目次骨格系関節系筋肉系消化器系呼吸器系胸郭泌尿器系生殖器系腹腔と骨盤腔内分泌腺心脈管系リンパ系神経系感覚器外皮

Pericardium(心膜)Pericardium しんまく Feneis: 184 01

[A12_1_08_001] →(心膜は心臓と大血管起始部の被覆と活動のための膜。外層の線維性心膜fibrous pericardiumと内層の漿膜性心膜serous pericardiumの2層からなる閉鎖嚢。漿膜性心膜は心臓表面を直接おおう臓側板(心外膜)と線維性心膜の内面をおおう壁側板にわけられる。線維性心膜は強靱な膜で、大血管の壁につづき、心臓を固定・保持するとともに、その急激な過度の拡張を防ぐ。さらに心臓は心膜腔で囲まれ、潤滑な心膜性心膜で包まれるので、摩擦なく拍動することができる。)

Fibrous pericardium(線維性心膜;線維膜(心膜の))Pericardium fibrosum せんいせいしんまく Feneis: 184 02

[A12_1_08_002] →(線維性心膜は外側の強い結合組織性の部分。一部は横隔膜に癒着している。)

Sternopericardial ligaments(胸骨心膜靱帯;胸骨心膜索)Ligamenta sternopericardiaca; Chordae sternopericardiacae きょうこつしんまくじんたい;きょうこつしんまくさく Feneis: 184 03

[A12_1_08_003] →(胸骨心膜靱帯は心膜が胸骨に結合組織性に付着するところ。)

Bronchopericardial membrane(気管支心膜間膜)Membrana bronchopericardiaca きかんししんまくかんまく [A12_1_08_004]

Serous pericardium(漿膜性心膜)Pericardium serosum しょうまくせいしんまく Feneis: 184 04

[A12_1_08_005] →(漿膜性心膜は単層扁平上皮で被われ、一方では線維性心膜の内面を(壁層板)、他方で心臓表面を(臓側板)被覆する膜。両板は大血管領域で相互に移行する。)

Parietal layer of serous pericardium(壁側板;壁側葉(漿膜性心膜の))Lamina parietalis (Pericardium) へきそくばん;へきそくよう(しょうまくせいしんまくの) Feneis: 184 05

[A12_1_08_006] →(漿膜性心膜の壁側板は心嚢の漿膜部。線維性心膜(心嚢の結合組織部)を被う。)

Visceral layer of serous pericardium; Epicardium(臓側板;臓側葉(漿膜性心膜の);心外膜)Lamina visceralis pericardii; Epicardium ぞうそくばん;ぞうそくよう(しょうまくせいしんまくの);しんがいまく Feneis: 184 06

[A12_1_08_007] →(心外膜は心臓表面の漿膜性被覆。中皮と、線維の豊富な固有層からなる。)

Serosa of peritoneum; Pericardial Serosa of pericardium(漿膜層(漿膜性心膜の))Tunica serosa pericardii しょうまくそう(しょうまくせいしんめくの)

[A12_1_08_008] →(漿膜性心膜の漿膜は心膜嚢や心臓をおおう平坦な単層細胞性の膜で、これと漿膜下層とで漿膜性心膜となる。)

Subserosa of pericardium; Subserous layer of pericardium; Pericardial subserosa(漿膜下層;漿膜下組織(心膜の))Tela subserosa pericardii しょうまくかそう;しょうまくかそしき(しんまくの) [A12_1_08_009]

Pericardial cavity(心膜腔)Cavitas pericardiaca; Cavitas pericardialis しんまくくう Feneis: 184 07

[A07_1_03_001] →(心膜腔は漿膜性心膜の壁側板と臓側板の潜在的隙間で漿液を容れる。)

Transverse pericardial sinus(心膜横洞)Sinus transversus pericardii しんまくおうどうThiele's canal Feneis: 184 08

[A12_1_07_001] →(心膜横洞は大動脈、肺動脈管の後方で静脈の前方を占める心膜腔の狭い部位。)

Oblique pericardial sinus; Oblique sinus of pericardium(心膜斜洞)Sinus obliquus pericardii しんまくしゃどう Feneis: 184 09

[A12_1_07_002] →(心膜斜洞は右肺静脈と下大静脈および左肺静脈の間を占める心膜腔の凹み。その左右両側は左右の肺静脈の終部をつつむ漿膜性心膜のヒダでかこまれている。上限は左心房の上極にあたりで漿膜性心膜が線維性心膜に移行するところに当たる。)

