り咽頭にいたり耳管開口部付近の粘膜に分布する。)

Palatine nerves(口蓋神経)Nervi palatini こうがいしんけい [A14_2_01_044_1]→大口蓋神経および小口蓋神経の総称。
Middle palatine nerve(中口蓋神経)Nervus palatinus medius ちゅうこうがいしんけい [A14_2_01_044_3]→
Anterior palatine nerve(前口蓋神経)Nervus palatinus anterioris ぜんこうがいしんけい [A14_2_01_044_4]→
Posterior palatine nerve(後口蓋神経)Nervus palatinus posterioris こうこうがいしんけい [A14_2_01_044_5]→

Greater palatine nerve(大口蓋神経)Nervus palatinus major だいこうがいしんけい Feneis: 318 22

[A14_2_01_045] →(大口蓋管をへて同名の孔よりでて、硬口蓋粘膜および腺へ分布。(Feneis))

Posterior inferior nasal nerves; Posterior inferior nasal branches of greater palatine nerve(下後鼻枝;外側下後鼻枝;外側後鼻枝(大口蓋神経の))Rami nasales posteriores inferiores [laterales] かこうびし;がいそくかこうびし;がいそくこうびし(だいこうがいしんけいの) Feneis: 318 23 [A14_2_01_046]

Lesser palatine nerves(小口蓋神経)Nervi palatini minores しょうこうがいしんけい Feneis: 318 24

[A14_2_01_047] →(同名の管を通り、小口蓋孔よりでて、軟口蓋へ分布。 (Feneis))

Tonsillar branches of lesser palatine nerves(扁桃枝(小口蓋神経の))Rami tonsillares nervus palatini minores へんとうし(しょうこうがいしんけいの)

[A14_2_01_048] →(小口蓋神経の扁桃枝は口蓋扁桃とそのあたりの粘膜に分布する神経枝。)

Superior alveolar nerve(上歯槽神経)Nervi alveolares superiores; Rami alveolares superiores (Nervus infraorbitalis) じょうしそうしんけい Feneis: 320 02

[A14_2_01_049] →(中上歯槽枝および前上歯槽枝の2枝は後上歯槽枝とともに上歯槽神経と総称され、これらは合して歯槽管の中で上歯槽神経叢を作り、これから出る上歯枝は上顎歯の歯根尖孔から歯髄中に分布し、上歯肉枝は歯槽の槽間中隔を通じて歯肉、歯根膜に分布する。)

Posterior superior alveolar branches; Posterior superior alveolar nerves(後上歯槽枝;後上歯槽神経(上歯槽神経の))Rami alveolarium superiorum posteriores; Nervi alveolares superiores posteriores こうじょうしそうし;こうじょうしそうしんけい(じょうしそうしんけいの) Feneis: 320 03

[A14_2_01_050] →(上歯槽神経の後上歯槽枝は通常2本あり、上顎結節に沿って下り、歯肉および口腔粘膜の後部に分布するほか、歯槽管を通じて上顎洞の外側壁、大臼歯およびその頬側の歯肉へ分布する。)

Middle superior alveolar branch; Middle superior alveolar nerve(中上歯槽枝(上歯槽神経の))Ramus nervus alveolarium superiorum medius ちゅうじょうしそうし(こうじょうしそうしの) Feneis: 320 04

[A14_2_01_051] →(上歯槽神経の中上歯槽枝は上顎骨の眼窩下溝へ入り、上顎洞側壁中を走り上歯神経叢へいたる。)

Anterior superior alveolar branches of superior alveolar nerve; Anterior superior alveolar nerves(前上歯槽枝;前上歯槽神経(上歯槽神経の))Rami nervus alveolarium superiorum anteriores ぜんじょうしそうし;ぜんじょうしそうしんけい(こうじょうしそうしの) Feneis: 320 05

[A14_2_01_052] →(上歯槽神経の枝で、上歯槽神経叢の上を通り切歯、犬歯、小臼歯、第一大臼歯に分布する。)

Superior dental plexus; Superior dental nerve plexus(上歯神経叢)Plexus nervosus dentalis superior; Plexus dentalis superior じょうししんけいそう Feneis: 320 06

[A14_2_01_053] →(上歯神経叢は眼窩下神経の枝でつくられる。上方へ上歯枝を、歯肉へ上歯肉枝をだす。)

Superior dental branches; Superior dental nerves(上歯枝(上歯槽神経の))Rami plexi nervosi dentales superiores じょうしし(じょうししんけいそうの) Feneis: 320 07

[A14_2_01_054] →(上歯槽神経の上歯枝は上顎の歯根に分布する。)

Superior gingival branches; Superior gingival nerves(上歯肉枝(上歯槽神経の))Rami plexi nervosi gingivales superiores じょうしにくし(じょうししんけいそうの) Feneis: 320 08

[A14_2_01_055] →(上歯槽神経の上歯肉枝は上顎の歯肉に分布する。)

Zygomatic nerve(頬骨神経)Nervus zygomaticus きょうこつしんけい Feneis: 318 25

[A14_2_01_056] →(翼口蓋窩から下眼窩裂を通り眼窩に入り、その外側壁で涙腺神経との交通枝を出し、のちに次の2枝分かれる。涙腺神経との結合により翼口蓋神経節よりの副交感神経線維が涙腺にいくことなる。)

Zygomaticotemporal branch of zygomatic nerve; Zygomaticotemporal nerve(頬骨側頭枝;頬骨側頭神経(頬骨神経の))Ramus zygomaticotemporalis (Nervus zygomaticus) きょうこつそくとうし;きょうこつそくとうしんけい(きょうこつしんけいの) Feneis: 318 26

[A14_2_01_057] →(頬骨神経の頬骨側頭枝は頬骨側頭孔を通って側頭窩に出て付近の皮膚に分布する。)

Zygomaticofacial branch of zygomatic nerve; Zygomaticofacial nerve(頬骨顔面枝;頬骨顔面神経(頬骨神経の))Ramus zygomaticofacialis (Nervus zygomatici) きょうこつがんめんし;きょうこつがんめんしんけい(きょうこつしんけいの) Feneis: 318 27

[A14_2_01_058] →(頬骨神経の頬骨顔面枝は頬骨顔面孔を通って顔面に出て頬部の皮膚に分布する。)

Infra-orbital nerve(眼窩下神経)Nervus infraorbitalis がんかかしんけい Feneis: 320 01

[A14_2_01_059] →(眼窩底の眼窩下溝、眼窩下管を通り、眼窩下孔を貫いて顔面に出る。)

Inferior palpebral branches of infra-orbital nerve(下眼瞼枝(眼窩下神経の))Rami palpebrales inferiores (Nervus infraorbitalis) かがんけんし(がんかかしんけいの) Feneis: 320 09

[A14_2_01_060] →(眼窩下神経の下眼瞼枝は眼窩下孔の外側で、下眼瞼へ分布する。)

External nasal branches of infra-orbital nerve(外鼻枝(眼窩下神経の))Rami nasales (Nervus ethmoidalis anterior nervus infraorbitalis) がいびし(がんかかしんけいの) Feneis: 320 10

[A14_2_01_061] →(眼窩下神経の外鼻枝は鼻翼の外側へ分布する。)

Internal nasal branches of infra-orbital nerve(内鼻枝(眼窩下神経の))Rami nasales interni nervus infraorbitalis ないびし(がんかしんけいの) Feneis: 320 11

[A14_2_01_062] →(眼窩下神経の内鼻枝は鼻の皮膚に分布する。)

Superior labial branches of infra-orbital nerve(上唇枝(眼窩下神経の))Rami labiales superiores (Nervus infraorbitalis) じょうしんし(がんかしんけいの) Feneis: 320 12

[A14_2_01_063] →(眼窩下神経の上唇枝は上口唇の皮膚および粘膜に分布する眼窩下神経の枝。)

Mandibular nerve; Mandibular division of trigeminal nerve [Vc; V3](下顎神経;三叉神経第三枝)Nervus mandibularis [Vc; V3] かがくしんけい;さんさしんけいだい3し Feneis: 320 13

[A14_2_01_064] →(三叉神経節からの感覚線維と運動根が卵円孔で結合してできる三叉神経の第三枝で最も太く、この神経は三叉神経節から出てただちに蝶形骨大翼の卵円孔を通って側頭下窩に出て硬膜、咀嚼筋、頬粘膜、耳介、外耳道付近その他へ枝を与えた後、舌神経、下歯槽神経の2終枝に分かれる。)

Meningeal branch of mandibular nerve; Nervus spinosus(硬膜枝(下顎神経の))Ramus meningeus (Nervus mandibularis); Nervus spinosus こうまくし;かがくしんけいのこうまくし Feneis: 320 14

[A14_2_01_065] →(下顎神経の硬膜枝は頭蓋を出るとすぐ分かれて棘孔を通って再び頭蓋腔に入り、上顎神経の硬膜枝とともに、中硬膜動脈に沿って脳硬膜に分布する知覚枝で、なお蝶形骨大翼乳突蜂巣の内部にも線維を与える。)

Nerve to medial pterygoid(内側翼突筋神経)Nervus pterygoideus medialis; Nervus musculi pterygoideus medialis ないそくよくとつきんしんけい Feneis: 320 18 [A14_2_01_066]

Branches to otic ganglion; Sensory root of otic ganglion(耳神経節への神経節枝;耳神経節の感覚根)Rami ganglionares ad ganglion oticum; Radix sensoria ganglii otici じしんけいせつしへのしんけいせつし;じしんけいせつのかんかくこん [A14_2_01_067]

Nerve to tensor veli palatini(口蓋帆張筋神経)Nervus musculi tensoris veli palatini こうがいほちょうきんしんけい Feneis: 320 21 [A14_2_01_068]

Nerve to tensor tympani(鼓膜張筋神経)Nervus musculi tensoris tympani; Nervus tensoris tympani こまくちょうきんしんけい Feneis: 320 22 [A14_2_01_069]

Masseteric nerve(咬筋神経)Nervus massetericus こうきんしんけい Feneis: 320 15 [A14_2_01_070]

Deep temporal nerves; Anterior and posterior deep temporal nerves(深側頭神経;前および後深側頭枝(三叉神経の))Nervi temporales profundi しんそくとうしんけい Feneis: 320 16

[A14_2_01_071] →(前後の2枝があって、外側翼突筋の内側を下顎骨に接しながら上方に走り、側頭筋に分布する。)

Anterior deep temporal nerve(前深側頭神経)Nervus temporalis profunda anterior ぜんしんそくとうどうみゃく

[A14_2_01_071_1]→

Posterior deep temporal nerve(後深側頭神経)Nervus temporalis profunda posterior こうしんそくとうしんけい

[A14_2_01_071_2]→

Middle deep temporal nerve(中間深側頭神経)Nervus temporalis profunda medius 

[A14_2_01_071_3]→

Nerve to lateral pterygoid; Nerve to lateral pterygoid muscle(外側翼突筋神経)Nervus pterygoideus lateralis がいそくよくとつきんしんけい Feneis: 320 17 [A14_2_01_072]

Buccal nerve(頬神経;頬筋神経)Nervus buccalis; Nervus buccinatorius きょうしんけい;きょうきんしんけい Feneis: 320 23

[A14_2_01_073] →(これは他枝とは異なり知覚神経で、外側翼突筋を貫き、またはその下を通り頬筋の外側に出て前にすすみ口角に至る。この間に頬粘膜に分布するとともに、一部は頬の皮膚に至り顔面神経の枝と結合する。)

Auriculotemporal nerve(耳介側頭神経)Nervus auriculotemporalis じかいそくとうしんけい Feneis: 320 24

[A14_2_01_074] →(中硬膜動脈を間にはさむ2根をもって始まり、下顎骨の関節突起の内側を通って後に向い、つぎに弓状をえがいて外上方に曲がり、耳下腺の下で浅側頭動脈の後側に達し、つぎに多くの枝に分かれて耳介前側および側頭部の皮膚に分布する。)

Nerve to external acoustic meatus(外耳道神経)Nervus meatus acustici externi がいじどうしんけい Feneis: 320 25

[A14_2_01_075] →(外耳道の皮膚に分布し、その鼓膜枝は鼓膜外面に至る。)

Branches to tympanic membrane(鼓膜枝(耳介側頭神経の))Rami membranae tympani nervus auriculotemporalis こまくし(じかいそくとうしんけいの) Feneis: 320 26

[A14_2_01_076] →(耳介側頭神経の鼓膜枝は鼓膜外側面に分布する耳介側頭神経の知覚枝。)

Parotid branches of auriculotemporal nerve(耳下腺枝(耳介側頭神経の))Rami parotideus nervus auriculotemporalis じかせんし(じかいそくとうしんけいの) Feneis: 320 27

[A14_2_01_077] →(耳介側頭神経の耳下腺枝は舌下腺にいく枝。耳神経節からくる耳下腺の分泌神経を受ける。)

Communicating branches with facial nerve; Communicating branches of auriculotemporal nerve with facial nerve(顔面神経との交通枝(耳介側頭神経の))Rami communicantes cum nervus faciali; Rami communicantes nervus auriculotemporalis cum nervus faciali がんめんしんけいとのこうつうし(じかいそくとうしんけいの) Feneis: 320 28

[A14_2_01_078] →(耳神経節よりでる副交感性の線維を顔面神経を通り耳下腺へ送る。 (Feneis))

Anterior auricular nerves(前耳介神経)Nervi auriculares anteriores ぜんじかいしんけい Feneis: 320 29

[A14_2_01_079] →(耳介側頭神経の耳介前面の枝。)

Superficial temporal branches of auriculotemporal nerve(浅側頭枝(耳介側頭神経の))Rami temporales superficiales (Nervus auriculotemporalis) せんそくとうし(じかいそくとうしんけいの) Feneis: 320 30

[A14_2_01_080] →(耳介側頭神経の浅側頭枝は前側頭部の頭皮に分布する。)

Lingual nerve(舌神経)Nervus lingualis ぜつしんけい Feneis: 322 01

[A14_2_01_081] →(下顎神経[CN V3]の終枝の一つで内側翼頭筋と外側翼突筋との間を通って前下方にすすみ、内側翼突筋の前縁に達して弓状に曲がり、つぎに口腔底に沿って顎下腺および顎舌骨筋の上を前に走ってしたの外側縁に至り、下顎骨体中央部の内側で多くの枝に分かれてしたの中に入り、舌の前3分の2と口腔底の粘膜に分布して、その知覚および味覚を司る。舌神経はその基部の近くで顔面神経の枝である鼓索神経と結合して、これから味覚神経線維および顎下腺と舌下腺への分泌線維を受け、また末端で舌下神経の枝と結合する。)

Branches to isthmus of fauces; Branches of lingual nerve to isthmus of fauces(口峡枝;口蓋枝(舌神経の))Rami isthmi faucium; Rami palatini (Nervus lingualis) こうきょうし;こうがいし(ぜつしんけいの) Feneis: 322 02 [A14_2_01_082]

Communicating branches with hypoglossal nerve; Communicating branches of lingual nerve with hypoglossal nerve(舌下神経との交通枝(舌神経の))Rami communicantes cum nervus hypoglosso; Rami communicantes lingualis cum nervus hypoglosso ぜっかしんけいとのこうつうし(ぜつしんけいの) Feneis: 322 03 [A14_2_01_083]

Chorda tympani; Chorda tympani nerve(鼓索神経)Chorda tympani こさくしんけい Feneis: 324 21

[A14_2_01_084] →(顔面神経管下端の近くで分かれ、鼓索神経小管を通って鼓室に入り、鼓膜の内面でキヌタ骨長脚とツチ骨柄との間を通って前進し、錐体鼓室裂を通って頭蓋底外面に出た後、後耳介神経と中硬膜動脈との内側を前進し、鋭角をなして舌神経に合する。味覚神経線維を舌神経に送り、顎下腺、舌下腺の分泌神経線維を顎下神経節に送るものである。)

Sublingual nerve(舌下部神経;舌下枝(舌神経の))Nervus sublingualis ぜっかぶしんけいぜつかし(ぜつしんけいの) Feneis: 322 05

[A14_2_01_085] →(舌神経が舌に入る際に出て舌下腺およびその周囲に分布し舌下腺中では舌下神経節を形成する。)

Lingual branches of lingual nerve(舌枝(舌神経の))Rami linguales (Nervus lingualis) ぜつし(ぜつしんけいの) Feneis: 322 06

[A14_2_01_086] →(舌神経の舌枝は味覚および味覚線維を有する舌前2/3へ分布する多数の枝。)

Ganglionic branches to submandibular ganglion; Sensory root of submandibular ganglion(顎下神経節への神経節枝;顎下神経節感覚根)Rami ganglionares ad ganglion submandibulari; Radix sensoria ganglii submandibularis がくかしんけせつへのしんけいせつし;がくかしんけいせつかんかくこん Feneis: 322 07

[A14_2_01_087] →(顎下神経節への神経節枝は顎下神経感覚根である。)

Ganglionic branches of lingual nerve to sublinngual ganglion; Sensory root of submandibular ganglion(舌下神経節への神経節枝;舌下神経節感覚根;下顎神経節の神経節枝;下顎神経節感覚根)Rami ganglionares ad ganglion sublinguale; Radix sensoria ganglii sublingualis ぜっかしんけいせつへのしんけいせつし;ぜっかしんけいせつかんかくこん;かがくしんけいせつのしんけいせつし;かがくしんけいせつかんかくこん [A14_2_01_088]

Inferior alveolar nerve(下歯槽神経)Nervus alveolaris inferior かしそうしんけい Feneis: 322 09

[A14_2_01_089] →(下顎神経の終糸の一つで舌神経の後側に出て、下歯槽動脈に伴って下顎孔を通って下顎管に入るが、その直前に顎舌骨筋神経を出す。下顎管内では数枝に分かれ、これが歯槽下で結合して下歯神経叢を作り、下顎の歯および下顎骨の骨膜や歯肉に分布する。)

Nerve to mylohyoid; Mylohyoid nerve(顎舌骨筋神経;顎舌骨筋枝(下歯槽神経の))Nervus mylohyoideus がくぜつこつきんしんけい Feneis: 322 10

[A14_2_01_090] →(顎舌骨筋と顎二腹筋前腹に運動神経を与えた後、オトガイおよび顎下部に皮神経を送る。)

Inferior dental nerve plexus(下歯神経叢)Plexus nervosus dentalis inferior; Plexus dentalis inferior かししんけそう Feneis: 322 11

[A14_2_01_091] →(これから出る下歯枝は下顎歯の歯根尖孔から入り歯髄に分布歯、下歯肉枝は槽間中隔を通って歯肉および歯根膜に至る。)

Inferior dental branches; Inferior dental nerves(下歯枝(下歯神経叢の))Rami dentales inferiores (Plexus nervosus dentalis inferior) かしし(かしそうしんけいそうの) Feneis: 322 12

[A14_2_01_092] →(下歯神経叢の下歯枝は下顎の歯根に分布する。)

Inferior gingival branches of lingual nerve; Inferior gingival nerves(下歯肉枝(下歯神経叢の))Rami gingivales inferiores (Plexus nervosus dentalis inferior) かしにくし(かししんけいそうの) Feneis: 322 13

[A14_2_01_093] →(下歯神経叢の下歯肉枝は下顎歯の頬側歯肉へ分布(第一大臼歯は除く)する。)

Mental nerve(オトガイ神経)Nervus mentalis おとがいしんけい Feneis: 322 14

[A14_2_01_094] →(オトガイ孔を通って下顎の前面に出て、オトガイ枝と下唇枝とに分かれて付近の皮膚に分布する。)

Mental branches of mental nerve(オトガイ枝(オトガイ神経の))Rami mentales (Nervus mentalis) おとがいし(おとがいしんけいの) Feneis: 322 15

[A14_2_01_095] →(オトガイ神経のオトガイ枝は顎に分布する。)

Labial branches of mental nerve(下唇枝(オトガイ神経の))Rami labiales; Rami labiales inferiores (Nervus mentalis) かしんし(おとがいしんけいの) Feneis: 322 16

[A14_2_01_096] →(オトガイ神経の下唇枝は下唇に分布するオトガイ神経の枝。)

Gingival branches of mental nerve(歯肉枝(オトガイ神経の))Rami gingivales nervus mentalis しにくし(おとがいしんけいの) Feneis: 322 16a [A14_2_01_097]

Abducent nerve[VI]; Abducens nerve [VI](外転神経[脳神経VI])Nervus abducens [VI] がいてんしんけい[のうしんけい6] Feneis: 322 18

[A14_2_01_098] →(外転神経は第六脳神経である。外側直筋に至る鈍体性運動性神経で、その起始核たる外転神経核は橋の中にあり、これから出る神経は橋の後縁で正中線に近く表面に現れ、内頚動脈の外側を通って上眼窩裂から眼窩に入り、外側直筋の内側からそのなかに入る。)

Root of abducens nerves(外転神経根)Radix nervi abducentis がいてんしんけいこん

[A14_2_01_098_1]→

Rootlets of abducent nerve(根糸(外転神経の))Fila radicularia (Nervus abducentis) こんし(がいてんしんけいの)

[A14_2_01_098_2]→

Facial nerve [VII](顔面神経[脳神経VII])Nervus facialis [VII] がんめんしんけい[のうしんけい7] Feneis: 324 01

[A14_2_01_099] →(顔面神経は第七脳神経である。狭義の顔面神経と中間神経とを合わせたもので、混合神経である。その主部をなす狭義の顔面神経は運動神経で、起始核たる顔面神経核は延髄上部から橋背部にかけてあり、これから出る神経は橋の後縁で脳を去り、内耳神経とともに内耳道に入り、その底で内耳神経と分かれ、内耳神経と分かれ、顔面神経管孔を経て顔面神経管に入り、間もなく殆ど直角をなして後外側に曲がる。この曲がるところは鼓室前庭窓の後上で顔面神経膝といい、ここに膝神経節がある。ついで弓状に後下方へ走り、茎乳突孔を通って頭蓋底外面に出て耳下腺中に入り、耳下腺神経叢を作った後、つぎつぎに多くの枝を出して広頸筋およびこれから分化したすべての浅頭筋(表情筋)、茎突舌骨筋、顎二腹筋後腹、アブミ骨筋などに分布する。以上の運動神経線維とは別に、膝神経節中の神経細胞から出る味覚神経線維が集まって、舌下腺および顎下腺に至る副交感性の分泌線維とともに中間神経を作り、広義の顔面神経の一部をなす。膝神経節細胞は偽単極性で、神経細胞より出る一条の突起はただちに分かれて、末梢および中枢の2枝となる。中枢枝は顔面神経に密接しつつ内耳道を経て脳に入って孤束核に終わり、末梢枝は、いわゆる上唾液核から出て舌下腺、顎下腺に至る副交感性の分泌腺にとともにいわゆる鼓索神経を作り、途中で再び分泌線維と分かれて舌神経に入り、舌体に分布して味覚を司る。)

Geniculum nerve; Geniculum of facial nerve(顔面神経膝;顔面神経外膝)Geniculum nervi faciales がんめんしんけいしつ;がんめんしんけいがいしつ Feneis: 324 02

[A14_2_01_100] →(顔面神経線維は外転神経核の周囲を回って向きを変えるところを顔面神経膝とよんでいる(内神経節)。)

