目次骨格系関節系筋肉系消化器系呼吸器系胸郭泌尿器系生殖器系腹腔と骨盤腔内分泌腺心脈管系リンパ系神経系感覚器外皮

Muscles of back(背部の筋)Musculi dorsi はいぶのきん Feneis: 074 01

[A04_3_00_001] →(背部の筋は脊柱と胸郭の後方にある筋の総称であるが、各筋の由来から見ると、上肢筋(頚神経叢、腕神経叢の枝を受ける)、胸筋(肋間神経を受ける)、固有背筋(脊髄神経の後枝を受ける)に属するものが含まれる。一般には便宜上、層に従って次のように分類されている。1.浅背筋:第1層(僧帽筋、広背筋) 第2層(菱形筋、肩甲挙筋)主として脊柱から起こって上肢帯骨または上肢骨に停止し、上肢の運動にあずかる。神経支配は主として腕神経叢と頚神経叢の枝である。第1層の2筋はもっとも表層にあって、広く背部を被う。2.深背筋:すべて上肢とは関係がない。第1層(棘肋筋):(上後鋸筋、下後鋸筋) 本来胸筋であって肋骨を動かし呼吸を助ける。肋間神経を受ける。第2層(固有背筋) 本来の背筋であって、脊髄神経の後枝を受ける。脊柱と頭を動かす筋群で、左右全体としては脊柱を直立させる。脊柱の両側にあり、棘突起と胸部では肋骨突起との間の溝を埋めている。胸・腰部では胸腰筋膜に包まれので浅い筋群とは明らかに区別される。固有背筋は数が多いので次の用に整理して記述する。①板状筋、②脊柱直立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)、③横突棘筋(半棘筋、多列筋、回旋筋)、④棘間筋、⑤横突間筋、⑥後頭下筋(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)

Trapezius muscle(僧帽筋)Musculus trapezius そうぼうきん Feneis: 074 02

[A04_3_01_001] →(背部第1層にみられる扁平な菱形の筋で背部上半部を占める。僧帽筋は上肢の運動の時に肩甲骨を動かす重要な筋である。とくに上腕の外転のときに、肩甲骨を後内側に引くと同時に下角を外側に回し、関節窩が上外側を向くようにする。僧帽筋は下行部、横走部、上行部に分けられる。[臨床]僧帽筋の完全麻痺(副神経と上部腕神経の同時の傷害)の場合、肩は健側よりも深く位置するようになる項肩線は弓状を呈さず、乱れる。肩甲骨は正中線より、はるかに離され、関節窩は前下方を向く。肩は(肩甲挙筋の)弱いエネルギーにより持ち上げることが出来るにすぎず、わずかに(菱形筋により)後方にもたらされるにすぎない。腕の外側への挙上は大きく減少する。腕は通常水平面まで外転され得ない。腕の前方への挙上は(前鋸筋による肩甲骨の回転により)ほとんど制限さされないが、矢状面での挙上は強く妨げられる。副神経のみが傷害された場合、僧帽筋の下行部の機能は(上頚神経の付随的支配により)種々の程度に保存される。肩甲骨の位置の変化はそれほど著明ではない。しかし、腕を横または後へ挙上することは、ちょうどその程度に応じて制限される。)

Descending part; Superior part (of trapezius muscle)(下行部;上部(僧帽筋の))Pars descendens musculus trapezii かこうぶ;じょうぶ(そうぼうきんの)

[A04_3_01_002] →(僧帽筋下行部は上項線、外側後頭隆起および項靱帯から起こり、鎖骨の外側に終わる。上行部、下行部は肩甲骨を回旋し、下角を外側に振り、肩甲骨の関節窩を外側上方へ向ける(腕を水平より上へ上げる際、この筋の作用が必要)。下行部は肩甲骨を上方と、少し内側方へ引き、それにより外側核を内側上方へ回旋して、腕が下方へ引っ張られるのを防ぐ。上肢帯を固定するとき、下行部は頭と脊柱頚部を反対側へ回旋する。両側収縮すると、脊柱頚部を伸展する。)

Transverse part; Middle part (of trapezius muscle)(水平部;横行部;横部(僧帽筋の))Pars transversa musculus trapezii すいへいぶ;おうこうぶ;おうぶ(そうぼうきんの)

[A04_3_01_003] →(横走部は第7頚椎から第3胸椎までの間から(棘突起と棘上靱帯から)起こり、鎖骨の肩峰端、肩峰および肩峰棘に達する。横走部の起始部に見られる三角形をした腱性部は、反対側の腱性部と合わせて菱形をなしている。腱性の菱形部は、しばしば外の皮膚にくぼみを生じさせる。両側の筋の辺緑は同様に菱形をなす。作用:肩甲骨を内転し、下行部は内側下方へ引く。)

Ascending part; Inferior part (of trapezius muscle)(上行部;下部(僧帽筋の))Pars ascendens musculus trapezii ascendens じょうこうぶ;かぶ(そうぼうきんの)