Heart(心臓)Cor しんぞう Feneis: 184 10

[A12_1_00_001] →(心臓は血液循環の原動力となる器官で静脈から血液を受け取り、動脈に送り出す中空の筋肉の器官。その壁は主として心筋組織でできている。心臓は心膜に包まれて、縦隔の前下部で左右の肺の間に置かれ横隔膜の上面にのる。全形を円錐にみたてると、その軸は後上右方(心尖)へ向かう。心臓の約3分2が正中線の左方、3文の1が右方にある。心尖(左心室の尖端)の拍動は第5肋間隙で左乳頭線のやや内側に触れる。心臓の内部は4部屋に分かれ(右と左の心房・心室)、心房中隔および心室中隔が左右を隔てる。各側の心房と心室は房室口を介して連なる。外面では、冠状溝が心房と心室の境をかこみ、前・後の室間孔は両親質の境をあらわす。これらの溝を冠状血管の主枝が走る。左右の心事は各心房の一部が前方に突出したもので、動脈管のねもとを両側から抱く形である。心耳の壁はうすく内面に櫛状筋が発達している。左心耳は右心耳に比べて格段に小さい。右心房には上大静脈・下大静脈そして冠状静脈洞が開く。前二者が開口する部域はもと静脈洞の右角に由来し内面が平滑である(大静脈洞)。この部域と右心耳との境目に分界稜が隆まる。これに体操して外側には分界溝があらわれる。心房中隔の右側面には卵円窩が卵円孔の閉じた跡を示す。左側面では前方よりに中隔鎌とよぶヒダ(卵円孔弁のなごり)がみえる。左心房は心臓の最背側に位置を占め、左右から各2本の肺静脈が ここに注ぐ。[心臓の弁]左・右心室の出入口それぞれ弁装置をそなえ、そのしくみにより血液が逆流するのをふせいでいる。右房室口には3枚の帆状弁があり三尖弁(右房室弁)、左房室口2枚あり僧帽弁(左房室弁)とよぶ。そして各心室の内面に乳頭筋という指状の高まり(右室では3群、左室では2群)があって、それが弁膜の縁と複数の腱索で結ばれている。心室が収縮するとき帆状弁は翻転することなく互いに接しあい房室口を閉じる仕組みである。心室の出口側は、肺動脈口(右心室より肺循環へ)および大動脈口(左心室より体循環へ)にそれぞれ3個のポケット形の半月弁がある。各弁膜の自由縁は中央が肥厚し(半月弁結節)、この両脇が薄くできている(半月)。3個のポケットが接し合うことによって動脈口は閉じる。このしくみは乳頭筋とは関係がない。心室中隔は大部分が筋性であるが、ただ一部(大動脈口の直下)に筋質を欠き薄くできた場所がある(膜性部)。これにつづき左心室と右心房とを隔てる膜性の構造があり、それを房室中隔とよぶ。左心室はビヤ樽形でその壁の厚さは右心室の側壁の約3倍。心室中隔は右室腔に向かってまるく凸面をなす。右心室の内腔はV字形であり、流入部と流出部とに分かれ、筋質の室上稜が両者を境する。右心室の流出部を動脈円錐ともよぶ。心臓は左側にあると思って思っている人が多いが、これは心尖拍動が左に触れられることから生じた誤解である。心臓は多少左にずれているとはいえ、縦隔の中部でほぼ正中に位置している。心臓の大きさは、生体では心室の収縮期systoleと拡張期diastoleで異なる。また心臓の位置も、呼吸運動に伴って横隔膜が上下するので、生体では絶えず移動しているわけである。深く息を吸い込むと、心臓は左右の肺に圧迫されるばかりでなく、横隔膜が下に下がるので、多少縦長になる。逆に息を深く吐いたときには、心臓はずんぐり形になる。心臓の大体の大きさとか位置や形は生体でも打診percussionによって知ることができ、その変化が色々な病気の診断の一つの手掛かりになる。)

Base of heart(心底)Basis cordis しんてい Feneis: 184 11

[A12_1_00_002] →(心底はほぼ円錐状の心臓の上側、心尖の反対側の広い面。主に左心房と右心房の一部とできる。横隔面からは冠状溝で境される。)

Anterior surface of heart; Sternocostal surface of heart(胸肋面;前面(心臓の))Facies sternocostalis; Facies anterior しんぞうのきょうろくめん;しんぞうのぜんめん Feneis: 184 12

[A12_1_00_003] →(心臓の胸肋面は前上面で、突隆し、大部分が右心室でできている。)

Diaphragmatic surface of heart; Inferior surface of heart(横隔面;下面(心臓の))Facies diaphragmatica cordis; Facies inferior cordis おうかくめん;かめん(しんぞうの) Feneis: 184 13

[A12_1_00_004] →(心臓の横隔面は横隔膜に接する心臓の下面で、主として横隔膜の腱中心の上にある。ほぼ平坦で、心室とくに左心室と右心室の一部でできる。)

Right/left pulmonary surface of heart([右・左]肺面;肺臓面(心臓の))Facies pulmonalis dextra/sinistra cordis [う・さ]はいめん;はいぞうめん(しんぞうの) Feneis: 184 14

[A12_1_00_005] →(心臓の肺面は肺に接触する心臓の外側面。左方に突隆し、左肺の心圧痕に接する。主として左心室でできる。)

Right border of heart(右縁(心臓の))Margo dexter cordis うえん(しんぞうの) Feneis: 184 15

[A12_1_00_006] →(心臓の右縁は右心房でつくられ、上・下で上大静脈と下大静脈とに連なる。)

Acute border of heart; Acute margin of right ventricle(鋭縁(心臓の))Margo acutus cordis [A12_1_00_006_1]
Left border; Obtuse border; Obtuse margin of left ventricle(左縁;鈍縁;左心室縁(心臓の))Margo obtusus cordis しんぞうのさえん(どんえん) [A12_1_00_006_2]

Apex of heart(心尖)Apex cordis しんせん Feneis: 184 16

[A12_1_00_007] →(心尖は心臓の下端部でやや尖っている。心尖は心臓の拍動とともに前胸壁にあたる。これを心尖拍動といい、体表で触れることができる。すなわち、一般に左側の第5肋間で、正中線から約4横指(約7cm)左方で触れる。この位置は弾性では左乳頭のすこし内下方である。小児ではやや高くかつ外方にある。)

Notch of cardiac apex; Apical notch of heart(心尖切痕)Incisura apicis cordis しんせんせっこん Feneis: 184 17

[A12_1_00_008] →(心尖切痕は室間溝の延長にある、心尖近く右側の切れ込み。)

Anterior interventricular sulcus(前室間溝)Sulcus interventricularis anterior ぜんしつかんこう Feneis: 184 18

[A12_1_00_009] →(前室間溝は心室中隔にあたる前方の縦溝で、前室間枝(冠状動脈の)が走る。)

Posterior interventricular sulcus(後室間溝)Sulcus interventricularis posterior こうしつかんこう Feneis: 184 19

[A12_1_00_010] →(後室間溝は横隔面で心室中隔に層とする縦溝。右冠状動脈の後室間枝が走る。)

Coronary sulcus(冠状溝)Sulcus coronarius かんじょうこう Feneis: 184 20

[A12_1_00_011] →(心房と心室の境には冠状溝とう溝があるが、冠状溝は冠状動脈と冠状静脈洞で埋められている。)

Right/left ventricle(心室;右心室・左心室)Ventriculus cordis dexter/sinister しんしつ;うしんしつ・さしんしつ Feneis: 184 21