Geniculate ganglion(膝神経節)Gangliia geniculi しつしんけいせつ Feneis: 324 20

[A14_2_01_100_1] →(側頭骨錐体内部の顔面神経膝の部分にふくまれる神経細胞体の集団をいう。これらの神経細胞体の多くは味覚をつかさどる知覚性ニューロンに属するものとされ、その神経突起を中間神経経由にて延髄孤束核に送り、また長い線維状の樹状突起を鼓索神経経由にて舌の前方約2/3の部分の粘膜に送る。(解剖学辞典:山内昭雄))

Nerve to stapedius(アブミ骨筋神経)Nervus stapedius あぶみこつきんしんけい Feneis: 324 03

[A14_2_01_101] →(顔面神経管の下部で分かれアブミ骨筋に分布する細い神経線維。)

Posterior auricular nerve(後耳介神経;後耳介枝(顔面神経の))Nervus auricularis posterior こうじかいしんけい Feneis: 324 06

[A14_2_01_102] →(茎乳突孔を出た直後に出て乳様突起の前面に沿って上り、後頭を後頭筋、側頭頭頂筋、後耳介筋に、二腹筋枝を顎二腹筋の後腹に、茎突舌骨筋枝を茎突舌骨筋に与える。)

Occipital branch of posterior auricular nerve(後頭枝(後耳介神経の))Ramus occipitalis こうとうし(こうじかいしんけいの) Feneis: 324 07

[A14_2_01_103] →(後耳介神経の後頭枝は後頭前頭筋後腹へいたる枝。)

Auricular branch of posterior auricular nerve(耳介枝(後耳介神経の))Ramus auricularis posterioris じかいし(こうじかいしんけいの) Feneis: 324 08 [A14_2_01_104]

Digastric branch of facial nerve(二腹筋枝;顎二腹筋枝(顔面神経の))Ramus digastricus (Nervus facialis); Nervus digastricus にふくきんし;がくにふくきんし(がんめんしんけいの) Feneis: 324 09

[A14_2_01_105] →(顔面神経の二腹筋枝は顎二腹筋の後腹を支配する。)

Stylohyoid branch of facial nerve(茎突舌骨筋枝(顔面神経の))Ramus stylohyoideus (Nervus facialis) けいつとうぜつこつきんし(がんめんしんけの) Feneis: 324 10

[A14_2_01_106] →(顔面神経の茎突舌骨筋枝は多くの場合舌枝とともに起こり、茎突舌筋へいたる枝。)

Communicating branch with glossopharyngeal nerve; Communicating branch of facial nerve with glossopharyngeal nerve(舌咽神経との交通枝(顔面神経の))Ramus communicans cum nervus glossopharyngeo; Ramus communicans nervus facialis cum nervus glossopharyngeo ぜついんしんけいとのこうつうし(がんめんしんけの) Feneis: 324 11 [A14_2_01_107]

Parotid nerve plexus(耳下腺神経叢)Plexus nervosus intraparotideus; Plexus parotideus じかせんしんけいそう Feneis: 324 12

[A14_2_01_108] →(耳下腺神経叢は耳下腺の中を通る顔面神経の分枝。多くの弯曲した吻合で結合している。)

Temporal branches of facial nerve(側頭枝;側頭前頭枝(顔面神経の))Rami temporales; Rami temporofrontales そくとうし;そくとうぜんとうし(がんめんしんけいの) Feneis: 324 13

[A14_2_01_109] →(顔面神経の側頭枝はおよそ3本あり、頬骨弓をこえて上にすすみ、眼輪筋上部、前頭筋、側頭頭頂筋、耳介前部の筋に分布する。)

Zygomatic branches of facial nerve(頬骨枝(顔面神経の))Rami zygomatici (Nervus facialis) きょうこつし(がんめんしんけいの) Feneis: 324 14

[A14_2_01_110] →(顔面神経の頬骨枝は上頬部を横切って眼輪筋の側部および眼瞼裂と口との間の表情筋へ分布する。)

Buccal branches of facial nerve(頬筋枝(顔面神経の))Rami buccales (Nervus facialis) きょうきんし(がんめんしんけの) Feneis: 324 15

[A14_2_01_111] →(顔面神経の頬筋枝は3~4本、上下2部あって、その上部は頬筋中央部外面を前に向かい眼角筋、眼窩下筋、小頬骨筋、口角挙筋、鼻筋、頬筋、口輪筋上部に分布し、下部は咬筋下部外面を通って口角に至り、口輪筋下部および頬筋に分布する。)

Lingual branch of facial nerve(舌枝(顔面神経の))Ramus lingualis nervus facialis ぜつし(がんめんしんけいの)Cruveilhier's nerve Feneis: 324 16

[A14_2_01_112] →(顔面神経の舌枝は舌へいたる不定の枝。ときに茎突舌骨筋とともに起こる。)

Marginal mandibular branch of facial nerve(下顎縁枝;下顎枝(顔面神経の))Ramus marginalis mandibulare (Nervus facialis) かがくえんし(がんめんしんけいの) Feneis: 324 17

[A14_2_01_113] →(顔面神経の下顎縁枝は1~2本、下顎下縁に沿って前にすすみ、笑筋、口角下制筋、下唇下制筋、およびオトガイ筋に分布する。)

Cervical branch of facial nerve(頚枝(顔面神経の))Ramus colli; Ramus cervicalis (Nervus facialis) けいし(がんめんしんけの) Feneis: 324 18

[A14_2_01_114] →(顔面神経の頚枝は広頚筋に被われながら下顎枝の後を通って下り、広頚筋に分布し第3頚神経の枝の頚横神経と交通する。)

Intermediate nerve(中間神経)Nervus intermedius ちゅうかんしんけいWrisberg, Nerve of Feneis: 324 19

[A14_2_01_115] →(中間神経は延髄背側部の網様体中に存在する上唾液核ニューロンの神経突起(末梢の翼口蓋神経節または顎下神経節に向かう)と顔面神経膝神経節に細胞体を有する知覚ニューロンの神経突起(中枢の孤束核に向かう)を含む神経である。後者の知覚ニューロンの樹状突起は極めて長い線維であって、鼓索神経内を通過し主に舌の前方約2/3の部分の粘膜に分布する。)

Geniculate ganglion(膝神経節)Ganglion geniculi; Ganglion geniculatum しつしんけいせつ Feneis: 324 20

[A14_2_01_116] →(錐体内で顔面神経膝の近くにあり脊髄神経節に相同なもで偽単極神経細胞を有する。鼓索神経から味覚線維をうける。)

Greater petrosal nerve; Parasympathetic root of pterygopalatine ganglion(大錐体神経;翼口蓋神経節の副交感神経根;大浅錐体神経)Nervus petrosus major; Radix parasympathica pterygopalatini; Nervus petrosus superficialis major だいすいたいしんけい;よくこうがいしんけいせつのふくこうかんしんけいこん;だいせんすいたいしんけい Feneis: 324 24

[A14_2_01_117] →(膝神経節から出て錐体の前上面を前にすすみ、破裂孔の軟骨を貫いて頭蓋底外面に出て、交感神経性の深錐体神経と合して翼突管神経をなし、翼口蓋神経節に入る。)

Chorda tympani; Parasympathetic root of submandibular ganglion(鼓索神経;副交感神経根(顎下神経節の))Chorda tympani; Radix parasympathica submandibularis こさくしんけい;がくかしんけいせつのふくこうかんしんけいこん Feneis: 324 21

[A14_2_01_118] →(顎下神経節へいたる副交感性線維および舌の前2/3の味蕾よりの知覚性線維を有する。鼓索中のチツ骨とキヌタ骨の間を後走し、錐体鼓索裂を通り舌神経へ合する。 (Feneis))

Communicating branch with tympanic plexus; Communicating branch of nerve intermedius with tympanic plexus(鼓室神経叢との交通枝(顔面神経の))Ramus communicans cum plexus tympanico; Ramus communicans nervus intermedii cum plexus tympanico こしつしんけいそうとのこうつうし(がんめんしんけの) Feneis: 324 04

[A14_2_01_119] →(膝神経節または大錐体神経基部から出る。)

Communicating branch with vagus nerve; Communicating branch of nerve intermedius with vagus nerve(迷走神経との交通枝(中間神経の))Ramus communicans cum nervus vago; Ramus communicans nervus intermedii cum nervus vago めいそうしんけいとのこうつうし(ちゅうかんしんけいの) Feneis: 324 05 [A14_2_01_120]

Vestibulocochlear nerve [VIII](内耳神経;前庭蝸牛神経[脳神経VIII])Nervus vestibulocochlearis [VIII] ないじしんけい;ぜんていかぎゅうしんけい[のうしんけい8] Feneis: 326 01

[A14_2_01_121] →(内耳神経は前庭蝸牛神経ともよばれる。内耳に分布する知覚神経で、その終止核は延髄および橋背部にある。2根、すなわち前庭神経の神経束が上根(前庭根)となる。また蝸牛神経の神経束が下根(蝸牛根)となり、両神経が内耳道底で合流して前庭蝸牛神経となる。前庭神経は平衡覚を、蝸牛神経は聴覚を中枢へ伝える。)

Vestibular nerve(前庭神経;平衡神経(内耳神経の))Nervus vestibularis; Nervus octavi; Nervus staticus; Pars vestibularis ぜんていしんけい;へいこうしんけい(ないじしんけいの) Feneis: 326 04

[A14_2_01_122] →(前庭神経は内耳神経のうち前庭根より末梢の部分。内耳道底に前庭神経節を有するが、これはラセン神経節と同じく双極神経細胞からなり、この点は、前庭神経と蝸牛神経とは発生学的に相同であって偽単極性神経細胞からなる脊髄神経節とは異なる。)

Root of vestibular nerve(前庭神経根)Radix nervus vestibularis ぜんていしんけいこん

[A14_2_01_122a]→

Descending root of vestibular nerve(前庭神経下行根)Radix descendens nervus vestibularis ぜんていしんけいかこうろ

[A14_2_01_122b]→○

Vestibular ganglion(前庭神経節)Ganglion vestibulare ぜんていしんけいせつScarpa's ganglion Feneis: 326 05

[A14_2_01_123] →(『スカルパ神経節』:1779年イタリアの医学者Antonio Scarpa (1747-1832)により報告された。)

Cochlear communicating branch of vestibular ganglion(蝸牛交通枝(前庭神経節の))Ramus communicans cochlearis nervus vestibularis かぎゅうこうつうし(ぜんていしんけいせつの) Feneis: 326 06 [A14_2_01_124]

Superior part of vestibular ganglion(上部(前庭神経節の))Pars superior ganglionis vestibularis じょうぶ(ぜんていしんけいせつの) Feneis: 326 07 [A14_2_01_125]

Utriculo-ampullar nerve(卵形嚢膨大部神経)Nervus utriculoampullaris らんけいのうぼうだいぶしんけい Feneis: 326 08

[A14_2_01_126] →(内耳道底の上前庭野を通り、さらに上篩斑を経て前庭に入り卵形嚢神経、前膨大部神経、外側膨大部神経の3枝に分かれる。)

Utricular nerve(卵形嚢神経;卵形嚢枝(前庭神経の))Nervus utricularis; Ramus utriculi nervus vestibuli らんけいのうしんけい;らんけいのうし(ぜんていしんけいの) Feneis: 326 09

[A14_2_01_127] →(卵形嚢斑の感覚上皮にいく。)

Anterior ampullary nerve(前膨大部神経;上膨大部枝)Nervus ampullaris anterior; Ramus ampullae superioris ganglionis vestibularis ぜんぼうだいぶしんけい;じょうぼうだいぶし Feneis: 326 10

[A14_2_01_128] →(卵形嚢膨大部神経の枝。前半規管の前膨大部稜の感覚上皮に分布する。)

Lateral ampullar nerve(外側膨大部神経;外側膨大部枝(前庭神経節の))Nervus ampullaris lateralis; Ramus ampulae lateralis ganglionis vestibularis がいそくぼうだいぶしんけい;がいそくぼうだいぶし Feneis: 326 11

[A14_2_01_129] →(外側膨大部稜の感覚上皮に行く。)

Inferior part of vestibular ganglion(下部(前庭神経節の))Pars inferior ganglionis vestibularis かぶ(ぜんていしんけいせつの) Feneis: 326 12

[A14_2_01_130] →(球形嚢神経と後膨大部神経とがあり、前者は球形嚢斑の感覚上皮に分布し、後者は内耳道において最も早く神経管から分かれて、内耳道底の単孔を通りさらに下篩斑を経て後膨大稜の感覚上皮に終わる。球形嚢神経は発生学的には蝸牛神経と特に関係が深いので、蝸牛神経として取り扱う人もあるが、その神経節は前庭神経節である。)

Posterior ampullary nerve(後膨大部神経)Nervus ampullaris posterior こうぼうだいぶしんけい Feneis: 326 13

[A14_2_01_131] →(後半規管の膨大部への枝。 (Feneis))

Saccular nerve(球形嚢神経)Nervus saccularis きゅうけいのうしんけい Feneis: 326 14

[A14_2_01_132] →(球形嚢の上皮すなわち平衡斑に達する。)

Cochlear nerve(蝸牛神経;聴神経)Nervus cochlearis; Nervus acusticus; Nervus octavi; Pars cochlearis かぎゅうしんけい;ちょうしんけい Feneis: 326 15

[A14_2_01_133] →(蝸牛神経は内耳神経の一部をなす神経で、内耳道を通り蝸牛に達すると神経細胞体の集団(ラセン神経節、時に蝸牛神経節ともよばれる)を含むようになる。蝸牛神経の末梢枝は蝸牛内のラセン器に達する。ラセン神経節の神経細胞体から出る授受突起が蝸牛神経末梢枝の中を走行し、神経突起が蝸牛神経本幹および蝸牛根を経て中枢の蝸牛神経核に向かう。すなわち蝸牛神経は聴覚を伝える神経であるということができる。なお球形嚢に分布する神経として球形嚢神経があるが、これも聴覚の一部を伝えるする説が有力である。)

Cochlear ganglion; Spiral ganglion(蝸牛神経節;ラセン神経節)Ganglion cochleare; Ganglion spirale cochleae かぎゅうしんけいせつ;らせんしんけいせつ Feneis: 326 16 [A14_2_01_134]

Glossopharyngeal nerve [IX](舌咽神経[脳神経IX])Nervus glossopharyngeus [IX] ぜついんしんけい[のうしんけい9] Feneis: 326 17

[A14_2_01_135] →(舌咽神経は第九脳神経で以下の3つの主な神経線維束からなる。①咽頭筋層に分布する運動神経線維、②舌の後3分の1の味覚および咽頭粘膜に分布する知覚線維、③耳神経節におもむく副交感神経節前線維、などを含む。混合神経で知覚、運動、味覚の3種の神経線維を含む。その核は延髄中に存し、大部分迷走神経核と共通である。この神経は数根をもって延髄の後外側溝の最上部から出て硬膜に小枝を与えた後、迷走神経とともに頚静脈孔の前部に至り上神経節を作り、頚静脈孔を出て再び膨大して下神経節を作る。とともに脊髄神経節と同じ構造でそのなかの神経細胞が知覚神経線維の起始である。その後しばらく垂直に走り内頚静脈の間、つぎに内頚動脈と茎突咽頭筋の間を下り、この筋の外側を経て前方に曲がり、舌根に分布する。)

Root of glossopharyngeal nerve(舌咽神経根)Radix nervi glossopharyngei ぜついんしんけいこん

[A14_2_01_135_1]→

Rootlets of glossopharyngeal nerve(根糸(舌咽神経の))Fila radicularia nervus glossopharyngeus 

[A14_2_01_135a]→

Superior ganglion of glossopharyngeal nerve(上神経節(舌咽神経の))Ganglion superius (Nervus glossopharyngeus) じょうしんけいせつ(ぜついんしんけいの)Ehrenritter's ganglion Feneis: 326 18

[A14_2_01_136] →(頚静脈孔中にある求心性線維の小神経節。 (Feneis))

Inferior ganglion of glossopharyngeal nerve(下神経節(舌咽神経の))Ganglion inferius (Nervus glossopharyngeus) かしんけいせつ(ぜついんしんけいの)Andersch, Ganglion of Feneis: 326 19 [A14_2_01_137]

Tympanic nerve; *Tympanic branch of glossopharyngeal nerve(鼓室神経)Nervus tympanicus こしつしんけいAndersch, Nerve of; Jacobson's nerve Feneis: 326 20

[A14_2_01_138] →(鼓室神経はおもに下唾液核から出る副交感性の分泌神経線維を耳下腺に運ぶものであって、まず下神経節から出て前上方にすすみ、鼓室小管を通って鼓室中に入り、その内壁にある溝である岬角溝を通って上に向かい、顔面神経の膝神経節からくる吻合枝や、交感性の内頚動脈神経叢から起こり、頚鼓小管を経て鼓室にくる上下2条の頚鼓神経と結合して鼓室内壁で鼓室神経叢を作る。この神経叢から鼓室粘膜に分布する多くの枝を出し、その一つは耳管に沿い咽頭にまで行く。これを耳管枝という。鼓室神経の本幹はここに終わらないで、小錐体神経となり、鼓室上壁を貫いて錐体の前上面に出て前方にすすみ、蝶錐体軟骨結合を貫いて頭蓋底下面に出て耳神経節に入る。この神経節から耳介側頭神経との交通枝によって耳介側頭神経と結合し、さらに耳介側頭神経の枝である耳下腺枝によって耳下腺に達する。)

Tympanic enlargement; Tympanic ganglion(鼓室膨大;鼓室神経節)Intumescentia tympanica; Ganglion tympanicum こしつぼうだい;こしつしんけいせつ Feneis: 326 21 [A14_2_01_139]

Tympanic plexus(鼓室神経叢;ヤコブソン神経叢)Plexus tympanicus こしつしんけいそう;やこぶそんしんけいそうJacobson's plexus Feneis: 326 22

[A14_2_01_140] →(鼓室神経叢は鼓室迷路壁の岬角上にあり、鼓室神経、顔面神経の吻合枝、および内頚動脈神経叢からの交感神経枝によって形成される神経叢。中耳、乳突蜂巣、耳管に分布し、浅錐体神経を耳神経節に送る。)

Tubal branch of tympanic plexus(耳管枝(鼓室神経叢の))Ramus tubarius (Plexi tympanici) じかんし(こしつしんけいそうの) Feneis: 326 23

[A14_2_01_141] →(鼓室神経叢の耳管枝は舌咽神経の鼓室神経叢から耳管に分布する感覚枝。)

Caroticotympanic nerves(頚鼓神経)Nervi caroticotympanici けいこしんけい Feneis: 326 24

[A14_2_01_142] →(内頚動脈神経叢よりでる鼓室神経叢の交感性線維。(Feneis))

Superior caroticotympanic nerve(上頚鼓神経)Nervus caroticotympanicus superior 

[A14_2_01_142a]→

Inferior caroticotympanic nerve(下頚鼓神経)Nervus caroticotympanicus inferior 

[A14_2_01_142b]→

Communicating branch with auricular branch of vagus nerve; Communicating branch of vagus with glossopharyngeal nerve(迷走神経耳介枝との交通枝(舌咽神経の))Ramus communicans cum ramo auriculari nervi vagi; Ramus communicans nervus vagi cum nervus glossopharyngeo めいそうしんけいじかいしとのこうつうし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 25

[A14_2_01_143] →(ときには直接迷走神経幹に至る。)

Pharyngeal branches of glossopharyngeal nerve(咽頭枝(舌咽神経の))Rami pharyngei (Nervus glossopharyngei) いんとうし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 26

[A14_2_01_144] →(舌咽神経の咽頭枝は2~3本あって種々の高さで舌咽神経から出て咽頭側壁に至り、迷走神経および交感神経の因頭枝と結合して咽頭神経叢を作る。)

 

Stylopharyngeal branch of glossopharyngeal nerve(茎突咽頭筋枝(舌咽神経の))Ramus musculi stylopharyngei (Nervus glossopharyngei) けいとついんとうきんし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 27

[A14_2_01_145] →(舌咽神経の茎突咽頭筋枝は純運動性神経枝である。)

Carotid branch of glossopharyngeal nerve; Carotid nerve(頚動脈洞枝;頚動脈洞神経(舌咽神経の))Ramus sinus carotici (Nervus glossopharyngei); Nervus sinus carotici けいどうみゃくどうし;けいどうみゃくどうしんけい(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 28

[A14_2_01_146] →(舌咽神経の頚動脈洞枝は洞神経とも呼ばれ頚動脈洞に至る神経で、いわゆる頚動脈洞反射の求心性神経をなして心臓作用の抑制および血管拡張を招来し、迷走神経の枝である減圧神経とともに反射的に血圧の調節を行う機能的には極めて重要な神経である。)

Tonsillar branches of glossopharyngeal nerve(扁桃枝(舌咽神経の))Rami tonsillares (Nervus glossopharyngei) へんとうし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 29

[A14_2_01_147] →(舌咽神経の扁桃枝は口蓋扁桃窩からの感覚神経を運ぶ枝。)

Lingual branches of glossopharyngeal nerve(舌枝(舌咽神経の))Rami linguales (Nervus glossopharyngei) ぜつし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 30

[A14_2_01_148] →(舌咽神経の終枝で舌骨舌筋の内側を通って舌根に入り、舌根とこれに接する舌体の一部に分布する。)

Lesser petrosal nerve; Parasympathetic root of otic ganglion(小錐体神経;耳神経節の副交感神経根;小浅錐体神経)Nervus petrosus minor; Radix parasympathica ganglii otici しょうすいたいしんけい;じしんけいせつのふくこうかんしんけいこん;しょうせんすいたいしんけい Feneis: 326 32

[A14_2_01_149] →(鼓室神経叢よりでて耳神経節へいたる副交感神経神経。錐体前壁を貫き、蝶錐体裂を通り、卵円孔の下、下顎神経の内側で耳神経節へ入る。 (Feneis))

Communicating branch with meningeal branch; Communicating branch of glossopharyngeal nerve with meningeal branch(硬膜枝との交通枝;下顎神経の硬膜枝との交通枝)Ramus communicans cum ramo meningeo; Ramus communicans nervus glossopharyngei cum ramo meningeo nervus vagi こうまくしとのこうつうし;かがくしんけいのこうまくしとのこうつうし Feneis: 326 33 [A14_2_01_150]

Communicating branch with auriculotemporal nerve; Communicating branch of glossopharyngeal nerve with auriculotemporal nerve(耳介側頭神経との交通枝(舌咽神経の))Ramus communicans cum nervus auriculotemporali; Ramus communicans nervus glossopharyngei cum nervus auriculotemporali じかいそくとうしんけいとのこうつうし(ぜついんしんけいの) Feneis: 326 34 [A14_2_01_151]

Communicating branch with chorda tympani; Communicating branch of glossopharyngeal nerve with chorda tympani(鼓索神経との交通枝(舌咽神経の))Ramus communicans cum chorda tympani; Ramus communicans nervus glossopharyngei cum chorda tympani こさくしんけいとのこうつうし(ぜついんしんけいの) Feneis: 322 04; 326 35 [A14_2_01_152]

