目次骨格系関節系筋肉系消化器系呼吸器系胸郭泌尿器系生殖器系腹腔と骨盤腔内分泌腺心脈管系リンパ系神経系感覚器外皮

General anatomy(一般解剖学)Anatomica generalis いっぱんかいぼうがく[A01_0_00_000_0]

→(解剖学用語を正確に使用することにより、医学にたずさわる者は国内はもとより国外の仲間達と情報交換を行う。解剖学用語なしには関節の異状、筋の作用、ある器官の位置異常、腫脹物や腫瘍の局在などについて記載を十分に行ったり討議したりすることができない。)

Terms of human body(人体についての用語)Termini corporum humani じんたいについてのようご

[A01_0_00_000_1] →(解剖学用語を正確に使用することにより、医学にたずさわる者は国内はもとより国外の仲間達と情報交換を行う。解剖学用語なしには関節の異状、筋の作用、ある器官の位置異常、腫脹物や腫瘍の局在などについて記載を十分に行ったり討議したりすることができない。日本独自の解剖学用語の選定という作業はこの意味からは理解しがたい。)

Location and direction of human body(位置と方向)Situs et directio corporis humani いちとほうこう

Vertical; Perpendicular(垂直)Verticalis; Perpendicularis すいちょく Feneis: 392 02

[A01_0_00_001] →(水平面に垂直な。解剖学的に直立位の身体の構成物に関して用いる用語。)

Horizontal(水平)Horizontalis すいへい Feneis: 392 03

[A01_0_00_002] →(水平の:水平のすなわちhorizon面に対して平行の。身体が解剖学的体位すなわち正位にあるとき、その組織が水平の方向に関係があることを示す用語。)

Medius; Median(正中;中)Medianus; Medius せいちゅう;ちゅう Feneis: 392 04

[A01_0_00_003] →(正中の、中央の、正中の:medianにおなじ。中央に位置する。Medius(真ん中の正中); Median(正中面内で)正中面、すなわち身体を右半身と左半身に分ける面に位置する構造を示す一般用語。)

Coronal(冠状)Coronalis かんじょう Feneis: 392 05

[A01_0_00_004] →(冠、冠状は冠状縫合の方向に位置する構造を指す語。)

Sagittal(矢状)Sagittalis しじょう Feneis: 392 06

[A01_0_00_005] →(身体を前後に貫く水平線の方向(つまりからだを正面から矢が貫く方向)を矢状といい。この腺を含む鉛直面を矢状面という。身体の矢状面は無数にある。矢状面の内で身体を左右に切半ものをとくに正中面といい、その面の方向を正中、正中面と体表面との交線を正中線という。)

Frontal(前頭;前頭側)Frontalis ぜんとう;ぜんとうそく Feneis: 392 17

[A01_0_00_015] →(前頭の、額の:身体の縦断面を指す。前頭平面または冠状平面との関係を示す用語。矢状面と直角に交わり、体を前後に分ける垂直面。冠状(面)ともいう。)

Right(右)Dexter みぎ Feneis: 392 07

[A01_0_00_006] →(右は二つの類似の構造の右手のもの、または身体の右側に位置するものを示す用語。)

Left(左)Sinister ひだり Feneis: 392 08

[A01_0_00_007] →(左は二つの類似した組織のうち左側の一つ、または身体の左側に位置した組織を示す用語。)

Transverse(横(器軸的))Transversus; Transversalis よこ;おう(きじくてき) Feneis: 392 28

[A01_0_00_007_1] →(横:長軸と直角にある位置を示指する用語。)

Medial(内側;内方)Medialis ないそく;ないほう Feneis: 392 10

[A01_0_00_009] →(からだを左右にまっ二つに割る面が正中面であるが、この正中面から直角に遠ざかる方向を示す形容詞が外側であり、逆に正中面に近づく方向を表すのが内側である。たとえば「乳房は上肢よりも内側にあり」逆に「上肢は乳房の外側ある」のように表現する。また鎖骨の内側端といえば正中面に近い端(胸骨端)であり、その外側端は正中より遠い端(肩峰端)になる。このように解剖学用語としての「内側」と「外側」は、一般社会で漠然と使われているよりもはるかに厳密な定義付けを持っており、したがって必ず「ナイソク」「ガイソク」と読むべきであり、「ウチガワ」「ソトガワ」などといってはならない。胸腔などの部屋の「なか」と「そと」の意味をあらわすためには、内と外という方向用語が別に用意されている。)

Intermediate(中間)Intermedius ちゅうかん Feneis: 392 11

[A01_0_00_008] →(中間の:一つが本体または部分の中心に近く、ほかは更に離れたところにあるような三つの構造のうち中間のものを示す用語。)

Lateral(外側;外方)Lateralis がいそく Feneis: 392 12

[A01_0_00_010] →(外側の、外側:身体の正中面から離れたところに存在する部位を示す用語。)

Anterior; Ventral(前;前部;腹側部)Anterior まえ Feneis: 392 13

[A01_0_00_011] →(前の、前方の、腹側の:前面または前方に位置する。身体の頭側の方向の。身体の腹側または腹面の意味で用いられる用語。)

Posterior; Dorsal(後;後部;背側部)Posterior うしろ Feneis: 392 14

[A01_0_00_012] →(後の、後、後方の:ある構造物の後方、後部、あるいは後面に関連して位置する。身体の後部または背面について用いられる語。下等動物では、身体の尾状部端を指して用いられる語。)

Ventral(腹側;腹方)Ventralis ふくそく;ふくほう Feneis: 392 15

[A01_0_00_013] →(腹面の、腹側の、腹側:腹面に近い位置を示すのに用いられる用語。)

Dorsal(背側;背方)Dorsalis はいそく;はいほう Feneis: 392 16

[A01_0_00_014] →(背側、背の:背面に近い位置を示す用語。)

Frontal(前頭側)Frontalis ぜんとうそく Feneis: 392 17

[A01_0_00_015] →(前頭の、額の:身体の縦断面を指す。前頭平面または冠状平面との関係を示す用語。矢状面と直角に交わり、体を前後に分ける垂直面。冠状(面)ともいう。)

Occipital(後頭側)Occipitalis こうとうそく Feneis: 392 18

[A01_0_00_016] →(1.後頭の:後頭または後頭骨に関連した。2.後頭筋:後頭前頭筋の前部。 後頭の、後頭骨の:後頭葉のように、後頭骨の近くの。)

Superior(上)Superior じょう;うえ Feneis: 392 19

[A01_0_00_017] →(上、上の、上方の、頭側の:上部に位置する、あるいは上方に向かう。頭頂により近い部分を占める構造物に関して使う用語。)

Inferior(下)Inferior した Feneis: 392 20

[A01_0_00_018] →(下の:下に位置する。下方に向けられている。器官または他の構造の下面や、二つの同質構造のうちに下方のものを指すために用いられる用語。)

Cranial(頭側;頭方)Cranialis とうそく;とうほう Feneis: 392 21

[A01_0_00_019] →(頭蓋の、頭方の、頭部の、頭方の:頭蓋に関連したまたは身体の上端の。身体の上端に対する関係を示すために使われる用語。)

Caudal(尾側;尾方;後)Caudalis びそく;びほう;こう Feneis: 392 22

[A01_0_00_020] →(「尾」を意味するラテン語のcaudaに由来する語で、「尾に向かう側」という意味である。)

Rostral(吻側;吻方;前)Rostralis ふんそく;ふんほう;まえ Feneis: 392 23

[A01_0_00_021] →(「口、嘴」を意味するラテン語のrostrumに由来する語で、「口に向かう側」という意味である。)

Apical(尖側)Apicalis せんせく Feneis: 392 24

[A01_0_00_022] →(尖の、尖端の:尖との関係またはその場所を意味する用語。)

Basal(底側;基底)Basalis ていそく;きてい Feneis: 392 25

[A01_0_00_023] →(底の、基底の:基底との関係または基底付近に位置を示す用語。)

Basilar(底側;基底;基部)Basilaris ていそく;きてい;きぶ Feneis: 392 26

[A01_0_00_024] →(基底の、基部の、底:基底に位置する。Basilaris cranii,頭蓋底。脳の支持台の役をなし、前頭蓋の軸をなしている。多数の骨から構成される。)

External(外)Externus がい;そと Feneis: 392 30a

[A01_0_00_030] →(外部の、外[の]:部分または腔の中心から離れた構造を示す用語。)

Internal(内)Internus うち;ない Feneis: 392 30b

[A01_0_00_031] →(内の、内部の:器官や空洞の中心近くにあるものを指す用語。)

Luminal(管腔;内腔)Luminalis かんくう;ないくう

[A01_0_00_032] →(内腔の:管状構造の、腔の。)

Middle(中)Medius ちゅう Feneis: 392 27

[A01_0_00_025] →(中:中央における、前方と後方、上部と下部、外部と内部のように位置的に二つの構造の間にある構造を示すために使われる語。)

Longitudinal(縦)Longitudinalis じゅう;たて Feneis: 392 29

[A01_0_00_028] →(縦の、縦軸の、縦:身体あるいは臓器の長軸と同方向の構造物を意味する用語。)

Axial(軸方)Axialis じくほう Feneis: 392 30

[A01_0_00_029] →(軸:軸の:軸叉は身体の長軸または中心部に近い部位への関連を示す用語。)

Superficial(浅)Superficialis せん Feneis: 392 31

[A01_0_00_033] →(表在性の、表面の、浅:身体表面に他のものよりも密接している構造物を示すために使う用語。Superficial:ラテン語のSuperficies表面から由来した形容詞)

Deep(深)Profundus しん Feneis: 392 32

[A01_0_00_034] →(深在性の、深:体表面から見てもある構造が他の構造より深い位置にあることを示す用語。)

Proximal(近位)Proximalis きんい Feneis: 392 33

[A01_0_00_035] →(近位の、近位:ある器官または部分の起源または付着部位よりも近位を指す用語。)

Distal(遠位;末端)Distalis えんい;まったん Feneis: 392 34

[A01_0_00_036] →(遠位の、末端の、端部の、遠位:器官叉は部分の起源点または付着点から遠いことを表す用語。)

Central(中心)Centralis ちゅうしん Feneis: 392 35

[A01_0_00_037] →(中心の、中央の、中枢性の、中心、中枢:中心に局在する構造を意味する用語。 1.中心、中枢 2.椎心(椎体)、[脊椎の]椎体)

Peripheral(辺縁;末梢)Periphericus; Peripheralis へんえん;まっしょう Feneis: 392 36

[A01_0_00_038] →(臓器のまたは体の部分の中央ないし中央構造物から離れた位置についての用語。)

Radial(橈側)Radialis とうそく Feneis: 392 37

[A01_0_00_039] →(橈側:橈骨あるいは前腕の橈骨側面との関連性を意味する用語。)

Ulnar(尺側)Ulnaris しゃくそく Feneis: 392 38

[A01_0_00_040] →(尺骨[側]の、尺側の:尺骨あるいは前腕の尺骨側面との関連性を意味する用語。)

Fibular; Peroneal(腓側)Fibularis; Peronealis ひそく Feneis: 392 39

[A01_0_00_041] →(腓側、腓骨の:腓骨との関連性を意味する用語。)

Tibial(脛側)Tibialis けいそく Feneis: 392 40

[A01_0_00_042] →(脛側、脛骨の:脛骨との関連性を意味する用語。)

Palmar; Volar(掌側)Palmaris; Volaris しょうそく Feneis: 392 41

[A01_0_00_043] →(手掌の、掌側の、掌側:手掌側に関連性を意味する用語。)

Plantar(底側)Plantaris ていそく Feneis: 392 43

[A01_0_00_044] →(足底の、底側、足蹠の:足底に関連性を意味する用語。)

Flexor(屈筋側;屈側)Flexor くっきんそく;くっそく Feneis: 392 44

[A01_0_00_045] →(屈側の、屈筋:関節を曲げさせる筋の総称。)

Extensor(伸筋側;伸側;伸筋)Extensor しんきんそく;しんんそく;しんきん Feneis: 392 45

[A01_0_00_046] →(収縮すると関節で運動が起こる筋で、その結果、体肢が直線に近づくように関節を伸ばす筋群。)

Parts of human body(人体の体部;人体の区分)Partes corporis humani じんたいのたいぶ;じんたいのくぶん Feneis: 392 46

[A01_1_00_000] →(人体体部は体表面の領域に相応するから「体表部位Regiones superficiales」とした方が良いかも知れない。あるものは幾何学的な抽象概念以上なものでもないが、大半は確立された、役に立つ用語である。ある部位、例えば「腹Abdomen」の境界は国によっていろいろである。しかし部位の概念は臨床の目的で使用されるのであって、あまり厳密な意味には使われないから、用語に一貫性を持たせるほど正確な定義を与える必要はない。もっと正確に表現するときには、普通臨床家たちは、骨格の定点から実際に計測している。 人体は広義の体幹と上・下肢(体肢)に分けられる。体幹はさらに頭、頚、および狭義の体幹に分けられる。狭義の体幹は胸郭、腹および骨盤に区別される。体肢の体幹との境界は、上肢は上肢帯(肩甲帯)により、下肢は下肢帯(骨盤帯)により境される。肩甲体は両側の鎖骨と肩甲骨からなり、体幹に付いていて、これに対して可動性を示す。骨盤帯は両側の顴骨から構成され、体幹の仙骨にとりつけられている。)

Head(頭;アタマ)Caput とう;あたま

[A01_1_00_001] →(構造または身体の上部、全部あるいは近位端。とりわけ生物の脳および視・聴・味・嗅などの感覚器を入れる部分。)

Cranium; Skull(頭蓋;ズガイ)Cranium とうがい;ずがい

Cranial cavity(頭蓋腔)Cavitas cranii とうがいくう;ずがいくう

[A01_1_00_048] →(頭蓋腔の容積は1,200~1,500mlであるが、性差があり、女は男より約10%少ない。なお頭蓋腔の大きさは、脳の大きさに密接な関係をもっている。)

Vertex(頭頂)Vertex とうちょう
Forehead(前頭)Sinciput ぜんとう

[A01_1_00_002] →(頭の前上部、眼窩上縁をその下界をその下界とする。)

Forehead(額;ヒタイ)Frons がく;ひたい

[A01_1_00_002_1] →(頭蓋冠で額の辺りが前頭といい、その下限は眼窩上縁まで。Fronsは「おでこ」を意味するラテン語名詞。)

Occiput(後頭)Occiput こうとう Feneis: 028 31

[A01_1_00_003] →(頭蓋を後方から見ると、下部を水平に削り取った球の形に近い。その形象の大部分は後頭鱗の外面で、その上方は頭頂骨につづき、外下隅に乳様突起の後面がみられる。中央の外後頭隆起から両側に上項線が走る。それより上方は直立した曲面で、後頭をつくる。)