[A12_1_00_012] →(心室は機能的要求に応じ左室は右室より壁が厚い。心室の深筋層は外層・中層・内層からなる。外層は薄く、その筋線維は2方向に走る。すなわち右の右心部の線維輪から起こり、右心室の前面を左方に斜めに下行し、心尖でラセン状に走って心渦をつくったのち、内層となって、左心室の後面を右下方に走り、種々の高さでUターンして、内層となって動脈弁の線維輪につく心筋群がある。中層は左右の各心室を、それぞれ個別にループ状に囲む。とくに左心室で発達が良い。心室からの血液の駆出は主として中層の筋の収縮による。内層は心内膜のすぐ下にある発達の悪い層で、筋線維の走行は不規則で肉柱や乳頭筋を作る。)

Interventricular septum(心室中隔)Septum interventriculare しんしつちゅうかく Feneis: 184 22

[A12_1_00_013] →(心室中隔は左右の心室をわける壁で、外からは前後の室間溝でわかる。)

Muscular part of interventricular septum(筋性部(心室中隔の))Pars muscularis (Septum interventriculare) きんせいぶ(しんしつちゅうかくの) Feneis: 184 23

[A12_1_00_014] →(心室中隔の筋性部は中隔のうち大部分を占める厚い筋性の部分は左右両心室の筋層で作られる。)

Membranous part of interventricular septum(膜性部(心室中隔の))Pars membranacea septi interventricularis まくせいぶ(しんしつちゅうかくの) Feneis: 184 24

[A12_1_00_015] →(心室中隔の膜性部は上方は大動脈流出路にある中隔の部分で、薄く、線維性。心内膜からつくられる。)

Atrioventricular septum(房室中隔)Septum atrioventriculare ぼうしつちゅうかく Feneis: 184 25

[A12_1_00_016] →(房室中隔は左心房と左心室の間の膜性部のなかで、房室弁起始より上方にある部分。)

Right/left atrium(心房;右心房・左心房)Atrium cordis dextrum/sinistrum しんぼう;うしんぼう・さしんぼう Feneis: 184 26

[A12_1_00_017] →(心房は壁は薄い。心房の深筋層は心室に比べて薄く、ほぼ外・内の2層に分けられる。外層の線維は左右の両心房を共通に取り囲むように横走する。内層の線維は線維輪から起こって上方に向かい、左右の各心房を、それぞれ、包むようにループ状に斜走あるいは横走して再び線維輪に着く。内層の筋の一部は心房中隔をつくる。)

Auricle of atrium(心耳)Auricula atrii しんじ Feneis: 184 27

[A12_1_00_018] →(心耳は肺動脈管の右(右心房)と左(左心房)に手袋の指のように突出した心房の部分。)

Interatrial septum(心房中隔)Septum interatriale; Septum atriorum cordis しんぼうちゅうかく Feneis: 184 28

[A12_1_00_019] →(心房中隔は左右の心房の間にあり、浅い卵円形の凹み、すなわち卵円窩がみられる。卵円窩は胎生期における卵円孔の遺残で、成人でもときに細隙や小孔がみられる。)

Trabeculae carneae(肉柱)Trabeculae carneae cordis にくちゅう Feneis: 186 01

[A12_1_00_020] →(肉柱は内腔に柱状に突出した心臓の筋肉。)

Trabeculae carneae of atrium(肉柱(心房の))Trabeculae carneae atriorum cordis にくちゅう(しんぼうの)

[A12_1_00_020_1]→○

Vortex of heart(心渦)Vortex cordis しんか Feneis: 186 02

[A12_1_00_021] →(心渦は心尖での心筋線維の渦状配列。)

Papillary muscles of heart(乳頭筋(心臓の))Musculi papillares cordis にゅうとうきん(しんぞうの) Feneis: 186 03

[A12_1_00_022] →(心臓の乳頭筋は心内腔に突出した円錐状筋で、腱索を介して弁と結ばれ、弁の位置を調節する作用がある。)

Chordae tendineae of heart; Tendinous cords of heart(腱索(心臓の))Chordae tendineae cordis けんさく(しんぞうの) Feneis: 186 04

[A12_1_00_023] →(心臓の腱索は乳頭筋と房室弁(僧帽弁および三尖弁)をむすぶ腱。)

False chordae tendineae of heart(偽腱索(心臓の))Chordae tendineae falsae; Chordae tendineae spuriae ぎけんさく(しんぞうの)

[A12_1_00_024] →(乳頭筋を相互に結ぶ、または中隔乳頭筋を含む心室壁に付着する、あるいは心室壁を結ぶ細い糸状の線維索。心内腱索と異なり、房室弁尖に付着しない。)

Fibrous trigones of heart(線維三角(心臓の))Trigona fibrosa せんいさんかく(しんぞうの)

[A12_1_00_024_0]→大動脈と房室口の間に前後にある、結合組織で埋められた三角状の部位。

Right fibrous trigone of heart(右線維三角(心臓の))Trigonum fibrosum dextrum cordis うせんいさんかく(しんぞうの) Feneis: 186 05

[A12_1_00_025] →(大動脈と右の房室口の間に前後にある、結合組織で埋められた三角状の部位。)

Left fibrous trigone of heart(左線維三角(心臓の))Trigonum fibrosum sinistrum cordis させんいさんかく(しんぞうの) Feneis: 186 05

[A12_1_00_026] →(大動脈と左の房室口の間に前後にある、結合組織で埋められた三角状の部位。)

Right fibrous ring of heart(右線維輪(心臓の))Anulus fibrosum dextrum うせんいりん [A12_1_00_026_1]

Left fibrous ring of heart(左線維輪(心臓の))Anulus fibrosum sinistrum させんいりん [A12_1_00_026_2]

Right/left fibrous ring of heart(右線維輪および左線維輪;線維輪(心臓の))Anulus fibrosus dexter/sinister cordis みぎせんいりんおよびひだりせんいりん;せんいりん(しんぞうの)