[A04_3_01_004] →(上行部はその起始が第2または第3胸椎から第12胸椎までの間にあり(棘突起と棘上靱帯から)、棘三角または棘突起のそれに隣接する部分に終わる。作用:上行部、下行部は肩甲骨を回旋し、下角を外側に振り、肩甲骨の関節窩を外側上方へ向ける(腕を水平より上へ上げる際、この筋の作用が必要)。)

Transversus nuchae; Transversus nuchae muscle(項横筋)Musculus transversus nuchae こうおうきん Feneis: 074 03

[A04_3_01_005] →(項横筋は僧帽筋と胸鎖乳突筋の腱の間に張る筋でまれに存在する。後耳介筋束と考えれらる。)

Latissimus dorsi muscle(広背筋)Musculus latissimus dorsi こうはいきん Feneis: 074 04

[A04_3_01_006] →(広背筋は背面に広く広がってる。これは下位6胸椎の棘突起とそれにともなう分節の棘上靱帯から、全腰椎の棘突起と仙骨から胸腰筋膜を介して、腸骨稜から、および第(9)10~12肋骨から起こり、しばしば肩甲骨下角からも起こる。筋線維は斜め上方にすすみ上腕骨における停止に向かって集まり、大円筋の周りで曲がって小結節稜に着く(下縁では大円筋の終止腱と一緒に成長するが、他の部分では滑液包で分けられている。)。一番頭側から起こる線維は骨稜の遠位部につき、肋骨から起こる線維束はもっとも近位に着く。上腕骨に近い筋の部分は、それゆえ、捻れている。この回転は上腕の挙上によって相殺される。これは上腕を挙上した場合、個々の筋の部分が極端に不均等に引っ張られるのを防ぐ。なぜなら挙上された上腕骨においては稜の遠位部がもっとも頭側に位置するからである。広背筋の前縁と大胸筋の外側縁との間には、結合組織の線維(線維性腋窩弓fibrous axillary arch)が弓状に走って両筋を結んでいるが、数%の頻度でここに筋線維束(筋性腋窩弓muscular axillary arch)がみられる。筋性腋窩弓の存在は、生体でも皮膚の上から認めることが出来る。この以上筋束を最初に記載したのはRamsay(1795)であるが、Langer(1846)の広汎な研究以来、ランゲル筋Langer's muscleと呼ばれるようになった。)

Latissimus dorsi tendon; Tendon of latissimus dorsi muscle(広背筋腱)Tendo musculus latisssimi dorsi こうはいきんけん [A04_3_01_006_02]→
Rhomboideus muscle; Rhomboid muscle(菱形筋)Musculus rhomboideus りょうけいきん

[A04_3_01_006_1]→肩甲挙筋の下方にあり、これと同様の作用を示す。下位頸椎 ~上位胸椎からおこり、肩甲骨の内側縁につく。ときに小菱形筋(上部)と大菱形筋(下部)を区別する。支配神経:肩甲背神経(C5)。動脈:下行肩甲動脈(←頸横動脈)。 肩甲挙筋と同様の作用をもつ。小菱形筋(上部)と大菱形筋(下部)を区別する。(イラスト解剖学)

Rhomboid major muscle; Major rhomboid muscle(大菱形筋)Musculus rhomboideus major だいりょうけいきん Feneis: 074 05

[A04_3_01_007] →(菱形筋は僧帽筋の深層にある薄い菱形の筋。大菱形筋と小菱形筋とを区別する。両筋の境を血管が貫通している。)

Rhomboid minor; Rhomboid minor muscle; Minor rhomboid muscle(小菱形筋)Musculus rhomboideus minor しょうりょうけいきん Feneis: 074 06

[A04_3_01_008] →(菱形筋は僧帽筋の深層にある薄い菱形の筋。大菱形筋と小菱形筋とを区別する。両筋の境を血管が貫通している。)

Levator scapulae muscle; Levator scapular muscle(肩甲挙筋)Musculus levator scapulae けんこうきょきん Feneis: 074 07

[A04_3_01_009] →(肩甲挙筋は、上位4つの頚椎の横突起から、斜角筋と板状筋の間で起こる。起始部は外側頚三角にに、細い筋個体としてみえる。この筋は僧帽筋で被われ、斜めに下行して、肩甲骨上角および、肩甲棘よりも上の肩甲骨内側縁に停止する。)

Serratus posterior superior muscle; Posterior superior serratus muscle(上後鋸筋)Musculus serratus posterior superior じょうこうきょきん Feneis: 074 09

[A04_3_01_011] →(上後鋸筋は薄いが、強い腱膜で第6、第7頚椎と第1、第2腰椎の棘突起から起始する。この筋は下方に斜走し、4筋腹でもって第1~第4肋骨角の外側(腸肋筋停止部の外側)に停止する。この筋は肋骨挙上のための適切な挺の役目をし、吸気に協力する。)

Serratus posterior inferior muscle; Posterior inferior serratus muscle(下後鋸筋)Musculus serratus posterior inferior かこうきょきん Feneis: 074 08

[A04_3_01_010] →(下後鋸筋は第11、第12胸椎と第11、第2腰椎の棘突起から起始する。この筋は、肋骨角の外側で、第9~第12肋骨に短い腱にて停止する。筋起始腱膜は胸腰筋膜と広背筋の腱様板とに融合する。4つの幅広い筋膜はお互いに部分的に重なり合い、完全に広背筋に被われ、外頭側方へ斜走し停止部では横走する。下後鋸筋は胸部下口を狭くすること(横隔膜の牽引)を妨げ、吸気に協力する。)