Vagus nerve [X](迷走神経[脳神経X])Nervus vagus [X] めいそうしんけい[のうしんけい10] Feneis: 328 01

[A14_2_01_153] →(迷走神経は第10脳神経で、上方の舌咽神経、下方の副神経の間で延髄の外側から多数の小根によって起こる混合神経で胸腹部の諸内臓に分布する副交感神経節前神経線維(延髄迷走神経背側核に細胞体をもつニューロンの神経突起)を主成分としている。これらの線維が胸腹部を走行するあいだに、きわめてしばしば自律神経叢を形成してどこに神経の本幹が存在するか不明瞭となるため、迷走神経の名がつけられた。また迷走神経には胸腹部の内臓の知覚を伝える神経線維(その細胞体は迷走神経の下神経節内に存在する)、咽頭下部および後頭の筋への運動線維(延髄疑核に発し、咽頭に分布するものは舌咽神経からの枝とともに咽頭壁において咽頭神経叢を形成したのち筋に分布する)、咽頭下部および後頭の粘膜への知覚神経線維、などが含まれる。後頭に分布する運動および知覚神経線維は下神経節の直下で後頭に向かう上喉頭神経となるか、あるいは胸腔内で迷走神経本幹から下喉頭神経として分かれて頚部を反回神経として上行するかして目的の器官に達する。)

Root of vagus nerve(迷走神経根)Radix nervi vagi めいそうしんけいこん

[A14_2_01_153_0]→

Right vagus nerve (X)(右迷走神経)Nervus vagus dexter うめいそうしんけい

[A14_2_01_153_1]→

Left vagus nerve(X)(左迷走神経)Nervus vagus sinister さめいそうしんけい

[A14_2_01_153_2]→

Rootlets of vagus nerve(根糸(迷走神経の))Fila radicularia (Nervus vagus) 

[A14_2_01_153a]→

Superior ganglion of vagus nerve(上神経節;頚静脈神経節(迷走神経の))Ganglion superius (Nervus vagus) じょうしんけいせつ;けいじょうみゃくしんけいせつ(めいそうしんけいの) Feneis: 328 02

[A14_2_01_154] →(頚動脈孔にある知覚性の小神経節。 (Feneis))

Meningeal branch of vagus nerve(硬膜枝(迷走神経の))Ramus meningeus (Nervus vagus) こうまくし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 04

[A14_2_01_155] →(迷走神経の硬膜枝は上神経節から出て頚静脈孔を通り、脳硬膜(横静脈洞と後頭静脈洞)に分布する知覚枝で、三叉神経の硬膜枝とともに、頭痛の発生に関係をもつといわれる。)

Auricular branch of vagus nerve; Auricular branch of vagus nerve(耳介枝(迷走神経の))Ramus auricularis (Nervus vagus) じかいし(めいそうしんけいの)Alderman's nerve; Arnold's nerves Feneis: 328 05

[A14_2_01_156] →(乳突小管および鼓室乳突裂を通って出て耳介後面および外耳道の後下壁に分布する。迷走神経の枝のうちで唯一の体性知覚枝であってArnoldの神経と呼ばれる。)

Inferior ganglion of vagus nerve(下神経節;節状神経節(迷走神経の))Ganglion inferius; Ganglion nodosum (Nervus vagus) かしんけいせつ;せつじょうしんけいせつ(めいそうしんけいの) Feneis: 328 03

[A14_2_01_157] →(紡錘形の大きな神経節。 (Feneis))

Communicating branch with auricular branch of vagus nerve; Communicating branch of vagus with glossopharyngeal nerve(舌咽神経との交通枝(迷走神経の))Ramus communicans cum ramo auriculari nervi vagi; Ramus communicans nervus vagi cum nervus glossopharyngeo; Ramus communicans plexi tympanici cum ramus auriculari nervus vagi ぜついんしんけいとのこうつうし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 06

[A14_2_01_143] →(本幹と舌咽神経下神経節との結合枝。)

Pharyngeal branch of vagus nerve(咽頭枝(迷走神経の))Ramus pharyngeus (Nervus vagus) いんとうし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 07

[A14_2_01_158] →(迷走神経の咽頭枝は下神経節から出て舌咽神経および交感神経の枝と結合し、咽頭側壁で咽頭神経叢を作り、これから咽頭の諸筋に筋枝を、咽頭粘膜に知覚枝と分泌枝を与える。)

Pharyngeal plexus; Pharyngeal nerve plexus(咽頭神経叢)Plexus pharyngealis しんとうしんけいそう Feneis: 328 08

[A14_2_01_159] →(咽頭神経叢は舌咽神経、迷走神経および副神経(延髄根)の枝を含み、咽頭の後壁に沿って走る神経叢。)

Superior laryngeal nerve(上喉頭神経)Nervus laryngeus superior じょうこうとうしんけい Feneis: 328 10

[A14_2_01_160] →(下神経節から起こり甲状舌骨膜へ向かって下行する。そして数本の小枝からなる運動性の外枝と、知覚性の内枝に分かれる。外枝は、甲状軟骨の外側を上まで被う下咽頭収縮筋と輪状甲状筋を支配する。また内枝は、甲状舌骨膜を貫いて喉頭上半分の粘膜に分布する。さらに交通枝によって下喉頭神経と交通する。)

External branch of superior laryngeal nerve(外枝(上喉頭神経の);外喉頭神経)Ramus externus (Nervus laryngeus superioris) がいし(じょうこうとうしんけいの) Feneis: 328 11

[A14_2_01_161] →(上喉頭神経の外枝は下咽頭収縮筋へ枝を出し、下舌骨筋に被われ、輪状甲状筋へいたる。)

Internal branch of superior laryngeal nerve(内枝(上喉頭神経の))Ramus internus (Nervus laryngeus superioris) ないし(じょうこうとうしんけいの) Feneis: 328 12

[A14_2_01_162] →(上喉頭神経の内枝は外枝を含む上喉頭神経の最終枝で上喉頭動脈とともに甲状舌骨膜を貫通し、梨状陥凹の粘膜下へ達す。喉頭蓋谷、喉頭蓋および後頭の粘膜を声門付近まで支配する。)

Communicating branch with recurrent laryngeal nerve; Communicating branch of internal laryngeal branch with recurrent laryngeal nerve(交通枝(反回神経(下喉頭神経)との);交通枝(上喉頭神経と下喉頭神経との))Ramus communicans cum nervus laryngeo recurrente; Ramus communicans ramus laryngeo interni cum nervus laryngeo recurrente; Ramus communicans cum nervo laryngeo inferiore こうつうし(はんかいしんけい(かこうとうしんけい)との);こうつうし(じょうこうとうしんけいとかこうとうしんけいとの) Feneis: 328 13

[A14_2_01_163] →(ネッターではAnsa of Galenとなっている。)

Superior cervical cardiac branches of vagus nerve(上頚心臓枝;上心臓枝(迷走神経の))Rami cardiaci cervicales superiores; Rami cardiaci craniale じょうけいしんぞうし;じょうしんぞうし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 09

[A14_2_01_164] →(遠心性(大部分は節前)線維(それとおそらく求心性の線維も?)を、心臓神経叢の深部と心臓神経節に送る。)

Inferior cervical cardiac branches of vagus nerve(下頚心臓枝;下心臓枝(迷走神経の))Rami cardiaci cervicales inferiores; Rami cardiaci caudales かけいしんぞうし;かしんぞうし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 14

[A14_2_01_165] →(遠心性(大部分は節前)線維(それとおそらく求心性の線維も?)を、右側では心臓神経叢の深部と心臓神経節へ、そして左側では心臓神経叢の浅部と心臓神経節に送る。)

Recurrent laryngeal nerve(反回神経)Nervus laryngeus recurrens; Nervus recurrens はんかいしんけい Feneis: 328 15

[A14_2_01_166] →(右側は鎖骨下動脈をまわり、左側では大動脈弓を回って気管と食道の間の溝にはいる。そして気管に気管枝を、食道に食道枝をそれぞれ送る。さらに終枝として下喉頭神経を、下咽頭収縮筋を貫いて輪状筋以外の喉頭筋と喉頭下半分の粘膜に送る。)

Right recurrent laryngeal nerve(右反回神経)Nervus laryngeus recurrens dexter; Nervus recurrens dexter うはんかいしんけい

[A14_2_01_166_1]→

Left recurrent laryngeal nerve(左反回神経)Nervus laryngeus recurrens sinister; Nervus recurrens sinister さはんかいしんけい

[A14_2_01_166_2]→

Tracheal branches of recurrent laryngeal nerve(気管枝(反回神経の))Rami tracheales nervus laryngei recurrentis きかんし(はんかいしんけいの) Feneis: 328 16

[A14_2_01_167] →(気管支は数本あって、反回神経から出ており、気管支枝は胸部の本幹から出る多数の小枝で、気管支の壁上で交感神経とともに肺神経叢をつくって肺の内部に分布している。)

Oesophageal branches of recurrent laryngeal nerve(食道枝(反回神経の))Rami oesophagei しょくどうし(はんかいしんけいの) Feneis: 328 17

[A14_2_01_168] →(頚部では反回神経から、胸部では本幹から多数の枝が分かれて、食道壁に分布している。)

Ramus communicans [cum ramo laryngeo interno](上喉頭神経内枝との交通枝)Ramus communicans [cum ramo laryngeo interno] じょうこうとうしんけいないしとのこうつうし Feneis: 328 19 [A14_2_01_168_1]

Inferior laryngeal nerve(下喉頭神経)Nervus laryngeus inferior かこうとうしんけい Feneis: 328 18

[A14_2_01_168_2] →(反回神経の終枝。下咽頭収縮筋を貫き、声門あたりまでの粘膜と輪状甲状筋を除く全後頭を支配する。 (Feneis))

Anterior branch of inferior laryngeal nerve(前枝(下喉頭神経の);下喉頭神経の前枝)Ramus anterior (Nervus laryngeus inferior) ぜんし(かこうとうしんけいの);かこうとうしんけいのぜんし

[A14_2_01_168_2_1]→

Posterior branch of inferior laryngeal nerve(後枝(下喉頭神経の);下喉頭神経の後枝)Ramus posterior (Nervus laryngeus inferior) こうし(かこうとうしんけいの)かこうとうしんけいのこうし

[A14_2_01_168_2_2]→

Pharyngeal branches of recurrent laryngeal nerve(咽頭枝(反回神経の))Rami pharyngei nervus laryngei recurrentis いんとうし(はんかいしんけいの) Feneis: 328 17a

[A14_2_01_169] →(反回神経の咽頭枝は下神経節から出て舌咽神経および交感神経の枝と結合し、咽頭側壁で咽頭神経叢を作り、これから咽頭の諸筋に筋枝を、咽頭粘膜に知覚枝と分泌枝を与える。 下神経節から出て咽頭の側壁から後壁に至り、舌咽神経・交感神経とともに咽頭神経叢をつくっている。咽頭神経叢は、咽頭の諸筋に遠心性線維を、咽頭と舌根部の粘膜に求心性線維を送っている。咽頭筋のうち、茎突咽頭筋だけは咽頭神経から直接の運動枝を受けており、また口蓋筋のうち、口蓋帆張筋以外のものはすべて咽頭神経叢から運動枝をうけている。舌咽神経と迷走神経とは神経叢においてだけでなく、もっと基部においても吻合しているから、末梢の枝が咽頭神経から起こっているか、また迷走神経から起こっているかを解剖学的に識別することは不可能である。)

Thoracic cardiac branches of vagus nerve; Thoracic cardiac nerve(胸心臓枝;胸心臓神経(迷走神経の))Rami cardiaci thoracici nervus vagi きょうしんぞうし;きょうしんぞうしんけい(めいそうしんけいの) Feneis: 328 20

[A14_2_01_170] →(迷走神経の胸心臓枝は胸の高さで分枝して心臓神経叢にはいる。副交感性節前線維が送られ反射性求心性繊維を受け取る。)

Bronchial branches of vagus nerve(気管支枝(迷走神経の))Rami bronchiales nervus vagi きかんしし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 21

[A14_2_01_171] →(迷走神経の気管支枝は数本あって気管下部に分布し、また交感神経の枝と合して気管支の周囲に神経叢すなわち肺神経叢を作り、気管支の枝とともに肺中に入り込む。)

Anterior bronchial branches of vagus nerve(前気管支枝(迷走神経の))Rami bronchiales anteriores (Nervus vagus) 

[A14_2_01_171a]→

Posterior bronchial branches of vagus nerve(後気管支枝(迷走神経の))Rami bronchiales posteriores (Nervus vagus) 

[A14_2_01_171b]→

Pulmonary nerve plexus(肺神経叢)Plexus pulmonalis はいしんけいそう Feneis: 328 22

[A14_2_01_172] →(肺神経叢は左右の肺門の前と後ろにあり、交感神経幹の心肺内臓神経と迷走神経の気管枝からつくられる2つの自律神経叢。気管と動脈に伴行して種々の枝が肺にはいる。)

Posterior pulmonary plexus(後肺神経叢)Plexus pulmonalis posterior こうはいしんけいそう

[A14_2_01_172_2]→

Oesophageal plexus; Esophageal plexus; Oesophageal nerve plexus; Esophageal nerve plexus(食道神経叢)Plexus oesophageus; Plexus nervus pharyngo-oesophageus しょくどうしんけいそう Feneis: 328 23

[A14_2_01_173] →(食道神経叢は食道壁の前・後部にある2つの神経叢の1つ。後部の神経叢は右迷走神経と左反回神経からの枝で、前部の神経叢は肺神経叢を出た後の迷走神経の吻合幹によってつくられる。枝は食道の粘膜および筋層に分布する。(=esophageal nerve plexus))

Anterior oesophageal plexus(前食道神経叢)Plexus oesophageus anterior 

[A14_2_01_173a]→

Anterior vagal trunk(前迷走神経幹;前幹)Truncus vagalis anterior; Truncus ventralis ぜんめいそうしんけいかん;ぜんかん Feneis: 328 24

[A14_2_01_174] →(食道神経叢より起こる前面の小さい神経叢。両迷走神経からの線維を含む。 (Feneis))

Anterior gastric branches of anterior vagal trunk(前胃枝(前迷走神経幹の))Rami gastrici anteriores trunci vagalis anterior ぜんいし(ぜんめいそうしんけいかんの) Feneis: 328 26

[A14_2_01_175] →(前迷走神経幹の前胃枝は胃面へ向かう迷走神経幹の枝。)

Anterior nerve of lesser curvature(前小弯神経;小弯前神経)Nervus curvaturae minoris anterior ぜんしょうわんしんけい;しょうわんぜんしんけいLatarjet's anterior neve

[A14_2_01_176] →(ラタルジェ前神経ともよばれる。前迷走神経管の最終枝で、胃の小弯に沿って胃十二指腸移行部の手前数センチのところまで進むが、幽門括約筋までは達しない。)

Hepatic branches of anterior vagal trunk(肝枝(前迷走神経幹の))Rami hepatici trunci vagalis anterior かんし(ぜんめいそうしんけいかんの) Feneis: 328 28

[A14_2_01_177] →(前迷走神経幹から出て小綱の上縁を廻り肝門を経て肝臓内に分布する。)

Pyloric branch of anterior vagal trunk(幽門枝(前迷走神経幹の))Ramus pyloricus (Trunci vagalis anterior) ゆうもんし(ぜんめいそうしんけいかんの)

[A14_2_01_178] →(前迷走神経幹の幽門枝は胃肝間膜を通って迷走神経の肝臓枝とともに幽門に分布する神経枝。選択的迷走神経切除術の際は胃虚脱を避けるために残す。)

Posterior vagal trunk(後迷走神経幹;後幹)Truncus vagalis posterior; Truncus dorsalis こうめいそうしんけいかん;こうかん Feneis: 328 25

[A14_2_01_179] →(食道神経叢より起こる前面の小さい神経叢。両迷走神経からの線維を含む。 (Feneis))

Posterior gastric branches of posterior vagal trunk(後胃枝(後迷走神経幹の))Rami gastrici posteriores trunci vagalis posterioris こういし(こうめいそうしんけいかんの) Feneis: 328 27

[A14_2_01_180] →(後迷走神経幹の後胃枝は左胃動脈の後ろを通って肝胃間膜で分岐し胃の後下面に分布する神経枝。)

Posterior nerve of lesser curvature(後小弯神経)Nervus curvaturae minoris posterior こうしょうわんしんけいLatarjet's posterior neve [A14_2_01_181]

Coeliac branches of posterior vagal trunk; Celiac branches of posterior vagal trunk(腹腔枝(後迷走神経幹の))Rami coeliaci vagalis posterioris ふくくうし(こうめいそうしんけいかんの) Feneis: 328 29

[A14_2_01_182] →(発育のよい後迷走神経幹の枝の約2/3をしめるもので腹腔神経叢(交感神経性)に入り、これを介して動脈に伴い胃以外の腹腔内臓に分布する。)

Renal branches of vagus nerve(腎枝(迷走神経の))Rami renales nervus vagi じんし(めいそうしんけいの) Feneis: 328 30

[A14_2_01_183] →(迷走神経の腎枝は迷走神経から腹腔神経節を経て腎神経叢へ至る枝。)

Accessory nerve [XI](副神経[脳神経XI])Nervus accessorius [XI] ふくしんけい[のうしんけい11]Willis' nerve Feneis: 328 31

[A14_2_01_184] →(副神経は第十一脳神経である。鈍運動神経で、その起始核は延髄から頚髄の上半におよぶ。したがってその神経根を延髄根と脊髄根とに分ける。前者は3~6本の根をなし迷走神経の下で延髄の後外側溝から出、脊髄根は6~7本の根をなして頚神経の前後両根の間から出て上行して延髄根と合して副神経の幹を作り、舌咽迷走両神経とともに頚静脈孔の前部を通って頭蓋底の外に出、内枝と外枝とに分かれる。内枝は延髄根の延長で、迷走神経下神経節の上端で迷走神経に合し、外枝は脊髄根の延長で下外方に走って胸鎖乳突筋および僧帽筋に分布する。また外枝はその経過中に第3および第4頚神経と交通する。)

Cranial root of accessory nerve; Vagal part of accessory nerve(延髄根;脳根(副神経の))Radix cranialis nervus accessorius; Pars vagalis nervus accessorius えんずいこん(ふくしんけいの) Feneis: 328 32

[A14_2_01_185] →(副神経は明瞭な延髄根と脊髄根に分けられる。副神経の延髄根は疑核の最尾側部の細胞より出る。これらの細胞の軸索は迷走神経の根線維の下方で、延髄外側面を出る。副神経延髄根の線維は迷走神経といっしょになって下喉頭(反回)神経を作り、喉頭内筋を支配する。副神経延髄根の構成成分は鰓分節筋を支配するから、特殊内臓遠心性special visceral efferent(SVE)成分とされる。)

Spinal root of accessory nerve; Spinal part of accessory nerve(脊髄根(副神経の))Radix spinalis nervi accessorius; Pars spinalis nervi accessorius せきずいこん(ふくしんけいの) Feneis: 328 33

[A14_2_01_186] →(副神経の脊髄根は第1から第5(又は第6頚髄前角の細胞柱より起こる。この細胞から出た根線維には後外側方に弧を描き、脊髄外側面を後根と前根の間から出る。副神経脊髄根の各根線維は集まって1本の神経幹となり歯状靱帯の後方を上行し、大(後頭)孔を通って頭蓋腔に入り、最後は頚静脈孔を通って迷走神経、舌咽神経と共に頭蓋から外に出る。副神経脊髄根の線維は同側の胸鎖乳突筋と僧帽筋の上部を支配する。1側の胸鎖乳突筋の収縮は頭を反対側に向けるが、1側の副神経脊髄根の損傷は通常頭部の位置になんら異常を起こさない。しかし、外力に逆らって反対側に頭部を向ける力は著明に弱くなる。僧帽筋上部の麻痺は次の症状でわかる。すなわち①肩甲骨が下外方へ回る。②傷害側の肩が中等度下がる。)

Rootlets of accessory nerve(根糸(副神経の))Fila radicularia nervus accessorii 

[A14_2_01_186a]→

Trunk of accessory nerve(副神経幹)Truncus nervi accessorii ふくしんけいかん Feneis: 328 34 [A14_2_01_187]

Internal branch of accessory nerve(内枝(副神経の))Ramus internus (Nervus accessorius) ないし(ふくしんけいの) Feneis: 328 35

[A14_2_01_188] →(副神経幹の内枝は副神経延髄根から出て頚静脈孔の中で迷走神経に合流する。)

External branch of accessory nerve; Spinal accessory nerve(外枝(副神経の);脊髄副神経)Ramus externus (Nervus accessorius) がいし(ふくしんけいの);せきずいふくしんけい Feneis: 328 36

[A14_2_01_189] →(副神経幹の外枝は頚静脈孔から離れた部分で副神経脊髄根からの繊維を胸鎖乳突筋や僧帽筋に送る。)

Muscular branches of accessory nerve(筋枝(副神経幹の))Rami musculares nervus accessorius きんし(ふくしんけいかんの) Feneis: 328 37

[A14_2_01_190] →(胸鎖乳突筋および僧帽筋へいたる枝。(Feneis))

Hypoglossal nerve [XII](舌下神経[脳神経XII])Nervus hypoglossus [XII] ぜっかしんけい[のうしんけい12] Feneis: 330 01

[A14_2_01_191] →(舌下神経は第12脳神経である。舌筋に分布する鈍運動神経で、その起始核である舌下神経核は延髄の下部にあり、これから出る神経は10~15の線維束に分かれて延髄の前オリーブ溝から出て、後頭骨の舌下神経管内で一幹となってこの管をでる。初めは迷走神経および内頚静脈の後外側にあるが、ついでその後をめぐって迷走神経の外側に現れ、つぎに茎突舌骨筋および顎二腹筋後腹の内側で弓状をなして前下方にすすみ、舌骨舌筋の外側に至って多くの枝、すなわち舌筋枝に分かれて舌筋に分布する。)

Root of hypoglossal nerve(舌下神経根)Radix nervi hypoglossi ぜっかしんけいこん

[A14_2_01_191_5]→

Rootlets of hypoglossal nerve(根糸(舌下神経の))Fila radicularia (Nervus hypoglossus) 

[A14_2_01_191a]→

Lingual branches of hypoglossal nerve(舌筋枝;舌枝(舌下神経の))Rami linguales (Nervus hypoglossi) ふくしんけいのぜつきんし;ぜつし(ぜっかしんけいの) Feneis: 330 02

[A14_2_01_192] →(舌筋枝は舌骨舌筋の外側ではじまる枝。茎突舌筋、舌骨舌筋、オトガイ舌筋および舌骨筋群へ分布する。)

Spinal nerves(脊髄神経)Nervi spinales せきずいしんけい Feneis: 330 03

[A14_2_02_001] →(脊髄から出る神経。31対あり、頚神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対に分けられる。それぞえ前根(運動根)、後根(知覚根)として脊髄から出る。後根には膨隆部すなわち脊髄神経節がある。2根は椎間孔で合流し混合脊髄神経となるが、すぐに前枝と後枝に別れる。前枝は体壁の前外側部と四肢に、後枝は前枝に比べると著しく細く、固有背筋と背部の皮膚に分布する。)

Cervical nerves [C1-C8](頚神経[C1-C8])Nervi cervicales [C1-C8] けいしんけい[C1-C8] Feneis: 330 14