[A12_1_00_027]→心臓の線維輪は心房と心室の間にある房室口は強い輪状結合組織線維、すなわち線維輪で取り囲まれている。左右の房室口をとり囲む線維輪は互いに連なって8字形の板状となり、まとめて心臓の線維性骨格(心臓骨格)と呼ばれる。線維輪には弁が付着するのみでなく、心房・心室の筋線もつき、さらに心室中隔の上部(膜性部)も付着する。このように線維輪(心臓骨格)は心臓の中心にあって支持機能をもつ。また線維輪は房室口・動脈口に対して弁を付着せしめるとともに、弁口を強く締めるように取り囲み、その拡張を防いでいる。もし、これらの弁口が拡張すると弁で閉鎖できないので、これを防ぐように線維輪が働くと考えられる。

Right fibrous ring of heart(右線維輪(心臓の))Anulus fibrosus dexter cordis [A12_1_00_027_1]→
Left fibrous ring of heart(左線維輪(心臓の))Anulus fibrosus sinister cordis しんぞうのさせんいりん [A12_1_00_027_2]→

Tendon of infundibulum; Infundibular tendon(動脈円錐腱)Tendo infundibuli; Tendo coni arteriosi どうみゃくえんすいけん Feneis: 186 06a

[A12_1_00_028] →(胎生期の洞動脈肺動脈中隔の痕跡。)

Tendon of valve of inferior vena cava(下大静脈弁腱)Tendo valvulae venae cavae inferioris かだいじょうみゃくべんけん [A12_1_00_029]

Triangle of sinu-atrial node(房室結節三角;洞房結節三角)Trigonum nodi sinuatrialis ぼうしつけっせつさんかく;どうぼうけつせつさんかくKoch's triangle [A12_1_00_030]

Valve(弁)Valva べん Feneis: 402 26

[A12_0_00_020] →(弁は管または他の中空器官の内張膜のヒダで、粒体の逆流を遅延または阻止するのに役立つ。)

Cusp(尖;弁尖;弁膜尖)Valvula; Cuspis せん;べんせん [A12_0_00_020_1]

Myocardium(心筋層)Myocardium しんきんそう Feneis: 186 07

[A12_1_06_001] →(心筋層は心筋線維からなる厚い層で、心臓壁の主部となる特殊な横紋筋である。心房と心室の心筋層をつくる心筋線維は、それぞれ、房室口を囲む線維輪から起こる。)

Conducting system of heart; Impulse conducting system(刺激伝導系;心臓刺激伝導系)Complexus stimulans cordi; Systema conducente cordis; Complexus stimulans cordi しげきでんどうけい;しんぞうしげきでんどうけい

[A12_1_06_002] →(心臓を構成する心筋細胞には、自発的に興奮と収縮を一定の周期をもって繰り返す能力をもつ心筋細胞(特殊心筋細胞)と実際上これをもたないといえるもの(一般心筋細胞)が含まれており、特殊心筋細胞の禅宗断を刺激伝導系と称する。刺激伝導系のなかに通常四つの部分、すなわち洞房結節、房室結節、His束(房室束)、Purkinje線維、を区別する。これらのうち後3者は順につながった状態で心臓内に存在する。洞房結節は、上大静脈が右心房にそそぐ開口部付近に存在する特殊心筋細胞の集団である。ここの特殊心筋細胞が示す自発的興奮・収縮の周期は他のいずれの刺激伝導系部分をなす特殊心筋細胞のそれよりも短く(つまり最も頻繁に興奮・収縮を繰り返す)、心臓全体の拍動リズムを決定するペースメーカーとしての役割を洞房結節が担うこととなる。洞房結節は胎児期に存在していて、次第に右心房の壁の中に取り込めれてしまった静脈洞部分と右心房固有部分との境界にこの結節が出来てくることによる。房室結節と称されることもある。この結節をつくる特殊心筋細胞のリズムは洞房結節をつくる特殊心筋細胞のそれの約半分の速さであるが、残りの刺激伝導系部分のリズムより早いので、洞房結節が機能不全に陥った際には房室結節が二次的ペースメーカーとなり、心臓全体の拍動リズムを支配するようになる。房室束は房室結節からはじまり心室中隔の頂部にまでいたる部分であり、心室中隔の右側表面と左側表面に沿ってそれぞれ下行する右脚と左脚とに分かれる。)

Sinu-atrial node; SA node; node of Keith and Flack(洞房結節;洞結節;キース・フラックの結節)Nodus sinuatrialis どうぼうけつせつ;どうけつせつ;きーす・ふらっくのけっせつKeith-Flack, Node of; Koch's node Feneis: 186 08

[A12_1_06_003] →(キース・フラックの結節ともよばれる。洞結節は上大静脈の開口部の前方に帯状にある特殊伸筋組織で、心拍動をきめる最初の刺激発生中心として働く。刺激激伝導系のペースメーカーをなす洞房結節のこと。洞房結節に規則正しく発生する興奮のほかに、何らかの理由で刺激伝導系の一部に興奮が発生すると、余分に収縮が起こる。このような余分に起こる収縮のことを期外収縮という。イギリスの解剖学・人類学者Sir Arthur Keith (1866-1953)と、同じくイギリスの生理学者Martin Flack (1882-1931)により、1970年にモグラの心臓で発見された。)

Atrioventricular node; Tahara node(房室結節(田原結節))Nodus atrioventricularis ぼうしつけっせつ(たわらけっせつ)Aschoff-Tawara node; Tawara, Node of Feneis: 186 09

[A12_1_06_004] →(田原の結節ともよばれてる。房室結節は心房中隔で、卵円窩の下方、冠状静脈洞口の前方にある特殊心筋組織の小塊。洞房結節から筋性に伝搬された刺激を、一定の潜伏時間をおいてHis束およびその脚を通して心室に伝える。洞房結節が機能的に脱落した際には、房室結節は二次的な刺激形成中枢として心拍動の維持にあたることができる。九州大学の田原順(1873-1938)が1901年、東京帝国大学を卒業、1903年ドイツに留学。アールブルグ大学でアショッフの元で研究中、心筋の房室間の刺激伝導路系を発見。その起始部の小筋塊を田原結節と命名("Das Reizleitungssystem des Saugetierherzens", 1906)。帰国後、九州帝国大学教授となる。世界に通じる数少ない日本人の名前の一つである。)