Temple(側頭;コメカミ)Tempora そくとう;こめかみ

[A01_1_00_004] →(側頭は頬骨弓上方の左右外側部。)

Ear(耳;ミミ)Auris じ;みみ

[A01_1_00_005] →(耳は外耳・中耳・内耳に大別される。このうち、外耳と中耳が音を内耳に伝える器官であり、内耳は聴覚および平衡感覚を感受する器官として働く。このため、内耳には音と平衡感覚を伝える2種類の神経が分布し、それぞれ聴神経(蝸牛神経)・前庭神経とよばれるが、あわせて内耳神経(第VIII脳神経)とよばれる。(イラスト解剖学))

Auricle; Pinna(耳介)Auricula じかい Feneis: 382 08

Face(顔;顔面;カオ)Facies がん;かお

[A01_1_00_006] →(頭部の前面つまり腹側面。前額部から顎までを含む。)

Eye(眼;メ)Oculus がん;め Feneis: 350 03

[A01_1_00_007] →(視覚器官。眼球は大小二つの球がつながった形をしており角膜部分が小さな球となっている。眼球は三層の被膜(強膜、角膜と脈絡膜と網膜)に包まれている。それぞれの被膜はいくつかの層に分かれる。三層の被膜の中に、光を屈折媒体(房水、水晶体、硝子体液)がある。外側の強膜は白色で線維状組織である。強膜部では視神経線維が篩板の小孔を通って眼内に入る。強膜の内側表面は繊細な結合組織、褐色板によって脈絡膜と接している。核膜は五層からなりその内層は漿膜で、デスメー膜(Descemet's membrane)と呼ばれることがある。ブドウ膜は主として血管と色素からなっている。前部では、水晶体の周辺部で、毛様体突起と呼ばれる皺襞状の形で終わる。網膜は、主として神経組織からなり、三つの層から成る。外層、あるいはJacob膜は、終端神経細胞からなり、その計上から錐体状、杆状体と呼ばれる。虹彩は中央に穿孔(瞳孔)をもつ部分で、輪状と放射状の平滑筋線維を持っている。虹彩の色は様々で、水晶体の前で房水の中に位置している。毛様体人体は虹彩を取り巻く、輪状の結合線維である。毛様体筋は虹彩の終端を取り巻き、調節の時に、水晶体の形をかえる。房水は前部の核膜と後部の水晶体の間の腔部を満たしている。硝子体液は水晶体後部の空間をみたし、ムチンを含む透明なゼリー状の物質であり、硝子体膜に囲めれている。硝子体は硝子体液と房水の間にある両凸の透明な物体で、弾性被膜と小帯人体によって、所定の場所に支えられている。眼の動脈は短毛様体動脈、長毛様体動脈、前毛様体動脈、網膜中心動脈である。神経は視神経、長毛様体神経、短毛様体神経。)

Eyebrow(眉)Supercilium まゆ Feneis: 362 01
Superior eyelid; Upper eyelid(上眼瞼;ウワマブタ)Palpebra superior じょうがんけん;うわまぶた Feneis: 362 03
Inferior eyelid; Lower eyelid(下眼瞼;シタマブタ)Palpebra inferior かがんけん;したまぶた Feneis: 362 04
Palpebral fissure(眼瞼裂;眼裂)Rima palpebrarum がんけんれつ;がんれつ Feneis: 362 08
Eyeball(眼球)Bulbus oculi がんきゅう Feneis: 350 15

Nose(鼻;ハナ)Nasus び;はな

[A01_1_00_009] →(嗅覚器及び呼吸装置の一部として作用する特殊化した顔面の構造物。)

Dorsum of nose(鼻背;はなすじ)Dorsum nasi びはい;はなすじ Feneis: 134 20
Apex of nose(鼻尖;はなさき)Apex nasi びせん;はなさき Feneis: 134 21
Ala of nose(鼻翼;コバナ)Ala nasi びよく;こばな Feneis: 134 22

Mouth(口;クチ)Os こう;くち

[A01_1_00_010] →(特に、前部を口唇で境された舌と歯を含む消化管の前部または開口部付近をいう。)

Nasolabial sulcus(鼻唇溝)Sulcus nasolabialis びしんこう

[A01_1_00_010_1] →(鼻唇溝は鼻翼から唇交連に向かって走る溝である。)

Upper lip(上唇;ウワクチビル)Labium superius じょうしん;うわくちびる
Philtrum(人中;はなみぞ)Philtrum じんちゅう;はなみぞ Feneis: 108 07
Lower lip(下唇;シタクチビル)Labium inferius かしん;したくちびる
Oral fissure; Oral opening(口裂)Rima oris こうれつ Feneis: 108 04
Oral cavity(口腔)Cavitas oris こうくう Feneis: 108 02

[A01_1_00_010_6] →(口腔は上唇と下唇とが、弁状に働いて閉じることのことのできる入口、すなわち口裂からはじまり、後方は口峡に至るまでの消化器系の起始部である。後方は咽頭につづく。口腔は咀嚼、発語などの機能に関係し、頬袋のある動物では食物を一時貯める。口腔内には歯、舌があり、大小の唾液腺が開く。口腔を口腔前庭と、固有口腔とに分ける。口腔前庭は上下の歯列弓より外側の部分で、頬と唇とが外壁をつくる。頬と唇は哺乳類ではじめて形成され、口腔前庭が成立し、咀嚼、哺乳が可能となる。頬は内部に筋や頬脂肪体、頬腺などを含む。口腔はふつうにいう「クチビル」である赤く見える部分(赤唇縁または唇紅は鼻唇溝よりも下方、下唇はオトガイ唇溝よりも上方を指す。上唇中央には人中という溝があり、その下端で赤唇縁がやや突出して上唇結節をなす。上下唇が左右の口角をかこみ、上下唇の移行部が唇交連である。唇は中に口輪筋のような筋、口唇腺などを含む。固有口腔は前・側壁は歯列弓(歯槽突起)、天井は口蓋、底は顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋の上の粘膜となっており、下をいれる。口腔の壁を被う粘膜は口腔粘膜で、腺は発生上粘膜上皮に由来する。口腔前庭には耳下腺、頬腺、臼歯腺、口唇腺が開き、固有口腔には顎下腺、舌下腺、口蓋腺、舌腺が開く。)

Tongue(舌;シタ)Lingua ぜつ;した

[A01_1_00_010_7] →(舌は筋がよく発達した器官で、舌の前方の大部分は舌体、舌の前端部を舌尖、舌の後部を舌根という。また舌の上面を舌背といい、その正中線に舌正中溝があり、舌体と舌根との境界にはV字形の分界溝がある。分界溝の中央には舌背孔とよばれる陥凹があり、これは胎生期に、ここから甲状腺の原基が陥入したため、甲状腺と連なっていた甲状舌管のなごりである。舌の外側縁を舌縁といい、舌の下面正中線には口腔粘膜との間に舌小帯とよばれる粘膜ヒダがあり、舌の下面で、舌根両側から舌尖に向かう軟らかい鋸状の釆状ヒダとよばれる粘膜ヒダがる。舌の表面は舌粘膜でおおわれ、その深層にある舌筋と固く結合している。舌体の粘膜は舌乳頭とよばれる乳頭が非常に発達しており、舌乳頭は糸状乳頭、円錐乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭に区別されている。舌根には舌乳頭がなく、多数の舌小胞とよばれる小丘状の高まりがみられる。舌小胞はリンパ小節の集団によって構成されており、これらの舌小胞を総称して舌扁桃とよばれている。舌体では舌粘膜が強靭な舌腱膜とよばれる密な結合組織で粘膜下の筋と固く結合しており、舌の正中面では舌腱膜に連続して密な結合組織が中隔をなしており、これを舌中隔とよんでいる。味覚器官をもち、咀嚼、燕下、および構音を助ける)

Fauces(口峡)Fauces こうきょう Feneis: 116 02

[A01_1_00_010_8] →(口蓋帆と舌根の間の腔所。 (Feneis))

Cheek(頬;ホホ)Bucca ほほ

[A01_1_00_008] →(顔面外側部の肉性の部分。)

Chin(オトガイ;頤)Mentum おとがい

[A01_1_00_011] →(オトガイ(頤)というのは、下顎のうち正中に近い突出した部分をさす。ここが突出しているのは、人が類人猿と異なる著しい特徴である。)

Mentolabial sulcus(オトガイ唇溝;頤唇溝)Sulcus mentolabialis おとがいしんこう;いしんこう

[A01_1_00_011_1] →(オトガイ唇溝は下唇とオトガイとの間にある横走するくぼみ。)

Neck(頚;クビ)Collum; Cervix けい;くび

[A01_1_00_012] →(くびれた部分の総称。例えば頭部と体幹をつなぐ部分で頭蓋底から肩の最上部までの部位。器官のくびれた部分をさす。子宮頚とか、他の構造物例えば歯頚というように用いられる。)

Posterior cervical region; Nape(項;ウナジ)Regio cervicalis posterior; Regio colli posterior; Nucha こう;うなじ Feneis: 394 32

[A01_1_00_012_1] →(後頚部ともよばれる。)

Larynx(喉頭)Larynx こうとう

[A01_1_00_012_2] →(喉頭は咽頭と気管の間にある気道の一部をなすと同時に発声器として重要な役目を有する。前頚部の正中部で、第4~6頚椎の高さにあり、前と外側は皮膚と舌骨下筋群におおわれ、後は咽頭の喉頭部に接する。上部は上後方に向かって咽頭腔に突出し、喉頭口をもって咽頭喉頭部につづく。喉頭は軟骨性の支柱(喉頭軟骨)を有し、声帯ひだを含む弾性膜、およびこれらの位置と緊張を調整する喉頭筋からなる。)

Laryngeal prominence(喉頭隆起)Prominentia laryngea こうとうりゅうきAdam's apple

[A01_1_00_012_3] →(『アダムのリンゴ』ともよばれる。甲状軟骨による後頭隆起をさす。いわゆる「のど仏」である禁断の木の実(実際はリンゴではなくイチジクであったという)を食べたアダムが、これを喉に詰まらせたことに由来するという。この語が英語の医学用語として出現したのは1750年頃とされている。)

Pharynx(咽頭)Pharynx いんとう

[A01_1_00_012_4] →(咽頭は消化器系の一部で、口腔と食道とを結ぶが、同時に気道の一部ともなり、鼻腔と喉頭とを結ぶ。前後にやや扁平な管で、肝の内腔が咽頭腔である。咽頭の後壁は単純であるが、前・側壁は発生時に鰓弓と関連が深く、生体での構造が複雑となる。咽頭を上から下へ、鼻部・後部・後頭部の三つに分ける。鼻部は鼻腔につづき、燕下時に軟口蓋が挙上すると、消化管から遮断される。したがって鼻部は気道に属するとみなされることが多い。後部は口峡を経て口腔につづき、軟口蓋と舌根とが前方上下に位置する。後頭部は前壁に後頭の後壁となる。咽頭の下端は食道に連続する。鼻部には耳管が開き、その開口部を耳管咽頭口という。この周囲では咽頭壁にかなり凹凸がみられる。耳管隆起は耳管軟骨により、挙筋隆起は口蓋帆挙筋により生ずる。耳管咽頭ヒダは耳管咽頭筋の足行き一致する。耳管隆起の後方のくぼみは咽頭陥凹とよばれる。鼻部の天井は頭蓋底直下にあたり、この部分を咽頭円蓋という。喉頭部では、舌根の後下方に喉頭蓋が突き出す後頭口の両側、すなわち後頭の側壁と咽頭の側壁の井田は梨状陥凹とよばれる。ここは燕下時に食物の通路となる。この部に上喉頭神経・動脈による後頭神経ヒダを認める。咽頭壁は、最上部では前方鼻腔へ通じる部分を除き、頭蓋底に付着する。頭蓋底近くでは、咽頭壁は筋層を欠き、結合織性の壁となす。これを咽頭頭底板という。咽頭の粘膜上皮、他では重層扁平上皮である。咽頭線は粘膜全体に分布する。)

Trachea(気管)Trachea きかん

[A01_1_00_012_5] →(喉頭の下に連なる気道の管状部で、第6頚椎の高さにはじまり、気道の前を垂直に下り、第4頚椎の前で左右の気管支に分岐する。この分岐部を気管分岐部という。気管支鏡で分岐部を上から見ると、その正中部に左右の気管支を隔てる高まりがある。この高まりを気管竜骨という。気管壁には、硝子軟骨性の気管軟骨の輪が一定の間隔をおいて重なり、軟骨間は輪状靱帯で結合する。気管軟骨は幅3~4mmで15~20個を数える。気管軟骨は完全な輪ではなく、全周の4/5~2/3を占める馬蹄状を呈する。軟骨性の支柱を欠く部は正中部後壁をなし、膜性壁とよばれる。膜性壁には平滑筋(気管筋)を含む。気管内面は多列絨毛円柱上皮で、絨毛の運動の方向は上向きである。粘膜固有層には弾性線維が多く、粘膜下組織には胞状の混合腺(気管腺)を数多く含む。日本人の気管の長さは10cm前後である。)

Oesophagus(食道)Oesophagus しょくどう Feneis: 120 02

[A01_1_00_012_6] →(食道は咽頭につづき、下方は胃に流入する長い管で、狭義の消化管の最初の部分である。輪状軟骨下縁(上食道狭窄)にはじまり、脊柱の前を下って胃の噴門部に接合するまで、全長23~26cm。内腔は適宜拡がり、義歯を飲み込んだ例もある。内腔の狭い部分は上端(上食道狭窄)、大動脈弓・気管支と交叉する部分(中食道狭窄)、下端(下食道狭窄)の3カ所で、上下端では内腔が普通は閉じ、括約筋の存在が想定されている。食道を上から頚部・胸部・腹部に分ける。頚部は脊椎の前にある部分、胸部は以下横隔膜で、腹部は横隔膜の食道裂孔を抜けて腹腔内に入り、噴門部に流入する短い部分である。食道の壁の粘膜は重層扁平上皮におおわれ、粘膜筋板を有し、食道腺が散在する。上部または下端に食道噴門腺をみる。筋層は上部で横紋筋、下部で平滑筋で、平滑筋束の一部は気管支食道筋、胸膜食道筋として、周囲の器官に連続する。筋層の外側は疎性結合組織性の外膜におおわれる。)

Trunk(体幹;胴)Truncus たいかん

[A01_1_00_013] →(人体は外形からも内部構造からも体幹と体肢に分けられる。体幹は身体の中軸をなす部分で、体肢はこれから左右に出た棒のような2対の突起(上肢と下肢)である。体幹と体肢はその組み立てて機能がまったく違っている。体幹は内部に内臓と中枢神経とを収め、生命の維持に必要な諸器官はすべてここに集まっていると考えてよい。したがってそれを動かす筋肉、それに脈管と神経が分布しているに過ぎない。だから、体幹はこれを切断すれば直ちに生死に関わるが、体肢の損傷や切断は生命の維持には別状ない。四肢を全部失っても生存することが出来る。体幹はさらにぐちの4部に分けられる。①頭、②頚、③胸、④腹)

