目次骨格系関節系筋肉系消化器系呼吸器系胸郭泌尿器系生殖器系腹腔と骨盤腔内分泌腺心脈管系リンパ系神経系感覚器外皮

Urinary bladder; Bladder(膀胱)Vesica urinaria ぼうこう Feneis: 156 25

[A08_3_01_001] →(膀胱は腎臓で産生され尿管によって送られる尿を約350~500mlまたはそれ以上を一時的に貯える。平滑筋よりなり弾性に富む尿の貯留器官。膀胱は骨盤腔のもっとも前部にあり、恥骨の後ろに位置する。軽度に充満する時には、四面体を呈し、頂にあたるところを膀胱尖といい、錐体の底部にあたるところを膀胱底と呼ぶ。尖と底との間を膀胱体と呼ぶ。)

Apex of bladder; Vertex of urinary bladder(膀胱尖;膀胱頂)Apex vesicae; Vertex vesicae ぼうこうせん;ぼうこうちょう Feneis: 156 26 [A08_3_01_002]

Body of bladder(膀胱体)Corpus vesicae ぼうこうたい Feneis: 156 27 [A08_3_01_003]

Fundus of bladder; Fundus of urinary bladder(膀胱底)Fundus vesicae ぼうこうてい Feneis: 156 28

[A08_3_01_004] →(尖と反対側に位置する後壁、とくに尿管の間にある下部。 (Feneis))

Neck of bladder(膀胱頚)Cervix vesicae; Collum vesicae ぼうこうけい Feneis: 156 29 [A08_3_01_005]

Uvula of bladder(膀胱垂)Uvula vesicae ぼうこうすい Feneis: 158 14

[A08_3_01_006] →( 内尿道口は恥骨結合のほぼ中央の高さで、その約5cm後方にある。男性では、内尿道口のすぐ後ろに粘膜の高まりがある。この高まりを膀胱垂uvula vesicaeという。膀胱垂は、膀胱の下にある前立腺の中葉が突隆するために生ずる。 ★膀胱垂は、とくに中年以後に前立腺肥大が起こると、著明になる。(解剖学講義))

Median umbilical ligament(正中臍索;臍尿管索)Ligamentum umbilicale medianum せいちゅうせいさく;さいにょうさんさく Feneis: 156 30

[A08_3_01_007] →(尿膜allantosisは胎生初期に内胚葉性の卵黄嚢上皮から臍帯内に突出する憩室で、とくにトリでは発達して嚢状となり、孵化以前に尿を貯留する。しかし、哺乳動物(ヒト)では、発達がわるく管状で尿膜管urachus, allantonic ductといわれ、臍から膀胱に走るが、退化して線維索、すなわち正中臍索となる。)

Urachus(尿膜管;臍尿管)Urachus にょうまくかん;さいにょうかん Feneis: 156 31 [A08_3_01_007_1]

Urachal cord(尿膜管索)Chorda urachi にょうまくかんさく

[A08_3_01_007_2]→

Serosa of bladder; Bladder serosa(漿膜(膀胱の))Tunica serosa vesicae しょうまく(ぼうこうの) Feneis: 158 01

[A08_3_01_008] →(膀胱漿膜は膀胱上面や外側面をおおう臓側腹膜)

Subserosa of bladder; Subserous layer of bladder; Bladder subserosa(漿膜下組織(膀胱の))Tela subserosa vesicae しょうまくかそしき(ぼうこうの) Feneis: 158 02 [A08_3_01_009]

Muscular layer of urinary bladder; Muscular coat of urinary bladder(筋層(膀胱の))Tunica muscularis vesicae きんそう(ぼうこうの) Feneis: 158 03

[A08_3_01_010] →(膀胱の筋層は膀胱壁の主部をつくる平滑筋層である。平滑筋は原則的に3層(内縦・中輪・外縦)に配列するが、全体的に網状を呈して3層の区別は必ずしも明瞭ではない。平滑筋は収縮によって膀胱内圧を圧し排尿に与えるので、全体として排尿筋とよばれる。膀胱頚では、筋層の中輪走筋が輪状にとり囲み、膀胱括約筋をつくるといわれたが、このような輪走筋は明らかでなく、膀胱三角の内縦層の平滑筋が膀胱頚から尿道に達している。このような縦走筋が収縮すると、尿道の始部は短くなり、かつその内腔は漏斗状にひろがって、内尿道口が開き尿の排出に与る。膀胱の平滑筋が弛緩すると、縦走筋も弛緩する。同時に膀胱頚にある輪状の弾性線維によって内尿道口は閉ざされるといわれる。)