Intertransversarii laterales lumborum muscle; Lateral intertransversarius muscle; Lateral lumbar intertransverse muscle(腰外側横突間筋)Musculi intertransversarii laterales lumborum ようがいそくおうとつかんきん Feneis: 076 16

[A04_3_01_014] →(腰外側横突間筋は、2つの連結する腰椎の肋間突起間腹側部と副突起・肋骨突起間の背側部とに、二分割される。最下位に存在する筋は、第5腰椎の肋骨突起と腸骨粗面をむすぶ。)

Dorsal parts of intertransversarii laterales lumborum; Dorsal parts of intertransversarii laterales lumborum muscle(後部;背側部(腰外側横突間筋の))Parstes dorsales muscles Intertransversarii laterales lumborum こうぶ;はいそくぶ(ようがいそくおうとつかんきんの)

[A04_3_01_015] →(腰外側横突間筋の背側部は腰外側横突間筋のうち副突起と肋骨突起との間に張るもの。)

Ventral parts of intertransversarii laterales lumborum(前部;腹側部(腰外側横突間筋の))Partes ventrales muscles Intertransversarii laterales lumborum ぜんぶ;ふくそくぶ(ようがいそくおうとつかんきんの)

[A04_3_01_016] →(腰外側横突間筋の腹側部は腰部の外側横突間筋のうち肋骨突起の間に張っているもの。)

Anterior cervical intertransversarii muscles(頚前横突間筋;前肋横突間筋)Musculi intertransversarii anteriores cervicis; Musculi intertransversarii anteriores colli; Musculi intercostotransversarii ventrales けいぜんおうとつかんきん;ぜんろくおうとつかんきん Feneis: 076 22

[A04_3_01_012] →(頚前横突間筋は頚椎の横突起前結節間をむすぶ)

Lateral posterior cervical intertransversarii muscle(頚外側後横突間筋)Musculi intertransversarii posteriores laterales cervicis; Musculi intertransversarii posteriores laterales colli けいがいそくこうおうとつかんきん Feneis: 076 21

[A04_3_01_013] →(頚後横突間筋外側部は頚後横突間筋の外側部分。頚椎横突起の後結節に起こり一つ上位の頚椎横突起の対応部分に停止する。神経支配は頚神経の前枝。作用として腰椎の外転。)

Nuchal fascia(項筋膜)Fascia nuchae こうきんまく Feneis: 076 24

[A04_3_01_017] →(頚部の固有背筋をおおう比較的弱い筋膜で、前外側の頚筋膜前葉ともに、頚椎とその頚傍筋を包む筋膜輪を形成する。上方は後頭骨、内側は項靱帯、下方は腰椎筋膜につづく。)

Muscles of back proper(固有背筋;固有背筋群)Musculi dorsi proprii こゆうはいきん

[A04_3_02_001] →(背部最深層の筋群で、本来の背筋であり、脊髄神経の後枝を受ける点で他の背筋と明確に異なる。棘突起から椎弓、横突起を経て肋骨角に至る溝を埋め、上方は頚椎後面を埋めて後頭骨に達し、下方は腰椎後面で発達したのち仙骨後面、腸骨稜に達している。縦方向に複雑に分化しているが、脊髄神経後枝の外側枝を受ける外側系と同内側枝に支配される内側系に2大別される。外側系は主として横突起の外側に位置し、内側系はその内側に限局する。また外側頚は下内側からやや上外側に走行するのに対し、内側系は下外側から上内側に向かって走る傾向がある。神経支配からして固有背筋は次のように分けられる。①体幹腹側筋と固有背筋の中間的筋は頚後横突間筋、肋骨挙筋、腰外側横突間筋。②外側系は上頭斜筋、板状筋、腸肋筋、最長筋。③外側頚と内側系の中間的筋は頭半棘筋、胸横突間筋、腰内側横突間筋。④内側系は後頭窩筋(上頭斜筋を除く)、棘筋、頚・胸半棘筋、多裂筋、回旋筋、棘間筋。)

Spinotransversales muscles(棘横突筋;棘横突筋群)Musculi spinotranversales きょくおうとっき

[A04_3_02_101] →(棘横突筋系は板状筋のみで形成され、広い筋性の筋膜ととして脊柱起立筋の頭部を被覆し、取り巻いている。この筋は、体の中央部で、項靱帯と上位胸椎の棘突起から起始し、脊髄神経後枝の外側枝で支配される固有背筋の外側筋群と一緒に存在する。)

Splenius muscle(板状筋)Musculus splenius ばんじょうきん

[A04_3_02_102] →(板状筋はその走行と付着部によって、起始はあまり明確ではないが、頭板状筋と頚板状筋に分けられる。両筋は内側から外側(頚部では上位頚椎の横突起へ、頭部では乳様突起と後頭骨鱗状部へ)に走行し、同側へ回旋する。起始と走行:筋は頚椎と上位の胸椎の棘突起から外側上方へ走り、上位頚椎の横突起または乳様突起に達する。これらの筋は固有の項筋群(後頭下筋群)を包む。)