Thorax(胸郭)Thorax きょうかく Feneis: 006 35

[A01_1_00_014] →(胸郭は12の胸椎、12対の肋骨および胸骨でできる籠状の骨格で、これらに付着した筋肉、筋膜から形成されている。その囲む内腔を胸腔という。胸郭はほぼ円錐状で、上口・下口および肋骨できる側壁がある。後部では、胸椎の椎体が胸腔内に突出しているので、胸腔の横断面は腎臓形を呈する。ギリシャ語のthorax(胴、胸、胸甲)に由来する。)

Thoracic cavity(胸腔)Cavitas thoracica; Cavitas thoracis きょうくう Feneis: 152 06

[A01_1_00_049] →(胸郭に包まれた円錐形の内腔が全体が胸腔である。胸腔と腹腔をしきるのは横隔膜である。胸腔内には左右の胸膜腔と縦隔が入る。胸膜腔は人つながりの壁側胸膜と臓側胸膜によって囲まれた腔である。壁側胸膜は胸壁の内部をおおい、臓側胸膜は肺を包む。縦隔内には心膜腔があり、これは心臓を包んでいる。胸腔と胸膜腔を混同しないように注意しよう。胸腔というのは、胸郭に囲まれる空間である。その下口は横隔膜によって遮らえているが、上口は開放性で頚部に開いている。胸膜腔とは、壁側胸膜とその続きである肺胸膜によって囲まれる閉じた空間であって、その内部に存在するのは少量の液(漿液serous fluid)だけである。肺は胸腔の中にあるけれども、胸膜腔の外にある。胸腔の中には心臓によって囲まれる心膜腔という閉じた袋もあり、これらに介在して胸部内臓や大血管などが胸腔内に詰まっているわけである。)

Front of chest(胸;ムネ)Pectus きょう;むね

[A01_1_00_015] →(胸は胸郭の存在によって明確に区画される。体表では、上方は鎖骨を境として頚部に続き、下方はおよそミズオチの高さで腹部に移行する。)

Breast(乳房;チブサ)Mamma にゅうぼう;ちぶさ Feneis: 390 18

[A01_1_00_015_1] →(乳房は乳腺とその周囲および腺小葉内に侵入する疎線維性結合組織と脂肪組織からなる。乳房は女性ではとくに発達し半球状を呈し、胸部前面で第2~6肋骨の高さにわたり、その2/3部は大胸筋の上に、1/3は前鋸筋の上にある。)

Nipple(乳頭;チクビ)Papilla mammaria にゅうとう;ちくび Feneis: 390 19

[A01_1_00_015_2] →(乳頭は一般にほぼ第4肋間で、鎖骨中央線上にあるが、その位置は個体でかなり相違する。男性では、乳房は一般に発達悪く、小さな乳頭と乳輪をみるにすぎない。女性では、思春期以後、乳房は発達するが、その大きさ・形状にはかなり個人差がみられる。このような際は乳腺の発達のほうかに、主として脂肪組織の量による。)

Abdomen(腹;ハラ)Abdomen ふく;はら

[A01_1_00_016] →(胸郭と骨盤の間にある身体の部分。腹腔とは横隔壁によってへだてられ、漿膜すなわち腹膜でおおわれた腔(腹腔)を含む。この腔には内臓が含まれ、腹筋、脊柱、腸骨によって形づくられる壁(腹壁)囲まれている。)

Abdominopelvic cavity(腹・骨盤腔;腹骨盤腔)Cavitas abdominis et pelvis ふくくう・こつばんくう;ふくこつばんくう

[A01_1_00_050] →(腹腔および骨盤腔は特につづいている。)

Abdominal cavity(腹腔)Cavitas abdominis; Cavitas abdominalis ふくくう Feneis: 176 18

[A01_1_00_051] →(腹腔では腹膜が腹膜腔を包む。胸膜の場合と同じく、壁側腹膜と臓側腹膜があって、臓側腹膜は肝臓や脾臓、腸の大部分を包んでいる。壁側腹膜と腹壁の間には薄い結合組織の層があるが、この層はところどころで広くなって、そのなかに臓器を入れている。腹膜外腔と呼ばれるこのような部分は、もちろん腹膜腔の外に位置しており、後腹膜腔(腹膜腔の後側で、腎臓や副腎などが存在する)と恥骨後隙(恥骨結合と膀胱の間)に分けられている。)

Epigastric region; Epigastric fossa(上胃部;ミズオチ)Fossa epigastrica; Regio epigastrica; Fossa epigastrica みずおち;じょうふくぶ;じょういぶ;じょうふくか;じょういか;しんかぶ Feneis: 396 03
Linea semilunaris(半月線)Linea semilunaris はんげつせんSpiegel's (Spighel's) line Feneis: 086 33

[A01_1_00_051_2] →(半月線は腹直筋の外側縁に沿う線であり、上方では第9肋軟骨の先端部において肋骨弓と交叉している。半月線を補強させたいときは、仰臥位の被験者に腕を使わずに左右の肩を少し持ち上げるように命じればよい。その動作で腹直筋が強く収縮し、それの外側縁が目立つようになる。)

Umbilical region(臍;臍部)Umbilicus; Regio umbilicalis へそ;せいぶ Feneis: 396 05

[A01_1_00_051_3] →(腹壁の中心にあり、胎盤と胎児をむすぶ臍帯の痕跡。臍部は臍の周りの腹部の中心。乳頭線の内側で、幽門平面と結節平面の間の部。)

Groin; Inguinal region(鼡径;鼡径部)Inguen; Regio inguinalis そけい;そけいぶ Feneis: 396 06

[A01_1_00_051_4] →(体表区分の1つで結節間平面と鼡径靱帯の間で乳頭線の外側部で三角部をなす。)

Pelvis(骨盤)Pelvis こつばん Feneis: 044 21

[A01_1_00_017] →(骨盤を形づくる骨は左右の寛骨とそれらの間にある仙骨ならびに尾骨とである。寛骨は腸骨、坐骨および恥骨の3個の骨が合して1つの骨となったもので、胎生期から少年期までは軟骨によって結合されているが、16~17才頃に骨化して完全にくっつく(骨結合)。これら3つの骨がY字型に合するところは股関節の関節窩に相当し、寛骨臼といわれ、臼のような形に凹んでいる。仙骨は5個の仙椎が癒合して1つの骨なったものであり、また尾骨も3~6個の小さい尾椎がくっついて1つの骨になったものである。さて、左右の寛骨は前の方では線維軟骨によって結合(線維軟骨結合)されており、恥骨結合とよばれる。後ろの方では寛骨の茸状面と仙骨の同じ名の面とが仙骨関節によって結合される。仙腸関節は関節という名がついているけれども、向かい合う関節面の形や大きさがほぼ同じで、そのうえ関節包は狭く、且つ4つの短いが、強い仙腸靱帯により結びつけれているので、ほとんど動かない(半関節)。骨盤は大骨盤と小骨盤とに区分され、その界には分界線がある。分界線は岬角(第5腰椎と仙骨の結合するところで、前下にとびだしている)、腸骨の弓状線、恥骨櫛および恥骨結合の上縁を結ぶ線の事で、その囲む面は平面に近い。大骨盤は広く、浅い鉢のような容器で、腹腔の下部に位し、腹部内臓を容れる。外側には腸骨翼があり、後ろには仙骨の上端があるが、そのほかに第4、5腰椎と腸骨稜との間に張る腸腰靱帯もまた後壁をなす。しかし前は開放されている。また上前腸骨棘と恥骨結節との間には鼡径靱帯があり、これと腸骨前縁との間を腸腰筋や血管が通る。小骨盤は短い円筒状で、骨盤腔の中に骨盤内臓を容れる。ふつう骨盤といえば小骨盤(狭義の骨盤)だけをさすが、大骨盤を含めた広義の骨盤は骨格の中でも性差の最もはっきりした部分で、産科学で重要視される。小骨盤の前壁は恥骨、両側壁は坐骨と腸骨の一部でつくられる。前外側壁には閉鎖孔があり、閉鎖孔のところだけを残して閉鎖膜が張っており、筋のつき場所となる。後壁は仙骨と尾骨でつくられるが、大部分は骨のないところで、ほぼ縦に走る仙結節靱帯と、その前でこれと交叉するように横に張る仙棘靱帯の両者がここを補っている。大と小の坐骨切痕は仙結節靱帯によりそれぞれ大と小の坐骨孔にわけられる。そして大坐骨孔は梨状筋(仙骨前面から起こり、大転子につく)が骨盤の外へ出る通路をなし、またこの孔の中で梨状筋より上の部分を梨状筋上孔といい、上臀神経と同名の血管が通る。下の部分を梨状筋下孔といい、坐骨神経、下臀神経と同名の血管、陰部神経と同名の血管が通る。また小坐骨孔は内閉鎖筋(骨盤の内面)で、閉鎖膜とそのまわりから起こり、大転子につく)の腱が骨盤の外へ出る通路をなす。小骨盤の入口は分界線によって囲まれ、小骨盤の出口は坐骨結節、恥骨下縁および尾骨の下端を結ぶ凸凹の線によって境される。なお骨盤の入口と出口の前後径の各中点を通る前に向かって凹な曲線を骨盤軸といい、分娩のとき胎児の頭が通る道(産道)の軸をなす。恥骨結合の下部は恥骨価格といわれ、男では角度が急であり、女では角度が鈍く弓状をなすので、恥骨弓と呼ばれる。骨盤の出口をふさぐ軟部組織として前上に尿生殖角隔膜と深会陰横筋がある。これらを男では尿道、女では尿道と腟が貫く。また後ろ下には肛門挙筋があり、内閉鎖筋の筋膜の一部(腱弓といわれ、特に丈夫になっている部分)から起こり、漏斗上に肛門に付く。骨盤は全身の骨格のなかで性差の最もはっきりした部分で、特に目立つのは小骨盤腔(狭義の骨盤腔)が女では男よりもひろく、たけが低いことであるこれは分娩ということを考えれば当然である。Pelvisはギリシャ語のpelisに由来するラテン語で、ローマ時代には縁がややめくれた広口の深い容器を意味した。骨盤のことをpelvisというようになったのは16世紀の末である。)

Pelvic cavity(骨盤腔)Cavitas pelvis こつばんくう Feneis: 044 21a

[A01_1_00_052] →(骨盤腔は腹腔の続きで、いわゆる骨盤底がその下縁をなす。局所解剖学的には分界線より下方の腹腔は小骨盤腔として別に扱う。小骨盤腔内にある臓器を骨盤内臓と呼ぶ。)

Mons pubis(恥丘)Mons pubis ちきゅう Feneis: 170 25
Hip(寛骨部;股関節部)Coxa かんこつぶ;こうかんせつぶ Feneis: 398 03a

[A01_1_00_034] →(腰から大腿へかけての骨盤部外側の隆起、大腿骨の骨頭、頚部と大・小転子をさす。また股関節を含めた身体の部分、同じくおおまかに股関節を指しても使われる。)

Buttocks(殿部;臀部;シリ)Nates; Clunes でんぶ;しり Feneis: 398 02

[A01_1_00_033] →(仙骨部の両側を走る臀筋群の部。臀筋群の下縁より下方は臀溝を作り大腿部との境となる。)

Intergluteal cleft; Natal cleft; Anal cleft(殿裂;殿間裂;臀裂;臀間裂)Crena analis; Crena ani; Crena interglutealis でんれつ;でんかんれつ

[A01_2_08_003] →(肛門が開いている両臀間の溝。)

Gluteal fold; Gluteal sulcus(殿溝;臀溝)Sulcus glutealis でんこう Feneis: 398 03

[A01_2_08_004] →(臀溝は臀部(近位)と大腿後部(遠位)との境界線である。臀筋と脂肪層の作るふくらみ全体の下縁に作られる皮膚の深いくぼみで、この部の大腿筋膜の横走線維が真皮と固着するために生ずる。この溝は大臀筋の下縁とは一致しない。臀溝は坐骨結節から大転子に至る大腿筋膜中の弓状線維に体尾する。これらの線維は座索といわれ、筋性および筋膜性の張力によって臀部-大腿部間に生じたものである。座索からは皮膚に対して短い結合組織性線維がのびる。大臀筋収縮時、これらの線維は筋膜の緊張をを皮膚に伝え、臀溝を深くする。臀部はこれらの線維の頭側で膨隆する。)

Back(背;セナカ)Dorsum はい;せなか

[A01_1_00_018] →(体幹の背面のうち、頚・胸・腹3部の範囲にある部分をまとめて背という。その左右の広がりは体表の上ではハッキリしないので、便宜的に胸腹部ではでは左右の肩甲骨にはさまれた範囲とされている。腹の後外側部で脊柱の両側の部位を腰という。)

Vertebral column(脊柱)Columna vertebralis せきちゅう Feneis: 002 01

[A01_1_00_018_1] →(脊柱は人を含む脊椎動物の体幹の構造上の中心に位置し、体軸となる主要な骨格で、体幹の正中面に含まれる。しかし、その主要部は背に近いところを縦走するが、これは前方に内臓を容れる大きな体腔があるためである。脊柱は24個(上から頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個)の可動性の椎骨と不定形の仙骨(5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となる)と尾骨(3~5個の尾椎が全部または一部が癒合して尾骨となる)とからなる。つまり、上下に重なる32~34個の椎骨によってつくられる骨の柱である。基本型として椎骨は短い円柱形の椎体と背側の弓状の椎弓とからなり、その間に椎孔を囲んでいる。生体では各椎体は椎間円板によて結合し、椎孔は上下に連なって脊柱管となり脊髄をいれ、上方は大後頭孔によって頭蓋腔につづく。椎弓からは4種7個の突起がでている。すなわち後面正中線上を後方に棘突起、外側へ1対の横突起、上下左右1対ずつの上関節突起と下関節突起である。また本来、すべての椎骨に対応して肋骨があったが、哺乳類では胸部のほかすべて退化し、頚椎では横突起前結節、腰椎では肋骨突起、仙骨ではの外側部をつくり椎骨の一部となっている。椎弓が椎体と繋がる部分を椎弓根といい、その上縁と下縁は切れ込んでいてる。上椎切痕、下椎切痕といわれ、椎骨が重なるとこれらの切痕は椎間孔をつくり、脊柱管の側方への出口となり、脊髄神経が通る。脊柱の存在は脊柱動物の特性である。初期の魚類では脊索が体の支持器官であったが、その周囲の軟骨が骨化し、一つの体節ごとに脊髄を囲む椎弓、脊索を囲み肋骨をうける管状骨(間椎体)と、その間にある小骨(側椎体)が生ずる。陸上生活が始まると重力に抗するため脊柱が強化され、爬虫類・哺乳類では側椎体は消え、脊索は切れて椎間円板の内に残るのみとなる。直立二足歩行をするヒトでは下位の椎骨ほど大きな力が加わるので大きく、仙骨の下半で急に細くなって終わる。また直立位の荷重のため脊柱を側方からみると、頚部と腰部で前方に凸(前弯)、胸部と仙尾部では後方に凸弯(後弯)している。第5腰椎と仙骨の移行部は鋭く曲がり(120~164度)、岬角という。脊柱の長さは日本人で身長の47.4%(男)、47.3%(女)、欧州人では45%である。脊柱は前後、左右へ屈曲と脊柱の長軸のまわりの回旋運動を行うことができるが、これらの運動はすべて各椎骨間の運動の総和である。各椎骨間での可動性は少ないが、頚椎で最も大きく、腰椎で最も小さい。)