Atrioventricular bundle(房室束)Fasciculus atrioventricularis ぼうしつそくHis, Bundle of; Kent's bundle Feneis: 186 10

[A12_1_06_005] →(ヒス束ともよばれている。房室束は房室結節と乳頭筋の間をむすぶ刺激伝導線維束。Wihelm His Jr. (1864-1934)。ドイツの医師。ライプチヒ、バーゼル、ゲッチンゲン、ベルリン大学の内科学の教授を歴任。1893年、刺激伝導系が筋の連絡であることが発見された。)

Trunk (Bundle of His)(房室束の幹;His束の幹)Truncus (Fasciculus atrioventricularis) ぼうしつそくのかん;ひすそくのかん

[A12_1_06_005_1]→

Right bundle of atrioventricular bundle; Right branch of atrioventricular bundle(右脚;右束枝(房室束の))Crus dextrum fasciculi atrioventricularis うきゃく(ぼうしつそくの) Feneis: 186 12

[A12_1_06_006] →(房室束の右脚は室中隔の左右を乳頭筋まではしる刺激伝導系の右脚で、そこからさらに分枝する。)

Left bundle of atrioventricular bundle; Left branch of atrioventricular bundle(左脚;左束枝(房室束の))Crus sinistrum fasciculi atrioventricularis さきゃく(ぼうしつそくの) Feneis: 186 12

[A12_1_06_007] →(房室束の左脚は室中隔の左右を乳頭筋まではしる刺激伝導系の左脚で、そこからさらに分枝する。)

Anterior fascicle of atrioventricular bundle(前束(房室束の))Fasciculus anterior (Fasciculus atrioventricularis) ぜんそく(しつぼうそくの) [A12_1_06_007_1]→
Posterior fascicle of atrioventricular bundle(後束(房室束の))Fasciculus posterior (Fasciculus atrioventricularis) こうそく(しつぼうそくの) [A12_1_06_007_2]→

Subendocardial branches of atrioventricular bundle(心内膜下枝(房室束の))Rami subendocardiales fasciculi atrioventricularis しんないまくかし(ぼうしつそくの)Purkinje fibres Feneis: 186 12a

[A12_1_06_008] →(プルキンエ線維ともよばれる。変化した心筋細胞が織り混ざった線維。中心部は1,2個の核を有する顆粒状の原形質、周辺部には横紋がある。房室束の心内膜下枝は心臓の刺激伝導系を形成する特殊心筋細胞。1837年、チェコ(ボヘミア)の生理学者Johannes Evangelista Purkinje (1787-1869)によって発見されたが、当時は未熟な心筋細胞と考えられていた。彼の名は小脳のプルキンエ細胞Purkinje cellにも残っている。)

Endocardium(心内膜)Endocardium しんないまく Feneis: 186 13

[A12_1_05_001] →(心内膜は心臓の内面を被い、単層の内皮細胞と薄い結合組織層とからなる。内膜は心房では比較的厚いが、心室では薄い。房室口・動脈口の弁(房室弁・動脈弁)は内膜でできるヒダである。)

Right atrium(右心房)Atrium cordis dextrum; Atrium dextrum うしんぼう Feneis: 186 14

[A12_1_01_001] →(右心房は心臓の右上部を占め、その後上部と後下部とに、それぞれ、上大静脈と下大静脈が注いでいる。)

Right auricle of atrium(右心耳)Auricula atrii dextra; Auricula dextra cordis うしんじ Feneis: 186 22

[A12_1_01_002] →(右心耳は右心房の中空指状突出。心耳の壁はうすく内面に櫛状筋が発達している。)

Musculi pectinati of right atrium; Pectinate muscles of right atrium(櫛状筋;肉柱(右心房の))Musculi pectinati atrii dextri; Trabeculae carneae しつじょうきん;にくちゅう(うしんぼうの) Feneis: 186 15

[A12_1_01_008] →(右心房の櫛状筋は右心房内に分界稜から櫛歯状に突出した筋柱。)

Crista terminalis of right atrium; Terminal crest of right atrium(分界稜(右心房の))Crista terminalis atrii dextri ぶんかいりょう(うしんぼうの) Feneis: 186 17

[A12_1_01_003] →(右心房の分界稜は分界溝の走行に相当した弓状の筋性稜で、右心房内で、固有心房と発生学的な静脈洞の境界にある。)

Sulcus terminalis cordis; Terminal sulcus of right atrium(分界溝;右心房分界溝)Sulcus terminalis cordis; Sulcus terminalis atrii dextri ぶんかいこう;うしんぼうぶんかいこう Feneis: 186 16 [A12_1_01_013]

Sinus of venae cavae(大静脈洞)Sinus venarum cavarum だいじょうみゃくどう Feneis: 186 18

[A12_1_01_012] →(両大静脈から血液を受け入れる腔で、平滑な壁をもち分界稜で境される。 (Feneis))

Opening of superior vena cava(上大静脈口)Ostium venae cavae superioris じょうだいじょうみゃくこう Feneis: 186 23 [A12_1_01_011]

Opening of inferior vena cava(下大静脈口)Ostium venae cavae inferioris かだいじょうみゃくこう Feneis: 186 24 [A12_1_01_010]

Opening of coronary sinus(冠状静脈口;冠状静脈洞口)Ostium sinus coronarii かんじょうじょうみゃくこう;かんじょうじょうみゃくどうこう Feneis: 186 27a

[A12_1_01_009] →(心臓を栄養した後の血液をもどす冠状静脈洞の開口。下大静脈口の内側に位置する。(イラスト解剖学))

Openings of smallest cardiac veins(細小静脈孔)Foramina venarum minimarum さいしょうじょうみゃくこう Feneis: 186 28

[A12_1_01_004] →(細小静脈孔は最小心静脈の多数の開口。心臓組織からの血液を直接、右心房その他に注ぐ。)

Valve of inferior vena cava(下大静脈弁)Valvula venae cavae inferioris かだいじょうみゃくべんEustachian valve Feneis: 186 26

[A12_1_01_015] →(オイスタヒ弁とも呼ばれる。右心房内の下大静脈開口部前縁にみられる弁で、冠状静脈弁(テベシウス弁valve of Thebesius)とともに胎生期の静脈弁に由来するという。)