Splenius capitis muscle(頭板状筋)Musculus splenius capitis とうばんじょうきん Feneis: 074 11

[A04_3_02_103] →(頭板状筋の起始は頚靱帯の下半分、第7頚椎と上位3~4個の胸椎棘突起。停止は側頭骨の乳様突起と上項線の外側部。機能として共同で頭と頚の伸展と側方屈曲をしかつ頭を少し回旋する。神経支配は中および下頚神経の後枝の外側枝。動脈は後頭動脈下行枝の筋枝、頚横動脈の浅枝から受ける。)

Splenius cervicis muscle(頚板状筋)Musculus splenius cervicis; Musculus splenius colli けいばんじょうきん Feneis: 074 10

[A04_3_02_104] →(頚板状筋の起始は第3~6胸椎棘突起と棘上靱帯。停止は上位3~4個の胸椎横突起後結節。機能として共同で頭と頚の伸展と側方屈曲をしかつ頭を少し回旋する。神経支配は中および下頚神経の後枝の外側枝。動脈は後頭動脈下行枝の筋枝、頚横動脈の浅枝から受ける。)

Erector spinae muscles(脊柱起立筋)Musculus erector spinae せきちゅうきりつきん Feneis: 074 12

[A04_3_02_002] →(脊柱起立筋は腸肋筋、最長筋および棘筋の総称である。これらの筋は共同して脊柱を反らせ、直立に貢献するので、この名がある。しかしこの名称は機能的観点からの名称にすぎない。形態学的には腸肋筋と最長筋は外側系であるのに対し、棘筋は内側系で別系に属する。)

Erector spinae aponeurosis(脊柱起立筋腱膜)Aponeurosis musculus erectoris spinae せきちゅうきりつきんけんまく [A04_3_02_003]

Intermuscular septum of erector spinae(筋間中隔(脊柱起立筋の))Septum intermusculare Musculuserectoris spinae きんかんちゅうかく(せきちゅうきりつきんの) [A04_3_02_004]

Iliocostalis muscle; Iliocostal muscle(腸肋筋)Musculus iliocostalis ちょうろくきん Feneis: 074 13

[A04_3_02_005] →(腸肋筋は、脊柱起立筋の外側部にあり、腰腸肋筋、胸腸肋筋、頚腸肋筋の3つの部分からなる。原則的には起始部は内側性に起こり、停止部は外側性に停止する。起始(腸肋稜、肋骨)と停止(肋骨突起、肋骨、頚椎横突起後結節=もっとも外側に位置する各々の肋骨痕跡)の外側への移動は側屈に対する筋の梃力を増加させる。起始と走行:筋束は内側(胸最長筋と同じ肋骨や仙棘系の腱膜由来)から起こり、停止腱は側方を走り、肋骨や頚椎の肋骨相同部に達する。腸肋筋の3部は腰腸肋筋すなわち腸骨と仙骨から起こる部分は(停止は第12~第4肋骨)、胸腸肋筋すなわち下半の肋骨から起こる部分(停止は上半の肋骨と第7頚椎)、頚腸肋筋すなわち第6~第3肋骨から起こり第6~第4頚椎に停止する部分である。頚腸肋筋は多少分離しやすいが、他の2部は分けがたい。腸肋筋の中部の下(特に第6~第8肋間)によく出現する小筋束があって肋骨から肋骨に張る(背側肋間筋束、第7肋間では58%)。これは分節上を示す現市場帯の遺残である。一つ上の頚髄神経後枝(外側枝)を受けるが、これは系統発生中に尾方に移動したことを示すと考えられる。)

Iliocostalis lumborum muscle; Lumbar iliocostalis muscle(腰腸肋筋)Musculus iliocostalis lumborum ようちょうきん Feneis: 074 14

[A04_3_02_006] →(腰腸肋筋は起始が腰部の仙棘筋体部。停止が下位6~7個の肋骨角の下縁。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋は骨盤の側方移動である。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈と腰動脈の後枝からうける。)

Lumbar part of iliocostalis lumborum; ; Lateral division of lumbar erector spinae(腰部(腰腸肋筋の);脊柱起立筋腰部の外側部)Pars lumbalis (Musculus iliocostalis lumborum); Divisio lateralis musculus erectoris spinae lumborum ようぶ(ようちょうろくきんの);せきちゅうきりつきんようぶのがいそくぶ [A04_3_02_007]
Thoracic part of iliocostalis lumborum(胸部(腰腸肋筋の);胸腸肋筋)Pars thoracica (Musculus iliocostalis lumborum); Musculus iliocostalis thoracis きょうぶ(ようちょうろくきんの) Feneis: 074 15

[A04_3_02_008] →(胸腸肋筋は起始が下位6個の肋骨角で腰腸肋筋付着部より内側。停止が上位6個の肋骨角上縁。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動である。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈と腰動脈の後枝から受ける。)

Iliocostalis cervicis muscle; Cervical iliocostalis muscle(頚腸肋筋)Musculus iliocostalis cervicis; Musculus iliocostalis colli けいちょうろくきん Feneis: 074 16