Vertebral canal(脊柱管)Canalis vertebralis せきちゅうかん Feneis: 002 02

[A02_2_00_009] →(脊柱管は椎孔が上下に重なり合って出来ている管で、脊髄を入れる。 上は後頭骨の大後頭孔から、下は仙骨の仙骨裂孔までをいい、長さ訳70cmで、中に、脊髄、脊髄膜、脊髄神経根、馬尾等を含む。脊柱管の外側面には椎間孔が左右に存在し、そこから脊髄神経、椎骨動脈、肋間動脈、腰動脈、腸腰動脈、外側仙骨動脈及びそれらと同名の静脈等が出入りする。)

Loin(腰;コシ)Lumbus よう;こし

Limbs(体肢)Membra たいし

[A02_2_00_009_2] →((limb; extremity)いわゆる手足のこと。上肢upper extremityと下肢lower extremityととがある。上肢は肩・上腕・肘・前腕・手に、下肢は大腿・膝・下腿・足に区分されるが、体表における境界は必ずしも明確ではない。なお、手足では付け根に近い側を近位proximal、先端に近い側を遠位distalという。(イラスト解剖学))

Upper limb(上肢)Membrum superius じょうし

[A01_1_00_019] →(腕は肩から肘までの上腕と、肘から手首までの前腕からなる。上腕は上腕骨、前腕は母指側と橈骨と小指側の尺骨によって骨組みがつくられる。(イラスト解剖学))

Pectoral girdle; Shoulder girdle(上肢帯;胸帯;肩帯)Cingulum pectorale; Cingulum membri superioris じょうしたい;きょうたい;けんたい

[A01_1_00_020] →(上肢帯とは肩(肩甲部)に相当し、体幹と上腕とを結合する役目をする(骨では鎖骨と肩甲骨が上肢帯骨である)。上腕と体幹との移行部で肩関節を包んでいる範囲を肩というが、その広がりははっきり規定されていない。)

Axilla(腋窩;ワキノシタ)Axilla えきか;わきのした Feneis: 394 41

[A01_1_00_021] →(腋窩は上肢と体幹の間で肩関節の下方にあるドーム形の皮膚の陥凹部。前壁を前腋窩ヒダといい、これは大胸筋によってつくられ、後壁は後腋窩ヒダで、広背筋によってつくられる。内側壁は、上位肋骨外側面とこれをおおう前鋸筋によって占められ、外側壁には上腕二頭筋短頭と烏口腕筋がある。頚部から上肢に向かう主要な血管・神経(腋窩動静脈、腕神経叢)の通路をなすと同時に、脂肪組織に埋もれて多数のリンパ節がある。)

Anterior axillary fold(前腋窩ヒダ)Plica axillaris anterior ぜんえきかひだ

[A01_1_00_021_1] →(腋窩の前壁の下縁は前腋窩ヒダといわれ、大胸筋の下縁で出来ている。)

Posterior axillary fold(後腋窩ヒダ)Plica axillaris posterior こうえきかひだ

[A01_1_00_021_2] →(腋窩の後壁の下縁は後腋窩ヒダで、広背筋の下縁で出来る。)

Acromion(肩峰;カタサキ)Acromion けんぽう;かたさき Feneis: 034 10

[A01_1_00_021_3] →(肩甲棘そのものは、尖端が扁平な大突起となって関節窩を越えて突き出ている。この部分を特に肩峰(肩甲棘から肩峰にかけて僧帽筋がつき、三角筋が起こる)と呼ばれ、その突起近くの内側面には鎖骨と連結する小楕円形の関節面(輪郭はあまり明瞭でない)がある。肩甲棘のつけ根(肩甲骨背側面から起こる基部)の外側端の所では、棘上窩と棘下窩が関節窩のすぐそばでたがいに交通している。)

Arm; Upper arm(上腕;ニノウデ)Brachium じょうわん;にのうで Feneis: 396 20

[A01_1_00_022] →(腕、特に肩から肘での部分。)

Anterior surface of arm(前上腕面;前面;掌側面(上腕の))Facies brachialis anterior; Facies anterior; Facies volaris ぜんじょうわんめん;ぜんめん;しょうそくめん(じょうわんの)

[A01_1_00_022_1] →(前上腕部と同義語)

Posterior surface of arm(後上腕面;後面;背側面(上腕の))Facies brachialis posterior; Facies posterior; Facies dorsalis こうじょうわんめん;こうめん;はいそくめん(じょうわんんお)

[A01_1_00_022_2] →(後上腕面は後上腕部と同義語。)

Lateral surface of arm(外側上腕面;外側面;橈側面(上腕の))Facies brachialis lateralis; Facies lateralis; Facies radialis がいそくじょうわんめん;がいそくめん;とうそくめん(じょうわんの)

Medial surface of arm(内側上腕面;内側面;尺側面(上腕の))Facies brachialis medialis; Facies medialis; Facies ulnaris ないそくじょうわんめん

Lateral bicipital groove(外側二頭筋溝;橈側二頭筋溝)Sulcus bicipitalis lateralis; Sulcus bicipitalis radialis がいそくにとうきんこう;とうそくにとうきんこう Feneis: 396 27

[A01_1_00_022_5] →(外側二頭筋溝は上腕二頭筋内縁及び上腕筋内縁を境界付ける腕内側の縦溝。橈骨側にあるので橈側二頭筋溝ともよばれる。)

Medial bicipital groove(内側二頭筋溝;尺側二頭筋溝;内側上腕二頭筋溝;尺側上腕二頭筋溝)Sulcus bicipitalis medialis; Sulcus bicipitalis ulnaris ないそくにとうきんこう;しゃくそくにとうきんこう;ないそくじょうわんにとうきんこう;しゃくそくじょうわんにとうきんこう Feneis: 396 28

[A01_1_00_022_6] →(内側二頭筋溝は上腕二頭筋と上腕筋の間の境となる上腕内側の縦溝。尺骨側にあるので尺側二頭筋溝ともよばれる。)

Elbow(肘;ヒジ)Cubitus ちゅう;ひじ Feneis: 396 23

[A01_1_00_023] →(腕の屈曲部。上腕と前腕の間の関節に相当した場所を肘といい、その前面で上腕と前腕の間にある浅く凹んだ部分を肘窩という。)

Anterior surface of elbow(前肘面)Facies cubitalis anterior ぜんちゅうめん

[A01_1_00_023a] →(前肘部と同義語。)

Posterior surface of elbow(後肘面)Facies cubitalis posterior こうちゅうめん

Forearm(前腕;マエウデ)Antebrachium ぜんわん;まえうで Feneis: 396 29

[A01_1_00_024] →(上肢の肘と手首の間の部分。)

Anterior surface of forearm(前前腕面;前面;掌側面(前腕の))Facies antebrachialis anterior; Facies anterior; Facies volaris ぜんぜんわんめん;ぜんめん;しょうそくめん(ぜんわんの)

Posterior surface of forearm(後前腕面;後面;背側面(前腕の))Facies antebrachialis posterior; Facies posterior; Facies dorsalis こうぜんわんめん;こうめん;はいそくめん(ぜんわんの)

Radial border of forearm; Lateral border of forearm(橈側縁;外側縁(前腕の);橈側前腕部)Margo radialis antebrachii; Margo lateralis antebrachii; Regio antibrachii radialis とうそくえん;がいそくえん(ぜんわんの) Feneis: 396 32

[A01_2_07_015] →(前腕部の橈側縁は解剖学的正位において外側縁に相当する。)

Ulnar border of forearm; Medial border of forearm(尺側縁;内側縁(前腕の);尺側前腕部)Margo ulnaris antebrochii; Margo medialis antebrochii; Regio antibrachii ulnaris しゃくそくえん;ないそくえん(ぜんわんの) Feneis: 396 33

[A01_2_07_016] →(前腕部の尺側縁は解剖学的正位において内側縁に相当する。)

Hand(手;テ)Manus しゅ;て Feneis: 396 37

[A01_1_00_025] →(手は上肢のうち橈骨手根関節より遠位の部分。手根と中手に区別され、手根と中手の前面を手掌、後面を手背という。皮膚節において第六頚神経、第七頚神経、第八頚神経のレベル。)

Wrist(手根;テクビ)Carpus しゅこん;てくび Feneis: 040 01, 396 34

[A01_1_00_026] →(8個の手根骨と靱帯からなる手の近位部位で、前腕骨と中手骨の間に位置する。)

Metacarpus(中手)Metacarpus ちゅうしゅ Feneis: 396 42

[A01_1_00_027] →(手根の遠位にあり、5本の細長い小管状骨である中手骨で成り立っている部分。)

Dorsum of hand(手背;テノコウ)Dorsum manus しゅはい;てのこう Feneis: 396 38

[A01_1_00_029] →(手根部と中手部の背面。)

Dorsal regiones of fingers(指背部)Regiones dorsales digitorum しはいぶ

[A01_1_00_029a]→

Radial fovea; Anatomical snuff box(橈側窩;橈側小窩;解剖学的かぎたばこ入れ;タバチエール)Fovea radialis; Foveola radialis かいぼうがくてきかぎたばこいれ;とうそくしょうか

[A01_1_00_029b]→手の母指の背面基部で、橈骨下端部に相当して生ずる三角形の皮膚陥凹。母指を進展したときに著明になる。尖端を指先に向けた三角形で、その橈側縁は短母指伸筋と長母指外転筋によって、尺側縁は長母指伸筋によってつくられ、また三角形の底は頭骨下端による。かぎタバコをのせるところをいう。この部はまた橈骨動脈が前腕から手背に向かう通路となる。(解剖学辞典:河西)

Palm(手掌;テノヒラ)Palma; Vola しゅしょう;てのひら Feneis: 396 39

[A01_1_00_028] →(手根部と中手部の前面を合わせていう。)

Thenar eminence(母指球)Thenar; Eminentia thenaris ぼしきゅう Feneis: 396 40

[A01_2_07_023] →(母指基部にある手掌の外側部の肉塊隆起。)

Hypothenar eminence(小指球)Hypothenar; Eminentia hypothenaris しょうしきゅう Feneis: 396 41

[A01_2_07_024] →(指の根部および尺骨縁に沿う手掌の隆起。)

Digits of hand; Fingers including thumb(指;手指(手の))Digiti manus [I-V] ゆび(ての) Feneis: 396 43

[A01_2_07_026] →(第1指(母指、オヤユビ)、第2指(示指、ヒトサシユビ)、第3指(中指、ナカユビ)、第4指(薬指、クスリユビ)、および第5指(小指、コユビ)と名づけ、指掌面と指背面とにわける。各指の両側縁はそれぞれ橈骨側、尺骨側と呼ぶのが明確でよい。)

Thumb [I](母指;オヤユビ;第一指)Pollex; Digitus primus manus [I] ぼし;おやゆび;だい1し Feneis: 396 44

[A01_2_07_027] →(母指は手の橈側の第1指。皮膚節において第六頚神経のレベル。)

Index finger [II](示指;ひとさしゆび(第二指))Index; Digitus secundus manus [II] しじ;ひとさしゆび(だい2し) Feneis: 396 45

[A01_2_07_028] →(示指は母指を第1指とすると第2指に相当する。)

Middle finger [III](中指;なかゆび(第三指))Digitus medius; Digitus tertius manus [III] ちゅうし;なかゆび(だい3し) Feneis: 396 46

[A01_2_07_029] →(中指は母指を第1指とすると第3指に相当する。)

Ring finger [IV](薬指;クスリユビ;第四指)Digitus anularis; Digitus quartus manus [IV] やくし;くすりゆび;だい4し Feneis: 396 47

[A01_2_07_030] →(薬指は母指を第1指とすると第4指に相当する。)

Little finger [V](小指;コユビ;第五指)Digitus minimus manus; Digitus quintus manus [V] しょうし;こゆび;だい5し Feneis: 396 48

[A01_2_07_031] →(小指は母指を第1指とすると第5指に相当する。)

Palmar surfaces of fingers; Anterior digital regions(掌面;前部[指の])Facies palmares digitorum しょうめん[ゆびの] Feneis: 396 49

[A01_2_07_032] →(指の屈側面。)

Dorsal surface of fingers; Posterior digital regions(背面;後部[指の])Facies dorsales digitorum はいめん;はいそくめん[ゆびの] Feneis: 396 50

[A01_2_07_033] →(指の背面は指の伸側面。)

Lateral surfaces of fingers; Radial surfaces; Radial border (of fingers)(外側面;橈側面[指の])Facies laterales; Facies radiales; Margines radiales がいそくめん;とうそくめん[ゆびの]
Medial surfaces; Ulnar surfaces; Ulnar border (of fingers)(内側面;内側面;尺側面[指の])Facies mediales; Facies mediales; Margines ulnares ないそくめん;ないそくめん;しゃくそくめん[ゆびの]

Lower limb(下肢;脚)Membrum inferius かし;かし

[A01_1_00_031] →(骨盤部、大腿、下腿足根、足の総称で四足動物では後肢にあたる。)

Pelvic girdle(下肢帯;骨盤帯)Cingulum pelvicum; Cingulum membri inferioris かしたい;こつばんたい Feneis: 042 02

[A01_1_00_032] →(左右の寛骨は、仙骨とその下につづく尾骨とともに強固な骨盤を作る。また、恥骨の前下端で線維軟骨によって互いに連絡している。仙骨と連結し管状構造となって骨盤を形成する。骨盤は腹腔の底と骨盤腔を構成し内臓を保護するとともに、体幹と上肢の重みを支え、またこれを両側の下肢に分散させる骨格で、これを作る骨間の連結は固く、可動性は著しく制限されている。)

Thigh(大腿)Femur だいたい Feneis: 398 04

[A01_1_00_035] →(身体下部の近位部で、骨盤から膝まで。)

Anterior surface of thigh(前大腿面;前面(大腿の))Facies femoralis anterior; Facies anterior ぜんだいたいめんぜんめん(だいたいの)