Valve of coronary sinus(冠状静脈弁;冠状静脈洞弁)Valvula sinus coronarii かんじょうじょうみゃくべん;かんじょうじょうみゃくどうべんThebesian valve Feneis: 186 27

[A12_1_01_016] →(テベシウス弁ともよばれる。冠状静脈弁は冠状静脈洞が右心房に開口する部にみられる心内膜のヒダ。オイスタヒ弁(下大静脈弁)とともに胎生期の静脈弁に由来する。)

Intervenous tubercle(静脈間隆起)Tuberculum intervenosum じょうみゃくかんりゅうきLower's tubercle Feneis: 186 25

[A12_1_01_014] →(大静脈開口の間にある右心房側壁の小隆起。 (Feneis))

Fossa ovalis; Oval fossa(卵円窩)Fossa ovalis らんえんか Feneis: 186 19

[A12_1_01_005] →(卵円窩は心房中隔で、胎生時の卵円孔の跡の凹み。)

Limbus fossae ovalis; Border of oval fossa(卵円窩縁)Limbus fossae ovalis らんえんかえん Feneis: 186 20

[A12_1_01_006] →(卵円窩縁はやや高まった卵円窩の縁。)

Foramen ovale of heart(卵円孔)Foramen ovale cordis らんえんこうBotallo's foramen Feneis: 186 21

[A12_1_01_007] →(卵円孔は出生時まで働いている、心房中隔にある孔。心房中隔の形成は原始心房の正中部はくびれ、その上面を心球・動脈幹がのりこえている。両側の心耳がふくれるにつれて内部では正中矢状位のヒダが張り出し(一次中隔)、その裾はやがて心室間の前・後心内膜クッションに連なる。一次中隔の下縁には心内膜性の肥厚が現れる。その下の左右交通路を一次孔(Ostium primum)とよぶ。一次孔が閉じるに先だち一次中隔の上部に孔があく(二次孔、Ostium secundum)。この孔はすぐに大きくなる一方、一次中隔の肥厚縁および前後クッションの融合によって一次孔は閉じ、左と右の房室口が分離する。肺静脈(そのころ単一)の下行部は一次中隔の付け根の左側に接して存在する。一次中隔に右側で左洞房弁との間(Spatium interseptovalvulare)に現れる鎌状のヒダを二次中隔とよぶ。その裾のはやがて旧一次中隔肥厚縁また左洞房弁等と連合して卵円孔の枠組を構成する。二次孔を生じた後の一次中隔は卵円孔の左手に弁膜状の構造として残存する形となる(卵円孔弁)。胎生期を通じて下大静脈よりそそぐ血流の大部分は卵円孔を介して左心房に向かう。出生して臍静脈からの還流がやむのに対し、肺静脈のそれは増加するので、左右心房の内圧に逆転が生じ、卵円孔は卵円孔縁に圧しつけられ、やがて器質的に張り付く。中隔鎌はその痕跡である。)

Right ventricle(右心室)Ventriculus dexter うしんしつ Feneis: 188 01

[A12_1_02_001] →(右心室は心臓の最下位部を占め、後上方にある右房室口で右心房と交通し、前上方にある肺動脈口で肺静脈に連なる。)

Right atrioventricular orifice; Right atrioventricular opening(右房室口)Ostium atrioventriculare dextrum うぼうしつこう Feneis: 188 02

[A12_1_02_002] →(右房室口は右心房と右心室の間に開く。右房室口は輪状の線維性結合織(線維輪)で囲まれ、弁をもつ。)

Tricuspid valve; Right atrioventricular valve(右房室弁;三尖弁)Valva atrioventricularis dextra; Valva tricuspidalis うぼうしつべん;さんせんべん Feneis: 188 03

[A12_1_02_003] →(右房室弁は右の心房と心室間の弁で3部からなり、線維輪から起こり腱索により右心室の乳頭筋と結合する。前尖、後尖、中隔尖の3枚からなるので三尖弁ともよばれる。)

Anterior cusp of tricuspid valve; Anterior cusp of right atrioventricular valve(前尖(三尖弁の;右房室弁の))Cuspis anterior; Cuspis ventralis (Valva tricuspidalis) ぜんせん(さんせんべんの) Feneis: 188 04

[A12_1_02_004] →(三尖弁の前尖は三尖弁のうち前側にある。)

Posterior cusp of tricuspid valve(後尖(三尖弁の))Cuspis posterior; Cuspis dorsalis (Valva tricuspidalis) こうせん(さんせんべんの) Feneis: 188 05

[A12_1_02_005] →(三尖弁の後尖は三尖弁のうち後側にある。)

Septal cusp of tricuspid valve(中隔尖(三尖弁の))Cuspis septalis (Valva tricuspidalis) ちゅうかくせん(さんせんべんの) Feneis: 188 06

[A12_1_02_006] →(三尖弁の中隔尖は三尖弁の内部にあり、中隔からおこる弁尖端。)

Supraventricular crest(室上稜)Crista supraventricularis しつじょうりょう Feneis: 188 07

[A12_1_02_007] →(室上稜は動脈円錐を残余の心室から区分する筋性稜。)

Conus arteriosus; Infundibulum of right ventricle(動脈円錐;漏斗(右心室の))Conus arteriosus; Infundibulum どうみゃくえんすい;ろうと(うしんしつの) Feneis: 188 08

[A12_1_02_008] →(右心室の動脈円錐は肺動脈管へ開く前の、漏斗状で平滑な壁からなる流出路。発生学的には心球にあたる。)

Opening of pulmonary trunk(肺動脈口;肺動脈幹口)Ostium trunci pulmonalis はいどうみゃくこう;はいどうみゃくかんこう Feneis: 184 30; 188 09

[A12_1_02_009] →(肺動脈口は右心室の前上部で、房室口の前方にある。肺動脈口には肺動脈弁がある。)

Pulmonary valve; Valve of pulmonary trunk(肺動脈弁)Valva trunci pulmonalis はいどうみゃくべん Feneis: 188 10