[A04_3_02_009] →(頚腸肋筋は起始が第3~6肋骨角。停止が第4~6頚椎横突起。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動である。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈と腰動脈の後枝から受ける。)

Longissimus muscle(最長筋)Musculus longissimus さいちょうきん Feneis: 074 17

[A04_3_02_010] →(最長筋は仙骨から後頭まで伸びているが、いまだに胸最長筋の腰および胸部として公的名称にまとめられている。この筋の上方には、頚最長筋、頭最長筋が付着する。この筋は腸肋筋の内部に位置し、成人では大半の部分が内側筋群の横突棘筋を越えるように配置換えされている。腸肋筋と同じように、起始筋束は内側から起始し、停止片はは外側に向かう(たとえば、共通の腱板から起始するものは肋骨に停止し、上位胸椎横突起から起始するものは頚椎の肋骨と相同な横突起の後結節に停止)。最長筋は、しかしながら、腸肋筋よりもはるかに構築は複雑である。胸腰部では、内側の停止部(胸椎横突起、腰椎副突起)と胸椎横突起からの副内側筋束が付加される。これで筋束は肋骨と脊柱両方に固着する。最長筋の上位のものは乳様突起のはるか外側に停止し、頭部の同側への回旋運動を効果的にしている。起始と停止:この筋の胸部は腰腸肋筋と同じ仙棘系由来部から起こる。副筋束は下位の胸椎の横突起と上位腰椎の乳様突起からくる。頚および頭部は全胸椎と下位頚椎の横突起よりより起こる。停止は胸部で二重であり、内側の筋束は胸および腰部の横突起とその相同部位、外側の筋束は肋骨とその相同部位である。頚・頭部はいずれも外側の頚椎横突起の後結節または乳様突起にのみ停止する。)

Longissimus thoracis muscle; Thoracic longissimus muscle; Longissimus muscle of thorax(胸最長筋)Musculus longissimus thoracis きょうさいちょうきん Feneis: 074 18

[A04_3_02_011] →(胸最長筋は腰部腸肋筋と一緒に強大な腱板でもって腰椎棘突起、仙骨、腸骨後縁、後仙腸靱帯から起始する。いわゆる副突起は下位6個の胸椎横突起と上位2個の腰椎の乳頭突起に由来する。胸部では内側への停止は全胸椎の横突起であり、外側への停止は第2~12肋骨の助骨角の内側である。脊柱腰部では、筋束は上記相同の部分へ、内側の筋束は第1~4腰椎の副突起(L5の乳頭突起と同じように)へ、そして外側の停止は第1~4腰椎肋骨突起(胸腰筋膜の深層と同じように)至る。)

Lumbar part of longissimus thoracis; Medial division of lumbar erector spinae(腰部(胸最長筋の);脊柱起立筋腰部の内側部;腰最長筋)Pars lumbalis musculus longissimi thoracis; Divisio medialis musculus erectoris spinae lumborum ようぶ(ようさいちょうきんきんの);せきちゅうきりつきんようぶのないそくぶ [A04_3_02_012]

Longissimus cervicis muscle; Cervical longissimus muscle; Longissimus muscle of neck(頚最長筋)Musculus longissimus cervicis; Musculus longissimus colli けいさいちょうきん Feneis: 074 19

[A04_3_02_013] →(頚最長筋は上位6個の胸椎の横突起から起始し、通常、C3~C6(7)の横突起の根部から追加起始筋束を受ける。停止腱はC2~C5の横突起の後結節に付着する。)

Longissimus capitis muscle(頭最長筋)Musculus longissimus capitis とうさいちょうきん Feneis: 074 20

[A04_3_02_014] →(頭最長筋は「最長筋の頚部起始筋束の内側で」C3~T3の横突起から起始する。この筋線維は細長い、より矢状方向に配列した筋束を形成し、側頭骨の乳様突起に停止する。)

Mamillotendious bund(乳突腱筋束;乳頭腱束)Fasciculi mamillotendinei にゅうとつけんきんそく [A04_3_02_014_1]→

Spinalis muscle(棘筋)Musculus spinalis きょくきん Feneis: 074 21

[A04_3_02_015] →(棘筋は棘突起と最長筋の間に形成され、一般には胸部(胸棘筋:T2~L2(3)と項部(頭棘筋:C2~T2)に発達する。第5頚椎と第9胸椎には通常発達しない。ごくまれな例として、筋線維は頚椎と上位胸椎の棘突起から外後頭隆起に走る(頭棘筋)。)

Spinalis thoracis muscle; Thoracic spinalis muscle(胸棘筋)Musculus spinalis thoracis きょうきょくきん Feneis: 074 22

[A04_3_02_016] →(胸棘筋の起始は第1,2腰椎と第11,12胸椎の棘突起。停止は上位4~8個の胸椎棘突起。機能としては脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈の後枝。肋頚動脈の深頚枝)

Spinalis cervicis muscle(頚棘筋)Musculus spinalis cervicis; Musculus spinalis colli けいきょくきん Feneis: 074 23