External layer of muscular coat(外層(膀胱筋層の))Stratum externum (Tunica muscularis vesicae) がいそう(ぼうこうきんそうの)

[A08_3_01_010_1]→

Middle layer of muscular coat(中層(膀胱筋層の))Stratum medium (Tunica muscularis vesicae) ちゅうそう(ぼうこうきんそうの)

[A08_3_01_010_2]→

Internal layer of muscular coat(内層(膀胱の))Stratum internum (Vesica urinaria) ないそう(ぼうこうの)

[A08_3_01_010_3]→

Trigonal muscles(膀胱三角筋)Musculi trigoni vesicae ぼうこうさんかくきん [A08_3_01_011]

Superficial trigone(浅膀胱三角筋)Musculus trigoni vesicae superficialis せんぼうこうさんかくきん [A08_3_01_012]
Deep trigone(深膀胱三角筋)Musculus trigoni vesicae profundus しんぼうこうさんかく [A08_3_01_013]

Detrusor muscle(排尿筋)Musculus detrusor vesicae はいにょうきん Feneis: 158 04 [A08_3_01_014]

Unstratified part of detrusor(非重層部(排尿筋の))Pars nonstratificata Musculusdetrusoris vesicae ひじゅうそうぶ(はいにょうきんの) [A08_3_01_015]
Bladder neck part of detrusor(膀胱頚部)Pars cervicis vesicae Musculusdetrusoris vesicae; Pars colli vesicae Musculusdetrusoris vesicae ぼうこうけいぶ [A08_3_01_016]
External longitudinal layer of detrusor(外縦筋層;外層;外筋層(排尿筋の))Stratum externum longitudinale cervicis vesicae; Stratum longitudinale externum Musculusdetrusoris vesicae がいじゅうきんそう;がいそう;がいきんそう(はいにょうきんの) [A08_3_01_017]
Circular muscle layer of detrusor(輪筋層;輪層;中層;中筋層(排尿筋の))Stratum circulare Musculus detrusoris vesicae りんきんそう;りんそう;ちゅうそう;ちゅうきんそう(はいにょうきんの) [A08_3_01_018]
Internal longitudinal layer of detrusor(内縦筋層;内縦層;内層;内筋層(排尿筋の))Stratum internum longitudinale cervicis vesicae; Stratum longitudinale internum Musculusdetrusoris vesicae ないじゅうきんそう;ないじゅうそう;ないそう;ないきんそう(はいにゅかんの) [A08_3_01_019]

Pubovesicalis; Pubovesical muscle(恥骨膀胱筋)Musculus pubovesicalis ちこつぼうこうきん Feneis: 158 05

[A08_3_01_020] →(恥骨結合の下部から膀胱頚にいたる平滑筋。 (Feneis))

Rectovesicalis; Rectovesical muscle(直腸膀胱筋)Musculus rectovesicalis ちょくちょうぼうこうきん Feneis: 158 06

[A04_5_03_017] →(直腸縦走筋から膀胱底の側面にいたる平滑筋。 (Feneis))

Vesicoprostaticus♂(膀胱前立腺筋)Musculus vesicoprostaticus♂ ぼうこうぜんりつせんきん [A08_3_01_021]

Vesicovaginalis msucle; Rectovaginal muscle♀(直腸腟筋;膀胱腟筋(♀))Musculus vesicovaginalis♀ ちょくちょうちつきん;ぼうこうちつきん(♀) [A08_3_01_021a]

Submucosa of bladder(粘膜下組織(膀胱の))Tela submucosa vesicae ねんまくかそしき(ぼうこうの) Feneis: 158 08 [A08_3_01_022]

Mucous membrane of bladder; Mucosa of bladder(粘膜(膀胱の))Tunica mucosa vesicae ねんまく(ぼうこうの) Feneis: 158 09

[A08_3_01_023] →(膀胱の粘膜は薄く筋層と疎に結合し、膀胱が空虚で収縮するときには、粘膜に不規則なヒダがみられるが、充満拡張時には、粘膜は伸展しヒダは消失して平滑になる。しかし、膀胱底では、粘膜は筋層と強く結合し、表面は収縮・伸展にかかわらず常に平滑である。この部は三角形状を呈し、膀胱三角(図7-15)といわれる。膀胱三角の底辺は後上方にあり、長さ約4cmで、その左右両端に、尿管が開口する(尿管口)。三角の頂点は前下方にあり、ここから尿道が出る(内尿道口)。左右の尿管口の間には、粘膜ヒダ(尿管間ヒダ)が走る。(解剖学講義))