[A14_2_02_002] →(頚神経は第1~8頚神経の総称である。各々の頚神経は前枝と後枝に分かれれる。第一頚神経の後枝は深項部の筋の上部を支配する純粋の筋枝であって、後頭下神経という。また第2頚神経の後枝はとくに強大であって、大後頭神経と名づけられ、深項部の筋に筋枝を与えたのち後頭部の皮膚に分布する。第3頚神経の後枝も比較的よく発達し、第3後頭神経と呼ばれる。第1~4頚神経の前枝は互いにワナをもって連絡して頚神経叢をつくり、第5~8頚神経の前枝も同様にして腕神経叢の主体となる。)

First cervical nerves; C1 spinal nerve; [C1](第1頚神経)Nervus cervicalis I; [C1] だい1けいしんけい

[A14_2_02_002_1]→

Second cervical nerves; C2 spinal nerve; [C2](第2頚神経)Nervus cervicalis II; [C2] だい2けいしんけい

[A14_2_02_002_2]→

Third cervical nerve; C3 spinal nerve; [C3](第3頚神経)Nervus cervicalis III; [C3] だい3けいしんけい

[A14_2_02_002_3]→

Fourth cervical nerves; C4 spinal nerve; [C4](第4頚神経)Nervus cervicalis IV; [C4] だい4けいしんけい

[A14_2_02_002_4]→

Fifth cervical nerves; C5 spinal nerve; [C5](第5頚神経)Nervus cervicalis V; [C5] だい5けいしんけい

[A14_2_02_002_5]→

Sixth cervical nerves; C6 spinal nerve; [C6](第6頚神経)Nervus cervicalis VI; [C6] だい6けいしんけい

[A14_2_02_002_6]→

Seventh cervical nerves; C7 spinal nerve; [C7](第7頚神経)Nervus cervicalis VII; [C7] だい7けいしんけい

[A14_2_02_002_7]→

Medial cutaneous branch of dorsal branch of 7th cervical nerve(内側皮枝(第7頚神経後枝の))Ramus cutaneus medialis ramus dorsalis (Nervus cervicalis VII) ないそくひし(だい7けいしんけいこうしの)

[A14_2_02_002_7_1]→

Eighth cervical nerves; C8 spinal nerve; [C8](第8頚神経)Nervus cervicalis VIII; [C8] だい8けいしんけい

[A14_2_02_002_8]→

Posterior rami of cervical nerves; Dorsal rami of cervical nerves(後枝;背側枝(頚神経の))Ramus posteriores nervus cervicalium; Ramus dorsales nervus cervicalium こうし;はいそくし(けいしんけいの) Feneis: 330 15 [A14_2_02_003]

Posterior branch of 2nd cervical nerve; Dorsal branch of 2nd cervical nerve(後枝;背側枝(第2頚神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus cervicalis II) こうし;はいそくし(だいにけいしんけいの)

[A14_2_02_003_2]→

Posterior branch of 3rd cervical nerve; Dorsal branch of 3rd cervical nerve(後枝;背側枝(第3頚神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus cervicalis III) こうし;はいそくし(だい3けいしんけいの)

[A14_2_02_003_3]→

Medial branch of posterior ramus of cervical nerve(内側枝(頚神経の後枝の))Ramus medialis ramus dorsalis nervus cervicalis ないそくし(けいしんけいのこうしの) Feneis: 330 16

[A14_2_02_004] →(頚神経の後枝の内側枝は脊髄神経の最終枝で皮膚へいたる枝。知覚性および運動性。)

Medial branch of posterior ramus of second cervical nerve(内側枝(第2頚神経後枝の))Ramus medialis ramus posterioris (Nervus cervicales II) ないそくし(けいしんけいのこうしの)

[A14_2_02_004_2]→頚神経の後枝の内側枝は脊髄神経の最終枝で皮膚へいたる枝。知覚性および運動性。

Lateral branch of posterior ramus of cervical nerve(外側枝(頚神経の後枝の))Ramus lateralis ramus dorsalis nervus cervicalis がいそくし(けいしんけいのこうしの) Feneis: 330 17

[A14_2_02_005] →(脊髄神経後枝の外側枝は内側枝とともに脊髄神経後枝の最終枝。上胸部ではすべて筋に分布するが、下胸部では筋に分布した後、背中の皮膚に分布し純運動性である。)

Lateral branch of posterior ramus of second cervical nerve(外側枝(第2頚神経後枝の))Ramus lateralis ramus dorsalis (Nervus cervicalis II) がいそくし(だい2けいしんけいこうしの)

[A14_2_02_005_2]→

Posterior cutaneous branch of posterior ramus of cervical nerve(後皮枝;後皮神経(頚神経の後枝の))Ramus cutaneus posterior ramus dorsalis nervus cervicalis こうひし;こうひしんけい(せきずいしんけいこうしの) [A14_2_02_006]

Suboccipital nerve; *Dorsal ramus of C1 spinal nerve(後頭下神経;*第一頚神経の後枝)Nervus suboccipitalis こうとうかしんけい;だい1けいしんけいのこうし Feneis: 330 18

[A14_2_02_007] →(第一頚神経の後枝。椎骨動脈と環椎の後弓の間をでて単項筋群へいたる。 (Feneis))

Greater occipital nerve(大後頭神経)Nervus occipitalis major だいこうとうしんけいArnold's nerves Feneis: 330 19

[A14_2_02_008] →(第二頚神経の太い後枝。軸椎と下頭斜筋の間をでて、僧帽筋を貫き項筋群以外に後頭の皮膚に分布。 (Feneis))

Anterior branch of greater occipital nerve(前枝(大後頭神経の))Ramus anterior (Nervus occipitalis major) ぜんし(だいこうとうしんけいの) [A14_2_02_008_1]→○
Posterior branch of greater occipital nerve(後枝(大後頭神経の))Ramus posterior (Nervus occipitalis major) こうし(だいこうとうしんけいの) [A14_2_02_008_2]→○

Third occipital nerve(第三後頭神経)Nervus occipitalis tertius だい3こうとうしんけい Feneis: 330 20

[A14_2_02_009] →(第三頚神経の後枝。正中線近くの項部の皮膚に分布。 (Feneis))

Posterior cervical nerve plexus(後頚神経叢;背側頚神経叢)Plexus nervosus cervicalis posterior; Plexus cervicalis dorsalis こうけいしんけいそうCruveilhier's plexuses

[A14_2_02_010] →(後頚神経叢は伝統的にあげられてきな神経叢は脊髄神経前枝のものばかりであるが、これは後枝の上頚部に形成される神経叢で、比較的小さな網工である。)

Anterior rami of cervical nerve; Ventral rami of cervical nerve(前枝;腹側枝(頚神経の))Rami anteriores nervus cervicalium; Rami ventrales nervus cervicalium ぜんし;ふくそくし(けいしんけいの) Feneis: 330 21 [A14_2_02_011]

Anterior branch of 1st cervical nerve; Ventral branch of 1st cervical nerve(前枝;腹側枝(第1頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis I) ぜんし;ふくそくし(だいいちけいしんけいの)

[A14_2_02_011_1]→

Anterior branch of 2nd cervical nerve; Ventral branch of 2nd cervical nerve(前枝;腹側枝(第2頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis II) ぜんし;ふくそくし(だいにけいしんけいの) [A14_2_02_011_2]→
Anterior branch of 3rd cervical nerve; Ventral branch of 3rd cervical nerve(前枝;腹側枝(第3頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis III) ぜんし;ふくそくし(だいさんけいしんけいの) [A14_2_02_011_3]→
Anterior branch of 4th cervical nerve; Ventral branch of 4th cervical nerve(前枝;腹側枝(第4頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis IV) ぜんし;ふくそくし(だいよんけいしんけいの) [A14_2_02_011_4]→
Anterior branch of 5th cervical nerve; Ventral branch of 5th cervical nerve(前枝;腹側枝(第5頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis V) ぜんし;ふくそくし(だいごけいしんけいの) [A14_2_02_011_5]→
Anterior branch of 8th cervical nerve; Ventral branch of 8th cervical nerve(前枝;腹側枝(第8頚神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus cervicalis VIII) ぜんし;ふくそくし(だいはちけいしんけいの) [A14_2_02_011_8]→

Cervical plexus; Cervical nerve plexus(頚神経叢)Plexus nervosus cervicalis; Plexus cervicalis けいしんけいそう Feneis: 330 22

[A14_2_02_012] →(第1~4頚神経の前枝が互いにワナをつくる(吻合する)ことにより形成される神経の網目を頚神経叢という。頚神経叢からは頚神経ワナ、横隔神経などの筋枝と、小後頭神経、大耳介神経、頚横神経、鎖骨上神経などの皮枝が出てそれぞれ末梢側におもむく。すなわち頚神経ワナは第1~2頚髄の前角に細胞体をもつ運動ニューロンの神経突起を含み、舌骨下筋群に分布する枝を有している。横隔神経は横隔膜に分布する。一方、皮枝の中に含まれるのは頚神経後根の脊髄神経節に細胞体を有する知覚ニューロンの末梢側突起、すなわち樹状突起にほかならず、これらは後頭部、頚部、および肩の部分の皮膚に分布してそこからの知覚を頚髄に伝える。鎖骨上神経は分布領域のちがいから内側[前]鎖骨上神経、中間鎖骨上神経、および外側[後]鎖骨上神経の三者に区別される。)

Ansa cervicalis(頚神経ワナ;舌下神経ワナ(下行頚神経の))Ansa cervicalis けいしんけいわな;ぜっかしんけいわな(かこうけいしんけいの) Feneis: 330 23

[A14_2_02_013] →(頚神経ワナは第1~第3頚神経より起こり、第1,第2頚神経の線維は一旦舌下神経に合した後に頚部を下行する小枝となる(上根)。一方、第2、第3頚神経の線維は内頚静脈に沿って下行する小枝(下根)をつくる。このような上根と下根とが吻合してループをつくる。このループを頚神経ワナといい、その枝は舌骨下筋に分布する。)

Sternohyoid branch of ansa cervicalis(胸骨舌骨筋枝(頚神経ワナの))Ramus muscularis sternohyoideus (Ansa cervicalis) きょうこつぜつこつきんし(けいしんけいわなの)

[A14_2_02_013_1]→

Superior root of ansa cervicalis; Superior limb of ansa cervicalis(上根(頚神経ワナの);下行枝(舌下神経の))Radix superior (Ansa cervicalis); Ramus descendens nervus hypoglossus じょうこん(けいしんけいわなの);かこうし(ぜっかしんけいの) Feneis: 330 24

[A14_2_02_014] →(頚神経ワナの上根は第一・第二頚神経から発する神経線維で、舌下神経と伴行した後、分枝して頚神経ワナの中で下根とつながる。舌骨下筋群を支配する。)

Inferior root of ansa cervicalis; Inferior limb of ansa cervicalis(下根(頚神経ワナの);下行頚神経)Radix inferior ansae cervicalis; Nervus cervicalis descendens かこん(けいしんけいわなの);かこうけいしんけい Feneis: 330 25

[A14_2_02_015] →(頚神経ワナの下根は第二・第三頚神経から発し、内頚静脈に沿って前下方に走る。頚神経ワナの形成に加わり舌骨下筋群を支配する。)

Thyrohyoid branch of ansa cervicalis; Nerve to thyrohyoid muscle(甲状舌骨筋枝(頚神経ワナの))Ramus thyrohyoideus (Ansa cervicalis) こうじょうぜつこつきんし(けいしんけいわなの) Feneis: 330 26

[A14_2_02_016] →(頚神経ワナの甲状舌骨筋枝は第1・第2頚神経からの線維からなり、舌下神経と伴行して舌骨上部に至り、ここで枝を出して甲状舌骨筋に分布する。)

Lesser occipital nerve(小後頭神経)Nervus occipitalis minor しょうこうとうしんけい Feneis: 330 27

[A14_2_02_017] →(頚神経叢の最上部の枝。胸鎖乳突筋の後縁を上行し、後頭部で二分し、大後頭神経の関連神経となる。 (Feneis))

Great auricular nerve(大耳介神経)Nervus auricularis magnus だいじかいしんけい Feneis: 330 28

[A14_2_02_018] →(胸鎖乳突筋のほぼ中央を垂直に耳まで上行する。 (Feneis))

Posterior branch of great auricular nerve(後枝(大耳介神経の))Ramus posterior (Nervus auricularis magnus) こうし(だいじかいしんけいの) Feneis: 330 29

[A14_2_02_019] →(大耳介神経の後枝は耳介後部および乳様突起をおおう皮膚に感覚枝を送る。)

Anterior branch of great auricular nerve(前枝(大耳介神経の))Ramus anterior (Nervus auricularis magnus) ぜんし(だいじかいしんけいの) Feneis: 330 30

[A14_2_02_020] →(耳介前面で下顎角までの皮膚に分布。 (Feneis))

Transverse cervical nerve; Nervus cutaneus cervicis(頚横神経;頚皮神経)Nervus transversus colli; Nervus transversus cervicalis; Nervus cutaneus colli: Nervus cutaneus cervicis けいおうしんけい;けいひしんけい Feneis: 332 01

[A14_2_02_021] →(頚横神経は第2頚神経、第3頚神経から起こり胸鎖乳突筋の後縁から出て、後頚三角の下部を走り、頚部の下部から胸部の上部にわたって分布する。)

Superior branches of transverse cervical nerve(上枝(頚横神経の))Rami superiores nervus transversus colli じょうし(けいおうしんけいの) Feneis: 332 02

[A14_2_02_022] →(頚神経叢の上枝は頚部前三角上部の皮膚に分布する。)

Inferior branches of transverse cervical nerve(下枝(頚横神経の))Rami inferiores nervus transversus colli かし(けいおうしんけいの) Feneis: 332 03

[A14_2_02_023] →(頚神経叢の下枝は前頚三角下部の皮膚に分布する。)

Supraclavicular nerves(鎖骨上神経)Nervi supraclaviculares さこつじょうしんけい Feneis: 332 04

[A14_2_02_024] →(C3およびC4よりでる皮枝。扇状に方および鎖骨部へ広がる。 (Feneis))

Medial supraclavicular nerves(内側鎖骨上神経;前鎖骨上神経)Nervi supraclaviculares mediales; Nervi supraclaviculares anteriores ないそくさこつじょうしんけい;ぜんさこつじょうしんけい Feneis: 332 05

[A14_2_02_025] →(鎖骨内側1/3のところをこえ、頚部および胸骨角へいたる胸部の皮膚、さらに胸鎖関節部の皮膚に分布。 (Feneis))

Intermediate supraclavicular nerves(中間鎖骨上神経;中鎖骨上神経)Nervi supraclaviculares intermedii; Nervi supraclaviculares medius ちゅうかんさこつじょうしんけい Feneis: 332 06

[A14_2_02_026] →(広頚筋の下、鎖骨の中央1/3をこえ、第4肋骨までの皮膚に分布。 (Feneis))

Lateral supraclavicular nerves(外側鎖骨上神経;後鎖骨上神経)Nervi supraclaviculares laterales; Nervi supraclaviculares posteriores がいそくさこつじょうしんけい;こうさこつじょうしんけい Feneis: 332 07

[A14_2_02_027] →(肩峰、三角筋および肩鎖骨関節部の皮膚に分布。 (Feneis))

Trapezius branch; Trapezius muscular branch; Branch to trapezius (of cervical plexus)(僧帽筋枝;僧帽筋神経(頚神経叢の))Ramus trapezius; Nervus musculus trapezius (Plexus nervosus cervicalis) そうぼうきんし(けいしんけいそうの)

[A14_2_02_027_1]→ この枝はかなりに太いもので,特にCIVから,また一部はCIIIから発し,しばしば鎖骨上神経の構成成分となっている.この枝は副神経のすぐ下方で表面に現われ,この神経のそばを平行して走って僧帽筋に達し,この筋への支配にあずかる.この枝と副神経がたがいに神経叢のような連鎖をなしていることがある.(Rauber)

Phrenic nerve(横隔神経)Nervus phrenicus おうかくしんけい Feneis: 332 08

[A14_2_02_028] →(第3~5頚神経から出て頚神経叢を形成し、主に第4頚神経から起こる。頚部では前斜角筋の前面に沿って、また胸腔中では縦隔胸膜と心膜との間を通って、それぞれ走行する。横隔膜にいたる運動神経であるが、壁側縦隔胸膜、心膜、横隔胸膜、腹膜に知覚神経を送り(心臓枝)、腹腔神経叢からの枝と交通する(横隔腹枝)。時に鎖骨下筋神経または腕神経叢の他の神経から小枝が出てて、第1肋骨付近の高さで横隔神経に合することがあるが、これを副横隔神経という。)

Right phrenic nerve(右横隔神経)Nervus phrenicus dexter うこうかくしんけい

[A14_2_02_028_1]→

Left phrenic nerve(左横隔神経)Nervus phrenicus sinister さおうかくしんけい

[A14_2_02_028_2]→

Pericardial branch of phrenic nerve; Pericardiac branches of phrenic nerve(心膜枝(横隔神経の))Ramus pericardiacus nervus phrenici しんまくし(おうかくしんけいの) Feneis: 332 09

[A14_2_02_029] →(横隔神経の心膜枝は横隔神経の枝の一つで、心膜およびこれと隣接する縦隔胸膜に分布する。)

Phrenico-abdominal branches of phrenic nerve(横隔腹枝(横隔神経の))Rami phrenicoabdominales nervus phrenici おうかくふくし(おうかくしんけいの) Feneis: 332 10

[A14_2_02_030] →(横隔神経の横隔腹枝は横隔神経の最終枝で運動枝を、横隔膜・口角胸膜・腹膜に感覚枝を送る。)

Phrenic branches of phrenic nerve(横隔枝(横隔神経の))Rami phrenici [A14_2_02_030a]→

Accessory phrenic nerves; Accesory branches of phrenic nerve(副横隔神経;副横隔枝(横隔神経の))Nervi phrenici accessorii ふくおうかくしんけい Feneis: 332 11

[A14_2_02_031] →(鎖骨下筋に分布する鎖骨下筋神経からしばしば小枝が起こり、第1肋骨の高さで横隔神経に加わる。この枝はC5・C6からの線維で、副横隔神経といわれる。(解剖学講義))

Brachial plexus; Brachial nerve plexus(腕神経叢)Plexus brachialis わんしんけいそう Feneis: 332 12

[A14_2_03_001] →(腕神経叢は通常第5~8頚神経の全部および第1胸神経の大部分からはじまるが、またしばしば第4頚神経および第2胸神経と細枝で交通する。この神経叢は前斜角筋と中斜角筋との間を通って上内方から下外方に走り、鎖骨の下を通って腋窩に至り、上腕帯および自由上肢部の諸部に枝を与えるもので、脊髄神経叢のなかで最も発育がよい。腕神経叢の出来肩は極めて独特で、まず第5,6頚神経が合して1幹を作り、第7頚神経はそのまま独立に1幹をなし、第8頚神経と第1胸神経と合して1幹を作るが、これをそれぞれ上神経幹、中神経幹および下神経幹という。この3幹はつぎにおのおの前後2枝に分かれるこれらの枝うち、後枝は3本合して1本の後神経束を作り、その延長が橈骨神経となる。前枝は上中2本が合して新たに外側神経束を生じ、下神経幹の前枝はそのまま内側神経束となる。この内外の神経束はおのおの分かれて2枝となり、かくして出来た4枝のなかで中央の2枝が合して正中神経を作り、外側枝は筋皮神経となり、内側枝はさらに分かれて尺骨神経、内側上腕皮神経、内側前腕皮神経の枝となる。腕神経叢をその値する部位により鎖骨上部と鎖骨下部とに分ける。鎖骨上部は鎖骨上窩で胸鎖乳突筋下部の後にあり、鎖骨下部は鎖骨下で大小両胸筋に被われて腋窩に至る。)

Roots of brachial plexus(根;腕神経叢根(腕神経叢の))Radices plexus brachialis こん;わんしんけいそうこん(わんしんけいそうの) Feneis: 332 12a

[A14_2_03_002] →(腕神経叢の根は前斜角筋と中斜角筋のあいだを通り、後頚三角に達する。そこで腕神経叢は鎖骨下動脈とともに腋窩筋膜鞘(深頚筋膜の椎前葉の続き)で包まれる。)

Trunks of brachial plexus(神経幹(腕神経叢の))Trunci plexus brachialis しんけいかん(わんしんけいそうの) Feneis: 332 13

[A14_2_03_003] →(腕神経叢の神経幹は多くは1または2本の前枝でつくる3本(上神経幹、中神経幹、下神経幹)の一次束。)

Superior trunk of brachial plexus; Upper trunk of brachial plexus(上神経幹(腕神経叢の))Truncus superior plexus brachialis じょうしんけいかん(わんしんけいそうの) Feneis: 332 14

[A14_2_03_004] →(第5頚神経および第6頚神経由来の腕神経叢の根が合流して上神経幹を作る。)

Middle trunk of brachial plexus(中神経幹(腕神経叢の))Truncus medius plexus brachialis ちゅうしんけいかん(わんしんけいそうの) Feneis: 332 15

[A14_2_03_005] →(第7神経由来の神経叢根がそのまま伸びて中神経幹をなす。)

Inferior trunk of brachial plexus; Lower trunk of brachial plexus(下神経幹(腕神経叢の))Truncus inferior plexus brachialis かしんけいかん(わんしんけいそうの) Feneis: 332 16

[A14_2_03_006] →(第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢の根が合流し下神経幹をつくる。下神経幹は鎖骨下動脈第3部の後方に位置する。)

Anterior divisions of brachial plexus(前部;前枝(腕神経叢の))Divisiones anteriores plexus brachialis ぜんぶ;ぜんし(わんしんけいそうの) Feneis: 332 17

[A14_2_03_007] →(腕神経叢の前部は3本の神経幹よりでる腹側の枝。屈筋を支配する。)

Posterior divisions of brachial plexus(後部;後枝(腕神経叢の))Divisiones posteriores plexus brachialis こうぶ;こうし(わんしんけいそうの) Feneis: 332 18

[A14_2_03_008] →(腕神経叢の後部は3本の神経管の背側枝。後神経束を形成し、伸筋を支配。)

Cords of brachial plexus(神経束;束(腕神経叢の))Fasciculus plexus brachialis しんけいそく;そく(わんしんけいそうの) Feneis: 332 18a

[A14_2_03_009] →(枝(前部でかつ、または後部)の結合によって3つの幹から形成された3つの神経束。)

Supraclavicular part of brachial plexus(鎖骨上部(腕神経叢の))Pars supraclavicularis plexus brachialis さこつじょうぶ(わんしんけいそうの) Feneis: 332 19

[A14_2_03_010] →(鎖骨上部からは運動神経が出て、上肢帯の諸筋を支配している。胸郭の背面と側面へ行く神経は肩甲挙筋および小・大菱形筋へ行く肩甲背神経、胸郭の側壁で前鋸筋の筋尖に終わる枝を出す長胸神経、および広背筋を支配する胸背神経。肩甲骨に関係する諸筋のうち、その後面のもの[棘上筋と棘下筋]は肩甲上神経によって、前面のものは肩甲下神経に指背さている。後者はまた大円筋へも行く。胸郭の前面には鎖骨下筋神経[鎖骨下筋へ]と外側および内側胸筋神経が来ており、大および小胸筋を支配している。)

Dorsal scapular nerve(肩甲背神経)Nervus dorsalis scapulae けんこうはいしんけい Feneis: 332 20

[A14_2_03_011] →(肩甲背神経は第5頚神経由来の腕神経叢根からおこり、中斜角筋を貫いて走行し、肩甲挙筋および菱形筋の下を通り、これらの筋を支配する。)