[A12_1_02_010] →(肺動脈弁は右心室から肺動脈弁への入口にある弁。動脈口の周縁から起こる内膜ヒダでできている。ヒダはポケットのように半月状を呈し、半月弁といわれ、前半月弁・右半月弁・左半月弁の3枚からなる。)

Anterior semilunar cusp of pulmonary valve(前半月弁(肺動脈弁の))Valvula semilunaris anterior (Valva trunci pulmonalis) ぜんはんげつべん(はいどうみゃくべんの) Feneis: 188 11 [A12_1_02_013]

Right semilunar cusp of pulmonary valve(右半月弁(肺動脈弁の))Valvula semilunaris dextra (Valva trunci pulmonalis) うはんげつべん(はいどうみゃくべんの) Feneis: 188 12 [A12_1_02_011]

Left semilunar cusp of pulmonary valve(左半月弁(肺動脈弁の))Valvula semilunaris sinistra trunci pulmonalis さはんげつべん(はいどうみゃくべんの) Feneis: 188 13 [A12_1_02_012]

Nodules of semilunar cusps of pulmonary valve(半月弁結節(肺動脈弁の))Noduli valvularum semilunarium (Valva trunci pulmonalis) はいどうみゃくべんのはんげつべんけっせつMorgagni, Nodules of Feneis: 188 14

[A12_1_02_014] →(肺動脈および大動脈起始部の半月弁の各弁の自由縁中央にある小結節。肺動脈弁の半月弁結節は弁が閉じたときに三つの弁の間を密に接するのに役立つ。)

Lunules of semilunar cusps of pulmonary valve(半月弁半月(肺動脈弁の))Lunulae valvularum semilunarium (Valvae trunici pulmonalis) はんげつべんはんげつ(はいどうみゃくの) Feneis: 188 15

[A12_1_02_015] →(肺動脈弁の半月弁半月は半月弁結節の両側の弁縁にある薄い半月状の縁。)

Commissures of semilunar cusps of pulmonary valve(半月弁交連(肺動脈弁の))Commissurae valvularum semilunarium (Valva trunci pulmonalis) はいどうみゃくべんのはんげつべんこうれん [A12_1_02_016]

Anterior papillary muscle of right ventricle(前乳頭筋(右心室の))Musculus papillaris anterior (Ventriculus dexter) ぜんにゅうとうきん(うしんしつの) Feneis: 188 16

[A12_1_02_017] →(右心室の前乳頭筋は前方にあり、大きい。)

Little papillary muscles(小乳頭筋)Musculi papillares parvi しょうにゅうとうきん [A12_1_02_017_1]

Posterior papillary muscle of right ventricle(後乳頭筋(右心室の))Musculus papillaris posterior (Ventriculus dexter) こうにゅうとうきん(うしんしつの) Feneis: 188 17 [A12_1_02_018]

Septal papillary muscle of right ventricle(中隔乳頭筋(右心室の))Musculus papillaris septalis (Ventriculus dexter) ちゅうかくにゅうとうきん(うしんしつの) Feneis: 188 18

[A12_1_02_019] →(右心室の中隔乳頭筋は心室中隔から起こり、短く、多くはわずかに認めうるだけの乳頭筋。)

Septomarginal trabecula; Moderator band(中隔縁柱;調節帯)Trabecula septomarginalis ちゅうかくえんちゅう;ちょうせつたいLeonardo (da Vinci)'s cord Feneis: 188 19

[A12_1_02_020] →(中隔縁柱は心室中隔から前乳頭筋基部にいたる筋性隆起。刺激伝導系のHis束の右脚を含む。)

Trabeculae carneae of right ventricle(肉柱(右心室の))Trabeculae carneae (Ventriculus dexter) うしんしつのにくちゅう [A12_1_02_021]

Left atrium(左心房)Atrium cordis sinistrum; Atrium sinistrum さしんぼう Feneis: 188 20

[A12_1_03_001] →(左心房は心臓の後上部にあって、後面をつくっている。左心房は右心房よりもやや小さいが、壁はやや厚い。左心房の後壁の上部に、左右両肺からそれぞれ2本ずつ、前部で4本の肺静脈が開口している。左心房は前下方で房室口によって左心室に通じる。)

Left auricle of atrium(左心耳)Auricula atrii sinistra; Auricula sinistra cordis さしんじ Feneis: 188 21

[A12_1_03_002] →(左心耳は肺動脈幹の左方に中空指状に突出した左心房の一部。左心耳は右心耳に比べて格段に小さい。)

Musculi pectinati of left atrium; Pectinate muscles of left atrium(櫛状筋(左心房の))Musculi pectinati atrii sinistri しつじょうきん(さしんぼうの)

[A12_1_03_003] →(左心房の内面は大部分が平滑であるが、左心耳の内面には櫛状筋よってできる多数の筋性隆起がみられる。)

Openings of pulmonary veins(肺静脈口)Ostia venarum pulmonalium はいじょうみゃくこう Feneis: 188 23

[A12_1_03_004] →(左心房に位置する肺静脈の開口。肺静脈は左右2本ずつある。(イラスト解剖学))

Valve of foramen ovale(卵円孔弁;中隔鎌)Valvula foraminis ovalis らんえんこうべん;ちゅうかくかま Feneis: 188 22

[A12_1_03_005] →(卵円孔弁は成人では閉じて中隔鎌とよばれる。一次中隔に由来する卵円窩の底。胎児では左心房の血流で押しのけられる。)

Left ventricle(左心室)Ventriculus sinister さしんしつ Feneis: 188 24

[A12_1_04_001] →(左心室は心臓の左下部を占め、後上方にある左房室口で左心房と交通し、右上隅にある大動脈口によって大動脈につらなる。左心室の壁は右心室に比べ2~3倍厚い。心室中隔は、右心室に向かって膨隆しているので、心室を横断面でみると、左心室の内腔は円いのに対して、右心室の内腔は半月状である)

Left atrioventricular orifice; Left atrioventricular opening(左房室口)Ostium atrioventricularis sinistrum さぼうしつこう Feneis: 188 25

[A12_1_04_002] →(左房室口は左心房と左心室の間で左心房弁がある。)