Trigone of bladder; Bladder mucosa(膀胱三角)Trigonum vesicae ぼうこうさんかく Feneis: 158 10

[A08_3_01_024] →(尿管の開口部と尿道の出口の間にはさまれた三角形の領域で、ここでは粘膜が筋層と緊密に結合しているので、ヒダが認められない。 (Feneis))

Interureteric crest; Interureteric fold(尿管間ヒダ;尿管ヒダ)Plica interureterica; Plica ureterica にょうかんかんひだ;にょうかんひだLieutaud's trigone Feneis: 158 11

[A08_3_01_025] →(尿管ヒダPlica uretericaともよばれる。両側の尿管開口部の間にある粘膜の横ヒダ。)

Retroureter fossa(尿管後窩)Fossa retroureterica にょうかんこうか [A08_3_01_025_1]→

Ureteric orifice; Ureteric opening(尿管口)Ostium ureteris にょうかんこうMercier's bar Feneis: 158 12

[A08_3_01_026] →(尿管の開口部で裂目状。 (Feneis))

Internal urethral orifice(内尿道口)Ostium urethrae internum ないにょうどうこう

[A08_3_01_027] →(膀胱三角の前尖端で尿道が始まるところ。 (Feneis))

Urethral ring(尿道輪)Anulus urethralis にょうどうりん [A08_3_01_029]→

Male urethra(男性尿道)Urethra masculina だんせいにょうどう Feneis: 164 23

[A08_5_01_001] →(男の尿道は長さ約15~20cmである。膀胱頚の内尿道口に始まり、前立腺内を走り、尿道生殖隔膜を貫通し、陰茎の体を通って亀頭の前端で外尿道口に開く。尿道は走行によって、前立腺部・隔膜部・海綿体部の3部に分けられる。まず前立腺を貫通し、これを尿道の前立腺部という。後(背)壁中央には尿道稜があり、膀胱垂の連続する縦の隆起である。尿同僚の中央部は紡錘状にふくらみ、これを精丘という。精丘には前立腺小室が盲嚢として開く。これは胎生期のMueller管の名ごりで、男性子宮または男性腟ともいう。前立腺小室の両側に射精管が開口し、これより先の尿道は尿路と精液の通路を兼ねる。精丘両側のへこみが前立腺洞で、多くの前立腺管が開口する。つづいて尿道は尿生殖隔膜を貫く。これが隔膜部で、約1cm長。さらに外尿道口までが海綿体部で、12~14cm長。亀頭内の部分が膨大し、ここを尿道腺窩という。その後端上壁に舟状窩弁とよばれるヒダがある。海綿体部の粘膜には陥凹が多数みられ、尿道腺(リットレ腺)が開口する。)

 

Female urethra(女性尿道)Urethra feminina じょせいにょうどう Feneis: 172 13

[A08_4_01_001] →(女性の尿道は長さ約3~4cmで男の尿道に比して短く、膀胱頚の内尿道口を出て腟前壁に沿って走り、腟口の前方で腟前庭に外尿道口として開く。粘膜は重層立方~扁平上皮、尿道腺があり、後壁には縦走する尿道稜を認める。筋層は内輪外縦。尿道の粘膜には尿道腺が散在していて、その導管は時に独立して腟前庭に開く、これが尿道傍管(スキーン管)であって、淋疾の時に淋菌の巣になる。女性の尿道腺は男性の前立腺と相同であり、男性の尿道腺は女性の小前庭腺に相当する。尿道の固有層と更に上皮の中に、知覚神経(substance PとCGRPという、いずれも知覚神経に特徴的な信号分室を含む)が、想像を絶するほど密な網を作っている。それに加えて上皮の中にはセロトニン(5HT)というアミンを分泌する、神経細胞に似た性状の細胞(paraneuron)がたくさんに分布している。このパラニューロンは、上皮の中に樹枝状に突起を延ばし、その分布と形態から見て、圧迫される、引き延ばされる、といった機械的な刺激を受ける機械受容細胞mechano-receptorと推定される。)

最終更新日: 16/07/20

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