Long thoracic nerve(長胸神経)Nervus thoracicus longus ちょうきょうしんけいBell's nerve Feneis: 332 21

[A14_2_03_012] →(長胸神経は第5~7頚神経由来の腕神経叢根より起こり、1本の神経となって腕神経叢および鎖骨下動静脈の後方を下行して第1肋骨の外側面を横切り腋窩に達する。そののち、この神経は前鋸筋へ向かう。『ベルの神経』:1829年、スコットランドの神経解剖学者Sir Charles Bell (1774-1842)が前鋸筋に分布するこの神経を記載した。彼の名は、1811年の「脊髄前根が運動神経で構成される」ことの報告(Bell-Magendie's law)や、1830年の顔面神経の麻痺についての報告(Bell's palsy)にも残されている。)

Subclavian nerve(鎖骨下筋神経)Nervus subclavius さこつかきんしんけい Feneis: 332 22

[A14_2_03_013] →(腕神経叢の上神経幹からおこり、鎖骨下筋を支配する神経支配。これにより、上肢を動かす際に胸鎖関節に作用し、鎖骨の運動を介して肩の位置を調節する。(イラスト解剖学))

Suprascapular nerve(肩甲上神経)Nervus suprascapularis けんこうじょうしんけい Feneis: 332 23

[A14_2_03_014] →(肩甲上神経は第5頚神経および第6頚神経由来の腕神経叢の上神経幹より起こり、肩甲舌骨筋の起始に沿って肩甲切痕を経て棘上窩に入り、棘上筋および棘下筋に分布する。)

Subscapular nerves(肩甲下神経)Nervi subscapulares けんこうかしんけい Feneis: 336 11

[A14_2_03_015] →(肩甲下神経は第5頚神経~第7頚神経由来の腕神経叢より起こり、肩甲下筋および大円筋へいたる2~3本の枝。)

Thoracodorsal nerve(胸背神経)Nervus thoracodorsalis きょうはいしんけい Feneis: 336 12

[A14_2_03_016] →(胸背神経は第6頚神経~第8頚神経由来の腕神経叢より起こる最長の肩甲骨化の神経。肩甲骨の外側縁を通り、広背筋を支配する。)

Anterior thoracic nerves; Pectoral nerves(前胸神経;胸神経)Nervi thoracici ventrales; Nervi thoracici anteriores; Nervi pectorales ぜんきょうしんけい;きょうきんしんけい

[A14_2_03_016_1]→

Medial pectoral nerve(内側胸筋神経;内側前胸神経)Nervus pectoralis medialis ないそくきょうきんしんけい Feneis: 332 28

[A14_2_03_017] →(内側胸筋神経は第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢から起こり、大および小胸筋を支配する。)

Lateral pectoral nerve(外側胸筋神経;外側前胸神経)Nervus pectoralis lateralis がいそくきょうきんしんけい Feneis: 332 29

[A14_2_03_018] →(外側胸筋神経は第5頚神経~第7頚神経由来の腕神経叢から起こり、大および小胸筋を支配する。)

Muscular branches of supraclavicular part of brachial plexus(筋枝(腕神経叢の鎖骨上部の))Rami musculares partis supraclavicularis plexus brachialis きんし(わんしんけいそうのさこつじょうぶの)

[A14_2_03_019] →(腕神経叢の鎖骨上部の筋枝は前中後斜角筋および頚長筋へ向かう。)

Infraclavicular part of brachial plexus(鎖骨下部(腕神経叢の))Pars infraclavicularis plexus brachialis さこつかぶ(わんしんけいそうの) Feneis: 332 24

[A14_2_03_020] →(鎖骨下部は腋窩動脈を囲んで3束、すなわち外側神経束、内側神経束および後神経束をつくる。これらの3種類の神経束は後頚三角部を出て鎖骨の後方を下行し、腋窩に達する。)

Lateral cord of brachial plexus(外側神経束;橈側神経束(腕神経叢の))Fasciculus lateralis; Fasciculus radialis (Plexus brachialis) がいそくしんけいそく;とうそくしんけいそく(わんしんけいそうの) Feneis: 332 25

[A14_2_03_021] →(上神経幹と中神経幹のそれぞれの神経幹の前枝が合して外側神経束をなす。腋窩動脈の外側にある。したがって第5頚神経から第7頚神経由来である。腋窩動脈の外側にある。)

Medial cord of brachial plexus(内側神経束;尺側神経束(腕神経叢の))Fasciculus medialis; Fasciculus ulnaris (Plexus brachialis) ないそくしんけいそく;しゃくそくしんけいそく(わんしんけいそうの) Feneis: 332 26

[A14_2_03_022] →(下神経幹の神経幹前枝がそのまま伸びて内側神経束をなす。)

Posterior cord of brachial plexus(後神経束;背側神経束(腕神経叢の))Fasciculus posterior; Fasciculus dorsalis (Plexus brachialis) こうしんけいそく;はいそくしんけいそく(わんしんけいそうの) Feneis: 332 27

[A14_2_03_023] →(第5頚神経~第1胸神経由来の後神経束からは腋窩神経と橈骨神経が出てくる。腋窩動脈の後方にある。)

Musculocutaneous nerve(筋皮神経)Nervus musculocutaneus きんひしんけいCasserio's nerve Feneis: 334 01

[A14_2_03_024] →(筋皮神経は第5頚神経~第7頚神経由来の外側神経束より起こり、烏口腕筋を貫き、烏口腕筋、上腕二頭筋および上腕筋を支配し、外側前腕皮神経となって前腕外側半部に分布する。皮神経をまとめると、筋枝は上腕前側の屈筋(烏口腕筋・上腕筋・上腕二頭筋)に分布する。皮枝は前腕外側部の皮膚部に分布する。そのほかに関節枝を肘関節に送る。)

Muscular branches of musculocutaneous nerve(筋枝(筋皮神経の))Rami musculares (Nervus musculocutanei) きんし(きんひしんけいの) Feneis: 334 02

[A14_2_03_025] →(烏口腕筋、上腕二頭筋、および上腕筋への枝。しばしば正中神経と交通する。)

Lateral cutaneous nerve of forearm; Lateral antebrachial cutaneous nerve(外側前腕皮神経;前腕の外側皮神経;橈側前腕皮神経)Nervus cutaneus antebrachii lateralis; Nervus cutaneus antebrachii radialis がいそくぜんわんひしんけい;ぜんわんのがいそくひしんけい;とうそくぜんわんひしんけい Feneis: 334 03

[A14_2_03_026] →(第5頚神経~第7頚神経由来の筋皮神経の知覚線維は肘窩で筋膜を貫き表面へ出て外側前腕皮神経となり、前腕外側部の皮膚に分布している。 (Netter)外側前腕皮神経は、橈側皮静脈の深部を通り、間もなく前枝と後枝に分岐する。前枝は、前腕橈側の前面を下行し、手首に至り母指球底部に終わる。手首では、外側前腕皮神経は橈骨動脈の前に位置し、前腕筋膜を貫き、この部位の橈骨動脈に終わる小枝を出す。前枝の終末小枝は、正中神経の終末枝の1つである掌枝と交通する。外側前腕皮神経のの後枝は前枝より小さい。前腕の橈側縁を回って後、数本の枝に分かれる。これらの分枝は、前腕背側を覆う皮膚や筋膜の各々の部を支配する。これらの分枝もまた、橈骨神経由来の後前腕皮神経および浅枝と交通する(図6)。外側前腕皮神経により支配される皮膚と付属器(感覚受容器、毛、立毛筋、腺、血管)の領域を右下図に示す。しかし、前腕の橈骨神経の例のように、これら皮膚を支配する終末枝の支配領域には、相当な個体差が認められる。)

Medial cutaneous nerve of arm; Medial brachial cutaneous nerve(内側上腕皮神経;内側皮神経;尺側上腕皮神経(上腕の))Nervus cutaneus brachii medialis; Nervus cutaneus brachii ulnaris ないそくじょうわんひしんけい;ないそくひしんけい;しゃくそくじょうわんひしんけい(じょうわんの)Wrisberg, Nerve of Feneis: 334 04

[A14_2_03_027] →(内側上腕皮神経は第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢の内側神経束より起こり上腕内側の皮膚に分布する知覚神経で、第2またはときに第3肋間神経の外側皮枝と交通して肋間上腕神経を作る。この両神経は合して1本となることもあり、またそれぞれ独立して起こることもあり、また肋間上腕神経がよく発達して内側上腕皮神経が小さいこともある。)

Medial cutaneous nerve of forearm; Medial antebrachial cutaneous nerve(内側前腕皮神経;内側皮神経;尺側前腕皮神経(前腕の))Nervus cutaneus antebrachii medialis; Nervus cutaneus antebrachii ulnaris ないそくぜんわんひしんけい;ないそくひしんけい;しゃくそくぜんわんひしんけい(ぜんわんの) Feneis: 334 05

[A14_2_03_028] →(第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢の内側神経束から起こり掌側枝(前枝)および尺側枝(後枝)に分かれて、前腕内側の皮膚に分布する知覚神経である。)

Anterior branch of medial cutaneous nerve of forearm; Anterior branch of medial antebrachial cutaneous nerve(前枝;掌側枝(内側前腕皮神経の))Ramus anterior; Ramus volaris ぜんし・しょうそくし(ないそくぜんわんひしんけいの) Feneis: 334 06

[A14_2_03_029] →(内側前腕皮神経の掌側枝(前枝)は前腕の屈筋を支配する。)

Posterior branch of medial cutaneous nerve of forearm; Ulnar branch of medial antebrachial cutaneous nerve(後枝;尺側枝(内側前腕皮神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis こうし;しゃくそくし(ないそくぜんわんひしんけいの) Feneis: 334 07

[A14_2_03_030] →(内側前腕皮神経の尺側枝(後枝)は前腕伸側の上2/3を支配する。(Feneis))

Median nerve(正中神経)Nervus medianus せいちゅうしんけい Feneis: 334 08

[A14_2_03_031] →(内側および外側神経束よりなる(C6-T1)。(Feneis))

Medial root of median nerve(内側根(正中神経の);正中神経内側根)Radix medialis nervi mediani ないそくこん(せいちゅうしんけいの);せいちゅうしんけいないそくこん Feneis: 334 09

[A14_2_03_032] →(正中神経の内側根は第8頚神経~第1胸神経由来の内側神経束よりくる部分。)

Lateral root of median nerve(外側根;橈側根(正中神経の);正中神経外側根)Radix lateralis nervi mediani がいそくこん;とうそくこん(せいちゅうしんけいの);がいそくこん Feneis: 334 10

[A14_2_03_033] →(正中神経の内側根は第(5)6頚神経~第7頚神経由来の内側神経束よりくる部分。)

Anterior interosseous nerve; Volar interosseus of median nerve(前骨間神経;前前腕骨間神経;掌側前腕骨間神経)Nervus interosseus antebrachii anterior; Nervus interosseus antebrachii volaris ぜんこつかんしんけい;ぜんぜんわんこつかんしんけい;しょうそくぜんわんこつかんしんけい Feneis: 334 11

[A14_2_03_034] →(前前腕骨間神経は円回内筋の高さで分かれて同名の動脈とともに前腕骨間膜の掌側を下り、長母指屈筋、深指屈筋橈側頭、方形回内筋に分布するほか、橈骨と尺骨の骨間膜に枝を出す。)

Muscular branches of median nerve(筋枝(正中神経の))Rami musculares (Nervus medianus) きんし(せいちゅうしんけいの) Feneis: 334 12

[A14_2_03_035] →(正中神経の筋枝は大部分肘関節のあたりで出て円回内筋および前腕の屈筋中、尺側手根屈筋と深枝屈筋の尺側部以外の筋に分布する。)

Palmar branch of median nerve(掌枝(正中神経の))Ramus palmaris (Nervus medianus) しょうし(せいちゅうしんけいの) Feneis: 334 13

[A14_2_03_036] →(正中神経の掌枝は前腕下部の高さで分かれて、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱との間を通って手関節の辺りに達し、この部の母指側の皮膚に分布する。)

Communicating branch with ulnar nerve; Communicating branch of anterior interosseus nerve with ulnar nerve(尺骨神経との交通枝(正中神経と))Ramus communicans cum nervus ulnari; Ramus communicans nervus interossei antebrachii anterior cum nervus ulnari しゃくこつしんけいとのこうつうし(せいちゅうしんけいと) Feneis: 334 14

[A14_2_03_037] →(正中神経と尺骨神経との交通枝)

Common palmar digital nerves of median nerve(総掌側指神経(正中神経の))Nervi digitales palmares communes そうしょうそくししんけい(せいちゅうしんけいの) Feneis: 334 15

[A14_2_03_038] →(正中神経の総掌側指神経は3本あって、さらに母指と示指との間に行くものは母指橈側、尺側および示指橈側の3本、示指と中指との間にいくものは示指尺側と中指橈側の2本、中指と薬指との間にいくものは中指尺側と薬指橈側の2本の固有掌側指神経に分かれ、全体として薬指を境として橈側の手掌および指縁の皮膚に分布する。このほか、短母指外転筋、短母指屈筋の一部、母指対立筋および橈側虫様筋などにも枝を与える。)

Proper palmar digital nerves(固有掌側指神経)Nervi digitales palmares proprii こゆうしょうそくししんけい Feneis: 334 16

[A14_2_03_039] →(固有掌側指神経は総掌側指神経の終糸。掌側では橈側3と1/2指の皮膚を、背側では橈側2と1/2指の皮膚を支配する。)

Proper palmar digital nerves of thumb(母指の固有掌側指神経(正中神経の))Nervi digitales palmares proprii policis (Nervus medianus) ぼしのこゆうしょうそくししんけい

[A14_2_03_039a]→

Ulnar nerve(尺骨神経)Nervus ulnaris しゃくこつ(しゃっこつ)しんけい Feneis: 334 17

[A14_2_03_040] →(腕神経叢の枝であり、上腕の内側後部を下り肘頭の内(尺)側に達してから前面に近づき、尺側手根筋と深指屈筋(尺骨半)への筋枝を出したのち前腕を下りながら途中で手背尺側半の皮膚に分布する背側指神経および手掌尺側半の皮膚に分布する一つの皮枝を出す。手掌部に達した尺骨神経の本幹は短掌筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋、尺側の虫様筋、短母指屈筋の深頭、母指内転筋、および骨間筋への筋枝を出すほか、総掌側指神経とその末梢側のつづきである固有掌側指神経になり小指および薬指の表面をおおう皮膚に分布する。)

Muscular branches of ulnar nerve(筋枝(尺骨神経の))Rami musculares nervus ulnaris きんし(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 18

[A14_2_03_041] →(尺骨神経の筋枝は尺側手根屈筋、浅指屈筋の尺側部へいたる枝。)

Dorsal branch of ulnar nerve; Branch of ulnar nerve to dorsum of hand(手背枝(尺骨神経の);尺骨神経手背枝)Ramus dorsalis nervus ulnaris しゅはいし(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 19

[A14_2_03_042] →(尺骨神経手背枝は手首の近位で尺骨神経から分枝し、手背内側半、小指近位部、第4指内側面に分布する。)

Dorsal digital nerves of ulnar nerve(背側指神経(尺骨神経の))Nervi digitales dorsales manus はいそくししんけい(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 20

[A14_2_03_043] →(小指、薬指および中指の尺側部へ分布。支配域は橈骨神経によってせばめられることあり。 (Feneis))

Palmar branch of ulnar nerve(掌枝;掌側枝;手掌枝(尺骨神経の);尺骨神経掌枝)Ramus palmaris nervus ulnaris; Ramus volaris manus しょうし;しょうそくし;しゅしょうし(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 21

[A14_2_03_044] →(尺骨神経の掌枝は前腕遠位部で分枝し、手掌の動脈に伴行して手に進入し、小枝の皮膚・第4指内側半・その近辺の手掌部の皮膚に分布する。)

Palmar cutaneous branch of ulnar nerve(掌皮枝;掌枝(尺骨神経の))Ramus cutaneus palmaris; Ramus palmaris (Nervus ulnaris) しょうひし;しょうし(しゃくこつしんけいの)

[A14_2_03_044_1]→

Superficial branch; Superficial volar branch of ulnar nerve(浅枝;浅掌枝(尺骨神経の))Ramus superficialis nervus ulnaris せんし(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 22

[A14_2_03_045] →(尺骨神経の浅枝は手掌腱膜下にあり、小指と第4指内側半の掌側皮膚、それより近位の手掌部、短掌筋に分布する。)

Common palmar digital nerves of ulnar nerve(総掌側指神経(尺骨神経の))Nervi digitales palmares communes そうしょうそくししんけい(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 23 [A14_2_03_046]
Proper palmar digital nerves(固有掌側指神経)Nervi digitales palmares proprii こゆうしょうそくししんけい Feneis: 334 24 [A14_2_03_047] →(固有掌側指神経は総掌側指神経の終糸。掌側では橈側3と1/2指の皮膚を、背側では橈側2と1/2指の皮膚を支配する。)

Deep branch of ulnar nerve(深枝;深掌枝(尺骨神経の))Ramus profundus nervus ulnaris しんし(しゃくこつしんけいの) Feneis: 334 25

[A14_2_03_048] →(尺骨神経の深枝は尺骨動脈の深掌枝や深掌動脈弓に伴行して手首の関節、第3、第4虫様筋、掌側・背側骨間筋、母趾内転筋、短母趾屈筋の深頭に分布する。)

Radial nerve(橈骨神経)Nervus radialis とうこつしんけい Feneis: 336 01

[A14_2_03_049] →(橈骨神経は後神経束より起こる(多くはC5~Th1)。腋窩の中で腋窩動脈の背面をを通り、上腕深動脈とともに上腕骨の後面にいたる。橈骨神経溝の中で骨の近く上腕骨の外側縁を回り、外側筋間中隔を貫き、肘関節の上で屈側にでる。関節のすぐ遠位で知覚性の浅枝と太い運動性の深枝に分かれる。前者は前腕では腕橈骨筋を誘導する筋として使い、後者は回外筋に入り、螺旋状に曲がって前腕の伸側を下降する。橈側神経の腕のすべての伸筋を支配し、3つの皮枝、下外側上腕皮神経、後上腕皮神経、および後前腕皮神経は、腕の伸側の皮膚(三角筋部を除く)と手の皮膚(尺側縁、第4,5指、および第2、3指の末節を除く)を支配する。肘関節部で浅枝と深枝に分かれる。上腕三頭筋と肘筋への神経枝は、“橈骨神経管”の入り口の前と入り口部において、すでに橈骨神経から分岐している。)

Posterior cutaneous nerve of arm; Posterior brachial cutaneous nerve(後上腕皮神経;背側上腕皮神経)Nervus cutaneus brachii posterior; Nervus cutaneus brachii dorsalis こうじょうわんひしんけい;はいそくじょうわんひしんけい Feneis: 336 02

[A14_2_03_050] →(上腕後面の皮膚感覚などを支配する。腋窩の下で橈骨神経から分かれる。[C5~T1](イラスト解剖学))

Inferior lateral cutaneous nerve of arm; Inferior lateral brachial cutaneous nerve; Lateral inferior brachial cutaneous nerve(下外側上腕皮神経)Nervus cutaneus brachii lateralis inferior かがいそくじょうわんひしんけい Feneis: 336 03

[A14_2_03_051] →(橈骨神経から分かれ、上腕外側の下部の皮膚に分布する神経。(イラスト解剖学))

Posterior cutaneous nerve of forearm; Posterior antebrachial cutaneous nerve(後前腕皮神経;背側前腕皮神経)Nervus cutaneus antebrachii posterior こうぜんわんひしんけい Feneis: 336 04

[A14_2_03_052] →(橈骨神経から分かれ、前腕の後面に分布する神経。[C6~T1](イラスト解剖学))

Muscular branches of radial nerve(筋枝(橈骨神経の))Rami musculares nervus radialis きんし(とうこつしんけいの) Feneis: 336 05

[A14_2_03_053] →(橈骨神経の筋枝は上腕三頭筋、肘筋、腕橈骨筋および長橈側手根伸筋へいたる運動枝。)

Ulnar collateral branch of radial nerve(尺側側副枝(橈骨神経の))Ramus collateralis ulnaris (Nervus radialis) とうこつしんけいのしゃくそくそくふくし [A14_2_03_053a]

Deep branch of radial nerve(深枝(橈骨神経の))Ramus profundus nervus radialis しんし(とうこつしんけいの) Feneis: 336 06

[A14_2_03_054] →(橈骨神経の深枝は橈骨神経共通幹が腋窩で浅枝と深枝とに分かれる。深枝は回外筋を貫いてこの筋および前腕の心筋に分布する。最終的には後骨間神経となり骨間膜を進んで前腕1/3に達する。)

Posterior interosseous nerve(後骨間神経;後前腕骨間神経;背側前腕骨神経)Nervus interosseus antebrachii posterior; Nervus interosseus antebrachii dorsalis こうこつかんしんけい;こうぜんわんこつかんしんけい;はいそくぜんわんこつしんけい Feneis: 336 07 [A14_2_03_055]

Superficial branch of radial nerve(浅枝(橈骨神経の))Ramus superficialis nervus radialis せんし(とうこつしんけいの) Feneis: 336 08

[A14_2_03_056] →(橈骨神経の浅枝は深枝とともに橈骨神経の最終枝で、腕橈骨筋に沿って橈骨動脈とともに走り、母指・示指・中指・第四指外側半の背面近位部の皮膚、および手背近位部の皮膚に分布する。)

Communicating branch with ulnar nerve; Communicating branch of radial nerve with ulnar nerve(尺骨神経との交通枝(橈骨神経の))Ramus communicans ulnaris; Ramus communicans nervus radialis cum nervus ulnari しゃくこつしんけいとのこうつうし(とうこつしんけいの) Feneis: 336 09 [A14_2_03_057]

Dorsal digital branches of radial nerve(背側指神経(橈骨神経の))Nervi digitales dorsales manus はいそくししんけい(とうこつしんけいの) Feneis: 336 10

[A14_2_03_058] →(橈骨神経の背側指神経は浅枝の終枝。橈側および尺側伸側で外側2 1/2、ときに3 1/2指へ分布する。)

Axillary nerve(腋窩神経)Nervus axillaris えきかしんけい Feneis: 336 13

[A14_2_03_059] →(小円筋への枝は外側腋窩隙を通過した直後に腋窩神経から分かれ、上腕三頭筋長頭の起始腱の後面にある小円筋にいたる。[臨床]腋窩神経と後上腕回旋動静脈は、上腕骨頭と外科頚に近い関係にあるために、上腕骨近位端の骨折、肩関節の脱臼、および整復を試みる場合に、特に危険である。腋窩神経の外傷の疑いは三角筋部の皮膚知覚(上外側上腕皮神経)を調べれば容易に確定することができる。)

Muscular branches of axillary nerve(筋枝(腋窩神経の))Rami musculares nervus axillaris きんし(えきかしんけいの) Feneis: 336 14

[A14_2_03_060] →(腋窩神経の筋枝は小円筋および三角筋へいたる枝。)