Posterior surface of thigh(後大腿面;後面(大腿の))Facies femoralis posterior; Facies posterior こうだいたいめん;こうめん(だいたいの)

Lateral surface of thigh(外側大腿面;外側面;腓側面(大腿の))Facies femoralis lateralis; Facies lateralis; Facies fibularis がいそくだいたいめん;がいそくめん;ひそくめん(だいたいの)

Medial surface of thigh(内側大腿面;内側面;脛側面(大腿の))Facies femoralis medialis; Facies medialis; Facies tibialis ないそくだいたいめん;ないそくめん;けいそくめん(だいたいの)

Gluteal fold; Gluteal sulcus(殿溝;臀溝)Sulcus glutealis でんこう Feneis: 398 03

[A01_1_00_035_5] →(臀溝は臀部(近位)と大腿後部(遠位)との境界線である。臀筋と脂肪層の作るふくらみ全体の下縁に作られる皮膚の深いくぼみで、この部の大腿筋膜の横走線維が真皮と固着するために生ずる。この溝は大臀筋の下縁とは一致しない。臀溝は坐骨結節から大転子に至る大腿筋膜中の弓状線維に体尾する。これらの線維は座索といわれ、筋性および筋膜性の張力によって臀部-大腿部間に生じたものである。座索からは皮膚に対して短い結合組織性線維がのびる。大臀筋収縮時、これらの線維は筋膜の緊張をを皮膚に伝え、臀溝を深くする。臀部はこれらの線維の頭側で膨隆する。)

Knee(膝;ヒザ)Genu しつ;ひざ Feneis: 398 08

[A01_1_00_036] →(大腿と下腿の間の関節部。)

Patella(膝蓋;ヒザガシラ)Patella しつか;ひざがらし

Posterior part of knee(膝窩;ヒカガミ)Poples しつか;ひかがみ Feneis: 398 11

[A01_1_00_037] →(膝窩は膝関節の後にある菱形のくぼみであって、上内側は半膜様筋と半腱様筋、上外側は大腿二頭筋、下内側は腓腹筋の内側頭、下外側は同じく外側頭と足底筋で境される。疎性結合組織と脂肪組織に埋もれて、神経、血管および膝窩リンパ節がある。そのうち坐骨神経は上方から下ってここで2主枝に分かれ、膝窩動静脈は内転筋管の中を下降した大腿動静脈のつづきで、内転筋腱裂孔から膝窩に入る。これらの血管・神経とその枝の大半はヒラメ筋腱弓の下から屈筋の浅深両層の間に入る。大腿筋膜のこの窩を被う部分を膝窩筋膜といい、下腿後面の皮下を上行する小伏在静脈がこれを貫いて入り膝窩筋膜といい、下腿後面の皮下を上行する小伏在静脈がこれを貫いて入り膝窩静脈に注ぐ。)

Leg(下腿;スネ)Crus かたい;すね Feneis: 398 12

[A01_1_00_038] →(膝と踝の間をいう。)

Anterior surface of leg(前下腿面;前面(下腿の))Facies cruralis anterior; Facies anterior ぜんかたいめん;ぜんめん(かたいの)

Posterior surface of leg(後下腿面;後面;脛側下腿面;脛側面(下腿の))Facies cruralis posterior こうかたいめん;こうめん(かたいの)

Medial surface of leg; Tibial surface of leg(内側下腿面;脛側下腿面)Facies cruralis medialis; Facies cruralis tibialis ないそくかたいめん;けいそくかたいめん

Lateral surface of leg; Fibular surface of leg(外側下腿面;腓側下腿面)Facies cruralis lateralis; Facies cruralis fibularis がいそくかたいめん;ひそくかたいめん

Calf(腓腹;フクラハギ)Sura ひふく;ふくらはぎ Feneis: 398 15

[A01_1_00_039] →(下腿の後部の筋の部分。)

Lateral malleolus(外果;外踝)Malleolus lateralis がいか;そとくるぶし

[A01_1_00_039_1] →(腓骨の下端は肥厚して下方に突出し、特にその外側面を外果とよぶ。外果の先端が下方というよりは後下方を向いている。臨床的には、腓骨の骨折はしばしば見られ、スキー人口の増加とともに外果の骨折が激増している。これはスキーで転んで足首のところで足が強く内反されると、外果窩についている強い靱帯が引っ張られて、外果の先端から約1cm上方の所で外果が簡単に折れてしまう。)

Medial malleolus(内果;脛骨踝)Malleolus medialis ないか;けいこつか Feneis: 048 10

[A01_1_00_039_2] →(脛骨下端の内側部は内果と呼ばれ、生体で皮下によくふれられる。内果のすぐ後方に、これに接して浅い溝が弓状に走るが、これは長趾屈筋の腱が通るところである。)

Foot(足)Pes そく;あし Feneis: 398 17

[A01_1_00_040] →(足根部、中足部および趾(足の指)にわけられる。足根部は足根骨(7個)、中足部は中足骨(5本)、趾は趾骨(14個)が基礎となっている。皮膚節において第四腰神経、第五腰神経、第一仙骨神経のレベル)

Ankle(足根;あしくび;足頚)Tarsus そくこん;あしくび;そくけい Feneis: 050 01, 398 23

[A01_1_00_041] →(ギリシャ語のtarsos(細い枝で編んだかご)に由来する。踵から中足骨までの部分。下腿と関節し足底面が足の後方約1/2の部分で(踵から中足骨までの部分)、7個の足根骨(距骨、踵骨、立方骨、舟状骨および3個の楔状骨)が骨格となっている。)

Heel(踵;カカト)Calx しょう;かかと Feneis: 398 18

[A01_1_00_042] →(解剖学姿勢において足底面で最も後方の部分。)

Metatarsus(中足)Metatarsus ちゅうそく Feneis: 052 16, 398 24

[A01_1_00_043] →(足根と趾骨の間の部分でギリシャ語のmeta(後、間)+tarsos(足の平滑な部分)に由来する。足の約中3分の1の部分で、5個の中足骨が骨格をなす。後方では立方骨と楔状骨、末梢では指節骨と関節をなす)

Dorsum of foot(足背;アシノコウ)Dorsum pedis そくはい;あしのこう Feneis: 398 19

[A01_1_00_045] →(足根部と関節より前方部の上面。)

Sole(足底;アシノウラ)Planta そくてい;あしのうら Feneis: 398 20

[A01_1_00_044] →(足根部の関節より前方部の下面をいう。無毛で通常メラニン色素をもたず、分厚く、体重のかかる部分には皮膚隆線が備わっている。)

Lateral border of foot; Fibular border of foot; Peroneal border of foot(外側縁;腓側縁[足の])Margo lateralis pedis; Margo fibularis pedis がいそくえん;ひそくえん[あしの] Feneis: 398 21

[A01_2_08_026] →(足の外側縁は足の小指と踵の間の足の外側縁。)

Medial border of foot; Tibial border of foot(内側縁;脛側縁[足の])Margo medialis pedis; Margo tibialis pedis ないそくえん;けいそくえん[あしの] Feneis: 398 22

[A01_2_08_027] →(足の内側縁は足の踵から母指に至る足の内側縁。)

Digits of foot; Toes(趾;足の指;アシノユビ)Digiti pedis [I-V] し;あしのゆび;あしのゆび Feneis: 398 25

[A01_2_08_035] →(底側と背側とにわけ、各趾の両側縁は脛骨側、腓骨側と呼ぶ。)

Great toe [I](母趾;母指;第一趾;オヤユビ(足の))Hallux; Digitus primus pedis [I] ぼし;ぼし;だいいちし;おやゆび(あしの) Feneis: 398 26

[A01_2_08_036] →(母趾は足の第一趾。)

Second toe [II](第二趾;第二指(足の))Digitus secundus pedis [II] だい2し;だい2し(あしの) Feneis: 398 27

[A01_2_08_037] →(第二趾は母趾を第1趾とすると第2趾。)

Third toe [III](第三趾;足の第三指)Digitus tertius pedis [III] だい3し;あしのだい3し Feneis: 398 27

[A01_2_08_038] →(第三趾は母趾を第1趾とすると第3趾。)

Fourth toe [IV](第四趾;第四指(足の))Digitus quartus pedis [IV] pedis だい4し;だい4し(あしの) Feneis: 398 27

[A01_2_08_039] →(第四趾は母趾を第1趾とすると第4趾。)

Little toe [V]; Fifth toe [V](小趾;第五趾;小指(足の))Digitus minimus pedis; Digitus quintus pedis [V] しょうし;しょうし;だいごし(あしの) Feneis: 398 28

[A01_2_08_040] →(小趾は母趾を第1趾とすると第5趾。)

Dorsal surface of toes(背側面[趾(指)の])Facies dorsales digitorum はいそくめん[し(し)の] Feneis: 398 28b

[A01_2_08_042] →(趾の背側面は足指の背側面。)

Plantar surface of toes; Plantar surfaces of toes(底側面[趾(指)の])Facies plantares digitorum ていそくめん[し(し)の] Feneis: 398 28a

[A01_2_08_041] →(趾の底面は足指の底面。)

Lateral surface of toes(外側面;腓側縁[趾(指)の])Faceis digitales laterales; Margines fibulares がいそくめん[し(し)の]
Medial surface of toes(内側面;脛側縁[趾(指)の])Facies digitales mediales; Margines tibiales ないそくめん[し(し)の]

Longitudinal arch of foot(縦足弓)Arcus pedis longitudinalis じゅうそくきゅう

[A01_2_08_028] →(縦足弓は体重支持に働く外側部(踵骨→立方骨→第4・5中足骨)と運動時のスプリングとして働く内側部(踵骨→距骨→舟状骨→第1~3中足骨)の両弓から形成される。外側部は小趾弓であり、内側部は母趾弓である。)

Medial part of longitudinal arch of foot(内側縦足弓;内側部(縦足弓の))Pars medialis arci pedis longitudinalis ないそくじゅうそくきゅう;ないそくぶ(じゅうそくきゅうの)

[A01_2_08_030] →(縦束弓の内側部は縦束弓アーチのうち踵骨、距骨、舟状骨、楔状骨、第一~第三中足骨で形成される部分。)

Lateral part of longitudinal arch of foot(外側縦足弓;縦足弓の外側部)Pars lateralis arci pedis longitudinalis がいそくじゅうそくきゅう;じゅうそくきゅうのがいそくぶ

[A01_2_08_029] →(縦束弓の外側部は縦束弓アーチのうち踵骨、立方骨、外側2本の中足骨で形成される部分。内側部より高さが低く可動性も小さい。内側のアーチが移動時衝撃の吸収に働くのに対して外側部は重量の伝送に働く。)

Transverse arch of foot(横足弓)Arcus pedis transversalis おうそくきゅう

Proximal transverse arch of foot(近位横足弓)Arcus pedis transversus proximalis きんいおうそくきゅう

[A01_2_08_031] →(足の横径の弓。足の中足の弓で、舟状骨、楔状骨、立方骨と5個の中足骨により形成される。横足弓は横に引く力によって確保される。その力は後脛骨筋と長腓骨筋が互いに反対方向の力を加えることによる。もし、足の回外筋群(特に下腿三頭筋と後脛骨筋)と回内筋のバランスが乱れ、回内筋群に傾けば腓骨筋群は踵骨をより回内位へと近づけ、扁平足ができる大きな要因となる。2つの腓骨筋は外側縁を挙上する。その拮抗筋は足の内側縁を下制し、足底弓が下がる。)

Distal transverse arch of foot(遠位横足弓)Arcus pedis transversus distalis えんいおうそくきゅう

[A01_2_08_032] →(足の横径の弓。足の中足の弓で、舟状骨、楔状骨、立方骨と5個の中足骨により形成される。横足弓は横に引く力によって確保される。その力は後脛骨筋と長腓骨筋が互いに反対方向の力を加えることによる。もし、足の回外筋群(特に下腿三頭筋と後脛骨筋)と回内筋のバランスが乱れ、回内筋群に傾けば腓骨筋群は踵骨をより回内位へと近づけ、扁平足ができる大きな要因となる。2つの腓骨筋は外側縁を挙上する。その拮抗筋は足の内側縁を下制し、足底弓が下がる。)

Planes and regions(平面と線)Plane et linae へいめんとせん

[A01_2_00_001] →(平面:①二次元上の平らな表面。②特に頭蓋計測や骨盤計測で、軸または2つの特定の点をのばして形成される想像上の面。 線(印、条片、条):解剖学において、色、構造、隆起によって隣接組織から区別される長く細い線または帯。 部位(領域):特定の神経または血管分布をもつ身体の一部、または特定の機能をもつ器官の一部。)

Anterior median line; Anterior midline(前正中線)Linea mediana anterior ぜんせいちゅうせん Feneis: 392 47

[A01_2_00_012] →(前正中線は正中矢状面が体表前面を切る線。)

Sternal line(胸骨線)Linea sternalis きょうこつせん Feneis: 392 48

[A01_2_00_013] →(胸骨線は胸骨の外側縁に沿っておろした垂線。胸骨の両側縁に沿う垂直線で、左右2本がある。)

Parasternal line(胸骨傍線)Linea parasternalis きょうこつぼうせん Feneis: 392 49

[A01_2_00_014] →(胸骨傍線は胸骨線と乳頭線との中間を通る垂直線で、左右2本がある。)

Midclavicular line(鎖骨中線)Linea medioclavicularis さこつちゅうせん Feneis: 392 50

[A01_2_00_015] →(鎖骨中線は鎖骨の中心を通る垂直線で、乳頭線は成人女性では不確定のため、鎖骨の中央を通る鎖骨中線が使用される。)

Mammillary line; Nipple line; Midclavicular line(乳頭線;鎖骨中央線)Linea mammillaris にゅうとうせん;さこつちゅうおうせん Feneis: 392 51

[A01_2_00_016] →(左右各々の乳頭を通る垂直線で2本ある。男性では明確であるが、成人女性では不確定のため、鎖骨中線が使用される。)

Anterior axillary line(前腋窩線)Linea axillaris anterior ぜんえきかせん Feneis: 392 52

[A01_2_00_017] →(前腋窩線は前腋窩ひだからおろした垂線。)

Midaxillary line(中腋窩線;腋窩線)Linea axillaris media ちゅうえきかせん;えきかせん Feneis: 392 53

[A01_2_00_018] →(中腋窩腺は前後腋窩ひだ(線)の中点を通る垂直線。)

Posterior axillary line(後腋窩線)Linea axillaris posterior こうえきかせん Feneis: 392 54

[A01_2_00_019] →(後腋窩腺は後腋窩からおろした垂線。)

Scapular line(肩甲線)Linea scapularis けんこうせん Feneis: 392 55

[A01_2_00_020] →(肩甲線は混肩甲骨の下角から垂直におろした線で、左右がある。)