Mitral valve; Left atrioventricular valve; Bicuspid valve(左房室弁;僧帽弁;二尖弁)Valva atrioventricularis sinistra; Valva mitralis さぼうしつべん;そうぼうべん;にせんべん Feneis: 188 26

[A12_1_04_003] →(左房室弁は左心房と左心室の間の弁で、2部(前尖、後尖)からなる。僧帽弁とか二尖弁といわれる。僧帽弁はその形状から、二尖弁はその構成からきているが僧帽弁の名称がよく用いられる。線維輪から起こり腱索を介して左心室の乳頭筋とむすばれる。右房室弁と同様に、先鞭の心室面の自由縁には、乳頭筋の尖端から起こる細い腱索が付着し、弁の反転を防ぐ。)

Anterior cusp of mitral valve; Anterior cusp of left atrioventricular valve; Anterior cusp of bicuspid valve(前尖(僧帽弁の;左房室弁の))Cuspis anterior (Valva mitralis) ぜんせん(そうぼうべんの) Feneis: 188 27

[A12_1_04_004] →(僧帽弁の前尖は前方で、心室中隔側にある。)

Posterior cusp of mitral valve; Posterior cusp of left atrioventricular valve(後尖(僧帽弁の))Cuspis posterior (Valva mitralis) こうせん(そうぼうべんの) Feneis: 188 28

[A12_1_04_005] →(僧帽弁の後尖は後方で、側壁にある。)

Commissural cusps of mitral valve(交連尖(僧帽弁の))Cuspides commissurales (Valva mitralis) こうれんせん(そうぼうべんの) Feneis: 188 28a

[A12_1_04_006] →(左房室弁の2つの大きな弁(前尖、後尖)の間にたいていある小さな副弁。)

Anterior papillary muscle of left ventricle(前乳頭筋;左乳頭筋(左心室の))Musculus papillaris anterior; Musculus papillaris sinister (Ventriculus sinister) ぜんにゅうとうきん(さしんしつの) Feneis: 190 08 [A12_1_04_007]

Posterior papillary muscle of left ventricle(後乳頭筋;右乳頭筋(左心室の))Musculus papillaris posterior; Musculus papillaris dexter (Ventriculus sinister) こうにゅうとうきん(さしんしつの) Feneis: 190 09 [A12_1_04_008]

Aortic vestibule(大動脈前庭)Vestibulum aortae だいどうみゃくぜんてい [A12_1_04_009]

Aortic orifice; Opening of aorta(大動脈口)Ostium aortae だいどうみゃくこう Feneis: 184 31; 190 01

[A12_1_04_010] →(大動脈口は左心室から大動脈への開口で大動脈弁がある。)

Trabeculae carneae of left ventricle(肉柱(左心室の))Trabeculae carneae ventriculi sinistri にくちゅう(さしんしつの) Feneis: 190 01a

[A12_1_04_011] →(左心室の内面には、右心室と同様に、多数の発達した肉柱がみられる。)

Aortic valve(大動脈弁)Valva aortae だいどうみゃくべん Feneis: 190 02

[A12_1_04_012] →(大動脈弁は大動脈起始部にある3部分からなる弁。肺動脈口にある肺動脈弁と基本的に同様の形状をもち、3枚のポケットに似た半月状の弁、すなわち右半月弁、左半月弁、後半月弁からなり、冠状動脈の起始部と関連してそれぞれ右冠尖、左冠尖、無冠尖ともよばれる。)

Right semilunar cusp of aortic valeve; Right coronary cusp of aortic valve(右半月弁;右冠尖(大動脈弁の))Valvula semilunaris dextra; Valvula coronaria dextra (Valva aortae) うはんげつべん;うかんせん(だいどうみゃくべんの) Feneis: 190 04 [A12_1_04_013]

Left semilunar cusp of aortic valve; Left coronary cusp of aortic valve(左半月弁;左半月弁;左冠尖(大動脈弁の))Valvula semilunaris sinistra; Valvula coronaria sinistra (Valva aortae) さはんげつべん;さかんせん(だいどうみゃくべんの) Feneis: 190 05 [A12_1_04_014]

Posterior semilunar cusp of aortic valve; Noncoronary cusp of aortic valve(後半月弁;無冠尖;後半月弁(大動脈弁の))Valvula semilunaris posterior; Valvula non coronaria (Valva aortae) こうはんげつべん;むかんせん(だいどうみゃくべんの) Feneis: 190 03 [A12_1_04_015]

Nodules of semilunar cusps of aortic valve(半月弁結節(大動脈弁の))Noduli valvularum semilunarium valvae aortae だいどうみゃくべんのはんげつべんけっせつArantius, Bodies of; Valsalva, Nodules of Feneis: 190 06

[A12_1_04_016] →(アランチウス小体とかアランチウス結節とよばれる。 大動脈弁の半月弁結節は各弁の自由縁中央の小結節で、3弁が閉じたときにその間を密にする。Arantius, Giulio Cesare (Arantio) (1530-1589)イタリアの医学者・解剖学者。ボローニア大学の外科・内科・解剖学の教授。胎児の解剖書"De humano foetu" (1571刊)で心臓の卵円孔、動脈管、静脈間を記す。アランチウス小体(心臓の弁尖につく軟骨)を記述。また彼は骨盤異常を最初に記述した(1583年)。)

Lunules of semilunar cusps of aortic valve(半月弁半月(大動脈弁の))Lunulae valvularum semilunarium (Valvae aortae) だいどうみゃくべんのはんげつべんはんげつ Feneis: 190 07

[A12_1_04_017] →(大動脈弁の半月弁半月は弁自由縁の半月弁結節両側の菲薄な弓状縁。)

Commissures of semilunar cusps of aortic valve(半月弁交連(大動脈弁の))Commissurae valvularum semilunarium valvae aortae だいどうみゃくべんのはんげつべんこうれん [A12_1_04_018]

最終更新日: 16/07/20

funalogo.gif (2604 バイト)

 

You are the th visitor to this page !(since 2000/1/1)

本日の番目です。昨日はth visitor to this page !

アクセス集計