[A04_3_02_017] →(頚棘筋は起始は第1,2胸椎と第7頚椎の棘突起、項靱帯下部。停止は第2ときには第3,4頚椎棘突起。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動である。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈の後枝。動脈は肋頚動脈の深頚枝から受ける。)

Spinalis capitis muscle(頭棘筋)Musculus spinalis capitis とうきょくきん Feneis: 074 24

[A04_3_02_018] →(頭棘筋の起始は上位6~7個の胸椎と第7頚椎の棘突起、第4~6頚椎関節突起。停止は上下項線間の後頭骨。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋。骨盤の側方移動。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は肋間動脈の後枝。肋頚動脈の深頚枝から受ける。)

Transversospinales muscles(横突棘筋)Musculi transversospinales おうとうつきょくきん Feneis: 076 01

[A04_3_02_201] →(横突棘筋系の線維は横突起から上位にある棘突起にわたる。表層の筋群ほど、多くの椎骨を越える。)

Semispinalis muscle(半棘筋)Musculus semispinalis はんきょくきん Feneis: 076 02

[A04_3_02_206] →(半棘筋は3層からなる横突棘筋系の最表層のものである。これは腰部では欠損する。筋走行は横突起から棘突起または後頭骨の相同部へ走る。筋束は少なくとも5個、通常6~7個の椎骨を越える。起始域は第(12)11胸椎から第3頚椎に、停止域は第(4)3胸椎から第2頚椎と後頭平面である。頭部のもの(頭半棘筋)は環椎後頭関節を越えて正中近くの後頭骨の鱗状部にわたり、関係する共同筋に応じて頭部の強力な回旋、静止、または強度の背屈に協力する。)

Semispinalis thoracis muscle; Thoracic semispinalis muscle(胸半棘筋)Musculus semispinalis thoracis きょうはんきょくきん Feneis: 076 03

[A04_3_02_207] →(胸半棘筋の起始は下位6個の胸椎横突起。停止は初めの4個の胸椎と最後の2個の頚椎の棘突起。機能として脊柱の伸展、側方屈曲。頭、肋骨、骨盤の伸展。神経支配は上位6本の胸神経の内側後枝。動脈は後肋間動脈の筋枝、後頭動脈の下行枝、肋頚動脈の深頚枝から受ける。)

Semispinalis cervicis muscle; Cervical semispinalis muscle(頚半棘筋)Musculus semispinalis cervicis; Musculus semispinalis colli けいはんきょくきん Feneis: 076 04

[A04_3_02_208] →(頚半棘筋の起始は上位6個の胸椎横突起、下位4個の頚椎関節突起。停止は第2~5頚椎棘突起。機能として脊柱の伸展、側方屈曲。頭、肋骨、骨盤の伸展。神経支配は下部3本の頚神経後枝。動脈は後肋間動脈の筋枝、後頭動脈の下行枝、肋頚動脈の深頚枝から受ける。胸および頚半棘筋はしばしば一単位を形成する。多裂筋と同様に、起始筋束は数個の停止筋束に分かれる。)

Semispinalis capitis muscle(頭半棘筋;横突後頭筋)Musculus semispinalis capitis; Musculus transversooccipitalis とうはんきょくきん;おうとつこうとうきん Feneis: 076 05

[A04_3_02_209] →(頭半棘筋の起始は上位6個の胸椎と第7頚椎の横突起、第4~6頚椎関節突起。停止は後頭骨の上下項線間の項平面。機能として脊柱の伸展、側方屈曲。頭、肋骨、骨盤の伸展。神経支配は第1~6頚椎。動脈は後肋間動脈の筋枝、後頭動脈の下行枝、肋頚動脈の深頚枝から受ける。頭半棘筋は頚部の板状筋に完全におおわれ頚最長筋と頭最長筋の内側にある。固有背筋の外側筋群を形成する筋原基から大部分形成される。それ故に、この筋は脊髄神経後枝の内側枝ばかりでなく、外側枝の支配も受ける。この筋は複合羽状型であり、不完全に狭い内側筋束と、線維質の外側筋束に分化し、両者とも中間腱を所有する(内側筋束はときどき2つ)。)

Multifidus muscle(多裂筋)Musculi multifidi たれつきん Feneis: 076 06

[A04_3_02_202] →(回旋筋の表層に位置し、横突棘筋系である多裂筋は腰部でよく発達する。多裂筋の起始は仙骨背面、後仙腸靱帯、腰椎の乳様突起、胸椎の横突起、下位4個の頚椎関節突起からおこり、停止は起始である脊椎より1個上の頚椎の棘突起につく。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋の補助。骨盤の伸展と側方移動。神経支配は前脊髄神経の後枝。動脈は後肋間動脈と腰動脈の内側枝。肋頚動脈の深頚枝から受ける。さまざまな方向に羽状化した筋束のうち、深部のものは起始と停止が2椎骨を越え、浅部のものは3~5つ骨を越える。筋走行は胸椎の棘突起または仙骨、腰椎、頚椎の相同部付近から起こり、上位椎骨の棘突起へ斜め上内側法へ走る。深層の筋束は2個の椎骨を飛び越える。浅層の筋束は3-5個を飛び越える。起始域は第4仙椎から第4(5)頚椎に、停止域は第5腰椎から第2頚椎である。)