Paravertebral line(椎骨傍線;脊柱傍腺)Linea paravertebralis ついこつぼうせん;せきちゅうぼうせん Feneis: 392 56

[A01_2_00_021] →(椎骨傍線は椎骨横突起の尖端に対応する垂線で左右がある。脊柱傍線ともいう。)

Posterior median line(後正中線)Linea mediana posterior こうせいちゅうせん Feneis: 394 01

[A01_2_00_022] →(後正中線は正中矢状面が体表後面を切る線。)

Frontal planes; Coronal planes(前頭面;冠状面;前額面)Plana frontalia; Plana coronalia ぜんとうめん;かんじょうめん;ぜんがくめん

[A01_2_00_001] →(矢状面に垂直な鉛直面を前頭面といい、その方向を前頭という。前頭面は無数にあり前額面ともいう。)

Horizontal planes(水平面;横断面)Plana horizontalia すいへいめん;おうだんめん

[A01_2_00_002] →(直立位において地面に平衡な面を水平面といい、その面の方向を水平という。水平面は無数にある。これは正中面と冠状面の両者に直交するような面。)

Transverse planes(横断面)Plana transversalia おうだんめん

Sagittal planes(矢状面)Plana sagittalia しじょうめん

[A01_2_00_003] →(身体を前後に貫く水平線の方向(つまりからだを正面から矢が貫く方向)を矢状といい、この線を含む鉛直面を矢状面という。正中矢状面に平行な全ての面で解剖学的姿勢では垂直面と一致する。)

Median plane; Median sagital plane; Symmetric plane; Midsagittal plane(正中面;正中矢状面;対称面)Planum medianum; Planum sagitalis せいちゅうめん;せいちゅうしじょうめん

[A01_2_00_004] →(縦軸と矢状軸を含む面で、正中矢状面median sagittal planeとも呼ばれ、身体をほぼ等しい半分、すなわち対質antimeresに分ける。したがって対称面symmetric planeともいう)

Paramedian planes(傍正中面)Plana paramediana ぼうせいちゅうめん

[A01_2_00_005] →(正中面に平行な面を傍正中面という。体の正中面より近い物は、より遠い物に対して内側にある。と表現される。逆に、からの正中面により遠い物は、より近い物に対して外側にある、と表現される。)

Transpyloric plane(幽門平面)Planum transpyloricum ゆうもんへいめんAddison's plane Feneis: 394 03

[A01_2_00_007] →(胸骨柄の頚切痕と恥骨結合上縁との中間の高さに相当する人体横断面(第1・2腰椎の椎間板レベル)である。仰臥位および伏臥位では胃の幽門がこの面に位置するが、立位では少し下方になる。)

Subcostal plane(肋骨下平面)Planum subcostale ろくかかへいめん Feneis: 394 02

[A01_2_00_008] →(第10肋軟骨にある左右の肋骨弓の下縁を結ぶ高さの人体横断面を肋骨下平面と呼ぶ(第3腰椎を通るもの)。)

Supracristal plane; Umbilical plane(稜上平面;臍平面)Planum supracristale りょうじょうへいめん;さいへいめん Feneis: 394 04

[A01_2_00_009] →(腸骨稜頂平面ともいう。左右の腸骨稜の最上点を含む人体横断面を稜上平面とよぶ。同平面は第4腰椎の棘突起を横切る。臍の高さでほぼ第4腰椎位に当たる臍平面(umbilical plane)とほぼ一致する。ヤコビの線(Jacoby's line)とよばれ、腰椎穿刺の臍の位置決定に重要視される。 A transverse plane through the highest points of the iliac crest and through the spine of the 4th lumbar vertebra.)

Intertubercular plane(結節間平面)Planum intertuberculare けっせつかんへいめん Feneis: 394 05

[A01_2_00_010] →(左右の腸骨稜結節(上前腸骨棘のすぐ後ろにある腸骨稜からの外側への突出部。)が、結節間平面(第5腰椎レベル)を決める。 A transverse plane through the iliac tubercles which passes through the most lateral projections of the iliac crest. The greatest width of the pelvis lies in this plane (29 cm in female).)

Interspinous plane; Spinous plane(棘間平面)Planum interspinale きょくかんへいめん Feneis: 394 06

[A01_2_00_011] →(左右の触知可能な上前腸骨棘が棘間平面(第2仙椎レベル)を決める。 A transverse plane through the anterior superior iliac spines. The greatest anterior diameter lies in this plane (26 cm in female). It corresponds to Lenzmann's line.)

Regions of human body(人体の部位)Regiones corporis humani じんたいのぶい

[A01_2_01_000] →(人体の体部は体表部位のことでその区分は臨床上重要になる。)

Regions of head(頭の部位;頭部)Regiones capitis あたまのぶい;とうぶ Feneis: 394 09

[A01_2_01_001] →(頭の部位は体表の部位のうちで頭蓋冠に関連する頭蓋に対応する部位で、前頭部、頭頂部、後頭部、側頭部、耳介部、乳突部、顔部からなる。頭と顔は鼻根-眉毛(眼窩上縁)-外耳孔を連ねる体表よりの仮定線で区別される。)

Frontal region(前頭部)Regio frontalis ぜんとうぶ Feneis: 394 10

[A01_2_01_002] →(前頭部は体表の部位のうちでおよそ前頭骨の範囲に相当する部分。前頭骨、額の部分。)

Parietal region(頭頂部)Regio parietalis とうちょうぶ Feneis: 394 11

[A01_2_01_003] →(頭頂部は体表の部位のうち頭頂骨の範囲に相当する部分。)

Occipital region(後頭部;後頭域)Regio occipitalis こうとうぶ;こうとういき Feneis: 394 12

[A01_2_01_004] →(後頭部は後頭骨、外後頭隆起、その下方は頚部(ウナジ)と呼ばれる。)

Temporal region(側頭部)Regio temporalis そくとうぶ Feneis: 394 13

[A01_2_01_005] →(側頭部は体表の部位でおよそ側頭骨の範囲に相当する部分。側頭骨、側頭筋に被われる部分。)

Auricular region(耳介部)Regio auricularis じかいぶ

[A01_2_01_006] →(耳介部は耳介、外耳孔から外耳道。)

Mastoid region(乳様突起部;乳突部)Regio mastoidea にゅうようとっきぶ;にゅうとつぶ

[A01_2_01_007] →(乳様突起部は乳様突起、耳介(外耳孔部)の後下方部。)

Facial region(顔の部位)Regio facialis かおのぶい Feneis: 394 14

[A01_2_01_008] →(顔の部位は頭と顔は鼻根-眉毛(眼窩上縁)-外耳孔を連ねる体表よりの仮定線で区別される。)

Suprapalpebral sulcus; Superior orbitopalpebral sulcus(上眼瞼溝;上眼溝;前頭眼瞼溝;上眼窩眼瞼溝)Sulcus suprapalpebralis; Sulcus frontopalpebralis; Sulcus orbitopalpebralis superior じょうがんけんこう;じょうがんこう;ぜんとうがんけんこう;じょうがんかがんけんこう

Orbital region(眼窩部)Regio orbitalis がんかぶ Feneis: 394 15

[A01_2_01_010] →(眼窩部は眼窩の周辺部。)

Superior palpebral region(上眼瞼部)Regio palpebralis superior じょうがんけんぶ [A01_2_01_010_1]→
Inferior palpebral region(下眼瞼部)Regio palpebralis inferior かがんけんぶ [A01_2_01_010_2]→

Infrapalpebral sulcus; Inferior orbitopalpebral sulcus(下眼瞼溝;下眼溝;眼瞼下溝;瞼頬溝;下眼窩眼瞼溝)Sulcus infrapalpebralis;Sulcus palpebralis inferior; Sulcus palpebromalaris; Sulcus orbitopalpebralis inferior かがんけんこう;かがんこう;がんけんかこう;けんきょうこう;かがんかがんけんこう

[A01_2_01_011] →(下眼瞼下にある溝。)

Palpebromal sulcus(瞼頬溝;瞼鼻溝)Sulcus palpebromalaris; Sulcus palpebronalis けんきょうこう;けんびこう [A01_2_01_011_1]→

Nasal region(鼻部)Regio nasalis びぶ Feneis: 394 16

[A01_2_01_016] →(鼻部は鼻根から鼻尖(鼻骨、鼻軟骨が基礎をなす)。)

Oral region(口部)Regio oralis こうぶ Feneis: 394 17

[A01_2_01_018] →(口部は唇と口を含む顔の部分。)

Superior labial region(上唇部)Regio labialis superior じょうしんぶ [A01_2_01_018_1]→
Inferior labial region(下唇部)Regio labialis inferior かしんぶ [A01_2_01_018_2]→

Mentolabial sulcus(オトガイ唇溝;頤唇溝)Sulcus mentolabialis おとがいこうしんぶ

Mental region(オトガイ部;頤部)Regio mentalis おとがいぶ Feneis: 394 18

[A01_2_01_020] →(オトガイ部は口部の下方(オトガイ隆起)の部分。)

Subhyoid region(舌骨下部)Regio subhyoidea ぜっこつかぶ [A01_2_01_020_1]→
Laryngeal region(喉頭部)Regio laryngea こうとうぶ [A01_2_01_020_2]→
Thyroid region(甲状腺部)Regio thyreoidea こうじょうせんぶ [A01_2_01_020_3]→
Retromandibular region; Retromandibular fossa(下顎後部;下顎後窩)Regio retromandibularis; Fossa retromandibularis かがくこうぶ;かがくこうか [A01_2_01_021]→

Infra-orbital region(眼窩下部)Regio infraorbitalis がんかかぶ Feneis: 394 19

[A01_2_01_012] →(眼窩下部は眼窩の下および鼻の両側に沿った部分。)

Buccal region(頬部)Regio buccalis きょうぶ Feneis: 394 20

[A01_2_01_013] →(頬部は下層にある頬筋にほぼ対応する頬の部分。頬、口腔の外側壁を作る部。頬脂肪体をいれる。)

Parotid region(耳下腺咬筋部)Regio parotideomasseterica じかせんこうきんぶ

[A01_2_01_014] →(耳下腺咬筋部は耳下腺、咬筋。頬部上方から耳介部の前方にわたる部分。)

Zygomatic region(頬骨部)Regio zygomatica きょうこつぶ Feneis: 394 21

[A01_2_01_015] →(頬骨部は胸骨により輪郭をつくられる顔の部位。頬の上の突起。頬骨、頬の上方部の突隆部。)

Nasolabial sulcus(鼻唇溝;鼻口唇溝)Sulcus nasolabialis びしんこう;びこうしんこう

[A01_2_01_017] →(鼻と上唇との間に存在するくぼみ。)

Regions of neck(頚の部位;頚部)Regiones cervicales けいのぶい;けいぶ Feneis: 394 22

[A01_2_02_001] →(頚の部位は局所解剖学的な形の部位で筋肉のへりで境されるような三角領域が多い。後頚三角、前頚三角、顎二腹筋三角、オトガイ下三角は特に重要である。)

Anterior cervical region; Anterior triangle(前頚部;前頚三角)Regio cervicalis anterior, Trigonum cervicale anterius; Trigonum colli anterius ぜんけいぶ;ぜんけいさんかく Feneis: 394 23

[A01_2_02_002] →(前頚三角は胸鎖乳突筋前縁、頚の正中線、下顎体の下縁の3者で境される。これの天井をなすものは左右の胸鎖乳突筋をつなぐ外頚筋膜であり、床をなすものは頚部脊柱、椎前筋膜で被われた椎前筋群である。さらに顎下三角、オトガイ三角、頚動脈三角、筋三角に分けられる。)

Median cervical region(中頚部)Regio cervicalis media [A01_2_02_002a]→
Submandibular triangle(顎下三角)Trigonum submandibulare がくかさんかく Feneis: 394 24

[A01_2_02_003] →(顎下三角は下顎底の直下で左右にある三角形状のくぼみで、前方および後下方を顎二腹筋で、上方を下顎で境される部位。ここに顎下腺・顎下リンパ節があり、顔面動静脈、舌下神経、舌神経が走る。)

Carotid triangle(頚動脈三角)Trigonum caroticum けいどうみゃくさんかく Feneis: 394 25

[A01_2_02_004] →(頚動脈三角は顎下三角の下方で舌骨(あるいは甲状軟骨上縁)の高さで、気管の両側にある長い三角形状のくぼみである。その中央辺は総頚動脈が甲状軟骨の上縁の高さで内、外頚動脈に分岐する位置に相当し(頚動脈分岐部)、強い拍動がふれられる。頚動脈はさらに上甲状腺動脈・上行咽頭動脈・舌動脈・顔面動脈に分岐する。)

Submental triangle(オトガイ下三角;頤下三角)Trigonum submentale おとがいかさんかく Feneis: 394 27

[A01_2_02_006] →(オトガイ下三角は舌骨の上方で、顎二腹筋の前腹の内側にある。舌骨体と顎二腹筋の前腹および正中線とによって囲まれる。顎舌骨筋が床をなす。左右のオトガイ下三角を合わせ、非対性のオトガイ下三角とする場合もある。リンパ節(オトガイ下リンパ節)がある。)

Hyoid region(舌骨部)Regio hyoidea ぜっこつぶ [A01_2_02_006_1]→
Muscular triangle; Omotracheal triangle; Middle neck region(筋三角;肩甲気管三角;頚正中部)Trigonum musculare; Trigonum omotracheale きんさんかく;けんこうきかんさんさく Feneis: 394 26

[A01_2_02_005] →(筋三角は前頚三角の下部にある。胸鎖乳突筋前縁、肩甲舌骨筋と正中線で囲まれる三角。前頚静脈がほぼ垂直に下走する。そのほかに、舌骨下筋(胸骨舌骨筋・胸骨甲状筋など)、浅頚リンパ節がある。また、甲状腺があり、器官・食道に達する経路にもなる。)

Sternocleidomastoid region(胸鎖乳突筋部)Regio sternocleidomastoidea きょうさにゅうとつきんぶ Feneis: 394 28

[A01_2_02_007] →(胸鎖乳突筋部は小鎖骨上窩を含む胸鎖乳突筋をおおう部分。乳様突起から前下方に、胸骨鎖骨内側端部に走る隆起部。)

Lesser supraclavicular fossa(小鎖骨上窩)Fossa supraclavicularis minor しょうさこつじょうか Feneis: 394 29

[A01_2_02_008] →(胸鎖乳突筋の起始部である胸骨頭と鎖骨頭との間にみられる小窩。)

Lateral cervical region; Posterior triangle(外側頚三角部;後頚三角)Regio cervicalis lateralis; Trigonum cervicale posterius; Trigonum colli laterale がいそくけいさんかくぶ;こうけいさんかく Feneis: 394 30