Superior lateral cutaneous nerve of arm; Superior lateral brachial cutaneous nerve; Lateral superior brachial cutaneous nerve; Cutaneous branch of superior lateral brachial nerve(上外側上腕皮神経;外側上腕皮神経;橈側上腕皮枝)Nervus cutaneus brachii lateralis superior; Nervus cutaneus brachii lateralis; Ramus cutaneus brachii radialis じょうがいそくじょうわんひしんけい;とそくじょうわんひし Feneis: 336 15

[A14_2_03_061] →(腋窩神経から分かれ、肩の膨らみのあたりに分布する神経。この領域はほぼ三角形の位置と一致する。(イラスト解剖学))

Thoracic nerves [T1-T12](胸神経[T1-T12])Nervi thoracici [T1-T12] きょうしんけい[T1-T12] Feneis: 336 16 [A14_2_04_001]

First thoracic nerve; T1 spinal nerve; [T1](第1胸神経)Nervus thoracic I; [T1] だい1きょうしんけい [A14_2_04_001_01]→
Second thoracic nerve; T2 spinal nerve; [T2](第2胸神経)Nervus thoracic II; [T2] だい2きょうしんけい [A14_2_04_001_02]→
Third thoracic nerve; T3 spinal nerve; [T3](第3胸神経)Nervus thoracic III; [T3] だい3きょうしんけい [A14_2_04_001_03]→
Fourth thoracic nerve; T4 spinal nerve; [T4](第4胸神経)Nervus thoracic IV; [T4] だい4きょうしんけい [A14_2_04_001_04]→
Fifth thoracic nerve; T5 spinal nerve; [T5](第5胸神経)Nervus thoracic V; [T5] だい5きょうしんけい [A14_2_04_001_05]→
Sixth thoracic nerve; T6 spinal nerve; [T6](第6胸神経)Nervus thoracic VI; [T6] だい6きょうしんけい [A14_2_04_001_06]→
Seventh thoracic nerve; T7 spinal nerve; [T7](第7胸神経)Nervus thoracic VII; [T7] だい7きょうしんけい [A14_2_04_001_07]→
Eighth thoracic nerve; T8 spinal nerve; [T8](第8胸神経)Nervus thoracic VIII; [T8] だい8きょうしんけい [A14_2_04_001_08]→
Tenth thoracic nerve; T10 spinal nerve; [T10](第10胸神経)Nervus thoracic X; [T10] だい10きょうしんけい [A14_2_04_001_10]→
Eleventh thoracic nerve; T11 spinal nerve; [T11](第11胸神経)Nervus thoracic XI; [T11] だい11きょうしんけい [A14_2_04_001_11]→
Twelfth thoracic nerve; T12 spinal nerve; [T12](第12胸神経)Nervus thoracic XII; [T12] だい12きょうしんけい [A14_2_04_001_12]→

Posterior rami of thoracic nerves; Dorsal rami of thoracic nerves(後枝;背側枝(胸神経の))Rami posteriores; Rami dorsales (Nervi thoracici) こうし;はいそくし(きょうしんけいの) Feneis: 336 17 [A14_2_04_002]

Medial cutaneous branch of dorsal branch of first thoracic nerve(内側皮枝(第1胸神経後枝の))Ramus cutaneus medialis ramus dorsalis (Nervus thoracic I) ないそくひし(だい1きょうしんけいこうしの) [A14_2_04_002_01_2]→
Dorsal branch of 6th thoracic nerve(後枝;背側枝(第6胸神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus thoracic VI) こうし;はいそくし(だい6きょうしんけいの) [A14_2_04_002_06]→
Dorsal branch of 7th thoracic nerve (Medial and lateral cutaneous branch)(後枝;背側枝(第7胸神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus thoracic VII) こうし;はいそくし(だい7きょうしんけいの) [A14_2_04_002_07]→
Lateral cutaneous branch of dorsal branch of 7th thoracic nerve(外側皮枝(第7胸神経後枝の))Ramus cutaneus lateralis ramus dorsalis (Nervus thoracic VII) がいそくひし(だい7きょうしんけいこうしの) [A14_2_04_002_07_1]→
Medial cutaneous branch of dorsal branch of 7th thoracic nerve(内側皮枝(第7胸神経後枝の))Ramus cutaneus medialis ramus dorsalis (Nervus thoracic VII) ないそくひし(だい7きょうしんけいこうしの) [A14_2_04_002_07_2]→
Dorsal branch of 12th thoracic nerve(後枝;背側枝(第12胸神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus thoracic XII) こうし;はいそくし(だい12きょうしんけいの) [A14_2_04_002_12]→

Medial branch; Medaial cutaneous branch (of posterior ramus of thoracic nerve)(内側皮枝;内側枝(胸神経の後枝の))Ramus medialis ramus posterioris nervus thoracici ないそくし;ないそくし(きょうしんけいこうしの) Feneis: 336 19

[A14_2_04_003] →(胸神経の後枝の内側枝は脊髄神経の最終枝で棘突起付近の皮膚へいたる。)

Medial branch; Medaial cutaneous branch (of posterior ramus of 1st thoracic nerve)(内側枝(第1胸神経後枝の))Ramus medialis ramus posterioris (Nervus thoracici I) ないそくし(だい1きょうしんけいこうしの)

[A14_2_04_003_01]→

Lateral branch of thoracic nerve; Lateral branch of posterior ramus of thoracic nerve(外側皮枝;外側枝(胸神経の後枝の))Ramus lateralis ramus posterioris nervus thoracici がいそくひし;がいそくし(きょうしんけいのこうしの) Feneis: 336 18 [A14_2_04_004]

Lateral branch (of dorsal ramus of 12th thoracic nerve)(外側枝(第12胸神経後枝の))Ramus lateralis ramus posterioris (Nervus thoracici XII) がいそくひし;がいそくし(だい12きょうしんけいこうしの)

[A14_2_04_004_12]→

Posterior cutaneous branch of posterior ramus of tharacic nerve; Posterior cutaneous nerve of posterior ramus of tharacic nerve(後皮枝;後皮神経(胸神経の後枝の))Ramus cutaneus posterior ramus posterioris nervus thoracici こうひし;こうひしんけい(きょうしんけいのくしの) Feneis: 336 18 [A14_2_04_005]

Intercostal nerves of thoracic nerves; Anterior rami of thoracic nerves; Ventral rami of thoracic nerves(前枝;肋間神経;腹側枝(胸神経の))Nervi intercostales (Nervus thoracicorum); Rami anteriores nervus thoracicorum; Rami ventrales nervus thoracicorum ぜんし;ろっかんしんけい;ふくそくし(きょうしんけいの) Feneis: 336 20

[A14_2_04_006] →(肋間神経は胸神経の前枝で、肋間隙を肋骨の下縁に沿って肋間動静脈とともに前走し、筋枝を胸壁の筋(外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋・肋下筋・胸横筋・上後鋸筋・下後鋸筋)に送り、皮枝(外側皮枝・前皮枝)を胸壁の側面・前面の皮膚に送る。そのほかのに、壁側胸膜・腹膜にも分布する。)

924

First intercostal nerve; 1st intercostal nerve; Anterior rami of 1st thoracic nerve; Ventral rami of 1st thoracic nerve(第1肋間神経;前枝;腹側枝(第1胸神経の))Nervus intercostalis I; Ramus ventralis (Nervus thoracic I) だい1ろっかんしんけい

[A14_2_04_006_01]→

Second intercostal nerve; 2nd intercostal nerve; Anterior rami of 2nd thoracic nerve; Ventral rami of 2nd thoracic nerve(第2肋間神経;前枝;腹側枝(第2胸神経の))Nervus intercostalis II; Ramus ventralis (Nervus thoracic II) だいにろっかんしんけい;ぜんし(だいにきょうしんけいの)

[A14_2_04_006_02]→

Third intercostal nerve; 3rd intercostal nerve; Anterior rami of 3rd thoracic nerve; Ventral rami of 3rd thoracic nerve(第3肋間神経;前枝;腹側枝(第3胸神経の))Nervus intercostalis III; Ramus ventralis (Nervus thoracic III) だい3ろっかんしんけい

[A14_2_04_006_03]→

Fourth intercostal nerve; 4th intercostal nerve; Anterior rami of 4th thoracic nerve; Ventral rami of 4th thoracic nerve(第4肋間神経;前枝;腹側枝(第4胸神経の))Nervus intercostalis IV; Ramus ventralis (Nervus thoracic IV) だいよんろっかんしんけい;ぜんし;ふくそくし(だいよんきょうしんけいの) [A14_2_04_006_04]→
Fifth intercostal nerve; 5th intercostal nerve; Anterior rami of 5th thoracic nerve; Ventral rami of 5th thoracic nerve(第5肋間神経;前枝;腹側枝(第5胸神経の))Nervus intercostalis V; Ramus ventralis (Nervus thoracic V) だいごろっかんしんけい;ぜんし;ふくそくし(だいごきょうしんけいの) [A14_2_04_006_05]→
Sixth intercostal nerve; 6th intercostal nerve; Anterior rami of 6th thoracic nerve; Ventral rami of 6th thoracic nerve(第6肋間神経;前枝;腹側枝(第6胸神経の))Nervus intercostalis VI; Ramus ventralis (Nervus thoracic VI) だいろっかんしんけい;ぜんし;ふくそくし(だいろくきょうしんけいの) [A14_2_04_006_06]→
Twelfth intercostal nerve; 12th intercostal nerve; Anterior rami of 12th thoracic nerve; Ventral rami of 12th thoracic nerve(第12肋間神経;前枝;腹側枝(第12胸神経の))Nervus intercostalis XII; Ramus ventralis (Nervus thoracic XII) だい12ろっかんしんけい;ぜんし;ふくそくし(だい12きょうしんけいの) [A14_2_04_006_12]→

Muscular branches of intercostal nerve(筋枝(肋間神経の))Rami musculares nervus intercostalis きんし(ろっかんしんけいの) [A14_2_04_007]

Collateral branch of intercostal nerve(側副枝(肋間神経の))Ramus collateralis nervus intercostalis そくふくし(ろっかんしんけいの)

[A14_2_04_008] →(肋間神経の側副枝は肋骨角の近位で肋間神経から出る枝で、肋間を下の肋骨の上縁に沿って肋間神経(これは上の肋骨の下縁に沿う)と平行に進む神経枝。)

Lateral pectoral cutaneous branch of intercostal nerve(胸外側皮枝;外側皮枝(肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis pectoralis nervus intercostalis きょうがいそくひし;がいそくひし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 21

[A14_2_04_009] →(肋間神経の胸の外側皮枝は肋間神経のほぼ中間から分かれ、斜めに腹側へ向かい、前鋸筋の鋸歯および広背筋の間より表にでる。)

Lateral cutaneous branch of 3rd intercostal nerve(外側皮枝(第3肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis III) がいそくひし(だいさんろっかんしんけいの) [A14_2_04_009_03]→
Lateral cutaneous branch of 4th intercostal nerve(外側皮枝(第4肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis IV) がいそくひし(だいよんろっかんしんけいの) [A14_2_04_009_04]→
Lateral cutaneous branch of 5th intercostal nerve(外側皮枝(第5肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis V) がいそくひし(だいごろっかんしんけいの) [A14_2_04_009_05]→
Lateral cutaneous branch of 7th intercostal nerve(外側皮枝(第7肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis VII) がいそくひし(だいななろっかんしんけいの) [A14_2_04_009_07]→

Lateral mammary branches of intercostal nerve(外側乳腺枝(肋間神経の))Rami mammarii laterales nervus intercostalis がいそくにゅうせんし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 22

[A14_2_04_010] →(肋間神経の外側乳腺枝は乳房部上へいたるTh4~Th6より起こる外側皮枝。)

Lateral mammary branch of 4th intercostal nerve(外側乳腺枝(第4肋間神経の))Ramus mammarius lateralis (Nervus intercostalis IV) [A14_2_04_010_4]→

Lateral abdominal cutaneous branch of intercostal nerve(腹外側皮枝(肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis abdominalis abdominalis nervus intercostalis ふくがいそくひし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 21

[A14_2_04_011] →(肋間神経の腹の外側皮枝は前腋窩線の近くで第二~第六肋間で起こり肋間神経のほぼ中間から分かれ、斜めに腹側へ向かい、前鋸筋の鋸歯および広背筋の間より表にでる。)

Lateral cutaneous branch of 9th intercostal nerve(外側皮枝(第9肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis IX) がいそくひし(だいきゅうろっかんしんけいの) [A14_2_04_011_09]→
Lateral cutaneous branch of 12th intercostal nerve(外側皮枝(第12肋間神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus intercostalis XII) がいそくひし(だい12ろっかんしんけいの)

[A14_2_04_011_12]→

Intercostobrachial nerves(肋間上腕神経)Nervi intercostobrachiales ろっかんじょうわんしんけい Feneis: 336 23 [A14_2_04_012]

Anterior pectoral cutaneous branch of intercostal nerve(胸前皮枝(肋間神経の))Ramus cutaneus anterior pectoralis nervus intercostalis きょうぜんひし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 24

[A14_2_04_013] →(肋間神経の胸の前皮枝は脊髄神経枝(肋間神経T1-T6)の枝で、外側皮枝より遠位で分かれ胸骨傍線の位置で2分して内側の胸骨枝と外側の乳腺枝になり、前胸壁に分布する神経枝。)

Anterior cutaneous branches of 1st intercostal nerve(前皮枝(第1肋間神経))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis I) ぜんひし(だいいちろっかんしんけい) [A14_2_04_013_01]→
Anterior cutaneous branch of 2nd intercostal nerve(前皮枝(第2肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis II) ぜんひし(だいにろっかんしんけいの) [A14_2_04_013_02]→

Medial mammary branches of intercostal nerve(内側乳腺枝(肋間神経の))Rami mammarii mediales nervus intercostalis ないそくにゅうせんし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 25

[A14_2_04_014] →(肋間神経の内側乳腺枝は第二~四肋間神経の前皮枝の外側枝で乳腺の内側部に分布する。)

Medial mammary branch of 3rd intercostal nerve(内側乳腺枝(第3肋間神経の))Ramus mammarius medialis (Nervus intercostalis III) [A14_2_04_014_3]→

Anterior abdominal cutaneous branch of intercostal nerve(腹前皮枝(肋間神経の))Ramus cutaneus anterior abdominalis nervus intercostalis ふくぜんひし(ろっかんしんけいの) Feneis: 336 24

[A14_2_04_015] →(肋間神経の腹の前皮枝は脊髄神経前枝(肋間神経)T7-T11の走行中外側皮枝の分岐より遠位から分かれて前腹壁に分布する神経枝。)

Anterior cutaneous branch of 7th intercostal nerve(前皮枝(第7肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis VII) ぜんひし(だいななろっかんしんけいの) [A14_2_04_015_07]→
Anterior cutaneous branch of 8th intercostal nerve(前皮枝(第8肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis VIII) ぜんひし(だいはちろっかんしんけいの) [A14_2_04_015_08]→
Anterior cutaneous branch of 9th intercostal nerve(前皮枝(第9肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis IX) ぜんひし(だいきゅうろっかんしんけいの) [A14_2_04_015_09]→
Anterior cutaneous branch of 11th intercostal nerve(前皮枝(第11肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis XI) ぜんひし(だいじゅういちろっかんしんけいの) [A14_2_04_015_11]→
Anterior cutaneous branch of twelfth intercostal nerve(前皮枝(第12肋間神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus intercostalis XII) ひし(だい12ろっかんしんけいの) [A14_2_04_015_12]→

Subcostal nerve(肋下神経)Nervus subcostalis ろくかしんけい Feneis: 336 26

[A14_2_04_016] →(第十二肋骨下にある第十二胸神経の前枝。(Feneis))

Lumbar nerves [L1-L5](腰神経[L1-L5])Nervi lumbales [L1-L5] ようしんけい[L1-L5] Feneis: 338 01

[A14_2_05_001] →(腰神経は脊髄腰部の両側から対をなして出る5本の神経。)

First lumbar nerve; L1 spinal nerve; [L1](第1腰神経)Nervus lumbalis I; [L1] だい1ようしんけい

[A14_2_05_001_1]→

Second lumbar nerve; L2 spinal nerve; [L2](第2腰神経)Nervus lumbalis II; [L2] だい2ようしんけい

[A14_2_05_001_2]→

Third lumbar nerve; L3 spinal nerve; [L3](第3腰神経)Nervus lumbalis III; [L3] だい3ようしんけい

[A14_2_05_001_3]→

Fourth lumbar nerve; L4 spinal nerve; [L4](第4腰神経)Nervus lumbalis IV; [L4] だい4ようしんけい

[A14_2_05_001_4]→

Fifth lumbar nerve; L5 spinal nerve(第5腰神経)Nervus lumbalis V; [L5] だい5ようしんけい [A14_2_05_001_5]→
Posterior branch of 1st lumbar nerve; Dorsal branch of 1st lumbar nerve(後枝(第1腰神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus lumbalis I) こうし(だい1ようしんけいの) [A14_2_05_002_1]→

Posterior rami of lumbar nerves; Dorsal rami of lumbar nerves(後枝;背側枝(腰神経の))Rami posteriores nervus lumbalium; Rami dorsales nervus lumbalium こうし(ようしんけいの) Feneis: 338 02 [A14_2_05_002]

Medial branch of posterior ramus of lumbar nerve(内側枝(腰神経の後枝の))Ramus medialis ramus posterioris nervus lumbalis ないそくし(ようしんけいのこうしの) Feneis: 338 03

[A14_2_05_003] →(腰神経の後枝の内側枝は脊髄神経の最終枝で腰部の内側にある細い運動枝。)

Lateral branch of posterior ramus of lumbar nerve(外側枝(腰神経の後枝の))Ramus lateralis ramus posterioris nervus lumbalis がいそくし(ようしんけいのこうしの) Feneis: 338 04

[A14_2_05_004] →(腰神経の後枝の外側枝は主として知覚性の枝。)

Lateral branch of posterior ramus of 1st lumbar nerve(外側枝(第1腰神経後枝の))Ramus lateralis ramus posterioris (Nervus lumbalis I) がいそくし(だいいちようしんけいこうしの) [A14_2_05_004_1]→
Medial cutaneous branches of dorsal branch (lumbar nerves)(内側皮枝;内側枝(腰神経後枝の))Rami cutanei mediales rami dorsalis (Nervi lumbales) こうしのないそくひし;ないそくし(ようしんけい) [A14_2_05_004b]→

Posterior cutaneous branch of posterior ramus of lumbar nerve; Posterior cutaneous nerve of posterior ramus of lumbar nerve(後皮枝;後皮神経(腰神経の後枝の))Ramus cutaneus posterior ramus posterioris nervus lumbalis こうひし;こうひしんけい(ようしんけいのこうしの) [A14_2_05_005]

Superior clunial nerves; Dorsal branches of spinal nerves L1-L3(上殿皮神経;上臀皮神経)Nervi clunium superiores じょうでんひしんけい Feneis: 338 05

[A14_2_05_006] →(L1~L3よりでる外側枝。大転子までの皮膚へ分布。 (Feneis))

Posterior plexus of lumbar nerves; Posterior lumbar nerve plexus(後神経叢(腰神経の))Plexus nervosus lumbalis posterior こうしんけいそう(ようしんけいの) [A14_2_05_007]

Anterior rami of lumbar nerves; Ventral rami of lumbar nerves(前枝;腹側枝(腰神経の))Rami anteriores nervus lumbalium; Rami ventrales nervus lumbalium ぜんし(ようしんけいの) Feneis: 338 06 [A14_2_05_008]

Anterior branch; Ventral branch of 1st lumbar nerve(前枝;腹側枝(第1腰神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus lumbalium I) ぜんし;ふくそくし(だいいちようしんけいの) [A14_2_05_008_1]→
Anterior branch; Ventral branch of 4th lumbar nerve(前枝;腹側枝(第4腰神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus lumbalium IV) ぜんし;ふくそくし(だいよんようしんけいの) [A14_2_05_008_4]→
Anterior branch; Ventral branch of 5th lumbar nerve(前枝;腹側枝(第5腰神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus lumbalium V) ぜんし;ふくそくし(だいごようしんけいの) [A14_2_05_008_5]→
Communicating branch of lumbar nerves(交通枝(腰神経の))Ramus communicans (Nervi lumbales) ようしんけいのこつうし [A14_2_05_009]→

Sacral nerves and coccygeal nerve [S1-S5, Co](仙骨神経・尾骨神経[S1-S5, Co])Nervi sacralese et nervus coccygeus [S1-S5 Co] せんこつしんけいおよびびこつしんけい[S1-S5, Co] Feneis: 338 07

[A14_2_06_001] →(仙骨神経は5対あって、それぞれ、前枝と後枝とに分かれる。はじめの3本は仙骨神経叢に、次の2本は尾骨神経叢に入る。)

Sacral nerves [S1-S5](仙骨神経[S1-S5])Nervi sacralese [S1-S5] せんこつしんけい[S1-S5]

[A14_2_06_001_1]→仙骨神経は5対あって、それぞれ、前枝と後枝とに分かれる。 前枝は前仙骨孔を通って出る。S1・S2・S3・S4・はL4・L5とともに仙骨神経叢をつくる。 後枝は後仙骨孔を通って出る。第1~3仙骨神経(S1・S2・S3)の後枝の外側枝は中殿皮神経として殿部の中部の皮膚に分布する。(解剖学講義)

First sacral nerve; S1 spinal nerve; [S1](第1仙骨神経)Nervus sacralis I; [S1] だい1せんこつしんけい

[A14_2_06_001_1_1]→

Second sacral nerve; S2 spinal nerve; [S2](第2仙骨神経)Nervus sacralis II; [S2] だい2せんこつしんけい

[A14_2_06_001_1_2]→

Third sacral nerve; S3 spinal nerve; [S3](第3仙骨神経)Nervus sacralis III; [S3] だい3せんこつしんけい

[A14_2_06_001_1_3]→

Fourth sacral nerve; S4 spinal nerve; [S4](第4仙骨神経)Nervus sacralis IV; [S4] だい4せんこつしんけい

[A14_2_06_001_1_4]→

Fifth sacral nerve; S5 spinal nerve; [S5](第5仙骨神経)Nervus sacralis V; [S5] だい5せんこつしんけい

[A14_2_06_001_1_5]→

Posterior rami of sacral nerves and coccygeal nerve; Dorsal rami of sacral nerves and coccygeal nerve(後枝;背側枝(仙骨神経・尾骨神経の))Rami posteriores nervus sacralium et nervus coccygei; Rami dorsales nervus sacralium et nervus coccyge こうし(せんこつしんけい・びこつしんけいの) Feneis: 338 08 [A14_2_06_002]

Dorsal branch of 1st sacral nerve(後枝;背側枝(第1仙骨神経の))Ramus posterior; Ramus dorsalis (Nervus sacralis I) こうし;はいそくし(だい1せんこつしんけいの) [A14_2_06_002_1_1]→

Medial branch of sacral or coccygeal nerve(内側枝(仙骨神経・尾骨神経の))Ramus medialis nervus sacralis aut nervus coccygei ないそくし(せんこつしんけい・びこつしんけいの) Feneis: 338 09

[A14_2_06_003] →(仙骨神経の内側枝は脊髄神経の最終枝で多裂筋および仙骨と尾骨上の皮膚へいたる。)

Lateral branch of sacral or coccygeal nerve(外側枝(仙骨神経・尾骨神経))Ramus lateralis nervus sacralis et nervus coccygei がいそくし(せんこつしんけい・びこつしんけい) Feneis: 338 10