Multifidus lumborum(腰多裂筋)Musculus multifidus lumborum ようたれつきん [A04_3_02_203]

Multifidus thoracis(胸多裂筋)Musculus multifidus thoracis きょうたれつきん [A04_3_02_204]

Multifidus cervicis muscle(頚多裂筋)Musculus multifidus cervicis; Musculus multifidus colli けいたれつきん [A04_3_02_205]

Rotatores muscles(回旋筋)Musculi rotatores かいせんきん Feneis: 076 07

[A04_3_02_210] →(回旋筋の起始は多裂筋の深層にあって11対の小さな筋を作る、各々は1個の胸椎横突起からそれぞれ起こっている。停止は起始の椎骨の直上の椎骨の椎弓板。機能として脊柱回旋の補助。神経支配は胸神経の後枝。動脈は後肋間動脈の筋枝。体節性の回旋筋は多裂筋に被われ、横突棘筋系の最深部を形成している。)

Rotatores lumborum muscles(腰回旋筋)Musculi rotatores lumborum ようかいせんきん Feneis: 076 10

[A04_3_02_211] →(腰回旋筋は腰椎に付着する回旋筋。)

Rotatores thoracis muscles(胸回旋筋)Musculi rotatores thoracis きょうかいせんきん Feneis: 076 09

[A04_3_02_212] →(胸回旋筋は胸椎に付着する回旋筋。)

Rotatores cervicis muscles(頚回旋筋)Musculi rotatores cervicis; Musculi rotatores colli けいかいせんきん Feneis: 076 08

[A04_3_02_213] →(頚回旋筋は頚椎に付着する回旋筋。)

Interspinales muscles(棘間筋;棘突間筋)Musculi interspinales きょくかんきん;きょくとつかんきん Feneis: 076 11

[A04_3_02_301] →(棘間筋の起始と停止は腰椎から第2頚椎までの脊椎棘突起をつなぐ短い筋肉束。胸椎には必ずしも存在しない。しばしば頚椎に二重に存在する。機能として頚椎伸展の補助。神経支配は脊髄神経の後枝。動脈は後肋間動脈と腰動脈の筋枝、肋頚動脈の深頚枝から受ける。 棘系の筋線維は棘突起から棘突起へわたり(棘間筋:対で、単節性で、脊柱胸部の中央部で欠損)、少なくとも1つの椎骨を飛び越える(棘筋:C2~L2の間)。)

Interspinales lumborum muscles(腰棘間筋)Musculi interspinales lumborum ようきょくかんきん Feneis: 076 14

[A04_3_02_302] →(腰棘間筋は腰椎棘突起の上縁にはじまりその一つ上方の棘突起の下縁に付着する。腰神経後枝の後枝から神経支配を受ける。腰椎の伸展に作用する。)

Interspinales thoracis muscles(胸棘間筋)Musculi interspinales thoracis きょうきょくかんきん Feneis: 076 13

[A04_3_02_303] →(胸棘間筋胸椎の棘突起間にあり、しばしば発達が悪いか存在が認められない筋。胸神経の後枝から神経支配を受ける。胸椎の伸展に作用する。)

Interspinales cervicis muscles; Cervical interspinal muscle(頚棘間筋)Musculi interspinales cervicis; Musculi interspinales colli けいきょくかんきん Feneis: 076 12

[A04_3_02_304] →(頚棘間筋は頚椎の棘突起結節から始まり、その一つ上位の椎骨の棘突起結節に付着する筋で頚神経の後枝から神経支配を受ける。頚の伸展に作用する。)

Intertransversarii muscles(横突間筋;横突間筋群)Musculi intertransversarii dorsi proprii おうとつかんきん Feneis: 076 15

[A04_3_02_401] →(横突間筋の起始と停止は隣り合う脊椎横突起の間にわたっている細い筋肉束、頚椎と腰椎に最もはっきりみられる。機能として恐らく脊柱の側方屈曲の補助。神経支配は脊髄神経の後枝。腰椎および下位胸椎部の外側横突間筋と頚椎部の前後横突間筋は例外であって脊髄神経前枝の支配を受けている。動脈は肋頚動脈の深頚枝、後肋間動脈と腰動脈の筋枝から受ける。固有背筋(脊髄神経後枝の支配)のほかに、体幹腹外側筋(脊髄神経前枝の支配)に属するものも含まれる。横突間筋のうち固有背筋に属するものは頚部、腰部、胸部の上下端部にある:頚後横突間筋の内側部(後結節の間)、胸横突間筋、腰内側横突間筋(乳頭突起や副突起の間)。体幹腹外側筋に属するものは頚部と腰部にある:頚後横突間筋の外側部(後結節の間)、頚前横突間筋(前結節の間で脊髄神経前枝の前)、腰外側横突間筋(肋骨突起の間にあってかなり発達する)。)

Medial lumbar intertransversii muscles; Medial lumbar intertransverse muscles(腰内側横突間筋)Musculi intertransversarii mediales lumborum ようないそくおうとつかんきん Feneis: 076 17

[A04_3_02_402] →(上の腰椎の副突起とその下の腰椎の乳頭突起の間にある筋。)