[A01_2_02_009] →(外側頚三角は鎖骨の中3/1と胸鎖乳突筋の後縁と僧帽筋の前縁とにはさまれた広い三角形部で、その底辺は鎖骨の直上で深いくぼみを作り、大鎖骨上窩と呼ばれる。後頚三角では、後半棘筋、頭板状筋、肩甲挙筋、中・前斜角筋などが底を作る。後頚三角には、外頚静脈・胸管(左側の三角の下内側)・頚リンパ節・副神経・頚神経叢の枝・腕神経叢がある。後頚三角はさらにさらに肩甲舌骨筋の下腹によって上・下の2部に分かれ、上部を後頭三角、下部を肩甲舌骨三角または肩甲鎖骨三角という。大・小鎖骨上窩は鎖骨下動・静脈の通過位に当たる。)

Omoclavicular triangle; Greater supraclavicular fossa(肩甲鎖骨三角;大鎖骨上窩)Trigonum omoclaviculare; Fossa supraclavicularis major けんこうさこつさんかく;だいさこつじょうか Feneis: 394 31

[A01_2_02_010] →(大鎖骨上窩は胸鎖乳突筋の鎖骨頭(起始部)と肩甲舌骨筋の下腹および鎖骨との間にはさまれるくぼんだ領域で、肩甲鎖骨三角とも呼ばれる。この部で鎖骨下動脈を第一肋骨にむかって圧迫することにより、その血流を阻止できるので、臨床的には上肢の止血点として応用される。また、この部の深部にある鎖骨上リンパ節はウィルヒョウのリンパ節(Virchow' lymph node)としてしられるもので、胃癌などの転移の際には腫大して触診される。)

Posterior cervical region(後頚部;項部;ウナジ)Regio cervicalis posterior; Regio colli posterior こうけいぶ;こうぶ;うなじ Feneis: 394 32

[A01_2_02_012] →(乳様突起から肩峰に引いた線の後方部で、皮下には僧帽筋が走る。)

Nuchal fovea; Nape fossa(項窩)Fovea nuchae こうか [A01_2_02_012a]→

Pectoral regions(胸の部位)Regiones pectorales むねのぶい

Anterior and lateral thoracic regions(前・側胸部;胸の部位)Regiones thoracicae anteriores et laterales; Regiones pectoris まえ・そくきょうぶ Feneis: 394 33 [A01_2_03_001]

Presternal region; Anterior pectoral region(胸骨前部;前胸部)Regio presternalis; Regio pectoris anterior きょうこつぜんぶ Feneis: 394 34

[A01_2_03_002] →(胸骨前部は体表の部位で胸骨表面に相当する部。)

Sternal region(胸骨部)Regio sternalis きょうこつぶ [A01_2_03_002a]→
Clavicular region(鎖骨部)Regio clavicularis さこつぶ [A01_2_03_002b]→
Acromial region(肩峰部)Regio acromialis けんぽうぶ [A01_2_03_002c]→

Infraclavicular fossa(鎖骨下窩;鎖骨下部;モーレンハイム窩)Fossa infraclavicularis; Regio infraclavicularis さこつかか;もーれんはいむかMohrenheim's fossa Feneis: 394 35

[A01_2_03_003] →(鎖骨の直下。大胸筋の鎖骨部が走る。三角筋胸筋三角を作る。)

Clavipectoral triangle; Deltopectoral triangle; Clavipectoral trigone; Deltopectoral groove(鎖胸三角;三角筋胸筋三角;三角筋胸筋溝)Trigonum clavipectorale; Trigonum deltopectorale; Sulcus deltoideopectoralis さきょうさんかく;さんかくきんきょうきんさんかく Feneis: 394 36

[A01_2_03_004] →(鎖骨下部にみられるくぼみで、大胸筋と三角筋との間につくられる。上肢の主要な浅静脈(皮静脈)である橈側皮静脈はここから深部に向かい腋窩静脈に注ぐ。)

Infraclavicular region(鎖骨下部)Regio infraclavicularis さこつかぶ

[A01_2_03_004a]→

Pectoral region(胸筋部)Regio pectoralis きょうきんぶ Feneis: 394 37

[A01_2_03_005] →(胸筋部は胸部にあって大胸筋の存在する範囲で胸外側部、乳房部、乳房下部に分かれる。)

Lateral pectoral region; Lateral thoracic region(外側胸筋部;外側胸部;側胸部)Regio pectoralis lateralis; Regio thoracica lateralis がいそくきょうきんぶ [A01_2_03_006]

Mammary region(乳房部)Regio mammaria にゅうぼうぶ Feneis: 394 38

[A01_2_03_007] →(乳房部は乳房(大胸筋がその底にある)を含む胸部。)

Inframammary region(乳房下部)Regio inframammaria にゅうぼうかぶ Feneis: 394 39

[A01_2_03_008] →(乳房下部は胸部のうちで乳房線の下で第12肋骨の下縁より上の胸部。)

Axillary region(腋窩部)Regio axillaris えきかぶ Feneis: 394 40

[A01_2_03_009] →(腋窩部は前方は大胸筋、後方は広背筋の縁に囲まれる陥没部で、腋窩を作る。多数のリンパ節をいれている。)

Axillary fossa(腋窩;ワキノシタ)Fossa axillaris えきか;わきのした Feneis: 394 41

[A01_2_03_010] →(腋窩は上肢と体幹の間で肩関節の下方にあるドーム形の皮膚の陥凹部。前壁を前腋窩ヒダといい、これは大胸筋によってつくられ、後壁は後腋窩ヒダで、広背筋によってつくられる。内側壁は、上位肋骨外側面とこれをおおう前鋸筋によって占められ、外側壁には上腕二頭筋短頭と烏口腕筋がある。頚部から上肢に向かう主要な血管・神経(腋窩動静脈、腕神経叢)の通路をなすと同時に、脂肪組織に埋もれて多数のリンパ節がある。)

Abdominal regions; Regions of the abdomen(腹の部位)Regiones abdominales はらのぶい Feneis: 396 01

[A01_2_04_001] →(腹の部位は腹の局所解剖学的細分で幽門横断面、棘間面、鎖骨中央面によって仕切られる左右肋下部・左右側腹部・左右鼠径部、不対の上骨部・臍部・恥骨部である。左右の肋骨弓の最低点を結ぶ横線と、左右の上前腸骨棘を結ぶ横線の2本により、上、中、下腹部の3部に区分される。上、中、下腹部はさらに腹直筋の外側縁に沿う左右の2本の縦線よりそれぞれ3部にわけられるので、腹部は全体として9部に分けられる。臨床区分では臍平面と前正中線を基準に右上1/4分画、右下1/4分画、左上1/4分画、左下1/4分画の4区分に分けている。)

Anterior abdominal region(上腹部)Regio abdominis anterior; Regio abdominis cranialis [A01_2_04_001a]→

Hypochondrium; Hypochondriac region(下肋部)Hypochondrium; Regio hypochondriaca かろくぶ Feneis: 396 02

[A01_2_04_002] →(左、右の乳房下部から肋骨弓までの間、体表からは肋骨がふれられ、胸部に属する部位であるが、実際には横隔膜円蓋のの高さに応じる腹腔の上方領域である。旧名は季肋部である。)

Epigastric region; Epigastric fossa(上胃部;ミズオチ)Epigastrium; Regio epigastrica; Fossa epigastrica; Scrobiculus cordis じょういぶ;じょうふくぶ;じょうふくか;じょういか;しんかぶ;みずおち Feneis: 396 03

[A01_2_04_003] →(中央辺で左右の肋骨弓にはさまれる部。)

Media abdominal region; Mesogastric region(中腹部;中胃部)Regio abdominis media; Regio mesogastrica ちゅうふくぶ [A01_2_04_003a]→

Flank; Lateral region of abdomen(側腹;脇腹;側腹部)Latus; Regio lateralis そくふくぶ;わきばら Feneis: 396 04

[A01_2_04_004] →(乳頭線の外側部で、幽門平面と結節間平面の間の部。)

Umbilical region; Umbilicus(臍部;臍)Umbilicus; Regio umbilicalis; Omphalion さいぶ;へそ Feneis: 396 05

[A01_2_04_005] →(腹壁の中心にあり、胎盤と胎児をむすぶ臍帯の痕跡。臍部は臍の周りの腹部の中心。乳頭線の内側で、幽門平面と結節平面の間の部。)

Groin; Inguinal region(鼡径部;鼡径)Inguen; Regio inguinalis そけいぶ;そけい Feneis: 396 06

[A01_2_04_006] →(体表区分の1つで結節間平面と鼡径靱帯の間で乳頭線の外側部で三角部をなす。皮膚節において第十二胸神経のレベル)

Pubic region; Hypogastric region(恥骨部;下腹部)Hypogastrium; Regio pubica ちこつぶ;かふくぶ Feneis: 396 07

[A01_2_04_007] →(恥骨部は臍部の下の下腹の中心部。恥丘より上方の部分。結節間平面と鼡径靱帯の間で乳頭線の内側の部。)

Inferior abdominal region; Hypogastrical region(下腹部)Regio abdominis inferior; Regio hypogastrica [A01_2_04_007a]→

Regions of back(背の部位;背部)Regiones dorsales; Regiones dorsi せのぶい;はいぶ Feneis: 396 08

[A01_2_05_001] →(背の部位は体表の部位のうち体幹の背面にある部位で、脊柱部、仙骨部、肩甲部、肩甲下部、腰部からなる。)

Vertebral region(脊柱部)Regio vertebralis せきちゅうぶ Feneis: 396 09

[A01_2_05_002] →(脊柱部は脊柱に対応する背の中心部。脊柱に沿い、項部から腰部にわたる。)

Interscapular region(肩甲間部)Regio interscapularis けんこうかんぶ

[A01_2_05_002a]→

Suprascapular region(肩甲上部)Regio suprascapularis けんこうじょうぶ

[A01_2_05_002b]→

Sacral region(仙骨部)Regio sacralis せんこつぶ Feneis: 396 10

[A01_2_05_003] →(仙骨部は仙骨をおおう背の部位。脊柱部下端の左右の臀部の間は仙骨部とよばれる。)

Coccygeal foveola(尾骨窩;尾骨小窩)Foveola coccygea びこつか;びこつしょうか Feneis: 386 07

[A01_2_05_004] →(尾骨尖部近くにある皮膚の陥凹。皮膚への胚神経管の付着部であることを示している。)

Scapular region(肩甲部)Regio scapularis けんこうぶ Feneis: 396 11

[A01_2_05_005] →(肩甲部は肩甲骨に相当する背の部位。)

Auscultatory triangle; Triangle of auscultation(聴診三角)Trigonum auscultationis ちょうしんさんかく

[A01_2_05_006] →(僧帽筋の下外側縁と、肩甲骨の内側縁と、広背筋の上縁とで形成される三角形は、聴診三角と呼ばれれる。この三角形の肩甲骨よりの所に大菱形筋の肩甲骨への停止の一部が見える。)

Infrascapular region(肩甲下部)Regio infrascapularis けんこうかぶ Feneis: 396 12

[A01_2_05_007] →(肩甲下部は脊柱部の両側で肩甲骨の下、腰部の上にある背の部分。)

Lumbar region(腰部;腰)Regio lumbaris; Lumbus ようぶ Feneis: 396 13

[A01_2_05_008] →(腰部は脊柱部の外側で、最下位の肋骨と腸骨稜とにかこまれる部で、臀部の上方にあたる。筋隆起部として触れられるが、その浅部は脊柱起立筋、深部は腰方形筋である。)

Lumbar triangle(腰三角)Trigonum lumbale; Trigonum lumbare ようさんかく

 

Perineal region(会陰の部位;会陰部;会陰三角)Regio perinealis えいんのぶい;えいんぶ;えいんさんかく Feneis: 396 15

[A01_2_06_001] →(会陰部は肛門部と泌尿生殖部を含む骨盤下口をおおう部分。肛門部を肛門三角Anal triangleとよび、尿生殖部を尿生殖三角Urogenital triangleということから会陰三角とよぶことがある。)

Anal triangle; Anal region(肛門部;肛門三角)Regio analis こうもんぶ;こうもんさんかく Feneis: 396 16

[A01_2_06_002] →(肛門三角は後方を尾骨先端により、また両側方を坐骨結節および仙結節靱帯(大臀筋下縁と重なる)により境される。肛門、すなわち肛門管下口は正中線上に存在し、その両側に坐骨直腸窩がある。肛門周囲の皮膚には下直腸神経が分布する。また、肛門周囲の皮膚からのリンパは内側浅鼡径リンパ節へと流出する。)

Urogenital triangle; Urogenital region(尿生殖部;尿生殖三角;尿生殖器部)Regio urogenitalis にょうせいしょくぶ;にょうせいしょくさんかく;にょうせいしょくきぶ Feneis: 396 17

[A01_2_06_003] →(尿生殖三角は左右の坐骨結節をむすぶ線の前方部で泌尿器官を囲む周辺部部域。この領域の浅筋膜のうち脂肪層(キャンパー筋膜)は坐骨直腸窩内の脂肪層に接続するものであり、同時に大腿皮下の浅筋膜にも移行する。陰嚢では脂肪層が平滑筋層(肉様膜)で置き換えられている。肉様膜は寒冷刺激に応じて収縮し、陰嚢皮膚の表面積を減少させる。尿生殖三角線筋膜のうち線維層(コールス筋膜)は後方では尿生殖隔膜後縁に付着し、外側方では恥骨弓の辺縁に付着するほか、前方では前腹壁浅筋膜の線維層(スキャルパ筋膜)へと移行する。このような尿生殖三角浅筋膜の線維層は陰茎あるいは陰核の部位では管状の鞘構造をとり、また陰嚢あるいは大陰唇の部位では著明な1層をなす。浅会陰隙とは、下方を会陰線筋膜の線維層で境され、上方を尿生殖隔膜で境されるような隙間のことである。この隙間は後方では隙間の上壁と下壁がたがいに癒着する形で閉じられ、外側方でも隙間の上壁と下壁が恥骨弓辺縁部に付着する形で閉じられている。しかし浅会陰隙はその前方部で前腹壁浅筋膜と前腹壁筋の間の隙間と自由に交通する。)

Pudendal region(陰部;外陰部)Regio pudendalis いんぶ;がいいんぶ [A01_2_06_003a]→

Regions of upper limb(上肢の部位)Regiones membri superioris じょうしのぶい Feneis: 396 18

[A01_2_07_001] →(上肢の部位は体表のぶいのうち上にある部位で、三角筋部(肩甲部)、上腕部、肘部、前腕部、手根部、手の部位からなる。)

Deltoid region(三角筋部)Regio deltoidea さんかくきんぶ Feneis: 396 19

[A01_2_07_002] →(三角筋、肩の丸みをつくる隆起部。)