[A14_2_06_004] →(仙骨神経の外側枝または尾骨神経の外側枝は尾骨上の皮膚へいたる知覚枝。S1~S3よりの後枝。)

Posterior cutaneous branch of sacral or coccygeal nerve; Posterior cutaneous nerve of sacral or coccygeal nerve(後皮枝;後皮神経(仙骨神経・尾骨神経の))Ramus cutaneus posterior nervus sacralis et nervus coccygei こうひし;こうひしんけい(せんこつしんけい・びこつしんけいの) Feneis: 338 11

[A14_2_06_005] →(仙骨神経の後皮枝はS1~S3より起る。大臀筋を貫き、上内側臀部の皮膚へ分布する。)

Medial clunial nerves; Middle clunial nerves; Dorsal branches of spinal nerves S1-S3(中殿皮神経;背側枝(第一~第三仙骨神経の))Nervi clunium medii ちゅうでんひしんけい [A14_2_06_006]

Anterior rami of sacral nerves and coccygeal nerve; Ventral rami of sacral nerves and coccygeal nerve(前枝;腹側枝(仙骨神経・尾骨神経の))Rami anteriores nervus sacralium et nervus coccygei; Rami ventrales nervus sacralium et nervus coccygei ぜんし(せんこつしんけい・びこつしんけいの) Feneis: 338 12 [A14_2_06_007]

Anterior branch of first sacral nerve; Ventral branch of first sacral nerve(前枝;腹側枝(第1仙骨神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus sacralis I) ぜんし;ふくそくし(だいいちせんこつしんけいの) [A14_2_06_007_1]→
Anterior branch of second sacral nerve; Ventral branch of second sacral nerve(前枝;腹側枝(第2仙骨神経の))Ramus anterior; Ramus ventralis (Nervus sacralis II) ぜんし;ふくそくし(だいにせんこつしんけいの) [A14_2_06_007_2]→
Anterior rami of sacral nerves; Ventral rami of sacral nerves(前枝;腹側枝(仙骨神経の))Rami anteriores nervus sacralium; Rami ventrales nervus sacralium 

[A14_2_06_007a]→

Anterior rami of coccygeal nerves; Ventral rami of coccygeal nerves(前枝;腹側枝(尾骨神経の))Rami anteriores nervus coccygeus; Rami ventrales nervus coccygeus 

[A14_2_06_007b]→

Lumbosacral plexus(腰仙骨神経叢)Plexus lumbosacralis ようせんこつしんけいそう Feneis: 338 13

[A14_2_07_001] →(腰仙骨神経叢は第一~第5腰神経の前枝がつくる腰神経叢と腰仙骨神経叢の構成に腰仙骨神経幹(第4腰神経前枝と第5腰神経の前枝の線維の一部)を含むこと、すなわち、腰神経前枝からの線維が構成に加わることは、腰神経叢と仙骨神経叢の間に連続性を作り出す。その結果、2つの神経叢は概念的に腰仙骨神経叢という用語のもとに1つにまとまれられる。)

Lumbar plexus; Lumbar nerve plexus(腰神経叢;腰仙骨神経叢)Plexus lumbalis ようしんけいそう Feneis: 338 14

[A14_2_07_002] →(腰神経叢は第12胸神経、第1~第3腰神経、第4腰神経の一部の神経線維により、大腰筋の後方と筋内で形成される。この神経叢の神経は下肢の前面に至る。)

Iliohypogastric nerve; Iliopubic nerve(腸骨下腹神経)Nervus iliohypogastricus; Nervus iliopubicus ちょうこつかふくしんけい Feneis: 338 15

[A14_2_07_003] →(腸骨下腹神経は第12胸神経および第1腰神経よりなり第12肋間神経(肋下神経)の下方を、これと平行に前下方に走り、前腹筋に、皮枝を下腹部と臀部との皮膚に与える。大腰筋を斜めに貫き、腹横筋および内腹斜筋の間にでて、上前腸骨棘の内側でこれらの腹筋を貫く。)

Muscular branches of iliohypogastric nerve(筋枝(腸骨下腹神経の))Ramus musculares (Nervus iliohypogastricus) きんし(ちょうこつかふくしんけいの)

[A14_2_07_003_3]→

Lateral cutaneous branch of iliohypogastric nerve(外側皮枝(腸骨下腹神経の))Ramus cutaneus lateralis (Nervus iliohypogastrici) がいそくひし(ちょうこつかふくしんけいの) Feneis: 338 16

[A14_2_07_004] →(腸骨下腹神経の外側皮枝は臀部外側まで達することある。)

Anterior cutaneous branch of iliohypogastric nerve(前皮枝(腸骨下腹神経の))Ramus cutaneus anterior (Nervus iliohypogastricus) ぜんひし(ちょうこつかふくしんけいの) Feneis: 338 17

[A14_2_07_005] →(腸骨下腹神経の前皮枝は外鼡径輪直上で外腹腱膜を貫き、外陰部の皮膚に分布する。)

Ilioinguinal nerve(腸骨鼡径神経)Nervus ilioinguinalis ちょうこつそけいしんけい Feneis: 338 18

[A14_2_07_006] →(腸骨鼡径神経は腸骨下腹神経の下方を、これと平行に走り、筋枝を側副筋に与えたのち精索(女性では子宮円索)とともに、鼡径管を通って鼡径部の皮下に現れ、陰嚢(女性では大陰唇)に分布する(前陰嚢神経または前陰唇神経)。)

Anterior labial nerves; Anterior labial branches of ilioinguinal nerve♀(前陰唇神経;陰唇枝(腸骨鼡径神経の)(♀))Nervi labiales anterior; Rami labiales♀ ぜんいんしんしんけい;いんしんし(ちょうこつそけいしんけいの) Feneis: 338 20

[A14_2_07_007a] →(前陰唇神経は大陰唇、恥丘および隣接大腿部皮膚への知覚枝。)

Anterior scrotal nerves♂; Anterior scrotal branches of ilioinguinal nerve(前陰嚢神経;陰嚢枝(腸骨鼡径神経の)(♂))Nervi scrotales anterior♂ ぜんいんのうしんけい;いんしんし(ちょうこつそけいしんけいの) Feneis: 338 19

[A14_2_07_007] →(腸骨鼡径神経の枝。陰茎の基部、恥丘、およびその近くの大腿の皮膚と陰嚢の前面に分布する知覚枝。)

Genitofemoral nerve(陰部大腿神経)Nervus genitofemoralis いんぶだいたいしんけい Feneis: 338 21

[A14_2_07_008] →(陰部大腿神経は第12胸神経、第1および第2腰神経よりなる細い神経で、大腰筋の中で2枝に分かれ、一本は精索(子宮円索)に沿って陰嚢(大陰唇)に分布し、他の一本は外腸骨動脈に沿って下行枝し、鼡径靱帯の下を通り、伏在裂孔から出て大腿上部の内側部皮膚に分布する。陰部大腿神経は精巣挙筋を支配しいている。神経が分布する大腿近位部の内側部皮膚を擦ると挙睾筋(精巣挙筋)の反射的収縮によって精巣は上昇する(挙筋反射cremasteric reflex)。)

Genital branch of genitofemoral nerve(陰部枝(陰部大腿神経の))Ramus genitalis (Nervus genitofemoralis) いんぶし(いんぶだいたいしんけいの) Feneis: 338 22

[A14_2_07_009] →(陰部大腿神経の陰部枝は深鼡径輪を通って陰嚢前面、大陰唇、隣接する大腿の皮膚に分布し、運動枝を精巣挙筋に送る。)

Femoral branch of genitofemoral nerve(大腿枝(陰部大腿神経の))Ramus femoralis (Nervus genitofemoralis) だいたいし(いんぶだいたいしんけいの) Feneis: 338 23

[A14_2_07_010] →(陰部大腿神経の大腿枝は血管裂孔(大体動脈と腸恥筋膜弓の間)を通り、伏在裂孔をへて、大腿前面最上部の皮膚へ分布する。)

Lateral cutaneous nerve of thigh; Lateral femoral cutaneous nerve; Fibular femoral cutaneous nerve(外側大腿皮神経;大腿の外側皮神経;腓側大腿皮神経)Nervus cutaneus femoris lateralis; Nervus cutaneus femoris fibulalis がいそくだいたいひしんけい;だいたいのがいそくひしんけい;ひそくだいたいひしんけい Feneis: 338 24

[A14_2_07_011] →(外側大腿皮神経(L2,L3)は、大腰筋の外側縁から出現し、壁側腹膜と腸骨筋膜(この神経の支配を受ける)の後方で腸骨筋を斜めに越える。上前腸骨棘の方向へ進み、鼡径靭帯外側端を越えるるか、あるいはこれを貫通して大腿に入る。ついで、外側大腿皮神経は、縫工筋近位部を越えるか、あるいは貫通した後、大腿筋膜の深部を下行する。鼡径靱帯の下方約10cmで大腿筋膜を貫くが、それ以前に、この神経を覆う皮膚に数多くの小枝を出す。外側大腿皮神経の終末枝は大腿骨大転子と膝との間で、大腿の前外側面を覆う皮膚と筋膜に分布する。)

Obturator nerve(閉鎖神経)Nervus obturatorius へいさしんけい Feneis: 338 25

[A14_2_07_012] →(閉鎖神経は第二・第三・第四腰神経からなる腰神経叢から起こり、垂直に下行し、大腿筋の内側縁から出て、総腸骨動脈の後側を通って骨盤孔に入る。骨盤の側壁内面に沿って走り、閉鎖動静脈とともに閉鎖管を抜けて大腿上部の内側部に出る。前枝は長内転筋と薄筋の間に現れ、大腿皮膚の下3分の2へ分布。 筋枝は大腿の内転筋に分布する。大腿の内側部皮膚と内転筋分に分布する。皮枝は大腿内側の皮膚に分布する。関節枝は股関節と膝関節とに分布する。)

Anterior branch of obturator nerve(前枝;浅枝(閉鎖神経の))Ramus anterior; Ramus superficialis ぜんし(へいさしんけいの) Feneis: 338 26

[A14_2_07_013] →(閉鎖神経の前枝は短内転筋、外閉鎖筋の上、長内転筋および恥骨筋の下にあり、これらの筋以外に薄筋も支配する。)

Cutaneous branch of anterior branch of obturator nerve(皮枝(閉鎖神経の前枝の))Ramus cutaneus nervus obturatorii; Ramus cutaneus ramus anterioris nervus obturatorii ひし(へいさしんけいのぜんしの) Feneis: 338 27

[A14_2_07_014] →(閉鎖神経の前枝の皮枝は不定の終枝で、長内転筋と薄筋の間に現れ、膝の上方大腿内側面の皮膚に分布する。)

Muscular branches of anterior branch of obturator nerve(筋枝(閉鎖神経の前枝の))Rami musculares ramus anterioris nervus obturatorii きんし(へいさしんけいのぜんしの) Feneis: 338 29

[A14_2_07_015] →(閉鎖神経の前枝の筋枝は大および短内転筋にいたる枝。)

Posterior branch of obturator nerve(後枝;深枝(閉鎖神経の))Ramus posterior; Ramus profundus こうし(へいさしんけいの) Feneis: 338 28

[A14_2_07_016] →(閉鎖神経の後枝は外閉鎖筋に枝を送ってから短内転筋の後方を通り、この筋と大内転筋の内側部に分布する。)

Muscular branches of posterior branch of obturator(筋枝(閉鎖神経の後枝の))Rami musculares ramus posterioris nervus obturatorii きんし(へいさしんけいのこうしの) [A14_2_07_017]
Articular branch of posterior branch of obturator nerve(関節枝(閉鎖神経の後枝の))Ramus articularis ramus posterioris nervus obturatorii かんせつし(へいさしんけいのこうしの) [A14_2_07_018]

Accessory obturator nerve(副閉鎖神経)Nervus obturatorius accessorius ふくへいさしんけい Feneis: 338 30

[A14_2_07_019] →(副閉鎖神経(L3,L4)は、必ずしも存在しない。存在する場合には、この神経は小さく、第3、第4腰神経の前枝腹側部より生じる。副閉鎖神経は、大腰筋の内側縁に沿って下行し、恥骨上枝を越えて恥骨筋の後方に至る。この神経は、恥骨筋の神経支配を補佐して終わるが、股関節への支配枝や閉鎖神経前分枝に加わる枝を派生することがある。)

Femoral nerve(大腿神経)Nervus femoralis だいたいしんけい Feneis: 340 01

[A14_2_07_020] →((Netter)大腿神経(L2,L3,L4)は、腰神経叢から出る最大の枝で、腸骨筋と大腿前面の筋群を支配し、股関節や膝関節および周囲の血管へ枝を送り、また下肢の前内側面に皮枝を出す。大腿神経は、第2~4腰神経前枝の背側部から起こり(図10)、大腰筋を下外方へ貫通し、ついで大腰筋と腸骨筋間の溝を走行しながらこれらの筋に支配枝を出す。大腿神経は、鼡径靱帯の後方を通り、大腿部に入る。大腿三角では大腿動脈鞘の外側に位置し、ここで筋枝と皮枝に分かれる。筋枝は、恥骨筋、縫工筋および大腿四頭筋を支配する。恥骨筋へ行く筋枝は、鼡径靱帯の高さで起こる。縫工筋への筋枝は、この筋の上部2/3に入る。また数本の枝は、大腿神経前皮枝と起始を同じくしている。大腿四頭筋への支配枝は、図のごとく支配する。すわなち大腿直筋と外側広筋への枝は、両筋の後面へ入る。また、中間広筋への枝は、その前面から中間広筋に入り、中間広筋を貫いて下部にある膝関節筋を支配する。さらに、内側広筋への枝は、内転筋管を大腿動静脈と伏在神経の外側に沿って様々な長さを走りながら、次々に内側広筋へ枝を出し、そのうちの何本かは中間広筋や膝関節筋に終わる。 大腿神経の前皮枝は、大腿三角に起こる。鼡径靱帯より8~10cm遠位で、この神経のすべての枝は大腿筋膜を貫き、膝関節の高さまで下行する。走行の間に、大腿前面および内側面を覆う皮膚と筋膜に枝を送る。伏在神経は、大腿神経の最大かつ最長の枝であり、大腿三角の高さで起こり、大腿動静脈の外側に沿って大腿三角内を下行し、内転筋管に入る。ここでこの神経は大腿動静脈を斜めに越え、大内転筋下端の前面で、これらの動静脈内側に位置するに至る。内転筋管内において、伏在神経は、大腿神経前皮枝および閉鎖神経と交通して縫工筋下神経叢を形成する。内転筋管下端では、この神経は、大腿動静脈から離れて膝蓋下枝を生じる。この枝は、縫工筋の後縁を回り、大腿筋膜を貫いて走行を続け、膝関節や膝蓋靱帯の内面および前面を覆う皮膚に分布する。膝蓋下枝は大腿神経前皮枝および外側大腿皮神経より枝を受けて膝蓋神経叢を作る。伏在神経は、膝関節の内側面を下行し、縫工筋と薄筋の間で大腿筋膜を貫く。この後、大伏在静脈の近傍で下腿の内側面を下行し、内側下腿皮枝を出す。伏在神経は、下腿の下部でさらに2枝に分かれる。小さな枝は脛骨内側縁に沿って足首まで下げる。他方、大きい枝は、内果前面を越え、足の内側面と足背を覆う皮膚と筋膜に分布する。関節枝は、大腿直筋の支配枝から起こり、外側大腿回旋動脈の関節枝と共に股関節に至る。大腿の広筋群への支配枝からの小枝および伏在神経からの小枝が、膝関節を支配する。)

Muscular branches of femoral nerve(筋枝(大腿神経の))Rami musculares (Nervus femoralis) きんし(だいたいしんけいの) Feneis: 340 02

[A14_2_07_021] →(縫工筋、恥骨筋および大腿四頭筋へいたる枝。(Feneis))

Anterior cutaneous branches of femoral nerve(前皮枝(大腿神経の))Rami cutanei anteriores (Nervus femoralis) ぜんひし(だいたいしんけいの) Feneis: 340 03

[A14_2_07_022] →(大腿神経の前皮枝は大腿の前面と内側面に分枝し、大腿前面を膝蓋にいたる下部3/4の皮膚へ分布し、感覚を伝える。)

Saphenous nerve(伏在神経)Nervus saphenus ふくざいしんけい Feneis: 340 04

[A14_2_07_023] →(大腿三角から足に至る大腿神経の枝。伏在神経は大腿動脈の外側を沿って走り、動脈とともに内転筋管内を下降する。膝関節の内側で皮下にでて大伏在静脈に沿って下行し、下腿と足背との内側面の皮膚に分布する。)

Infrapatellar branch of saphenous nerve(膝蓋下枝(伏在神経の))Ramus infrapatellaris nervus sapheni しつがいかし(ふくざいしんけいの) Feneis: 340 05

[A14_2_07_024] →(伏在神経の膝蓋下枝は縫工筋を貫き膝蓋骨上下の皮膚に分布する。)

Medial cutaneous nerve of leg; Medial crural cutaneous nerve(内側下腿皮枝;脛側下腿皮枝(伏在神経の))Rami cutanei cruris mediales nervus sapheni ないそくかたいひし;けいそくかたいひし(ふくざいしんけいの) Feneis: 340 06

[A14_2_07_025] →(伏在神経の主幹より起こり、下腿および足の内側面の皮膚へ分布。 (Feneis))

Lumbosacral trunk(腰仙骨神経幹)Truncus lumbosacralis ようせんこつしんけいかん Feneis: 340 11

[A14_2_07_026]

Sacral plexus; Sacral nerve plexus(仙骨神経叢;坐骨神経叢)Plexus sacralis; Plexus ischiadicus せんこつしんけいそう;ざこつしんけいそう Feneis: 340 07

[A14_2_07_027] →(仙骨神経叢は第4腰神経、第5腰神経、第1~第5仙骨神経の前枝がつくる脊髄神経叢であり、交通枝で交感神経と連絡する。仙骨神経叢の神経は、次の枝を出す。①梨状筋、内閉鎖筋、双子筋、大腿方形筋への筋枝、②中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋に分布する上臀神経、③大臀筋に分布する下臀神経、④下臀部、会陰部、および大腿後面の皮膚に分布する後大腿皮神経、⑤坐骨神経。第2仙骨神経から第4仙骨神経で形成される神経叢を陰部神経叢pudendal trunkとし、それより上方の神経叢を坐骨神経叢sciatic trunkということもある。仙骨神経から起こる神経は臀部・下肢に分布する神経と骨盤部に分布する神経とに大別できる。)

_54;
Muscular branches from lumbar plexus(筋枝(腰神経叢の))Rami musculares (Lumbar plexus) きんし(ようしんけいそうの)

[A14_2_07_027_4]→

Muscular branches from lumbar plexus(筋枝(腰神経叢の))Rami musculares (Lumbar plexus) きんし(ようしんけいそうの)

[A14_2_07_027_4]→

Nerve to obturator internus muscle(内閉鎖筋神経)Nervus musculi obturatorii interni ないへいさきんしんけい Feneis: 340 08 [A14_2_07_028]

Nerve to piriformis muscle(梨状筋神経)Nervus musculi piriformis りじょうきんしんけい Feneis: 340 09 [A14_2_07_029]

Nerve to quadratus femoris muscle(大腿方形筋神経;大腿四頭筋神経)Nervus musculi quadrati femoris だいたいほうけいきんしんけい;だいたい4とうきんしんけい Feneis: 340 10 [A14_2_07_030]

Superior gluteal nerve(上殿神経;上臀神経)Nervus gluteus superior じょうでんしんけい Feneis: 340 12

[A14_2_07_031] →(上臀神経はL4~S1より起こる。大坐骨孔を梨状筋の上で通り(梨状上孔)臀部に入り中および小臀筋の間を抜け大腿筋膜長筋へいたる。これらの筋肉を支配する。)

Inferior gluteal nerve(下殿神経;下臀神経)Nervus gluteus inferior かでんしんけい Feneis: 340 13

[A14_2_07_032] →(下臀神経はL5~S2より起こる。大坐骨孔を通り梨状筋下部(梨状下孔)から臀部に入る。後大腿神経に近接した走行を示したのちに、下臀神経は大臀筋を支配する。)

Posterior cutaneous nerve of thigh; Posterior femoral cutaneous nerve(後大腿皮神経;後皮神経(大腿の))Nervus cutaneus femoris posterior こうだいたいひしんけい;こうひしんけい(だいたいの) Feneis: 340 14

[A14_2_07_033] →(後大腿皮神経は仙骨神経叢のS1~S3より起こる。大坐骨孔を通り梨状筋の下で臀部にあらわれる。この神経は坐骨神経と大臀筋ではさまれながら臀部を下行し、大腿二頭筋よりも浅層を走りながらこれを横切り大腿背面の深筋膜内を走る。膝窩に達してから後大腿皮神経本幹は深筋膜を貫き皮膚に向かう。)

Inferior clunial nerves(下殿皮神経;下臀皮神経)Nervi clunium inferiores かでんひしんけい Feneis: 340 15

[A14_2_07_034] →(下臀皮神経は大臀筋の下縁を上行する皮枝。(Feneis))

Perineal branches of posterior cutaneous nerve of thigh; Perineal branch of posterior femoral cutaneous nerve(会陰枝(後大腿皮神経の))Rami perineales nervus cutanei femoris posterioris こうだいたいひしんけいのえいんし Feneis: 340 16

[A14_2_07_035] →(後大腿皮神経の会陰枝は臀部で後大腿皮神経の本幹から分かれ膝腱筋群(ハムストリング筋hamstring muscles)起始部の浅層を横切って会陰部の陰嚢または大陰唇の皮膚に分布するものをいう。)

Perforating cutaneous nerve(貫通皮神経;皮神経貫通枝)Nervus cutaneus perforans かんつうひしんけい;ひしんけいかんつうし Feneis: 340 16a

[A14_2_07_036] →(貫通皮神経は肛門の皮膚に分布している後大腿皮神経の枝。)

Pudendal trunk(陰部神経叢)Plexus pudendalis いんぶしんけいそう

[A14_2_07_036_00]→第二~第四仙骨神経の前枝が構成する神経叢をこのようによぶことがある。骨盤内蔵(内臓枝)と会陰部(陰部神経)とを支配する。

Superior vesical nerves(上膀胱神経)Nervi vesicales superior じょうぼうこうしんけい [A14_2_07_036_01]→
Inferior vesical nerves(下膀胱神経)Nervi vesicales inferiores; Nervi vesicales caudales かぼうこうしんけい [A14_2_07_036_02]→
Nerve to levator ani muscle of sacral plexus; Branch to levator ani muscle(肛門挙筋神経;肛門挙筋への枝(仙骨神経叢の))Nervus musculi levatoris ani こうもんきょきんしんけい;こうもんきょきんにいくしんけい(せんこつしんけいそうの) [A14_2_07_036_03]→

Pudendal nerve(陰部神経)Nervus pudendus いんぶしんけい Feneis: 342 17

[A14_2_07_037] →(陰部神経は第2~4仙骨神経の前枝の中に含まれる神経線維のうちで梨状筋の下で大坐骨孔を通って坐骨腔をいったん離れ、下肢の臀部領域を少し走行したのちに、小坐骨孔を通り会陰部に達する。坐骨直腸窩で次の3者に分かれる。①下直腸神経、②会陰神経、③陰茎背神経または陰茎背神経。)