Thoracic intertransversarii; Thoracic intertransversarii muscles(胸横突間筋)Musculi intertransversarii thoracis きょうおうとつかんきん Feneis: 076 18

[A04_3_02_403] →(胸横突間筋は深背筋上部の筋の一つ。起始と停止は、外側部は頚椎横突起の後結節、内側部は胸椎の横突起にはじまり、一つ上位の胸椎の横突起につく。外側部は胸神経の前枝、内側部は胸神経の後枝からの神経支配を受ける。作用として胸椎の外転。)

Medial posterior cervical intertransversarii(頚内側後横突間筋)Musculi intertransversarii posteriores mediales cervicis; Musculi intertransversarii posteriores mediales colli けいないそくこうあおうとつかんきん Feneis: 076 20

[A04_3_02_404] →(頚後横突間筋の内側部は頚椎横突起のかはらじまり一つ上位の頚椎の横突起の対応部分につく。神経支配は胸神経の後枝から神経支配を受ける。作用としては頚椎の外転。)

Intertransversarii posteriores cervicis muscle(頚後横突間筋;肋横突間筋)Musculi intertransversarii posteriores cervicis けいこうおうとつかんきん;ろくおうとつかんきん

[A04_3_02_405]→頚後横突間筋は第2~7頚椎横突起の隣り合う後結節を結びつける。

Thoracolumbar fascia(胸腰筋膜)Fascia thoracolumbalis きょうようきんまく Feneis: 076 23

[A04_3_02_501] →(固有背筋を包み、脊柱の棘突起、椎弓、横突起とともに固有背筋の鞘を形成する。後葉、中葉、前葉に分かれる。また後葉と中葉は脊柱起立筋を包み。中葉と前葉は腰方形筋を包む。内側は棘突起と棘上靱帯、外側は肋骨角と腰椎肋骨突起、下方は腸骨稜と仙骨後面につき、上方は項筋膜につづく。部分的に肥厚して腱膜化する。とくに腰部では下後棘筋、広背筋の腱膜と重なって癒着して著しく厚くなり、胸腰筋膜の後葉または浅葉(=腰背筋膜)という。胸部では腱膜のように線維を包み、一部では頚板上筋および最長筋と癒着してそれぞれの起始および停止をなす。また腰部では固有背筋の前を包む腱膜があって第12肋骨、腰椎の肋骨突起および腸骨稜の間に張り外側は2分して腰背筋腱膜と腹横筋の起始腱膜とにつづく。この部分を前葉または深葉(=腰腱膜)という。腰腱膜は腰背腱膜に連なるだけでなく、外側のも延びて内腹斜筋と腹横筋の起始腱膜となっている。)

Fascia lumbodorsalis(腰背筋膜)Lumbodorsal fascia[A04_3_02_501_1]

Pars aponeurotica fasciae lumbodorsalis; Pars aponeurotica (Fascia thoracolumbalis)(腰背筋膜腱膜部;腱膜部(胸腰筋膜の))Aponeurosis of lumbodorsal fascia[A04_3_02_501_2]

Fascia psoica(腰筋膜)Psoic fascia[A04_3_02_501_3]

Lumbodorsal fascia(腰背筋膜)Fascia lumbodorsalis ようはいきんまく

[A04_3_02_501_1]→固有背筋は前後から鞘状に筋膜で囲まれる。この筋膜を胸腰筋膜(図4-24)という。筋膜の後面はとくに腰部で厚く強靱で、腰筋筋膜といわれる。腰背筋膜は腸骨稜と第12肋骨との間に張り、前外側ではとくに厚く腱膜様となって、内腹斜筋・腹横筋の起始となっている。  胸腰筋膜は上方で頚部の固有背筋(板状筋・頭半棘筋)を被い、項筋膜といわれる。項筋膜は正中部で項靱帯に付く。(解剖学講義)

Aponeurosis of lumbodorsal fascia(腰背筋膜腱膜部;腱膜部(胸腰筋膜の))Pars aponeurotica fasciae lumbodorsalis; Pars aponeurotica (Fascia thoracolumbalis) ようはいきんまくけんまくぶ;けんまくぶ(きょうようきんまくの)[A04_3_02_501_2]→
Psoic fascia(腰筋膜)Fascia psoica [A04_3_02_501_3]→

Posterior layer; Superficial layer (of thoracolumbar fascia)(後葉;浅葉(胸腰筋膜の))Lamina posterior fasciae thoracolumbalis; Lamina superficialis fasciae thoracolumbalis こうよう;さいよう(きょうようきんまくの) [A04_3_02_502]

Middle layer of thoracolumbar fascia(中葉(胸腰筋膜の))Lamina media asciae thoracolumbalis ちゅうよう(きょうようきんまくの) [A04_3_02_503]

Anterior layer of thoracolumbar fascia; Deep lamina of thoracolumbar fascia; Quadratus lumborum fascia(前葉;深葉;腰方形筋筋膜(胸腰筋膜の))Lamina anterior fasciae thoracolumbalis; Fascia musculi quadrati lumbrorum ぜんよう;しんよう;ようほうけいきんきんまく(きょうようきんまくの) [A04_3_02_504]

最終更新日: 16/07/20

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