Brachial region(上腕部)Regio brachialis じょうわんぶ Feneis: 396 20

[A01_2_07_003] →(上腕部は上腕骨を中心に、肩関節から肘関節までの間。前上腕部と後上腕部および内側面(=尺側面)、外側面(=橈側面)とに区分する。日本語による解剖学用語にはRegio(部)を省いてある。)

Anterior region of arm(前上腕部;上腕前部)Regio brachii anterior; Regio brachialis anterior ぜんじょうわんぶ;じょうわんぜんぶ Feneis: 396 21

[A01_2_07_004] →(前上腕部は上腕の前面(掌側面)部。)

Posterior region of arm(後上腕部;上腕後部)Regio brachii posterior; Regio brachialis posterior こうじょうわんぶ;じょうわんこうぶ Feneis: 396 22

[A01_2_07_007] →(後上腕部は上腕の後面(背側面)部。)

Quadrangular space; Quadrilateral space; Lateral axillary hiatus(四角間隙;外側腋窩裂孔;外側腋窩隙)Hiatus axillaris lateralis しかくかんげき;がいそくえきかれっこう;がいそくえきがげき

[A01_2_07_007_1]→大円筋・小円筋・上腕三頭筋の長頭および上腕骨で囲まれる四角形の間隙で、肩甲回旋動静脈および腋窩神経が通過する。

Triangular space; Medial axillary hiatus(三角間隙;内側腋窩裂孔;内側腋窩隙)Hiatus axillaris medialis さんかくかんげき;ないそくえきかれっこう;ないそくえきかげき

[A01_2_07_007_2]→大円筋・小円筋・上腕三頭筋の長頭で囲まれた三角形の間隙で、肩甲回旋動静脈が通過する。

Lateral bicipital groove; Lateral bicipital sulcus(外側二頭筋溝;橈側二頭筋溝)Sulcus bicipitalis lateralis; Sulcus bicipitalis radialis がいそくにとうきんこう;とうそくにとうきんこう Feneis: 396 27

[A01_2_07_005] →(外側二頭筋溝は上腕二頭筋内縁及び上腕筋内縁を境界付ける腕内側の縦溝。橈骨側にあるので橈側二頭筋溝ともよばれる。)

Medial bicipital groove; Medial bicipital sulcus(内側二頭筋溝;尺側二頭筋溝)Sulcus bicipitalis medialis; Sulcus bicipitalis ulnaris ないそくにとうきんこう;しゃくそくにとうきんこう Feneis: 396 28

[A01_2_07_006] →(内側二頭筋溝は上腕二頭筋と上腕筋の間の境となる上腕内側の縦溝。尺骨側にあるので尺側二頭筋溝ともよばれる。)

Cubital region(肘部;肘;ヒジ)Regio cubitus ちゅうぶ;ちゅう;ひじ Feneis: 396 23

[A01_2_07_008] →(肘関節部。前面の窪みは肘窩であり、後面の突隆は肘頭である。日本語による解剖学用語にはRegio(部)を省いてある。)

Anterior region of elbow(前肘部;前肘面;肘前部)Regio cubitalis anterior ぜんちゅうぶ;ぜんちゅうめん;ちゅうぜんぶ Feneis: 396 24

[A01_2_07_009] →(肘前部は肘窩を含めて肘の前面。)

Posterior region of elbow(後肘部;肘後部)Regio cubitalis posterior こうちゅうぶ;ちゅうこうぶ Feneis: 396 25

[A01_2_07_011] →(肘後部は肘の後部あるいは背部。)

Region of olecranon(肘頭部)Regio olecrani ちゅうとうぶ [A01_2_07_011a]→
Cubital fossa(肘窩)Fossa cubitalis ちゅうか Feneis: 396 26

[A01_2_07_010] →(肘関節部の前面のくぼみ。)

Antebrachial region(前腕部)Regio antebachialis ぜんわんぶ Feneis: 396 29

[A01_2_07_012] →( 前腕部は肘部から手根部までの部位。)

Anterior region of forearm; Anterior antebrachial region(前前腕部)Regio antebrachii anterior; Regio antebrachialis anterior ぜんぜんわんぶ Feneis: 396 30

[A01_2_07_013] →(前前腕部は前腕前面で橈側縁と尺側縁の間の部分。)

Posterior region of forearm; Posterior antebrachial region(後前腕部;前腕後部)Regio antebrachii posterior; Regio antebrachialis posterior こうぜんわんぶ;ぜんわんこうぶ Feneis: 396 31

[A01_2_07_014] →(後前腕部は前腕の後部、背面。)

Hand region(手部)Regio manus しゅぶ Feneis: 396 37

[A01_2_07_017] →(手の部位を手根部、中手部および指にわける。手根部は手根骨(8個)、中手部は中手骨(5本)、指は指骨(14個)が基礎をなす。日本語による解剖学用語にはRegio(部)を省いてある。)

Carpal region(手根部)Regio carpalis しゅこんぶ Feneis: 396 34

[A01_2_07_018] →(腕と手の間の接合部。8個の手根骨からなる。体表解剖学的には手根部で、掌側の皮膚に3本の横走するシワがみられる。近位側から近位手根線proximal wrist crease、中間手根線middle wrist creaseおよび遠位手根線distal wrist creaseと呼ばれ、手根の関節の運動によって生じるシワ(屈曲線)である。遠位手根線が最も最も明瞭で、その尺側に豆状骨を、頭側で舟状骨を触れる。特に舟状骨結節は手掌の母指球のすぐ近位側に明瞭に触れ、とくに手根を背側に屈曲すると、突隆して体表から見ることもできる。日本語による解剖学用語にはRegio(部)を省いてある。)

Anterior region of wrist(前手根部;手根前部)Regio carpalis anterior ぜんしゅこんぶ;しゅこんぜんぶ Feneis: 396 35

[A01_2_07_019] →(手根前部は手首の掌側面。)

Posterior region of wrist(後手根部;手根後部)Regio carpalis posterior こうしゅこんぶ;しゅこんこうぶ Feneis: 396 36

[A01_2_07_020] →(後手根部は手根の後面(背側面)部。)

Metacarpal region(中手部)Regio metacarpalis ちゅうしゅぶ Feneis: 396 42

[A01_2_07_025] →(中手部は5本の中手骨を基礎とする。)

Dorsum of hand(手背部)Regio dorsalis manus しゅはいぶ Feneis: 396 38

[A01_2_07_021] →(手根部と中手部の背面。)

Palm; Palmar region(手掌部)Palma; Vola; Regio palmaris manus しゅしょうぶ Feneis: 396 39

[A01_2_07_022] →(手根部と中手部の前面を合わせていう。)

 

Regions of lower limb(下肢の部位)Regiones membri inferioris かしのぶい Feneis: 398 01

[A01_2_08_001] →(下肢の部位は体表の部位のうち下肢にある部位で、臀部、大腿部、膝部、下腿部、足根部、足部からなる。)

Gluteal region(殿部;臀部)Regio glutealis でんぶ Feneis: 398 02

[A01_2_08_002] →(臀部は仙骨部の両側を走る臀筋群の部分。臀筋群の下縁よりやや下方は臀溝を作り大腿部との境となる。)

Hip region; Coxal region(寛骨部;股関節部)Regio coxae かんこつぶ;こかんせつぶ Feneis: 398 03a

[A01_2_08_005] →(寛骨、股関節部は自由下肢骨と胴骨との間に介在する骨で、背側部の腸骨、腹側部の恥骨と坐骨からなる。成人(おとな)ではこれら3骨は互いに癒合し、1対の寛骨を形成する。寛骨の外面中央部の寛骨臼で大腿骨の大腿骨頭と、後上方部のの腸骨耳状面で仙骨の耳状面と関節で結合している。また、左右の寛骨は、恥骨の前下端で線維軟骨によって互いに連絡している。)

Femoral region(大腿部)Regio femoris だいたいぶ Feneis: 398 04

[A01_2_08_006] →(大腿部は大腿骨を中心に股関節から膝関節までの部分。前大腿部と後大腿部および内側面(=脛側面)、外側面(=腓側面)とに区分する。)

Anterior region of thigh; Anterior femoral region(前大腿部;大腿前部)Regio femoris anterior ぜんだいたいぶ;だいたいぜんぶ Feneis: 398 05

[A01_2_08_007] →(大腿前部は大腿三角を含む大腿の前部。)

Femoral triangle(大腿三角)Trigonum femorale だいたいさんかく Feneis: 398 06

[A01_2_08_008] →(鼡径靱帯が上辺、縫工筋が外側辺、長内転筋が内側辺の三角。)

Subinguinal fossa; Subinguinal region(鼡径下窩;鼡径下部)Fossa subinguinalis; Regio subinguinalis そけいかか

[A01_2_08_008a]→

Posterior region of thigh; Posterior femoral region(後大腿部;大腿後部)Regio femoris posterior こうだいたいぶ;だいたいこうぶ Feneis: 398 07

[A01_2_08_009] →(後大腿部は大腿部の後面(背側面)部。)

Knee region(膝部)Regio genus しつぶ Feneis: 398 08

[A01_2_08_010] →(膝関節部。前面の高まりは膝蓋骨であり、後面のくぼみは膝窩である。)

Anterior region of knee(前膝部)Regio genus anterior ぜんしつぶ Feneis: 398 09

[A01_2_08_011] →(前膝部は膝の前面。)

Patellar region(膝蓋部)Regio patellaris しつがいぶ

[A01_2_08_011a]→

Posterior region of knee(後膝部;膝後部)Regio genus posterior こうしつぶ;しつこうぶ Feneis: 398 10

[A01_2_08_012] →(後膝部は膝窩を含む膝の後面(背側面)部。)

Popliteal fossa(膝窩;ヒカガミ)Fossa poplitea しつか;ひかがみ Feneis: 398 11

[A01_2_08_013] →(膝窩は膝関節の後にある菱形のくぼみであって、上内側は半膜様筋と半腱様筋、上外側は大腿二頭筋、下内側は腓腹筋の内側頭、下外側は同じく外側頭と足底筋で境される。疎性結合組織と脂肪組織に埋もれて、神経、血管および膝窩リンパ節がある。そのうち坐骨神経は上方から下ってここで2主枝に分かれ、膝窩動静脈は内転筋管の中を下降した大腿動静脈のつづきで、内転筋腱裂孔から膝窩に入る。これらの血管・神経とその枝の大半はヒラメ筋腱弓の下から屈筋の浅深両層の間に入る。大腿筋膜のこの窩を被う部分を膝窩筋膜といい、下腿後面の皮下を上行する小伏在静脈がこれを貫いて入り膝窩筋膜といい、下腿後面の皮下を上行する小伏在静脈がこれを貫いて入り膝窩静脈に注ぐ。)

Leg region(下腿部)Regio cruris かたいぶ Feneis: 398 12

[A01_2_08_014] →(下腿部は脛骨と腓骨。大腿と同様に前面の前下腿部と後面の後下腿部および内側(脛側)面、外側(腓骨)面とに分けられる。)

Anterior region of leg(前下腿部;下腿前部)Regio cruris anterior ぜんかたいぶ;かたいぜんぶ Feneis: 398 13

[A01_2_08_015] →(下腿前部は下腿前面のうち膝から足首までの部分。)

Posterior region of leg(後下腿部;下腿後部)Regio cruris posterior こうかたいぶ;かたいこうぶ Feneis: 398 14

[A01_2_08_016] →(後下腿部は下腿部の後面(背側面)部。)

Sural region(腓腹部)Regio surae ひふくぶ Feneis: 398 15

[A01_2_08_017] →(腓腹部は脚の非腹部。膝の下方後側の筋のふくらみで、主に腓腹筋とヒラメ筋の筋腹からなる。後下腿部で俗にフクラハギと呼ばれる筋肉の隆起は腓腹部(腓腹筋)である。)

Lateral malleolar region(外果部;外踝部;脛骨顆部;腓側踝部)Regio malleolaris lateralis がいかぶ;ひこつかぶ;ひそくかぶ

[A01_2_08_017c]→

Medial malleolar region(内果部;内踝部;脛骨踝部;脛側踝部)Regio malleolaris medialis ないかぶ;けいこつかぶ;けいそくかぶ

[A01_2_08_017d]→

Anterior talocrural region; Anterior ankle region(前距腿部)Regio talocruralis anterior ぜんきょたいぶ Feneis: 398 16

[A01_2_08_018] →(前距腿部は距腿関節の前部。)

Posterior talocrural region; Posterior ankle region(後距腿部)Regiones talocruralis posterior こうきょたいぶ Feneis: 398 16

[A01_2_08_019] →(後距腿部は距腿関節の後面(背側面)部。)

Lateral retromalleolar region(外果後部;外踝後部;腓側踝後部)Regio retromalleolaris lateralis; Regio retromalleolaris fibularis がいかこうぶ;ひそくかこうぶ

[A01_2_08_020] →(外踝後部は腓骨外果の後部。)

Medial retromalleolar region(内果後部;内踝後部;脛骨踝後部)Regio retromalleolaris medialis; Regio retromalleolaris tibialis ないかこうぶ;けいこつかこうぶ

[A01_2_08_021] →(内踝後部は脛骨内果の後部。)

Foot region(足部)Regio pedis そくぶ Feneis: 398 17

[A01_2_08_022] →(足部は足根部、中足部および趾に分けられる。足根部は足根骨(7個)、中足部は中足骨(5本)、趾は趾骨(14個)が基礎となっている。)

Ankle region(足根部;足頚部;距腿部;あしくび)Regio tarsalis そくこんぶ;そくけいぶ;きょうたいぶ;あしくび Feneis: 398 23

[A01_2_08_033] →(足根部は下肢のうち下腿と足の間の部分で7個の足根骨が基礎になっている。)

Heel region(踵部;ショウブ)Regio calcanea しょうぶ;しょうぶ Feneis: 398 18

[A01_2_08_023] →(踵部は踵骨に相当した足の後方部。後端部は踵(カカト)である。)

Metatarsal region(中足部)Regio metatarsalis ちゅうそくぶ Feneis: 398 24

[A01_2_08_034] →(中足部は5本の中足骨が基礎になっている。)

Dorsum of foot; Dorsal region of foot(足背部;足背)Dorsum pedis; Regio dorsalis pedis そくはいぶ;そくはい Feneis: 398 19

[A01_2_08_024] →(足根部の関節より前方部の上面を言う。)

Sole; Plantar region; Sole of foot(足底部;足底)Planta; Regio plantaris そくていぶ;そくてい Feneis: 398 20

[A01_2_08_025] →(足根部の関節より前方部の下面をいう。無毛で通常メラニン色素をもたず、分厚く、体重のかかる部分には皮膚隆線が備わっている。)

Dorsal regions of fingers of foot(趾背部)Regiones dorsales digitorum pedis しはいぶ

[A01_2_08_025c]→

Plantar regions of fingers(趾の底側部)Regiones plantares digitorum pedis しのていそくぶ

[A01_2_08_042b]→

最終更新日: 16/07/21

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