Inferior anal nerves; Inferior rectal nerves(下肛門神経;下直腸神経;肛門神経)Nervi anales inferiores; Nervi rectales inferiores; Nervi anales かこうもんしんけい;かちょくちょうしんけい;こうもんしんけい Feneis: 342 18

[A14_2_07_038] →(下直腸神経は第三および第四仙骨神経よりでる線維で、これは坐骨直腸窩を内側に横切る神経であり、同名動静脈とともに外肛門括約筋、肛門管下半の粘膜、会陰皮膚などに分布する。)

Perineal nerves(会陰神経)Nervi perineales えいんしんけい Feneis: 342 19

[A14_2_07_039] →(会陰神経は球海綿体筋、坐骨海綿体筋、浅会陰横筋およびこれらの筋をおおう皮膚に分布したあと、陰嚢または陰唇の後部に分布する後陰嚢神経または後陰唇神経となる。)

Posterior labial nerves♀(後陰唇神経;陰唇神経(♀))Nervi labiales posteriores; Nervi labiales♀ こういんしんしんけい;いんしんしんけい Feneis: 342 20

[A14_2_07_040a] →(会陰神経の後陰唇神経は大陰唇へ後部からいたる神経枝。)

Posterior scrotal nerves♂(後陰嚢神経;陰嚢神経(♂))Nervi scrotales posteriores; Nervi scrotales♂ こういんのうしんけい;いんのうしんけい Feneis: 342 20

[A14_2_07_040] →(会陰神経の後陰嚢神経は陰嚢へ後部からいたる神経枝。)

Muscular branches of perineal nerves(筋枝(会陰神経の))Rami musculares nervus perinealium きんし(えいんしんけいの) Feneis: 342 21

[A14_2_07_041] →(会陰神経の筋枝は会陰の筋肉(球海綿体筋、坐骨海綿体筋、浅会陰横筋)へいたる枝。)

Dorsal nerve of clitoris♀(陰核背神経(♀))Nervus dorsalis clitoris♀ いんかくはいしんけい Feneis: 342 23

[A14_2_07_042a] →(陰核背神経は男性の陰茎背神経に相同な小神経で尿生殖隔膜に分枝したあと、これを貫いて陰核背面にに達し、陰核亀頭、包皮および尿道粘膜などに分布する。)

Dorsal nerve of penis♂(陰茎背神経(♂))Nervus dorsalis penis♂ いんけいはいしんけい Feneis: 342 22

[A14_2_07_042] →(陰茎背神経は深会陰横筋に分枝したあと、これを貫いて陰茎または陰核背面に達し、亀頭、包皮、尿道粘膜などに分布する。)

Coccygeal nervel Coccygeus nerve(尾骨神経)Nervus coccygeus びこつしんけい Feneis: 342 24

[A14_2_07_043] →(最後の脊髄神経。尾骨と仙骨の間をでて、第四第五仙骨神経と連絡する。 (Feneis))

Coccygeal plexus(尾骨神経叢)Plexus coccygeus びこつしんけいそう Feneis: 342 25

[A14_2_07_044] →(尾骨神経叢は第五仙骨神経および尾骨神経からなる小神経叢。肛門尾骨神経が起こる。 (Netter)第4,第5仙骨神経と尾骨神経の各前枝下部が結合して、小さな尾骨神経叢を作る。尾骨神経叢は、尾骨筋と肛門挙筋への筋枝および肛門と尾骨間を覆う皮膚に分布する細い肛門尾骨神経芽派生する。)

Anococcygeal nerves(肛門尾骨神経;肛尾神経)Nervus anococcygeus こうもんびこつしんけい;こうびしんけい Feneis: 342 26

[A14_2_07_045] →(尾骨神経叢よりでる多数の小枝。肛門尾骨靱帯を貫き、その上の皮膚へ分布。 (Feneis))

Sciatic nerve(坐骨神経)Nervus ischiadicus ざこつしんけい Feneis: 340 17

[A14_2_07_046] →(坐骨神経は人体中最大の神経であり、仙骨神経叢をつくる神経線維の大部分がこれの構成にあずかる。梨状筋の下で大坐骨孔を出てから大腿の後側を通り、筋枝をすべての大腿屈筋群にあたえたのち、膝窩のやや上方で総腓骨神経と脛骨神経とに分かれる。総腓骨神経は大腿二頭筋長頭の内側縁に沿って下り、腓骨上端の外側で次の終枝に分かれる。①外側皮腹皮神経(下腿外側面の皮膚に分布)、②深腓骨神経(下腿の伸筋群と足背の諸筋、および足背の皮膚に分布)、③浅腓骨神経(長腓骨筋、短腓骨筋への筋枝を出したあと内側足背皮神経、中間足背皮神経、足背趾神経となって足背の皮膚に分布)。脛骨神経は下腿の屈筋群、足底の諸筋、下腿の後面と足底の皮膚に分布するが、次の神経はいずれも脛骨神経の末梢枝である。①下腿骨間神経(下腿骨間膜の後縁に沿って走り、足関節のあたりに達する)、②内側皮腹皮神経、腓腹神経、外側足背神経(ひとつづきのもので下腿後面から足背外側部の皮膚に分布)、③内側足底神経と外側足底神経(ともに足底の諸筋に分布する枝を出したあと、趾の足底面や足底の皮膚に分布するため、総底側趾神経に枝分かれし、固有底側趾神経となっておわる)。)

Muscular branches of sciatic nerve(筋枝(坐骨神経の))Rami musculares (Nerve ischiadicus) きんし(ざこつしんけいの)

[A14_2_07_046a]→梨状筋、内閉鎖筋、双子筋および大腿方形筋に分布する。

Articular branch of sciatic nerve(関節枝(坐骨神経の))Ramus articularis (Nerve ischiadicus) ざこつしんけいのかんせつし [A14_2_07_046b]→

Common fibular nerve; Common peroneal nerve(総腓骨神経)Nervus fibularis communis; Nervus peroneus communis そうひこつしんけい Feneis: 340 18

[A14_2_07_047] →(総腓骨神経はL4~S2より起こる。坐骨神経の2終枝のうちの細い方である。大腿の下1/3の高さから始まり、膝窩内を下腿への皮神経を出しながら、大腿二頭筋の停止腱の後内側縁に沿って腓骨頭の後面に達し、ここで下腿筋の下層にもぐり込む。腓腹筋外側頭よりも浅層でこれを横切り、膝窩を離れる。以上の経過中に総腓骨神経は腓骨頚外側面で皮膚のみに被われた状態となるため、体表よりこの神経を容易に触知できる。そののち総腓骨神経は腓骨頭の後方をやや下行してから急に向きを変えて長腓骨筋内に侵入し、そこで浅腓骨神経および深腓骨神経に分かれる。)

Lateral sural cutaneous nerve(外側腓腹皮神経;腓側腓腹皮神経)Nervus cutaneus surae lateralis; Nervus cutaneus surae fibularis がいそくひふくひしんけい;ひそくひふくひしんけい Feneis: 340 19

[A14_2_07_048] →(外側腓腹皮神経は膝窩よりあらわれ、たいていは下腿の後外側面の上2/3の皮膚へ分布する。)

Sural communicating branch of lateral sural cutaneous nerve(腓腹交通枝;腓側交通枝(外側腓腹皮神経の))Ramus communicans fibularis; Ramus communicans peroneus; Ramus communicans nervus peronei communis cum nervus cutaneo surae mediali fibularis; Ramus communicans nervus fibularis communis cum nervus cutaneo surae medialis ひふくこうつうし;ひそくこうつうし(がいそくひふくひしんけいの) Feneis: 340 20

[A14_2_07_049] →(外側腓腹皮神経の腓腹神経との交通枝は総腓骨神経の腓腹神経との交通枝。膝窩内の総腓骨神経から起こり、腓腹筋の外側頭上を越えて下腿の中1/3に達し、内側被覆皮神経と結合して腓腹神経を形成する。)

Superficial fibular nerve; Superficial peroneal nerve(浅腓骨神経)Nervus fibularis superficialis; Nervus peroneus superficialis せんひこつしんけい Feneis: 340 21

[A14_2_07_050] →(浅腓骨神経は総腓骨神経の終枝の一つ、腓骨筋と長趾伸筋の間を下行する。 (Netter)浅腓骨神経は、長趾伸筋と腓骨筋の間を下行し、長腓骨筋と短腓骨筋に筋枝を出した後、下腿の虫部から下部1/3に移る高さで下腿筋膜を貫く。この高さで、浅腓骨神経は、内側足背皮神経と中間足背神経とに分かれる。内側足背皮神経は足根の前面を走行して足背に至り、下部下腿前面と足背の皮膚と筋膜に枝を送る。下伸筋支帯の下縁近くで、この神経は2本の足背趾神経に分岐する。このうち1本は、足背および母趾の内側面と背側面を支配し、他の1本は第2,第3趾の背側面と側面とを支配する。中間足背皮神経は、足背外側部に沿って走行し、近傍の皮膚や筋膜に枝を出し、第3と第4趾および第4と第5趾に行く2本の足背趾神経に分かれる。また、中間足背皮神経は、外側足背皮神経と交通する。)

Muscular branches of superficial fibular nerve(筋枝(浅腓骨神経の))Rami musculares nervus femoralis superficialis きんし(せんひこつしんけいの) Feneis: 340 22

[A14_2_07_051] →(浅腓骨神経の筋枝は長および短腓骨筋への枝。)

Medial dorsal cutaneous nerve(内側足背皮神経;脛側足背皮神経)Nervus cutaneus dorsalis medialis; Nervus cutaneus dorsi pedis tibialis ないそくそくはいひしんけい;けいそくそくはいひしんけい Feneis: 340 23

[A14_2_07_052] →(伸筋の支帯の上を通り、母趾の背内側面、第二、第三趾の対向縁の皮膚へ分布。 (Feneis))

Intermediate dorsal cutaneous nerve(中間足背皮神経;中足背皮神経)Nervus cutaneus dorsalis intermedius; Nervus cutaneus dorsi pedis medius ちゅうかんそくはいひしんけい;ちゅうそくはいひしんけい Feneis: 340 24

[A14_2_07_053] →(中間の足背へいたる浅腓骨神経の外側枝。 (Feneis))

Dorsal digital nerves of superficial fibular nerve(足背趾神経;足背指神経(浅腓骨神経の))Nervi digitales dorsales pedis そくはいししんけい(せんひこつしんけいの) Feneis: 340 25

[A14_2_07_054] →(末節を除く皮膚へいたる。 (Feneis))

Deep fibular nerve; Deep peroneal nerve(深腓骨神経)Nervus fibularis profundus; Nervus peroneus profundus しんひこつしんけい Feneis: 340 26

[A14_2_07_055] →((Netter)深腓骨神経は、長腓骨筋と長趾伸筋の間で腓骨頚前下方へ斜めに回り、下腿骨間膜の前方へ達する。この神経は前脛骨筋の外側を下行し、始めは長趾伸筋の内側に位置し、ついで長母趾伸筋の内側を通る。長母趾伸筋の腱は、足根の上方でこの神経の上を斜めに横切る。深腓骨神経は下行する経過において、始めは前脛骨動静脈の外方、ついでこれら血管の前方に位置し、最後には脛骨下端と足根の前面においてこれらの血管の外側に再び位置することとなる。ここでこの神経は、内側終末枝と外側終末枝の2小枝に分岐する。固いでは、深腓骨神経は前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋および第3腓骨筋に筋枝を出し、足根に関節枝を送り、さらに前脛骨動静脈に小枝を出す。内側終末は1本の背側趾神経を派生し、この神経は二分して第1、2趾の隣接面を支配する。内側終末枝は足背動脈、近傍の中足指節関節と指節間関節にも枝を出し、時として第1腓側骨間筋に小枝を送る。外側終末枝は、短趾伸筋の下を外方に曲がり、やや広がって数本の細い枝を出し、短趾伸筋、その内側部(短母趾伸筋)、近傍の足根関節、足根中足関節、そして時として第2および第3の背側骨間筋を支配する。)

Muscular branches of deep fibular nerve(筋枝(深腓骨神経の))Rami musculares きんし(しんひこつしんけいの) Feneis: 340 27

[A14_2_07_056] →(深腓骨神経の筋枝は前脛骨筋、長および短母趾伸筋、長および短趾伸筋へいたる。)

Dorsal digital nerves of deep fibular nerve(背側趾神経;背側指神経(深腓骨神経の))Nervi digitales dorsales pedis; Nervi digitales dorsales hallucis fibularis et digiti secundi tibialis はいそくししんけい;ひそくぼしはいそくししんけいおよびけいそくだい2しはいそくししんけい(しんひこつしんけいの) Feneis: 340 28

[A14_2_07_057] →(母趾および第2趾の対向縁への枝。 (Feneis))

Tibial nerve(脛骨神経)Nervus tibialis けいこつしんけい Feneis: 342 01

[A14_2_07_058] →(脛骨神経はL4~S3より起こる。坐骨神経の第二の終枝。膝窩を通りヒラメ筋腱弓の下をすぎ後脛骨筋とともに内果をまわり、足底へ達す。下腿の屈筋群、足底の諸筋、下腿の後面と足底の皮膚に分布するが、次の神経はいずれも脛骨神経の末梢枝である。①下腿骨間神経(下腿骨間膜の後縁に沿って走り、足関節のあたりに達する)、②内側被覆皮神経、腓腹神経、外側足背神経(ひとつづきのもので下腿後面から足背外側部の皮膚に分布)、③内側足底神経と外側足底神経(ともに足底の諸筋に分布する枝を出したあと、趾の足底面や足底の皮膚に分布するため、総底側趾神経に枝分かれし、固有底側趾神経となっておわる)。)

Articular branches of tibial nervus(関節枝(脛骨神経の))Rami articulares (Nervus tibialis) 

[A14_2_07_059a]→

Muscular branches of tibial nerve(筋枝(脛骨神経の))Rami musculares nervus fibularis profundus; Rami musculares nervus tibialis きんし(けいこつしんけいの) Feneis: 342 02

[A14_2_07_059] →(脛骨神経の筋枝は腓腹筋の2頭、足底筋、ヒラメ筋、膝窩筋に侵入する。)

Interosseous nerve of leg; Crural interosseous nerve(下腿骨間神経)Nervus interosseus cruris かたいこつかんしんけい Feneis: 342 03

[A14_2_07_060] →(前脛骨動脈に伴行し、骨および脛腓関節へいたる線維を有す。 (Feneis))

Medial sural cutaneous nerve(内側腓腹皮神経)Nervus cutaneus surae medialis ないそくひふくひしんけい Feneis: 342 04

[A14_2_07_061] →(脛骨神経より起こり、膝窩へ入り、小伏在静脈の外側で筋膜下を下行する。腓腹神経との交通枝と合し、腓腹神経となる。 (Feneis))

Sural nerve(腓腹神経)Nervus suralis ひふくしんけい Feneis: 342 05

[A14_2_07_062] →(腓腹神経は脛骨神経の皮枝で腓腹筋の2頭のあいだを下行するが、その途中で総腓骨神経からの交通枝を受けるのがふつうである。腓腹神経からの小枝が下腿後面の皮膚に分布する。外顆より遠位では腓腹神経は小伏在静脈と伴行しながら、足の外側縁から小指外側縁に至る皮膚に枝を起こる。 (Netter)腓腹神経は皮神経であり、膝窩の中部あるいは下部で脛骨神経より起こる(図13)。腓腹筋の両頭の間を下行しながら、腓腹神経は下腿筋膜を貫通して小さな内側腓腹皮神経(内側腓腹皮神経は下腿筋膜貫通して小さな内側腓腹皮神経(内側腓腹皮神経はもっとも大きく、脛骨神経より直接起こることもある)を出し、外側腓腹皮神経から腓腹神経との交通枝を受ける。腓腹神経は、小伏在静脈近傍を通ってアキレス腱の外側へと下行を続けながら、下腿背側面および外側面を覆う皮膚と筋膜に枝を与える。外果と踵骨腱(アキレス腱)の間に達すると腓腹神経は外側踵骨枝を出し、足根と踵の外側面の皮膚と筋膜枝を出す(これに対応する内側踵骨枝は脛骨神経から起こる)。腓腹神経の終末枝は、外側足背皮神経として足および小趾の外側に沿って前方へ走る。)

Lateral dorsal cutaneous nerve(外側足背皮神経;腓側足背皮神経)Nervus cutaneus dorsalis lateralis; Nervus cutaneus dorsi pedis fibularis がいそくそくはいひしんけい;ひそくそくはいひしんけい Feneis: 342 06

[A14_2_07_063] →(外側足背皮神経は腓腹神経の延長で、足背の外側縁とその付近を支配する部分である。)

Lateral calcaneal branches of sural nerve(外側踵骨枝;腓側踵骨枝(腓腹神経の))Rami calcanei laterales nervus suralis がいそくしょうこつしひそくしょうこつし(ひふくしんけいの) Feneis: 342 07

[A14_2_07_064] →(腓腹神経の外側踵骨枝は踵骨へ向かう腓腹神経の外側枝である。)

Medial calcaneal branches of tibial nerve(内側踵骨枝(脛骨神経の))Rami calcanei mediales nervus tibialis ないそくしょうこつし(けいこつしんけいの) Feneis: 342 08

[A14_2_07_065] →(脛骨神経の内側踵骨枝は脛骨神経の皮枝で踵部の内側面および下面に分布する。)

Medial plantar nerve(内側足底神経)Nervus plantaris medialis ないそくそくていしんけい Feneis: 342 09

[A14_2_07_066] →(内側足底神経は、外側足底神経よりも大きく、手における正中神経と相同である(図8)。この神経は、屈筋支帯の下で脛骨神経より起こり、始めは母趾外転筋の深部を内側足底動静脈の外側に沿って走り、ついで母趾外転筋と短趾屈筋の間を進み、最終的には短母趾屈筋と短趾屈筋の間を進み、最終的には短母趾屈筋と短趾屈筋との間を走行する。ほぼ足根中足関節のⅠで、内側足底神経は母趾内側皮膚へ行く固有底側趾神経と3本の総底側趾神経に分岐して終わる。この分岐より以前に、内側足底神経は、母趾外転筋、短趾屈筋および短母趾屈筋への筋枝;足底腱膜を貫き足底後内側部を支配する皮枝;近接する足根関節と足根中足関節への関節枝、および内側足底動静脈への血管枝を派生する。総底側趾神経が出す枝は、第1虫様筋へ、時として第2虫様筋への筋枝、足底の前方部の内側2/3への皮枝、近くの関節と血管への関節枝と血管枝である。総底側趾神経は、最終的には固有足底趾神経と、上方へカーブして走る爪床枝とに分枝する。固有底側趾神経は内側3足趾の側面とこれらの趾の足底面を支配する。)

Muscular branches of medial plantar nerve(筋枝(内側足底神経の))Rami musculares (Nervus plantaris medialis) きんし(ないそくそくていしんけいの) [A14_2_07_066a]→

Common plantar digital nerves of medial plantar nerve(総底側趾神経;総底側指神経(内側足底神経の))Nervi digitales plantares communes そうていそくししんけい(ないそくそくていしんけいの) Feneis: 342 10

[A14_2_07_067] →(第一~第四趾の対向縁を通る神経。固有底側趾神経を分枝する。 (Feneis))

Proper plantar digital nerves(固有底側趾神経;固有底側指神経)Nervi digitales plantares proprii こゆうていそくししんけい Feneis: 342 11

[A14_2_07_068] →(内側3/1/2指の腓側および脛側屈面の皮膚へいたる枝。末節骨の背面も支配する。(Feneis))

Lateral plantar nerve(外側足底神経;腓側足底神経)Nervus plantaris lateralis; Nervus plantaris fibularis がいそくそくていしんけい;ひそくそくていしんけい Feneis: 342 12

[A14_2_07_069] →((Netter)外側足底神経は、手における尺骨神経と相同である(図9)。屈筋支帯の深部に始まり、外側足底動静脈の内側に沿って足底を前外方に肺知る。この神経は、短趾屈筋と足底方形筋の間、ついで短趾屈筋と小趾外転筋の間を通り、第5中足骨底近傍で浅枝と深枝に分岐して終わる。分岐以前に、外側足底神経は足底方形筋と小趾外転筋に筋枝を、足底腱膜を貫いて足底外側面を支配する皮枝を派生する。 浅枝は、固有足底趾神経と総底側視神経とに分かれる。固有足底趾神経は、足底および先端を含む小趾の外側面の皮膚と筋膜を支配し、また、小趾屈筋および第4中足間の骨間筋に対して筋枝を出し、第5中足趾節関節と趾節間関節に枝を送る。総底側趾神経は2本の固有足底趾神経に分岐し、各枝は第4、第5趾の足底面と側面の皮膚と筋膜、およびこれらの趾の爪床を支配する。深枝は内方へカーブして、趾屈筋群と腱と母趾内転筋斜頭の深部表面上にある足底動脈弓に伴行する。母趾内転筋、第2,第3,第4虫様筋、ならびに内側3中足骨の間にある骨間筋へ筋枝を出し、足底動脈球と近くの関節へ小枝を送る。)

Muscular branches of lateral plantar nerve(筋枝(外側足底神経の))Rami musculares (Nervus plantaris lateralis) きんし(ないそくそくていしんけいの) [A14_2_07_069a]→
Articular branch of lateral plantar nerve(関節枝(外側足底神経の))Ramus articularis (Nervus plantaris lateralis) [A14_2_07_069b]→
Nerve to abductor digiti minimi muscle (from lateral plantar nerve)(小趾外転筋に行く神経(外側足底神経からの)) しょうしがいてんきんにいくしんけい(がいそくそくていしんけいからの) [A14_2_07_069c]→

Superficial branch of lateral plantar nerve(浅枝(外側足底神経の))Ramus superficialis nervus plantaris lateralis せんし(がいそくそくていしんけいの) Feneis: 342 13

[A14_2_07_070] →(外側足底神経の浅枝は大部分は小指・第4指外側半・足底外側の皮膚に分布するが、短小枝屈筋や外側・足底骨間筋の外側にも分布する。主として、知覚枝性の枝。)

Common plantar digital nerves of lateral plantar nerve(総底側趾神経;総底側指神経(外側足底神経の))Nervi digitales plantares communes そうていそくししんけい(がいそくそくていしんけいの) Feneis: 342 14

[A14_2_07_071] →(1本は小趾へ (Feneis))

Proper plantar digital nerves(固有底側趾神経;固有底側指神経)Nervi digitales plantares proprii こゆうていそくししんけい Feneis: 342 15

[A14_2_07_072] →(小趾の腓側および脛側、ならびに第四趾の腓側へいたる枝。 (Feneis))

Deep branch of lateral plantar nerve(深枝(外側足底神経の))Ramus profundus nervus plantaris lateralis しんし(がいそくそくていしんけいの) Feneis: 342 16

[A14_2_07_073] →(外側足底神経の深枝は外側足底神経の運動枝で2-4虫様筋、背側骨間筋、母趾内転筋に分布する。)

最終更新日: 16/07/21

funalogo.gif (2604 バイト)

 

You are the th visitor to this page !(since 2000/1/1)

本日の番目です。昨日はth visitor to this page !

アクセス集計